ファイアーエムブレム/ティアリングサーガ


▼ファイアーエムブレムシリーズ/ティアリングサーガシリーズ(


▼ファイアーエムブレムシリーズ汎用

【赤と緑 (FE)】
【エクスカリバー (FE)】
【FE・TS裁判】
【FEの弓兵】
【斧(FE)】
【火事場泥棒】
【玉座 (FE/TS)】
【キラーボウ】
【銀の斧】
【下馬システム】*
【索敵マップ】
【支援会話】
【死んだら生き返らない】
【ソードキラー】
【ソルジャー】
【体格 (FE)】
【デビルアクス】
【トライアングルアタック】
【ドラゴンナイト】
【バカ兄貴】
【ビグル】
【ファイアーエムブレム】
【ファイアーエムブレムシリーズ】
【ファイアーエムブレムのテーマ】
【ファルシオン (FE)】
【ペガサス3姉妹】
【ペガサスナイト】
【負け数】
【魔女(FE/TS)】
【マスターソード】
【マムクート】
【味方の死、永遠の別れ】
【勇者(FE)】
【流星剣】
【ロード (FE)】
【ロールプレイングシミュレーション】
【○○バスター (FE)】

▼ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣+紋章の謎(リメイク新も含む)

【アゲインの杖】
【アベル】
【アラン】
【アンリの道】
【ウォレン】
【オグマ】
【カイン】
【カシム】
【カジュアルモード】
【カミュ】
【サジマジバーツ】
【シーダ】
【シーマ】
【ジェイガン】
【シェイバー】
【ジョルジュ】
【と…ゆだんさせといて…ばかめ…死ね!!!】
【トラース】
【ナバール】
【ニーナ】
【バーサーカー(FE)】
【ビラク】*
【ファイアーエムブレム 紋章の謎】
【マルス】
【ミネルバ】
【メディウス】
【リフ】
【レナ(FE)】

▼ファイアーエムブレム外伝

【アルバイン・アルム・ルドルフ】
【セリカ】
【ドーマ】
【バルボ】
【ファイアーエムブレム外伝】
【村人(FE)】
【リゲルの村】

▼ファイアーエムブレム 聖戦の系譜+トラキア776

【アーダン】
【あなたたちはケダモノです】
【アルヴィス】
【イシュタル】
【イチイバル】
【エーディン】
【オイフェ】
【オーシン】
【固い、強い、おそい】
【可愛いやつ】
【兄弟アタック】
【グングニル(FE)】
【ゲラルド】
【コルータ】
【サイアス】
【シグルド】
【死神兄妹】
【シャナン】
【十二魔将】
【上策】
【スワンチカ】
【世界ひろし】
【セリス】
【追撃必殺係数】
【トラバント(FE)】
【疲労(FE)】
【ファイアーエムブレム聖戦の系譜】
【ファイアーエムブレムトラキア776】
【ファイアー“詰め”エムブレム】
【フィン】
【フォルアーサー】
【フォルセティ】
【平民プレイ】
【ベルド】
【捕獲と解放】
【ラインハルト】
【ラケシス】
【ラナオウ】
【ラブラブアタック】
【リーフ】
【レヴィン】
【ロナン】

▼ファイアーエムブレム 封印の剣+烈火の剣

【アイオン】
【イドゥン】
【Winning Road 〜ロイの希望】
【ウォルト】
【エリウッド】
【回転王】
【軍師】
【神将器】
【セーラ】
【ゼフィール】
【ドロシー】
【ナーシェン】
【ハードブースト】
【ファイアーエムブレム封印の剣】
【封印の剣】
【フレイボムバグ】
【ヘクトル】
【マーカス】
【魔乳軍将】
【リリーナ】
【リン】
【ルナ(FE)】
【ロイ】

▼ファイアーエムブレム 聖魔の光石

【アメリア】
【エイリーク】
【エフラム】
【ゲブ】
【ヒーニアス】
【ファイアーエムブレム聖魔の光石】
【モニカ】

▼ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡+暁の女神

【アイク】
【サザ】
【漆黒の騎士】
【しっこくの森】
【しっこくハウス】
【ジル(FE)】
【シノン】
【血の誓約】
【バハムート】
【ファイアーエムブレム暁の女神】
【ファイアーエムブレム蒼炎の軌跡】
【ホモリオ】
【ボルトアクス将軍】


▼ファイアーエムブレム 覚醒

【お父さんは幼い少女しか好きになれないのですか?】
【叫び(FE)】
【性王クロム】
【パリス】
【ルキナ】

▼ティアリングサーガ ユトナ英雄戦記

【アーキス】
【サーシャ】
【ジュリアス…】
【ティアリングサーガ ユトナ英雄戦記】
【プレリュード】
【レティーナ】
【リュナン】

▼ティアリングサーガシリーズ ベルウィックサーガ

【うまかったです!】
【ヴンダーガスト】
【クリフォード】
【ゴーゼワロス】
【シノン公国】
【シロック】
【デリック】
【フェイ】
【ベルウィックサーガ】
【マルジュ】
【マルティン】
【ヤーカーラム】
【リネット】


▼ファイアーエムブレムシリーズ汎用


●あか-と-みどり【赤と緑】
ファイアーエムブレムシリーズにおいて、初期メンバーとして登場するソシアルナイトの二人組みのこと。
髪の毛の色や、鎧の色が赤色と緑色のコンビということから、この名称がついた。
また、シリーズによっては登場しなかったり、二人組みのソシアルがいても、赤と緑ではないこともある。
ほとんどのシリーズで成長率が高く、最後まで主力を張れる実力者だが、稀に例外もあるので注意。
シリーズ通して、赤はパワータイプのステータス、緑はバランスタイプのステータスになることが多いが
烈火の剣のケント(赤)とセイン(緑)、聖魔の光石のフォルデ(赤)とカイル(緑)はこの特徴が逆転している。


●えくすかりばー【エクスカリバー (FE)】
ファイアーエムブレムシリーズに登場する風の魔導書。
真空の刃を発生させて切り刻む。
第一作「暗黒竜と光の剣」、第三作「紋章の謎」ではマリク専用の魔導書として登場、
クリティカル発生率30%アップという強力な補正のおかげで重宝した。
その後エクスカリバーはFEシリーズから長らく姿を消した(類似品は頻繁に登場)が、
ファイアーエムブレム聖魔の光石」で双聖器(最強武器)の一種として見事に復活。
必殺補正はなくなったが、魔物に対して威力が三倍になるという新たな特性が加えられた。
余談だが、聖魔の一作前である「烈火の剣」では、日本版だと「ギガスカリバー」と名付けられている魔導書が、
北米版においては「Excaliber」という名前に変更されている。
類似品にフォルセティ、グラフカリバー、エイルカリバー、ギガスカリバーがある。

補足:第二作「外伝」にも登場している。
補足2:海外版「烈火の剣」では、光魔法ルーチェはオーラ(暗黒竜・外伝・紋章・聖戦)に、
闇魔法ゲスペンストはフェンリル(聖戦・トラキア)に、それぞれ変更されている。


●えふいー・てぃーえすさいばん【FE・TS裁判】
かつて任天堂とエンターブレインとの間で起こされた裁判。
ファイアーエムブレムシリーズの生みの親である加賀昭三氏が任天堂を退社、
かねてから親交のあったエンターブレイン社の社長の下で、
ファイアーエムブレムシリーズと同じ世界での物語である「エムブレムサーガ」を発表した。
これに対し任天堂は著作権法違反を訴え、それを受けたエンターブレイン側は一部修正しながらもSRPG「ティアリングサーガ」として発売。
結果、任天堂がエンターブレインを相手取り販売差し止めや損害賠償を求め提訴するという事態に発展した。
一審判決は任天堂の全面敗訴で、二審や最高裁判決ではエンターブレイン側が
ファイアーエムブレムの名前を使って不当に広告・宣伝したとして損害賠償を支払う判決が下された。
これによって、ゲーム自体はまったくの別物となったほか、かつてのスタッフが退社したあとの作品の
扱いをめぐる一応の判例が示されたことになった(例としてはブラウニーブラウンと新約聖剣伝説)。

☆関連語☆
ティアリングサーガ 新約聖剣伝説 任天堂 エンターブレイン ベルウィックサーガ


●えふいー-の-ゆみへい【FEの弓兵】
ファイアーエムブレムに登場する弓兵たちを指す。
主にアーチャー・スナイパーなど「弓歩兵」が対象。
どういうわけか、やけにネタ扱いされるキャラが多い。
中には、明らかに製作者は「普通のキャラ」として設定しているようにみえるのに、ネタキャラ扱いされる人まで続出。
やはり「弓兵は、囲まれると行動が取れない」という致命的な弱点があるからだろうか。

主な例としては、
詐欺師ことカシム
公式攻略本で存在を忘れ去られたウォレン
面食いで死んだ振りをしたミデェール、
職業選択を間違えたとしか思えない成長率のロナン、
封印の剣でおそらく最もネタにされているウォルト
地位はあるくせにウォルト並に弱いクレイン、
エロいと言われつづけている女スナイパーのイグレーヌ、
同じくエロいと言われる人妻スナイパーのルイーズ、
挑発的で自信過剰な「実は良い人」ヒーニアス王子、
めちゃくちゃ挑発的なシノンなど。

また、味方の弓兵には及ばないものの、敵の弓兵もなぜか全体的にネタ分が高めの奴らが多い。

主な例としては
どこを撃っても「方位445」のトラース
変な髪形と「トンボとり」の名言で印象に残るアンドレイ、
テープレコーダーことデニング、
直接攻撃できないのに壁際から離れないせいで囲まれてボコられるノシトヒなど

これは有名なAA。
他にも、ヒーニアスがエイリークに助けを求めるバージョンなどもある。

※シ=シノン

 敵
敵シ敵 <助けて、ティアマトさん!
 敵

追記1:SRPG板の名無しにもなっている
追記2:外伝の弓兵のみ例外で射程が1〜3、条件を満たすと1〜5で近接攻撃にも対応できる。


●おの【斧(FE)】
暗黒竜と光の剣(紋章の謎1部)においてはサジマジバーツに象徴されるように、
紋章の謎2部では斧を扱える味方が一人も存在せず、実質的に換金アイテムという悲惨な扱い。
また聖戦の系譜においては味方キャラクターが初期段階では第一部・第二部ともに一人しかいない、
その上最強の斧を持つ敵ボスも微妙な強さであった。
FCの外伝に至っては斧が使えるクラスが盗賊のみ、しかも何も装備してない時の武器である、
「おの」以外に斧が存在しないという惨状を呈していた。

だが体格による武器の重さ軽減が導入されるトラキア以降、斧は次第に頭角を現していく。
トラキアでは初期メンバーにオーシンという有力な斧使いが参入しており、専用武器のプージも使い勝手が良い。
GBAの封印の剣では名実ともに剣・槍・斧の三すくみの一角に成長し、
勇者やパラディンなどの使いやすいクラスも斧を扱えるようになった。
続く烈火の剣においては、ヘクトルが斧使いとしては初の主役の座を手に入れる快挙を達成。
そしてGCの蒼炎の軌跡に至っては、中盤以降堅い敵が多く、基本攻撃力の高い斧が大活躍。
この作品では斧使いたちも早い段階で仲間になり、成長率も優秀なのが揃っている。
と、シリーズを重ねるごとに強化される傾向にある。

☆関連語☆
スワンチカ ソードキラー


●かじばどろぼう【火事場泥棒】
原義では、火事や他者間のいざこざの渦中で盗みなどを働いて、
不正に利益を得ることであるが、FEの城内マップ等では盗賊がこれに該当する。
指揮系統が敵軍でありながら、扉や宝箱を開いて宝物を持ち去ろうとする。
単純な火事場泥棒であれば、敵兵に攻撃されて然るべき筈なのに、なぜか完全にスルーされる。
落ち延びた時に資産として充てるために身軽な者に持ち去らせている説が有力だが、
迎え撃つ側には落ち延びたり撤退したりする気配がほとんどないのが問題である。
逆に、味方軍が敵国兵も宝を持ち去ろうとする賊も指揮系統を同等とみなし、
実際に「持ち去り作戦兵」だとしたとしても「盗賊」扱いしている点に着目すると、
この国も財産も当然味方軍の資産になる予定であるのだから、
それを持ち去ろうとしている賊はみんな盗賊だ、という皮算用的思惑も見え隠れする。

☆関連語☆
盗賊


●ぎょくざ【玉座 (FE/TS)】
FE、TSシリーズにおいて、ここを制圧することがクリア条件の一つになる。
その上に待機しているだけで森や村の中以上の地形効果を得られ、
砦と同等のHP回復機能までつくすばらしいマス。
たいていボスはここにいるので、大した能力でもない相手でも倒すのに苦労する。


●きらーぼう【キラーボウ】
FEシリーズに登場する弓の名前。
『必殺』とよばれる、確率によってクリティカルヒットが出るという効果を持つため、
その名の通りその他の弓と比べて殺傷能力が高い。

とりわけ『聖戦の系譜(SFC)』では、ヴェルダン王国王子・ジャムカの初期装備で登場し、
ジャムカの高い能力と豊富な連続攻撃系スキルと相まって鬼のような強さを見せる。
他の弓より格段に軽いため再行動や2回攻撃が出やすく、
かと言って威力も遜色ないし、前述の通り殺傷力は高く、命中率も高い、
そのくせ修理・購入もお手頃値段で、しかも武器レベルが低いので誰にでも装備できる、
と至れり尽くせりの機能で、作品内に登場する他の『神器』
(威力は高く能力値ボーナスもつくが、修復費用が激高で、特定のキャラ1人しか使えない)
と並んでプレイヤーにはヴェルダン神器とあがめられる。


●ぎんのおの【銀の斧】
FEシリーズにて登場する斧。
名前の通りの銀シリーズで攻撃力は高い。

しかし、何故か他の銀シリーズに比べて使われないことが多い。
その理由は以下のものがある。

そもそも斧が弱い(最近はまだマシになってきたが)
売ると割と高値で売れることがある。
勇者の斧や、ソードキラーといった特殊効果のある斧のほうが使いやすい。

しかし、シリーズ全般で見ていくと、
最近は重さや命中の面で少しずつ強くなってはいるので、
斧の代名詞として呼ばれる日もそう遠くはない・・・かもしれない。


●げばしすてむ【下馬システム】
FEシリーズやTS及びBSに搭載されているシステム。
その名の通り騎兵が馬などから下りて戦う仕組みである。
FE紋章の謎、トラキア776、TSユトナ英雄戦記、ベルウィックサーガで採用されている。
建物内部などの一部区域では「動物くさくなるから」などのマナー上の問題で、
騎兵などが乗り込むことができない。
いや、それ以前に狭い建物で馬を乗り回したらどうなるか分かりそうなものだが。

とにかく上述した理由で屋内では騎兵は馬から下りて徒歩で戦うこととなる。
その際に移動力はもちろんのこと他の能力も軒並み下がってしまうことが多いので注意が必要である。
また使用武器が騎乗時とは異なる場合もあるので武器の装備にも気を付けたいところ。
中には能力が移動力以外下がらない兵種や武器を気にしないでいい兵種などもあるので城内戦ではうまく起用したい。
無論騎乗可能なところでも、使用武器の関係や敵兵との相性の都合で下馬する必要があると
プレイヤーが感じた時はいつでも下馬することが可能である。

余談だがBSでは馬の値段が異様に高く、またその馬も戦闘で死にやすいため
騎兵でも場合によっては常時徒歩で戦うことになりかねない。

追記:FE聖戦の系譜でも搭載される予定だったが加賀氏のインタビューによると、
   納期や容量の都合がつかず、結局主人公のセリスだけにしか用意されなかった。
   下馬するメリットや必要性はほとんどない。

☆関連語☆
騎兵


●さくてきまっぷ【索敵マップ】
FEトラキア776から登場したマップ。
夜戦や霧深いなどといった理由で視界が悪く、自分の周囲3マスしかマップ状況が見えない。
そのため、難易度は他のマップに比べて格段に上がる。
しかも、移動して敵に隣接すると「!」が出現してその場に待機してしまう(攻撃を仕掛けられない)。
しかし敵はバンバン遠距離魔法を撃ち、突撃をかまし、リワープし放題と、不公平にもほどがある。
攻略を楽にするには盗賊を出撃させるか、トーチの杖やたいまつを使うかして視界を広げるしかない。

また、暁の女神では主人公ミカヤと漆黒の騎士だけでクリアする森の中での索敵マップがある。
そのため、このマップは同じ任天堂製のゲーム「おいでよどうぶつの森」に
ちなんで、「おいでよしっこくの森」と呼ばれている。

☆関連語☆
しっこくハウス


●しえん-かいわ【支援会話】
GBA以降のFEにおけるファイアーエムブレムで人気を呼んだシステム。
特定の仲間同士を隣接させた状態で一定ターンを経過させると会話を発生させることができ、
会話後に支援レベルが上昇。これが成立したペアを近くに配置すると様々な能力が上昇する。
支援レベルはC,B,Aの三段階で、Aになったキャラ同士は結婚するケースもある。
キャラの思わぬ内面を知ることができたり、笑える会話があったりするという理由から人気を集め、
GBA第二作「烈火の剣」からは、一度でも見た支援会話を自由に閲覧できるようになった。
しかし、この支援会話の中には、戦闘中に弁当を食べてもらう会話や、愛の告白をする会話などもあり、
昔のFEをプレイしていた者の多くは「戦争のリアリティが損なわれている」というクレームをつけている。
また、支援会話の発動に必要なターン数が多すぎるという問題もある。
そのせいか、次作品「蒼炎の軌跡」では支援会話の発動条件は一緒に出撃した回数で決められ、会話は拠点で行われる、というものに変更された。
さらにその続編「暁の女神」では隣接ターンも影響するようになり、また誰とでも支援を発生させる事ができるようになった。
ただし、「暁の女神」では誰とでも支援を組めるようになったために支援会話がテンプレ化。そのあたりの不満はまだあるようだ。


●しんだら-いきかえらない【死んだら生き返らない】
任天堂からリリースされているファイアーエムブレムシリーズのシステムの一つ。
いわく、「死んだ味方は(原則的に)復活しない」。HPが0になってしまうと永遠にオサラバである。
作品によっては復活アイテムもあるが、原則的にはリセットを押さない限り生き返ったりすることは絶対にない。
ファイアーエムブレムがしばしばリセットと結び付けられて語られるゆえんはこのシステムに起因しているだろう。
キャラクタが死ぬ際には今際の台詞があり、二度と生き返らないという感慨から泣ける台詞も数多い。
たまに笑える台詞もあるのはご愛嬌。
プレイヤーに緊張感を持たせるという意味で成功したシステムであり、
また、ファイアーエムブレムという作品を不動のSRPG代表作品に押し上げた要素でもあるだろう。
キャラクターに個性があるからこそ成功したシステムともいえる。
余談だが、このシステム故にFEヲタにはノーリセットプレイに挑む者が多くいる。
シリーズ最高難度を誇るトラキア776でノーリセットプレイに挑もうものなら、地獄絵図になること大請け合い。
くれぐれも生半可な気持ちで挑んではいけない。

追記:776以降では復活アイテムが搭載されていない。
その理由が「序盤で死んだユニットが終盤で生き返っても無意味だから」らしい。

☆関連語☆
ファイアーエムブレム


●そーどきらー【ソードキラー】
1)FE紋章の謎2部で一振りだけ入手できる剣。
傭兵と勇者に特攻だが、武器としての性能は重くて当たりにくい鋼の剣と同等。
そのため、高い素早さをもつ勇者相手には再攻撃が出来ないどころかされてしまう危険もある。
時期的にもより使いやすい銀の剣やキルソードを購入できるため、
輸送隊の肥やしにするか売り払って資金の足しにするのが良いだろう。

2)FE烈火の剣、聖魔の光石で入手できる斧。
普通の斧と比べて高い命中率を持ち、三すくみを逆転させる力がある。
更に剣歩兵系ユニット(ソードマスターや勇者)に対して特攻を持つという、
これまで虐げられていた斧使い(と斧)にとって救世主のような存在であった。
特に烈火の剣では終章で敵に極悪な能力を持つソードマスターと勇者の兄弟が立ちふさがり、
この武器の性能を発揮せざるをえない場面があるのでより存在感が増している。

☆関連語☆
ヘクトル


●そるじゃー【ソルジャー】
ファイアーエムブレム外伝より登場したクラス。
基本的に槍は馬やドラゴンに騎乗してる者が扱うが、
暗黒竜(SFC)以降にて実装された騎乗兵が降りた状態をのぞけば
唯一の軽装槍歩兵である。
(重装=アーマーナイトは初代より槍が扱える)

しかし軽装歩兵とはいえ剣使い(勇者、ソードファイターなど)より基本性能は見劣りし、
斧使い(戦士、アックスファイターなど)より(いろんな意味で)ネタ性があるわけでもなく、
とかく中途半端な存在。


●たいかく【体格 (FE)】
FEトラキア776以降導入されたパラメーター。ガタイの良さを表す。
この数値が大きいほど重い武器の影響を受けにくくなり、
体格が武器の重量以上だと武器の重さを無効化する。
これによって今まで不遇であった斧などの重たい武器がある程度扱いやすくなり、
これまでの剣が異常に優遇されていたゲームバランスに一石を投じることとなった。
また、「かつぐ」や「救出」といったコマンドにも影響しており、
この値によっては馬に二人乗りなどが出来ない場合などもある。
トラキア776では武器にのみ影響を及ぼしていたが
封印の剣以降のGBA三作では魔道書にも適用されるようになり重要性が増している。
ただしトラキア776ではレベルアップでも上がる可能性があったものの、
GBA三作ではクラスチェンジやドーピングアイテムによらないと上がらないようになった。
烈火の剣でエリウッドが使いづらいとされることも専用装備のデュランダルが、
彼の体格値に見合わない馬鹿げた重量であることが一因である。

蒼炎の軌跡以降では攻撃速度に影響を与えるのは体格値ではなく、力によって
武器重量が軽減される仕様に変更されたため、以前ほど重要なパラメーターで
はなくなっている。




●でびるあくす【デビルアクス】
FEシリーズに登場する斧。
だいたい物語序盤から中盤にかけて民家などを訪問するとから入手できることが多い。
その際「呪われているから決して使ってはならないぞ」と村人に釘を刺されて入手する。
その呪いとは、確率で敵ではなく自分にダメージを与えてしまうという恐ろしいもの。
使用者の運の値が高ければ自爆する確率は減らせるものの0にはならないため使用するのは博打。
運悪く自爆という貧乏くじを引いた挙句それがクリティカルであった時などは目も当てられない。
一発で自分の首が吹き飛んで泣く泣くリセットする羽目になるのは確実。
ツボにはまった時の破壊力はさすがの一言であるため初期の作品ではラスボス攻撃に起用されることも。
こんな武器に殺された敵は涙目だろう。
だがそんな高威力に取り付かれたプレーヤーは危険を顧みず使用し、誤爆によって自分を呪うという
負の連鎖を垣間見ることになるのがオチ。初心者は素直に村人の言うとおりにしよう。

そんな感じの武器だが紋章の謎では一般兵に運の値が存在しないという仕様になっているためか、
敵が使用する時は誤爆する確率が0であり遠慮なくぶんぶん振り回してくる。不公平だ(ノд−。)


そしてDSの紋章の謎のリメイク作品「新・紋章の謎」では
ネタにされていたサジ・マジ・バーツの三人によるトライアングルアタックが可能となった。
ペガサス三姉妹が揃うのは中盤以降なのに対しサジ・マジ・バーツは序盤に揃い、
DSリメイクでは斧の上方調整や兵種変更によって3人を思うままに強化できるようになったため
男性限定職で力が限界30まで上がる分本家より強いのでは・・・・・・という声まである。

☆関連語☆
サジマジバーツ ペガサス三姉妹


●どらごんないと【ドラゴンナイト】
FEシリーズ、ティアリングサーガシリーズに登場する飛行系ユニット。
その名の通りドラゴンにまたがり、地形を無視して移動できるので盗賊や増援部隊の足止めをしたり
壁の向こうのウザったい敵を倒したりするのに使える。
ドラゴンナイトとして有名なのは、FE暗黒竜と光の剣と、紋章の謎に登場するミネルバか。

同じ飛行系のペガサスナイトと比べて力や防御力が高い反面、魔法に弱いという弱点がある。
しかも弓に弱い点は同じなので、意外と使いにくかったりする。
そのため、シリーズによってはドラゴンナイトはペガサスナイトの上位クラスなのだが、
あえてクラスチェンジさせない、という方法を取る人もいる。

☆関連語☆
ペガサスナイト ファイアーエムブレム ティアリングサーガ


●ばーさーかー【バーサーカー(FE)】
FE紋章の謎に登場するクラス。
以下のような特徴がある。
・作中に1度にしか登場しない敵専用クラス
・にも関わらず専用グラフィック
・でも戦闘時のグラフィックは勇者の使いまわし
・マスターソード
・↑のおかげで破格の必殺率
・金髪に緑の鎧と服と盾
アカネイア大陸に一人しかいない彼にはネタがつきない。
もちろん「スターロード作れ」「リフ入れろ」「マリク優遇しすぎじゃね?」などの突っ込みもある。

その後、トラキア776と封印の剣で斧専門職として再登場を果たす。
776ではスキル「怒り」(反撃が必殺になる)を持っているため、こちらから手を出すと大変なことになる。
「待ち伏せ」(必ず先手を取る)との相性が最悪なのでシーフファイター等は近づけないように。
封印の剣では海賊と山賊の上級職となる。
必殺率が30%アップし、海や高い山を移動出来るようになる。
ただ、そのデザイン(半裸に覆面)や斧なので人気は無い。
ちなみに776では敵専用職。

☆関連語☆
狂戦士 リンク


●ばかあにき【バカ兄貴】
ファイアーエムブレムシリーズに登場する妹を持つ一部の寝返りキャラの通称。
妹が自軍ユニットで彼らは敵軍ユニットとして存在、妹の説得によって味方になってくれる。
そして彼らは「最後にもう一度会いたかった」などと言いながら
目の前にいる妹に攻撃を仕掛けてくるという恐るべき性質を持つ。
彼らの一撃で妹が撃破されてしまったプレイヤーの中には怒りのあまり、
そのユニットを一度殺してからリセットしたり、二軍行きを命じた人もいるらしい。

キャラクター像としては愚兄である場合が多いが(マチス、マカロフなど)、
ファバル、クレインなどエース級ユニットやしっかり者である場合もある。
なお、由来は「紋章の謎」第二部でのマチスの後日談中の『レナのバカ兄貴マチス』
との記述から。


●びぐる【ビグル】
項目名見ただけでドキッとした人、経験者ですね?

改めて定義すると、FE外伝の後半に出てくる目玉型モンスター。
ステータスを見てもHPと素早さ以外パッとせず、魔法も使えず、遠距離攻撃も持っていない。
しかしこのモンスターの真の恐ろしさは増殖。もう増殖なんてもんじゃない。超増殖。
増殖っつっても最初は1〜2匹しかいないのだが、いったん増殖しだすと手が付けられない。
1匹が1ターンで7〜8匹に増殖、次のターンにはまたその倍に増殖、
わずか数ターンで表示最大限度の20匹まで増殖してしまうのである。倒しても倒してもきりがない。
ちなみにこのゲームの勝利条件は「マップ内の敵を全部倒す」しかない。
必殺であっさり沈むラスボスなんかよりよっぽど印象に残る敵であろう。

時を経てFE聖魔に再登場する。
外伝とは時代が違うだけに、あんなの出したら即クソゲー扱いされそうなものだが
さすがに当時ほどの凶悪さはない。つーか、そこらへんにいる普通のモンスターに成り下がってしまった。
かつて画面中をピンクに埋め尽くしていた恐怖の存在感は全くなくなっている。

つまり外伝未経験で聖魔をやっていた人は、項目名を見ただけでドキッとすることはないのである・・・


●ふぁいあーえむぶれむ【ファイアーエムブレム】
ファイアーエムブレムシリーズのほぼ全作に登場する炎の紋章。
シリーズのタイトルに冠するほど活躍してなかったり、いわくありげな設定がつきまとっていたりする。

暗黒竜:アカネイア王家の代理として戦う者に与えられる覇者証。実際は無制限に使える宝の鍵。
外伝:前作とは無関係であるバレンシア大陸が舞台であるため登場せず。
紋章:アカネイアを建国した初代国王は盗賊だったことが判明。だから宝箱を開けられるらしい。
聖戦:ヴェルトマー家の家紋。アゼルに子供がいない場合、ヴェルトマー家は滅亡してしまい登場しない。
776:新キャラのサイアスの登場によりヴェルトマー家滅亡はなくなり、強制的に存続することになった。
封印:ベルン王家の紋章で、王位継承者であることの証。封印の剣の柄にはめ込むことによって抜刀できるようになる。
烈火:封印の剣が登場しないため単なるストーリー上の小道具。
聖魔:グラド帝国にある、魔王を封じてある聖石。ついに敵の持ち物に・・・
蒼炎:邪神が封印されていると言われるメダリオン。触れた者の負の感情を増大させ、狂気に駆り立てるという物騒な代物。
暁:蒼炎から引き続きメダリオンとして登場。だがメダリオンに封印されていたのは、
  人類のご都合主義で言い伝えられた邪神(いわゆる絶対悪)ではなく、
  自由を好む「負の女神」という、主人公達の協力者となる神の片割れだったことが判明した。


●ふぁいあー-えむぶれむ-しりーず【ファイアーエムブレムシリーズ】
任天堂・インテリジェントシステムズより発売されているSRPG。略称は「FE」か「エムブレム」。
シンプルなシステムと、手強い難易度・戦略性、絶妙なゲームバランスのお陰で、
安定して(SRPGの中では)高い人気を得ている。
2007年9月現在、FCで2作、SFCで3作、GBAで3作、GCで1作、Wiiで1作が出ている。
一時期は加賀氏の離脱やそれに伴う裁判沙汰になったりと大変だったシリーズであるが、
最近は、売り上げが徐々に伸びていったり、据え置き機でのリリ−スが再び始まったりと
少しずつ全盛期の勢いを取り戻しているシリーズでもある。
余談だが、タクティクスオウガやFFTを作った松野泰己氏は、このシリーズのファンらしい。

ちなみに正式名称は「ファイアーエムブレム」。
「ファイヤー」「エンブレム」などの誤字を使うと、間違いなく叩かれたり指摘されたりするので注意。
何故「エムブレム」かというと、名付け親の加賀氏が、ドイツ好きだからとか。


●ふぁいあーえむぶれむのてーま【ファイアーエムブレムのテーマ】
「ファイアーエムブレム」シリーズのメインテーマ。
現在のところ、全作のオープニングやエンディングで使われている。(ただし2作目・9作目はエンディングのみ)
この曲の特徴といえば、やはりあの1作目・6作目のCMで使われた、オペラバージョン。
一度聞いたら耳から離れないインパクトと、プレイヤーなら思わず「あるある!」と言ってしまう歌詞が特徴的。
当然、ファンの中からもこの曲は人気は非常に高い。

歌詞

ファイアーエムブレム 手強いシミュレーション やり始めたら眠れない
勝てるはずなのに 必殺一撃 残るライフに あせるリライブ
攻めるも守るも ナイ知恵しぼって 誰一人として死なせはしない
ファイアーエムブレム 手強いシミュレーション やり始めたら眠れない
強い男に 入れこみすぎて まわりの戦士は ヘナチョコばかり
ファイアーエムブレム 手強いシミュレーション 愛と勇気の物語
ファイアーエムブレム 手強いシミュレーション 勝って来るぞと勇ましく
危なくなったなら スタコラ逃げろ おごれるものは ドツボにはまる
ファイアーエムブレム 手強いシミュレーション 勝って来るぞと勇ましく


●ふぁるしおん【ファルシオン (FE)】
ファイアーエムブレム暗黒竜と光の剣、外伝、及び紋章の謎に登場した伝説の神剣。
アカネイアの初代国王アンリが、これで地竜王メディウスを倒した。
物語中でも主人公マルスの専用装備として登場する。
暗黒竜と光の剣、および紋章の謎では全ての竜族系の敵に特効があり、FC版では直接攻撃を無効化し、
道具として使うとHP全回復という使い勝手の良い武器であった。
外伝では主人公のアルムの専用装備として登場、ラスボスにとどめを刺す際に使用しなければならない。
(他の方法でもとどめをさせるが非現実的)。
また、モンスターに特効がありターン開始時にHPを回復する効果がある。
元ネタは現実に存在する同名の剣と思われるが、別に大した逸話もなければ特別に有能な武器でもないはずなのに
このゲームでは何故か強力な装備品・豪華な設定にされている。
また、なぜ暗黒竜と光の剣及び紋章の謎の舞台となったアカネイア大陸、
外伝の舞台となったバレンシア大陸の両方に存在するかも大きな謎である。


●ぺがさす3しまい【ペガサス3姉妹】
SRPGファイアーエムブレムのキャラクター。ドラゴンナイトミネルバに仕えミネルバが仲間にいる場合加入する。
第1作暗黒竜と光の剣、その続編に当たる紋章の謎、同時代の別の大陸の物語を書いたFE外伝、
サテラビューのサウンドリンクゲームであるBSファイアーエムブレム アカネイア戦記の4作に登場。(何気に一番登場作が多い)
その名のとおり飛行系ユニットペガサスナイトの姉妹でその容姿・性能から非常に人気が高い。

おしとやかな長女パオラ、しっかり者の次女カチュア、元気いっぱいな三女エスト
(いかんせん会話が少ないので受け取り方は人にもよるがここでは箱田版の漫画の解説より)
髪は順に緑のロング、青のショート、ピンクのショートと性格的、絵的にもバランスは取れている。

性能は高く、特に次女、三女は女性キャラのなかでもトップクラスの成長率を誇り、
さらには3人で敵の周囲を囲んだとき発動するトライアングルアタックは確実クリティカル(通常の3倍ダメージ)のため
同じ飛行系ユニットであるミネルバ、シーダの両王女の地位を危うくする。

その一方で、パオラとエストは騎士アベルを挟んでの三角関係、カチュアはマルス王子に横恋慕(ヒロインはシーダ)しており
恋愛関係に関してはかなり濃いものがある。(ストーリー上ではあまり触れられない)
前者二人にかんしてはEDで語られる「その後」やシリーズ間での相違もあり論争を巻き起こし、
カチュアについてもシーダ王女を謀殺するというゆがんだプレイヤーも出た。


●ぺがさす-ないと【ペガサスナイト】
翼の生えた白い馬に乗る騎士。FEをやっていると女の子しか乗れないようなイメージがある。
地形効果を無視するので移動力が高いが、地形効果のボーナスが得られないのが難点。
能力は素早さと魔法防御に優れ、弓に弱い。また、この職業のキャラは全員可愛い。

☆使用例☆
海に銀の斧を持った海賊がいるから_______のシーダに銀の槍を装備させて倒そうか。

☆関連語☆
トライアングルアタック


●まけすう【負け数】
FEシリーズにて、ユニットが負けた(死んだ)回数。
「死んだ味方は復活しない」が原則であるFEシリーズでは、ユニットが死ぬとこの負け数が記録される。
死んだあとリセットしてやり直したり、生き返りの杖などを使用した場合も、負け数は残る。
この負け数はエンディングで発表され、「○勝○敗」のように表示される。
負け数が多いと戦闘評価が下がってしまい、パーフェクトエンディングを見れなくなったりする作品もある。

負け数0でクリアするには
・負けない戦いを心がける(次の攻撃くらったら死ぬ、というときは戦闘に入る前にリセット)
・疲れているときはプレイしない(うっかりミスで死んだり、リセットのタイミングが遅れる)
・確率は0%と100%のみ信用する
・負けてない状態のセーブデータを残しておき、もし負けたらそのデータを負けたデータに上書き
などの方法がある。


●まじょ【魔女(FE/TS)】
ファイアーエムブレム外伝の敵専用クラス。
見た目や能力は味方の魔道士と同等なのだが、ワープ移動(距離無制限)というインチキが可能。
これにより、魔法防御(と回避、HP)が低い仲間は文字通り「気付いたらやられていた」ことに。
一応魔法防御を上げる防具の装備やキャラの周囲を固めることで可能なのだが、それはそれで気分が悪い。
なにより射程が3もあるサンダーが存在するせいで完全に固められない。
中盤以降、出撃枠が増えるのに比例して連中の数も増えてくるので非常に厄介な存在である。
プレイヤー側には女「魔道士」として参加するのでワープはできません。

余談だが、ティアリングサーガにも同様のスキル、およびクラスが存在する。
こちらは魔法防御がレベルアップで上昇したり出撃メンバーが選択可能だったりで外伝ほど怖くない。
ちなみにワープ能力所持者が二人味方チームに参加する。


●ますたーそーど【マスターソード】
FE紋章の謎に登場するバーサーカーから入手できる武器。
高い攻撃力に異常な必殺率と剣の中でもトップクラスの性能を誇る。
またトラキア776でも強力な武器として登場する。
こちらは後半の敵が結構使ってくるのでそれなりに入手が容易と思われる。
2回攻撃に高威力と優れた性能をもつが、重いので使い手を選ぶ、使用回数が少ないと欠点も大きい。
6章でこの剣を持ったガルザスが再行動を連発しながら迫ってくる姿に恐怖を抱いたプレイヤーも多いだろう。
ちなみにHPが満タンでも剣ビームは出ない。


●まむくーと【マムクート】
ファイアーエムブレムシリーズに登場するクラスで、竜人に対しての蔑称。
もともとは竜だったが、竜石にその力を封じ込め人(の姿)になる。
普段は人間の姿をしているが、なぜかシリーズ通して出てくるのがジジイや幼女ばかり。
絶対数が人間に劣るとはいえ、両極端にもほどがある。
製作者の趣味だろうか。

【クラス】戦闘では竜に変身し、高い攻撃力・守備力を誇るのだが、
人間と比べると攻撃速度で劣り、連続攻撃をくらうことが多い。
ドラゴンキラーなどの弱点もあるため能力を過信するのは危険。
敵対したときは対竜用の武器で斬り倒すのがベター。
魔法防御は低い種が多く、魔法で戦うのも一つの手。

【種族】上記の通り、マムクートとは本来人の姿になった竜族に対しての蔑称。
そのため、チキやファなどの竜になって戦う者はもちろん、
チェイニーやニニアンなど人の姿のままで戦う者も(竜⇒人なので)マムクートといえる。

補足:竜族が人の姿になった理由は作品毎に異なる。
種の保存(紋章の謎)や体力の温存(烈火の剣)など。

☆関連語☆
竜 竜化 ファルシオン (FE) ドラゴンスレイヤー


●みかた-の-し-えいえん-の-わかれ【味方の死・永久の別れ】
ファイアーエムブレムの斬新なシステムだった。
死んだ仲間は二度と生き返らないというリアルなだけにあってほしくなかったシステム。
これで何人の者が泣いただろうか。

☆関連語☆
死んだら生き返らない


●ゆうしゃ【勇者(FE)】
ファイアーエムブレムのクラスの1つ。主に剣を扱う上級の歩兵である。
一般的なRPGにおける英雄的な勇者のイメージとは異なり、FEにおける「勇者」は
手柄を上げ名声を得た傭兵あるいは戦士に贈られる称号という、リアルと言えばリアルな設定。
そのため基本的に王族が主人公のFEにおいて勇者と呼ばれる主人公はごく少数派で、
逆に軍内に数人の勇者が在籍しているという事は珍しくない。
勇者が敵軍として現れる事も普通にあり、
伝説の剣を携えた勇者が大量の部下(全員勇者)を率いて自軍をしつこく追い回して来るという、
とんでもない状況になった作品さえある。

ユニットとしての性能はシリーズを通して高く、どの作品においても主戦力として活躍できる。
かつては剣専門であったが、強武器だった剣の立場がピークを過ぎるや否や
逆に存在感を増してきた斧も扱うようになった。いかにも傭兵らしいしたたかさを感じさせる。


●りゅうせいけん【流星剣】
ファイアーエムブレム聖戦の系譜およびトラキア776のスキルのひとつ。
技の値=%の確率で発動し、発動時には全身が緑色に輝く。
相手に反撃の隙を与える間もなく、5回連続で斬りつけるという
非常に強力なスキルで、大抵の敵は5回受けることなく地に伏す。
イザークの王族のみが使える秘剣であり、平民の剣士がどう頑張っても使えない。

なお、蒼炎の奇跡では「流星」という名で登場する。
こちらはソードマスターであれば奥義の書を使うことで誰でも使用可能。
しかし、「一撃のダメージが通常攻撃の半分」と本家に比べ大幅に弱体化している。
努力は才能に及ばないということなのか…。

FE外伝では「流星」という名の隠し武器(槍)があり、
威力が高い上に必殺確率50%アップという非常に強力な武器だった。


●ろーど【ロード (FE)】
ファイアーエムブレムシリーズの主人公のクラス。城などの拠点を制圧したり村などを訪問することができるユニット。
作品によっては「ロードナイト」、「マスターロード」などの呼び方をするものもあり、一般的には歩兵だが騎兵であることもある。
クラスチェンジできなかったりパラメーターの上限値が低かったりして、ユニットとしての強さはイマイチであることが多い。
が、まれに「聖戦の系譜」のシグルドや「蒼炎の軌跡」のアイクのように強烈な戦闘力を有する主人公もいる。
なお、「外伝」では主人公の初期クラスは戦士であり、クラスチェンジしても勇者となるのでロードではない。


●ろーるぷれいんぐしみゅれーしょん【ロールプレイングシミュレーション】
シミュレーションRPG(SRPG)という言葉とほぼ同義。
SRPGと比べて一般的ではないが、任天堂は最近(「聖魔の光石」から)、
「ファイアーエムブレム」シリーズ作品のジャンル名を「SRPG」ではなく
この「ロールプレイングシミュレーション」としている。
実はファミコンで登場したファイアーエムブレム第一作目のテレビCMで
「ロールプレイングシミュレーションの幕開け」と打ち出しており、
ある意味では原点回帰ともいえる。


●○○ばすたー【○○バスター (FE)】
ファイアーエムブレム封印の剣から登場した武器の名称。
このシリーズには、3すくみという剣槍斧の関係があり、剣は斧に強く、槍に弱い。
斧は槍に強く、剣に弱い。槍は剣に強く、斧に弱い。
だが、○○バスター(○○にはソード・ランス・アクスが入る)を装備することで、
その3すくみの関係を逆転させることができる。
すなわち、ソードバスター(斧)を装備すると、剣に強く、槍に弱くなる。



▼ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣+紋章の謎


●あげいんのつえ【アゲインの杖】
FE紋章の謎第2部に登場する杖。
その名の通り、使用者以外の行動済みのユニットを再行動させられる。
が、この杖が凄いのは出撃している全味方ユニットに効果が及ぶこと。
味方を再行動させられる踊り子でさえ、隣接している1ユニットのみにしか効果を発揮できないのを
この杖はそのありがたい効果を全員に及ばせることができるのだ。
その代わり、1本しか手に入らず使用回数もわずか4回、耐久力の回復もできず、
さらに武器レベルが最大の20と色々と制限はある。
しかし、逆にいえば武器レベルが20の司祭かシスターがいれば使うことができるので
敵に攻撃→踊り子がユニットを再行動→再び攻撃→アゲインの杖→攻撃→踊り子が再行動させる
→攻撃→別のユニットがアゲインの杖→また攻撃→踊り子(ry
のずっと俺のターン!もしくはザ・ワールド気分が味わえる。
が、結局はもったいないから終章まで輸送隊の肥やしになり、
最終マップで一気に使い切るということが日常的に行われる。


●あべる【アベル】
ファイアーエムブレム暗黒竜と光の剣、および紋章の謎に登場したソシアルナイト。
リメイクの際に出っ歯姿から凛々しい優男顔に変身したのはファンに衝撃を与えた。
「黒豹」の異名をもち、同僚の「猛牛」と呼ばれるカインとコンビを組むが、
「黒豹」の方が「猛牛」よりも力の成長率が勝り、技の成長率が低いのはいかがなものだろうか。
運のパラメーターがカインより伸び悩むこともありカインよりも使いにくいという人もいるが、
反対に支援関係がカインよりも恵まれているためアベルの方がオススメという意見もある。
しかしその支援関係も本人は結構苛酷な人間環境に悩んでいる節があり、
ペガサス3姉妹とのドロドロの三角関係、
あるいは主君であるマルスに敵対せざるをえなくなる状況に追い込まれるなど
その境遇には同情を禁じえないところも。


●あらん【アラン】
ファイアーエムブレムの暗黒竜と光の剣と紋章の謎に登場するパラディン。
かつては騎士団の隊長を務めたことがあるらしい。
そういったこともあり、加入時からそれなりのステータスと成長率を持っている。
第一部クリア後には、引退したジェイガンに変わりアリティア騎士団の隊長となった。

が、第二部では何故か病を患って登場。
成長率が大幅に低下しジェイガン並の成長をするようになる。
さらに初期装備に銀の槍とここもジェイガン化する。

と、これだけならただの若くしてジェイガンとなった聖騎士で終わったはずなのだが、
エンディングにて、各ユニットのその後が語られる際に

>病弱の聖騎士 アラン
>戦いの後 病に倒れた・・・

☆関連語☆
病気


●あんり-の-みち【アンリの道】
FE紋章の謎第2部11章のサブタイトル。
本編よりずっと昔にマルスの先祖であるアンリがファルシオンを求め、旅した行程の一つ目。
全面砂漠なので魔道士系や飛行ユニット以外は移動力が大幅に低下し、
さらに飛竜や蛮族などが襲い掛かってくる非常に面倒なマップである。
ちなみにバーサーカーは北端にぽつんと佇んでいる。

攻略自体は敵が索敵型(バーサーカー以外は20ターンで接近型へ移行)なので難しくはないが、
このマップには飛竜よりも遥かに強い敵が潜んでいる。
それはドーピングアイテム、銀の斧などの「隠れた財宝」である。
マップ中の各所に殆ど目印が無いような状態で点在している。
特にSFCでは隠れた財宝はバグで使用回数を(最大で無限まで)増やすことが出来るため、
一気に強化することでこの先の難易度が大幅に低下する。

またマップの北東にある骸骨に秘密の店がある。
ここでドラゴンキラーを購入しておくとこの先の数マップを有利に進めることが出来る。

補足:VCではバグは修正されており、財宝の使用回数も増えたりしない。

☆関連語☆
砂漠 ドーピングアイテム バランスブレイカー 俺TUEEE!


●うぉれん【ウォレン】
ファイアーエムブレム紋章の謎2部に登場するハンター。
2章という早い段階で仲間になり、弓兵であるためドラゴンナイト退治に役立ってくれるが
成長率が良くないためドラゴンナイト退治が終わる頃には二軍行きになる。
顔グラも普通の横顔でインパクトがなく、エンディングで「こいつ誰だっけ?」と思われるキャラの筆頭。
それだけなら単に目立たないユニットで終わるはずだったが、彼にも転機が訪れる。
全ユニット紹介が載っているはずの「ファイアーエムブレム ザ・コンプリート」という攻略本に
ただ一人彼だけ載っていない(というかたぶん著者に存在を忘れられた)という事件が起きた。
要するに全ユニットの中で一番存在価値がないことを決定付けられてしまったのである。悲惨。

☆関連語☆
お助けキャラ FEの弓兵


●おぐま【オグマ】
FE暗黒竜と光の剣と、続編の紋章の謎に登場する傭兵。
大陸一の剣闘士と名高く、頬の傷がトレードマークで渋味のある金髪の美形。
…というのは紋章時代の話で、FC版暗黒竜時代の彼は、実にジャングルの王者にそっくり。
そのため、FC時代からのプレイヤーは愛と蔑みを込めて彼を「ターちゃん」と呼ぶ。

そんな彼だが、ユニット性能としては大陸一の称号は伊達ではない。
高い初期能力&成長率は非常に頼もしく、縛りでもしない限り使わない理由はないくらい強く、
以後の作品で彼に似た性能・ポジションの剣歩兵キャラをオグマ系と称するほど、彼の存在は大きい。

☆関連語☆
シーダ サジマジバーツ


●かいん【カイン】
ファイアーエムブレム暗黒竜と光の剣、および紋章の謎に登場したソシアルナイト。
FC版では何かイマイチ頼りない顔つきだったのがリメイクした際に鼻筋の通った美形に変貌を遂げた。
「猛牛」の異名を持ち「黒豹」と呼ばれる同僚のアベルとコンビを組んでいるが、
なぜかアベルと比べて力の成長率が低く、技などの成長率が高いのが時々ネタにされる。
会話や支援関係がほとんどなく、
また紋章の謎第一部では武器レベルとHPの成長率を誤って逆に設定されてしまう不幸な身ではあるものの、
そんなハンディなどお構いなしにエースランクに成長するので最後まで使ってあげよう。


●かしむ【カシム】
FE暗黒竜と光の剣および紋章の謎に登場するキャラ。クラスはハンター。
FC版では母親が病気であり、薬代を稼ぐためにやむなく海賊の一味になっていた。
シーダに母親の薬代を出すという説得を受けて仲間になる。
ユニットとしては武器レベルがやや上がりにくい感があるが弓兵に不足しがちな力が非常に伸びやすく、
特にSFC版ではハンターがホースメン(弓騎兵)にクラスチェンジできることになって、
大幅なパワーアップを遂げた。

これだけ見ると少々気が弱いけれどやさしい人間だなと思うだろう。
しかし紋章の謎では大きく設定が変わってしまった。

というのも母親が病気云々というのはどうやら作り話であるらしいという設定に変更されたのである。
第一部ではそれほど印象は変わらずエンディングでも生活は苦しいとかかれていたことから、
彼の素性を疑うものはあまりいなかった。
だが第2部で仲間になる時、プレイヤーの目に映ったものは、主人公マルスに「待って!お金を・・・」
しつこく語りかけてせがんでいる彼の姿(とキラーボウ:1000G)であった。
このことはプレイヤーに衝撃を与え、加えて第2部のエンディングで人物紹介の欄に、
「タリスの詐欺師カシム」と書かれてしまったことから詐欺師呼ばわりされることとなった。

一応フォローしておくと父親不在で幼い弟や妹がたくさんいるため生活するのが困難。
という裏設定も同時に付け加えられたがネタキャラの地位は揺るがない。
ただ、死にセリフに「母さん・・・仕送りできなくてごめんよ」とあるので、
(少なくとも第一部は)本当なのだろうと思うが、
紋章の謎第二部エンディングでの後日談

「タリスのサギ師 カシム」

確信犯なんだろうね、きっと。

☆関連語☆
FEの弓兵 詐欺


●かじゅあるもーど【カジュアルモード】
ファイアーエムブレム新・紋章の謎で導入された新モードのことである。
このモードの最大の特徴は・・・
「HPが0になった味方は死亡せず撤退扱いになり、以降の章でも使用可能」になるというもの。

・・・そう、今まで散々謳って来た「倒れた仲間は二度と戻らない」という
FEシリーズの特徴を根本から覆すシステムである。

今まではHP0になれば容赦なくロストで退場。ただし一部のキャラに関しては負傷退場という扱いでシナリオでは顔を出すも、
二度とプレイヤーが操作することは出来なくなることが殆どだった。だがそれをこのモードは取っ払ってしまった。

このシステムの導入にファンからの反応は「FEらしさがなくなる」「完全なゆとり向けモード」等、否定的だった。
とはいえ、今まで付いて回ってきた「手ごわいシミュレーション」という先入観を取っ払うという試みでもあり、
結果的にこのゲームに対する敷居を下げ、
キャラに興味を持ったファンにFEを始める切っ掛けを与えたというのもある。
また、ハードやマニアックなどの高レベル難易度に挑む際にこのモードを選択し、
腕試しとして挑むというのもある。
従来どおりキャラロスト有りのシステムも「クラシックモード」として存在しており、
プレイヤーはゲーム開始時に任意選択できる。
それゆえに、遊び方の幅を広げることにも繋がっており、一概にシステムの改悪というわけではない。
続いて発売された「覚醒」にも導入されており、結果的にセールスの向上にも貢献している。

☆関連語☆
死んだら生き返らない


●かみゅ【カミュ】
FE暗黒竜・外伝・紋章の謎に登場する人物。
グルニア黒騎士団ブラックナイツの隊長だったが、アカネイア王女ニーナを逃がしたことの責任を取らされ左遷される。
マルス王子率いるアリティア軍に破れ、記憶を失いバレンシア大陸に移り、ジークと名乗る。
介抱してくれた女性ティータと恋仲になるが、記憶を取り戻しアカネイア大陸へ戻る。
そこでは仮面の騎士シリウスと名乗り、ニーナ王女を助け出したあと、再びバレンシア大陸へ帰ってゆく。
暗黒竜の時代から美形で、美形キャラは強いという例に漏れず、最強の槍グラディウスを操る強敵として登場する。
外伝ではティータを助け出すまでは敵対するが、助け出していると味方になる。
紋章の謎では序盤から仲間になり、最初から強く成長率もいいためエース級ユニットになる。

顔も立場も製作者からの扱いもいい彼だが、同時にネタにもされている。
まず名前。暗黒竜で初登場時に正しい名は「カミュ」だったのだが、
容量の都合で「ュ」が使えなかったのか、ゲーム中の表記は「カミユ」にされてしまった。
紋章の謎で再登場したときも直されることはなく、「カミユ」のままだった。
が、公式名はあくまで「カミュ」であるということにされた。
他にも、彼と戦う章で最強の剣メリクルが手に入るため試し斬りされる、
ペガサス3姉妹トライアングルアタックの実験台にされる、
ジークはマチルダより成長率が悪いので二軍行きあるいは殺して経験値にされる、
バレンシアでゴールドナイトだったのにアカネイアに戻るとパラディンに格下げされている、
ティータという恋人がいながらニーナ王女から支援効果を受ける、などなど。
その境遇のためか、パラメータの中で幸運値だけは飛び抜けて低い。

☆関連語☆
美形キャラ


●さじまじばーつ【サジマジバーツ】
FE暗黒竜・紋章の謎に登場するオグマの部下の戦士、サジ・マジ・バーツのこと。
三人まとめてしか名前を呼ばれないぐらい三人一緒に扱われる。
紋章の謎では斧を使えるのは彼ら三人だけである(暗黒竜では海賊ダロスを入れて四人)ため、
一部の人には凄く人気があるが、ほとんどの人が斧使いというだけで三人まとめて二軍行きにしてしまう。
実はバーツはオグマ隊長を凌ぐほどの成長率を持つのだが、育てる人が少ないのでなかなか気付かれない。
今まで使ったことがない人はバーツだけでも使ってみれば先入観がくつがえるはず。サジだぜ。じゃない、マジだぜ。


●しーだ【シーダ】
「ファイアーエムブレム暗黒竜と光の剣」と
そのリメイク&続編である「ファイアーエムブレム紋章の謎」に登場する女性キャラクター。
小さな島国タリスの王女であり、クラスはFEシリーズの華であるペガサスナイト
祖国を失った主人公マルスがタリス王家に身を寄せたことが縁で解放軍に同行することとなる。
マルスとは相思相愛で暗黒戦争が終結時にプロポーズを受け、
英雄戦争終結後は純白のドレスに包まれてマルスとの結婚式を挙げた。
優しい性格で少しおてんば。マルスとの婚約して結婚が近づいても戦いの訓練を欠かさない。
幼い頃、奴隷剣闘士のオグマが脱走した罰で広場で鞭打ちになっているところに
通りがかったシーダが助け出したというエピソードにも彼女の性格が現れている。
ユニットとしては普通のペガサスナイト。
ドラゴンナイトのミネルバが参戦するまで競合するユニットもいないので、
空を飛べるという機動力を活かして戦場のあっちこっちをお使いすることとなる。
能力値は非力で打たれ弱いが素早いという典型的なスピードタイプ。
だが、彼女の能力(?)といえばなんといっても「説得」である。
ハンターのカシムを始めとして紅の剣士ナバール、友達のいないロジャー、
シューターのジェイク、隻眼の将軍ロレンス、ナバールの偽者サムトーなどなど男性ばかり。
さらには先述の傭兵オグマに想いを寄せられており、男達をメロメロにする魅惑の少女というイメージがある。
多くの仲間ユニットのうちが説得6名とタリス軍4名がシーダのおかげで参戦することを考えると、
戦略的にも重要なメインヒロインである。

☆名台詞☆
「あなたは あいをしんじますか  
 あなたには あいするひとが
 いますか▼」


●しーま【シーマ】
FE紋章の謎に登場するグラ王国の王女。
2部17章でグラ兵を一人も傷つけずに話しかけると仲間になる。
2部では貴重なアーマー系ユニットで成長率も抜群に高いが、実戦経験がないためかレベル1で加入する。
しかも登場が遅すぎて、レベルを上げようにも上げ切れずに終わることが多い。

そこで慣れたプレイヤーは手っ取り早くレベルを上げるため、
傷つけずに残しておいたグラ兵を片っ端から彼女に倒させるのである。
ということで、逃げまどうグラ兵は崇拝していたシーマ様の手により無残に全滅させられる。
シーマが仲間になってしまえば、グラ兵も経験値稼ぎの材料でしかないのである。
・・・まあ君らも生まれた国が悪かったね。

ところが、DS版「新・紋章の謎」では、シーマ加入後にグラ兵を1人でも殺すと
説得キャラのサムソンごと再び敵に回るという罠が追加された。
戦意の無い新米兵士を虐殺してはいけません!という任○堂からのメッセージだろうか。余計な事を…。


●じぇいがん【ジェイガン】
任天堂のSRPGファイアーエムブレムで初期からいる仲間の一人、老将であるため初期から上位クラスであり、
頼りになるが同時に成長率が皆無であるため真っ先にスタメンから外される候補でもある。
転じて育成に失敗した時の「お助けキャラ」全般を指す。中盤以降も第2第3のジェイガンが加入し、
ゲームに慣れない子供たちを救うと共にベンチを暖め続けている。
ターン数制限など縛りを入れたプレイの際には世話になることもあり決して侮れない。
老将はストーリー上の位置的に天寿を全うせず囮や壁として死ぬことも多い役柄である、合掌。

また、DS版「新・暗黒竜と光の剣」においては、難易度ノーマルでプレイした場合のみ、
追加シナリオ(要は前日談)+新キャラのフレイ(男)が仲間になるのだが、
この場合、進める途中で、絶対に誰か1人(主人公以外)を囮にしなくてはならない為、
多くのプレイヤーは低成長率のジェイガンを囮にするのであった…。
(因みに、囮にされたユニットは永久離脱+生き返らせることも不可能)

☆使用例☆
 ____?銀の槍をシーダに渡したら1ポイントだって経験値とらせねえよ。
 囮か……よし、____、君に決めた!君の勇士は決して覚えない!(酷)


●しぇいばー【シェイバー】
FE紋章の謎で登場した風魔法。
次回作以降も風魔法は出ているが、なぜかウインドというありきたりな名前に変えられてしまった。
風の上級魔法もエクスカリバーからトルネード、フォルセティなど別のものに変えられている。
必殺率の高さや飛行系に特効という長所も削られてしまった。
ウインド使うたびに「なんでシェイバーじゃないんだろう」と思わずにいられない。


●じょるじゅ【ジョルジュ】
ファイアーエムブレム暗黒竜と光の剣、同シリーズ紋章の謎、新・暗黒竜と光の剣に登場するキャラクター。
クラスはスナイパー。アカネイア最強の弓である「パルティア」を持ち、「大陸一の弓兵」という
触れ込みで加入するのだが、最初から上級職で登場する(=育成の余地が少ない)上に、元の能力値が
どの作品でもおおむね低めに抑えられてしまっている。
このあたり、カシムと並んで「FEの弓兵」の原型の一人かもしれない。特に「封印の剣」のクレインは
「美形・上級職・にもかかわらず微妙」とほぼそのまま。なまじ「大陸一」という設定があるだけに
さらにネタ度が際立ってしまうという、気の毒なキャラクターになってしまった。もっとも、彼に限らず
アストリアやミディアなど、リンダ以外のアカネイア組は誰も彼も微妙な能力なのだが…。
最新作「新・暗黒竜と光の剣」においては、唯一の心の拠り所であるパルティアも奪われることが多い
上に、兵種変更がほぼ自由にできるようになり、さらに個人の成長率も低い。あまつさえ強力な成長を
持つウルフ・ザガロなどライバルの登場によって、存在価値が一層脅かされることとなった。

☆関連語☆
FEの弓兵


●と…ゆだんさせてといて…ばかめ…しね!!!【と…ゆだんさせといて…ばかめ…死ね!!!】
ファイアーエムブレム紋章の謎の2部6章で、
典型的な悪人将軍・ラングが戦闘開始時に放つ迷言。
このような「命乞いしながら攻撃してくる」というシーンは割とよくあるのだが
この場合、この章までの非常にシリアスな流れの中でいきなりこれが来るので、
インパクトと意外性は絶大。
FEスレを中心に、かなりの流行となった。釣りレスの最後などに使われてる。
ちなみにどうやらファンによると「ばか」が平仮名なのが重要らしい。片仮名や漢字にしちゃ駄目。

原文
>まっ…待ってくれ
>すまぬ…許してくれ…
>わしは 皇帝の言うとおりに
>してきただけなのだ
>わしも イヤだったのだが
>しかたなかったのだ
>なっ…だから
>たっ…助けてくれ…
>何でも言うことをきく
>ほら…このとおりだ…
>と… ゆだんさせといて…
>ばかめ… 死ね!!!


●とらーす【トラース】
FE紋章の謎2部5章の敵将。
射程距離が10マスもある砲台で攻撃してくるのだが、
攻撃力・防御力ともに低いため、いったん近づけば簡単に倒せてしまう。
顔グラフィックがコワモテなのにオープニングでめちゃくちゃ気が弱い発言をする、
攻撃時のセリフが「方位445…撃て!!!」と、「!」を3つもつけるくせに威力がつりあっていない、
射程内のどこにいる敵を狙っても方位445、
ていうかこっちが目の前にいるのに方位445へ攻撃…などのアンバランスすぎる様からネタにされる。
ラング将軍の部下だから「ばか」がうつってしまったのか、元々そういう性格なのかは不明。

☆関連語☆
と…ゆだんさせといて…ばかめ…死ね!!!


●なばーる【ナバール】
FE暗黒竜と光の剣および紋章の謎に登場する傭兵。トレードマークは黒い長髪。
腕利きの傭兵として名をはせており、その名声は彼をかたった偽者も現れるほど。
必殺の出やすい剣キルソードを装備してプレイヤーの前に立ちはだかる。
無口で無愛想、クールな性格という感じの一匹狼であるが、
「女子供を切る剣は持ち合わせていない」と語るように汚いことはしたくないらしい。
ペガサスナイトシーダが説得して自軍に寝返らせることが可能。
ただし放置しているとお構いなしにたとえ相手が女子供でも容赦なく切りかかってくるから注意。
この言動の不一致さが時々ネタにされる。
以上のことからその後のシリーズで黒髪で長髪、キルソードなどの高威力の剣を装備し、
無愛想な感じの剣士系をナバール系と呼ぶようになった。

同じ傭兵のオグマと比較して初期値が低めであるが、成長率は総合的にオグマよりも高い。
その成長率は力や守備が伸びやすいオグマに対してナバールは技や幸運が伸びやすくなっている。
二人とも強力な戦力であり、ペアで運用されることも多いためか以後の作品でオグマとナバール
のような位置づけの剣士二人組みをオグナバ系と呼ぶようになった。

追記:オグマに比べ守備が低いので、やっつけ負けの筆頭候補。
なので、成長するまであまり過信せず最前線に置くのは控えた方がいい。
また、紋章では必殺で敵を倒すと乱数調整が起こり「技、幸運、武器レベル」しか上がらない罠が存在するので、
とどめを刺す時はキルソードではなく鉄の剣など普通の武器を使った方がいい。


●にーな【ニーナ】

ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣及び紋章の謎に登場する、アカネイアの王女。戦乱をなくす為に、主人公マルス軍の象徴として加わる。
こう書けば立派な王女なのだが、性格にやや問題があり、紋章の謎(暗黒竜と光の剣の続編)の戦争を起した本人とも言えよう。
先の争乱で結婚した相手をいつまでも愛そうとせず、生死不明であったカミュを想い続け、結婚相手であるハーディンを精神的に追い詰めた。
その結果ハーディンは心の隙を突かれ、敵に洗脳されてしまい、戦争が勃発したのである。
グッドエンティングでは、アカネイアをマルスに託し、本人は姿を消す。

この事からニーナはファンから悪女、もしくはビッ○と呼ばれてしまう。
しかし、ニーナとカミュの関係をハーディンに知らせず、結婚を急かしたボアにも非がある事も忘れないで欲しい。


●びらく【ビラク】
ファイアーエムブレム暗黒竜と光の剣、紋章の謎に登場するソシアルナイト。
オレルアン王弟ハーディン直属の部下。FC版(暗黒竜)では顔グラがマチスの使い回しだったが、
紋章の謎でようやく固有の顔グラが与えられた。とはいえそれでもマチスと大差ない。
ソシアルナイトのLV1で登場する若手なので期待が持てるが、
いざ育ててみるとほとんど武器レベルのみ、よくてHPも上昇という
高齢者並みの成長ぶりを見せつけ、見事に期待を裏切ってくれる。
しかも同僚で同職のロシェはリメイクの際に成長率が強化され、使用に堪えうるようになったのが悲しい。
それ以前に騎馬兵は初期メンバーのカインとアベルがいれば十分だったりするが。

そんなわけで地味なまま全く目立たない悲惨なキャラだったが、
あの「くそ○そテ○ニック」が大ブレイクしてからは、その登場人物がビラクと酷似しているということで
彼はネタキャラとして日の目を浴びるようになった。アッ-!
今では801系なネタの他、武器レベルばかり上がる成長傾向などもネタにされることが多い。

また、紋章の謎の第2部にも登場するが仲間にはならず、
それどころか敵として襲いかかって返り討ちにされてしまうという悲しい運命を背負ってしまっている。
一応撤退させることはできるが、やはり経験値のために倒されることが多い。
相当気合を入れて訓練を積んだのか、パラディンに昇格し、ボス扱いとなっているのが唯一の救いか。

後にDSで発売されたリメイク版「新・紋章の謎」では、なんと2部でも仲間にできるようになった他、
仲間との会話が追加されたが、その内容がどうにもアッー!を意識したものだったので、
さらにネタ化が進んだのは言うまでもない。

         / ̄ ̄ ̄ ̄丶 、
        '           ヽ、
      /  i   ::i;;   i   :ヽ
     /;;;;   ii   i;;  ;;ii  /  |
     |;; ii   i  ..ii: ::.;i  ..::  ,,|
     |::::,,..ii::t、;;iiii,, i;; ii",,"--i;;;,,""|
     ト、.;;;/ ̄ ヽ..、/"   ヾ ,,,|
     ヾF"|            ト |
       丶;|、         ;;; |_/
      レ"二==--  --二二 | ヽ
      "| | Fリフ.ii   F-ソ ̄ | -| 俺は女を貫く槍は持っていない
      │ii|    ||       ii,,ソ   
       ヾ|    |、      .,ノ    
        |    ヾ=-     .|
        ト、  --=--    /| _、
    _  .,|;;"、  :::::::    , .|レ  ヽ
  /   ̄ ̄|  、     ..,   |  ,_」
  ト、 ヽ;;;;;;;;;|   、__ , '   ‖/:::::::::
  ::::::ヽ 丶;「|    \      ,,,| |

☆関連語☆
3B ホモ 役立たず


●ふぁいあーえむぶれむ-しん・あんこくりゅうとひかりのけん【ファイアーエムブレム新・暗黒竜と光の剣】
1)ニンテンドーDSで発売されたSRPG。
シリーズ1作目「ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣(以下、FC版)」の、2度目のリメイクである。
基本的なシナリオはFC版のままだが、3すくみの導入、兵種変更、
シリーズ初のマップを使った対人戦などが盛り込まれている。

内容としては、SRPGとしては無難な出来。
シリーズのウリの1つであるテンポの良さや、キャラ選択の自由度などは健在。
その反面、ノーマルモードでは全員生存が不可能だったり(チュートリアルで味方1人を囮にしなきゃいけない)
ミネルバなどの追加武器があまり役に立たなかったり、
チェイニーという特殊なキャラを使いすぎるとフリーズするバグがあったりなど
システムの見直し、次回作での改善を望む声もある。
FC版を重視したため、顔グラフィックが古臭い、シナリオが今見ると淡白すぎる点なども、賛否両論である。

また、ノーマルモードはシリーズ中でももっとも簡単だが、
その反面、最高難易度(ハード5)はあの「トラキア776」に匹敵する高難易度であり、
さらに、兵種変更システムのお陰で、人気ネタキャラ「リフ(僧侶)」を剣士にしたりできるので、
マゾなエムブレマーたちには愛されているようだ。

なおFC版のリメイクであるため、「紋章の謎」にあった追加シナリオ「英雄戦争編」収録されていない。
それを匂わせるような描写はあるのだが・・・

2)NintendoDSで発売された初代ファイアーエムブレムの二度目のリメイク。原作スタッフからはサウンドの辻横氏のみが参加している。
「紋章の謎第一部のリメイクではなく、あくまで初代暗黒竜のリメイク」というふれこみだったが、
ベースとなるシステムはむしろ「封印の剣」をはじめとするGBA三部作に近く、またシナリオやクラス解釈には
「紋章」を意識した(あるいは独自解釈に基づく)設定改変が見られる。
(エクストラマップ的な趣の強い紋章第二部を単品で出すのはいろいろ辛いと思うんだが、出す予定があるのだろうか?)
そのためオリジナルとは大きくプレイ感覚が異なる部分も。
たとえばシューターが装甲弓兵から移動砲台に変更されたことで、復活マップのひとつで
シューターの大部隊と戦うステージ「MAP13・グルニアの木馬隊」は地形が同じだけのほぼ別ステージとなってしまった。
パラメータ上限は旧作の「一律20」から「最高30のクラス固有値」へと大きく引き上げられたが、
ノーマルモードの敵を含む登場キャラクターたちの初期パラメータは「紋章」をそのまま踏襲している。

オリジナルはFCのゲームであり、原作のシナリオライターが不在ということもあって追加テキストは最小限にとどめられているため
現代の作品としてはテキストの分量が破格に少ない。
特に「封印」以降恒例となっていた、好感度上昇に伴うキャラ同士の会話イベント「支援会話」がなかったことについては賛否両論。
(ただし好感度上昇・好感度によるパラメータボーナス制度自体は今回も続投)


●ふぁいあーえむぶれむもんしょうのなぞ【ファイアーエムブレム紋章の謎】
任天堂が1994年に発売したファイアーエムブレムシリーズの第三作。
内容は1990年に出された第一作であるファイアーエムブレム暗黒竜と光の剣をリメイクした第一部、
そしてその続編である第二部との二部構成となる。
第二部での予想外の展開に衝撃を覚えたプレイヤーもいる。
ゲームバランスはきわめて上手く作られており、特に第一部は最初はやさしくだんだん難しくという
非常にバランスの取れた構成となっており、シリーズ中最も遊びやすいという声が多い。
ストーリー、システム、ゲームバランスのどの辺りを見ても欠点が少なく、
シリーズでもっとも多くの売り上げ本数を記録した(約70万本)ということもあり、
ファンからはシリーズ最高傑作であるという声が多い。
が一方で第一部をリメイクした際容量不足のために削除されたキャラやマップが存在するためそこを惜しむ声もある。

☆関連語☆
加賀昭三 リフ ビラク ペガサス3姉妹 シーダ


●まるす【マルス】
FE暗黒竜と光の剣、および紋章の謎の主人公にして、FEシリーズの初代主人公。
穏和な性格で物腰丁寧な姿勢は、烈火の剣に登場するエリウッドまでの歴代主人公に共通する。
つまり、歴代主人公の原型となった重要な存在である。

メディウスを倒した英雄アンリの子孫でアリティア王国の王子。
島国タリスの王女シーダは婚約者で、英雄戦争終結後に結ばれる。

復活したメディウスとの戦争の際、同盟国の裏切りで祖国が滅亡した後タリスに亡命。
2年後、タリスが海賊襲撃を受けたのを機に挙兵し、メディウスを倒すことに成功する(暗黒竜)。
その1年後、祖国を再建中に他国の反乱討伐の命令を皇帝から受け、出兵。
しかし帝国の強硬な態度に不審を抱き離反、英雄戦争が勃発する。
最終的に皇帝と、その陰で再度復活を目論んだメディウスを倒し、アカネイア同盟の盟主となった(紋章の謎)。

ユニットとしてはクラスチェンジできない上に、周りにオグマナバールペガサス3姉妹など
優秀なユニットがいるためにいまいち弱い。
しかし彼が死んだらゲームオーバーな上、ラスボスのメディウスに唯一まともに攻撃できる武器
ファルシオンの使い手のため、ドーピングも駆使しつつ育てるのが賢明。

余談だが、数年後の大乱闘スマッシュブラザーズDXという作品で、
隠しバトルキャラ(CV:緑川光)の一人として登場した。
本編と違って強めのキャラクターに調整されており、
マルスを知っているFEシリーズ経験者は色んな意味で様々なギャップを感じたことだろう。

ちなみになぜCVが緑川光なのかというと、2巻で打ち切られたOVAという名の黒歴史で
マルスの声をあてていたのが彼だからである。

☆関連語☆
シーダ


●みねるば【ミネルバ】
ファイアーエムブレム暗黒竜と光の剣、および同シリーズ紋章の謎、
さらにサテラビュー版のアカネイア戦記・第二話に登場。
マケドニア王国の王女で、同国主力騎士団に所属するドラゴンナイトでもある。
何かにつけ父親殺しの兄とお姫様育ちの妹に振り回される気の毒な立場にある。
具体的には妹を人質に取られ捕虜になったり、兄貴の所業の報いを受けて家臣に裏切られたり、
しまいには妹を説得するために最終決戦に同行しなくてはならない。
それも最初から上位クラスとして登場するため、育てる余地がほとんどないのが難点。

それでも人気があり、製作者側にとっても印象深いキャラクターであったのか、オグマナバール
ジェイガン赤緑コンビなどと並んでFEシリーズを通して仲間になるドラゴンナイトの原型となった。
色っぽい話はないが、部下のペガサスナイト3姉妹には慕われているため、「お姉さま」扱いされる。


●めでぃうす【メディウス】
FE暗黒竜と光の剣および紋章の謎のラスボス。
地竜族の王であり、元は人間との共生を図っていたが、やがて人間の横暴さに怒り、
ついにマムクート(竜の力を石に封じ込め人の姿をした竜族)の国を建国したという、ラスボスには珍しいパターン。
かつて英雄アンリに倒されたが、100年の時を経て復活・ドルーア帝国を打ち立てた。
その後アンリの子孫である主人公マルスに倒されるも、高貴なシスターを使って暗黒竜として
再度復活しようとしたが、マルスが完成させた封印の盾により封印されることになった。

FC版暗黒竜では守備力がかなり高く、特攻効果のあるファルシオンなしではつらい戦いを強いられるが
極限まで育てたキャラに高威力の武器を持たせれば決して不可能ではないと作品中で言及されている。
そしてSFC版暗黒竜と第二部紋章の謎では仕様が変更。
メディウスの闇のブレスは攻撃力を半減させる効果があるが、彼の防御力は15。
つまり攻撃力が最低32あればダメージが普通に通るのである。
ここまでならあまり変わらないが、間接攻撃無効の効果がなくなり弓矢でも攻撃を仕掛けることが可能になった(魔法は通じない)。
さらに二部では神竜に変身したチキにも竜系に対する特効が付与されたため、攻撃可能なキャラが大幅に増加した。
そんなわけで、彼はあっさりとマルスたちにボコられ、下手をするとデビルアクスでヌッ殺される運命なのだった。
ついでに暗黒竜ではモグラ、紋章では蛇のような姿をしているのも時折ネタにされる。

一応フォローしておくと、マルスはクラスチェンジできないので、CCボーナスを貰えない&レベルアップの機会が少ない。
さらにファルシオンも弱体化しているため彼をきっちり育ててドーピングさせないと、たとえファルシオンがあっても苦労する。
またSFC版ではFC版とは違い間接攻撃もしてくるので、反撃で返り討ちに遭わないよう注意しよう。


●りふ【リフ】
ファイアーエムブレム暗黒竜と光の剣に登場する僧侶。
ハゲのジジイで、1章で仲間になるが、3章でシスターのレナに入れ替えるプレイヤーがほとんど。
成長率はとことん悪く、せいぜい武器レベルがちょこっと上がるぐらいだろうが、
司祭まで育ててスターライトを持たせれば、ガーネフに勝たせることも無理ではないらしい。
しかし彼は、リメイク作で消され、代わりにその村ではきずぐすりが手に入るようになってしまった。
そのことはファンに強い衝撃を与え、主に

・きずぐすりになってしまった説
・実は女の子でした説 (きずぐすりをくれるのは、若い少女)

の2つの説が有力だが、約10年経った今でも、真相は明らかではない。
いや、本当は戦闘グラの容量の関係で、1人しかいない男僧侶は削られたらしいのだが。
ちなみに彼の影響か、その後に登場する僧侶キャラもネタ扱いを受けているとかいないとか。

そんな彼だが2008年に発売されたFC版のリメイク作である「新・暗黒竜と光の剣」では
めでたく復活し、さらにはクラス変更システムによってあるときは僧侶、あるときはソシアルナイト、
はてやペガサスナイトにまで転職し八面六臂の活躍を見せてくれた。
     ___
   /    ヽ\
  │       │
   へ-  ─ヾ  │
    ─  ─   ∂ \
  |  し 丶 √ │││
  | ト-=ヽ  │ ││
   \    /  │ │
  / ゝ── /ノ  丿
  ( \__ /   /│


わたしは そうりょリフ
たたかいはできませんが
ちりょうのつえがつかえます

よろしければ
ごいっしょさせてください

☆関連語☆
きずぐすり モルダ


●れな【レナ(FE)】
1)FE暗黒竜と光の剣、およびリメイク版の紋章の謎に登場したキャラ。
前者と後者の1部(以下「暗黒竜」)では回復専門のシスター、
後者の2部(以下「紋章」)では攻撃魔法と回復ができる司祭として参入。
ハマーンの杖による経験値稼ぎバグ(SFCのみ)が有名か。

暗黒竜ではマケドニアの王「ミシェイル」に求婚されるが、それを断って旅に出る。
そしてサムシアンという盗賊の集団に捕まるが、ジュリアンがサムシアンを裏切り、救出。
たまたまデビルマウンテンを抜けようとしていたマルス達と合流することとなる。

紋章ではメディウスを復活させるための生贄にされている。
終章2でジュリアンで説得(兄のマチスは不可)することによって正気に戻り、参入。
他に生贄は三人いるが三人とも能力はかなり低く、
攻撃が通用する相手もいないし回復役としてもここまで育てたユニットの方が上。
グッドエンドを見るためだけの扱いとなっている。

余談だが説得せずにメディウスを倒すと説得していない司祭一人につきHPが15回復する。

2)紋章の謎第2部13章に発生するバグ(とそのバグで発生するユニット)。
特定のポイントにマルスが待機するとイベントが発生。
本来ならそれで終わりなのだが、再度そのポイントにマルスが待機するとバグが発生。
ガトーと同じ顔グラフィックでレナという名前のユニット(ボルガノン装備)が生まれる。
この偽レナを発生場所から動かし、再度マルスを待機させるとまた偽レナが誕生。
繰り返して行うとユニット数がオーバーし、敵になったりする。
同マップでチキを仲間にしていないと敵になってしまい、仲間に出来なくなるので注意。
ちなみに中断したりすると顔グラなどが別のキャラのものになったりする。
当然だがVCでは修正されている。


▼ファイアーエムブレム外伝


●あるばいん-あるむ-るどるふ【アルバイン・アルム・ルドルフ】
FE外伝の主人公(の本名)。
ラムの村でマイセンと共に剣の修行をしながら暮らしていた。
ある日、ソフィア解放軍の一員であるルカが村にやってきたことにより戦いに身を投じることとなる。
ソフィア城を攻略・解放し、セリカと再会するも思想の違いから対立、そのまま5章ラストまで会えなくなる。

クラスは戦士、クラスチェンジ後は勇者になる。
外伝の中でもかなり高い能力・成長率を誇り、単騎で敵部隊を殲滅することも可能。
クラスチェンジ後は弓も扱えるようになるので死角がなくなり、更に扱いやすくなる。
シリーズでもトップクラスの実力で、最強との声も。

専用装備に王家の剣、ファルシオンがある。
※セリカはアルムを心配する描写があるのだが、逆にアルムはセリカのことを気にしている描写が一切ない。

☆関連語☆
ルドルフ ドーマ 支援効果


●せりか【セリカ】
FE外伝のもうひとりの主人公。
アルムらと共にラムの村で暮らしていたが、ドゼーの反乱に伴い、マイセンによって修道院へ逃がされる。
大地の実りが失われた理由を知るためにミラの神殿へ向かい、その道中でソフィアの王女だと判明する(本人は知っている)。
ソフィア城でマイセン、アルムと再会するも、思想の違いから対立、5章ラストまで会えなくなる。

クラスは神官、クラスチェンジ後はプリンセスになる。
戦闘力はアルムほどではないが高く、魔法も使えるので直接・間接攻撃から回復まで幅広く行える。
また、エンジェルを早期習得するので対魔物用ユニットとしても扱える。
最終的にアルムの隣に立ってアルム対ドーマの支援をすることとなる。

何故かトライアングルアタックを知っている。

☆関連語☆
ミラ 支援効果


●どーま【ドーマ】
FE外伝のラスボス。
リゲル王国を支配する邪神であり、ソフィア王国を支配する大地母神ミラと対立していた。
平和が続いたソフィアの民は神への信仰心を忘れ、ミラの力は衰退、それに伴いドーマの力は増大した。
凶作にさいなまれたリゲル王国は、ソフィアに援助を求めたが拒否され、ついにソフィアに侵攻を開始。
ソフィアの人々はようやく自分たちの愚かさに気付き、ミラの名前を呼び、許しを請いて救世主の出現を祈った。
そして2人の主人公が旅立ち、打倒リゲル軍、打倒ドーマを目指す。

ドーマの行動は、敵ターン開始時に全員にダメージを与える「メガクエイク」と、
終盤のボスお約束の「ビグル召還」がある。
ラスボスにもかかわらず移動してくるため、不用意に近づくと向こうから攻撃してきて強烈な一撃をくらう。
HPが異常に高く、本来の最大値である52をラスボス特権で大幅に上回り、
またHPが52を切るとファルシオン以外の攻撃が通じなくなるという特徴がある。
ちなみに聖女の使うリザイアの魔法でHP吸収すればダメージを与えられるが、
打たれ弱い聖女をビグルの大群に囲ませることは自殺行為に等しいため利用価値は少ない。

こう書くと強そうだが、このゲームは前のマップに戻っていくらでも味方を強化することができ、
主人公2人を並べて攻撃すると必殺確率100%という凶悪な支援効果があるため、
シリーズの中でも弱いラスボスとして位置づけられている悲しい存在。
一度も前のマップに戻らずに挑むと強いのだが。

☆関連語☆
支援効果


●ばるぼ【バルボ】
ファイアーエムブレム外伝に登場するアーマーナイト。
何故か、主人公であるアルムセリカと一緒にパッケージ表に登場している。
彼は序盤にセリカ軍に参入することになり、
それまでほとんど魔法系のユニットしかいなかったセリカ軍唯一の貴重な壁役として、
大活躍することになる…はずだったのだが、実際にはそうならないことが多い。

なぜなら、バルボはいくら上級職にクラスチェンジしようがLVがカンストしようが、
魔 法 防 御 が 0 か ら 上 が ら な い という致命的な欠点があり、
さらにアルム軍のルートに比べてセリカ軍のルートは魔法系の敵ユニットが多いために、
基本的に参入している仲間は強制出撃な外伝において、マップによっては味方の後方でガクブルしているしかないという
なんとも悲しい存在になってしまっている。
ただ、敵が物理攻撃メインのマップでは普通に活躍できるので決して弱いわけではない。

ちなみに近くにワープしてきて魔法を撃ってくる魔女が死ぬほど苦手。
魔女が大量に出現するマップでは、周囲を味方で囲んでやらないと間違いなくご臨終するので注意。

    味       魔女
  味味味
味味バ味味
  味味味
    味 バルボを守れー


●ふぁいあーえむぶれむがいでん【ファイアーエムブレム外伝】
FEシリーズ第二作目。1992年にFCで発売された。
前作「ファイアーエムブレム暗黒竜と光の剣」の少し後の時代で、別の大陸が舞台。
前作の人気キャラがこっちの大陸に来ていて仲間になったりするなど、ファンサービス多彩。
なぜか前作の大陸での最強武器がこっちでも手に入ったり、
前作の特定キャラ専用魔法を一般人が使いこなしてたりもする。

ジャンルは一応SRPGだが、かなりRPG寄りなものになっていて、
進路とは関係ないダンジョンを探索して仲間を増やしたり、前のマップに戻ってレベル上げもできる。
中盤以降は男女二人の主人公を同時に操作しながらストーリーを進めていく。
敵もマップ上を移動してくるため、うまく操作しないと二部隊を一度に相手にすることになったり、
二人の主人公が同時に攻め込まれて片方勝っても片方負けてやり直し、という状況になったりする。
前作と比べて地形効果の影響がかなり大きく、砦に攻め込むときなどは相手が弱くても油断できない。
逆に砦で敵部隊を待ち伏せして戦えば強敵も簡単に撃破できたりする。

アイテム受け渡しが面倒でない、武器破損がない、死んでも復活の泉があるなど、難易度は前作に比べて低め。
それだけに初心者にもおすすめの作品だったのだが、FC末期ということもあって知名度は低かったようだ。
ファンの要望(というよりファンそのもの)が少ないせいか、今のところリメイクもされていない。


●むらびと【村人(FE)】
FE外伝に登場するクラス。クラスというか立場そのまんま。
移動力が小さく戦闘力もひ弱であるが、一定レベルになると他のさまざまなクラスへとクラスチェンジできる。
移動力を強化したかったらナイト、射程を強化したかったらアーチャーというふうに
プレーヤーの戦略に合わせて自由なパーティーを組めるのが利点。

問題はその分岐クラスチェンジで傭兵を選んだときに起こる。
傭兵は一定レベルに達すると剣士、さらに魔戦士というクラスにグレードアップするのだが、
魔戦士で一定レベルに達するとまた村人へとクラスチェンジが可能なのである。
村人へとクラスチェンジしても移動力と魔法防御以外のパラメーターは下がらないので
村人→傭兵→剣士→魔戦士→村人→傭兵・・・と永久ループによる強化が可能になってしまう。
これを利用して序盤から最強パーティーを編成して無敵状態を満喫するのもいいが、
そこまであげるのに非常に苦労する上に強すぎてつまらなくなってしまうこと大請け合いなので
そこのあたりは注意したほうがよい。


●りげる-の-むら【リゲルの村】
FE外伝4章終盤にて、アルム達が訪れる村。
村の手前にあるリゲル平野を攻略する前に寄り道(ヌイババ館の攻略)をし、
ティータ(ジークの恋人)を救出していると敵将であるジークが仲間になってくれる。
また、村人がジーク(とティータの関係)のことや次の進軍先の竜の山の情報を教えてくれる。
しかし、まっすぐリゲル平野に向かうと、ジークと戦うこととなり、倒さなくてはならなくなる。
ジークを殺害していると村人の態度が一変し、アルムに向かってブタだの鬼だのと毒を吐いてくる。

補足:ヌイババ館は攻略には全く関係がなく、ティータとジークを知らない場合は寄り道でしかない。
ティータは全メンバー中、唯一リザーブ(全員を回復させる魔法)が使える貴重なユニット。
二人とも能力・成長率はそれなりだがリザーブのために向かう価値はあると思われる。
ちなみにジークはリゲル軍を裏切らないように恋人のティータを人質として捕らえられていた。

☆関連語☆
人質



▼ファイアーエムブレム 聖戦の系譜+トラキア776


●あーだん【アーダン】
ファイアーエムブレム 聖戦の系譜に登場する重騎士の名前。
主人公シグルドの部下として最初から使えるキャラなのだが

・シリーズ中でも屈指の美形が揃っている聖戦の系譜の中で、
 1人だけシリーズ全体でみてもかなり悪い意味で濃い顔をしている。
・「固い、強い、おそい」という肩書きを持つ(持たされる)。
・FEにとって重要なパラメーターである移動力が低く、  他の能力も防御力が高いこと以外特筆すべき点はないため、
 大抵は一人だけ城で留守番させられる役回りである。
・途中、イベントで「追撃リング」という非常に有用なアイテムを手に入れるのだが、
 それも大抵すぐに取り上げられて他のキャラに持たされる。

…といったネタ性から、多くのプレイヤーから愛されるキャラとなった。
また某サイトによる「アーダン一人クリア」という企画が有名である。


●あなた-たち-は-けだもの-です【あなたたちはケダモノです】
初出はファイアーエムブレム 聖戦の系譜の主人公、シグルドの友人である
ユングヴィ城の姫、エーディンの名言。手薄の城を蛮族に襲われてさらわれる。
彼女をつれて国へ向かうヴェルダン城の王子・ガンドルフ(蛮族)に対して
「____________」と言う。
後のシリーズでも使われたとか使われていないとか。
ネタとして好まれている名言である。
萌えネタが出てくると必ずといってもよいほど使われる。


●あるう゛ぃす【アルヴィス】
ファイアーエムブレム聖戦の系譜に登場する名門ヴェルトマー家の当主で近衛軍指揮官。
序盤に顔見せする時は特に悪い人には見えないのだが、
暗黒神の血を引くことからそれをあがめる教団に脅迫され、
有力諸侯を次々に失脚させ、さらにはシグルドをその仲間の大半を謀殺し、最終的に皇帝の座に登りつめる。
その後シグルドの妻であり種違いの妹であるディアドラと結婚し、息子のユリウスと娘のユリアをもうける。
シグルドが三大不幸主人公の座にあるのは彼の所業によるところが大きい。
またこの世界には、暗黒神の血を引くもの同士が子をなすと暗黒神が復活するという伝説があるが、
アルヴィスはディアドラが自分と同じ暗黒神の血を引くと知らずにそれをやってしまい、
その結果、ユリウスの体を借りて暗黒神ロプトウスが復活することになる。

後半で戦うことになるのだが、ほぼ全能力カンスト、専用装備のファラフレイムの鬼性能、
さらにゲーム中最高クラスの優秀なスキル群を持つゲーム中ほぼ最強の敵といえる。
だがこちらもセリスが最強装備ティルフィング(魔防大幅上昇)を入手するので
ストーリー上も実際上もセリスに戦わせよう。専用イベントも待っているし。

このように作中最大の敵として描かれる彼ではあるが、
皇帝に就任したばかりの頃は善政を行っていたり、家族を思いやる発言をしている。
また悪政も後半は暗黒神に覚醒したユリウスが実権を握っていたため一概に非難ばかりはできない。

☆関連語☆
コキュ


●いしゅたる【イシュタル】
ファイアーエムブレム聖戦の系譜に登場する敵キャラ。
ラスボス・ユリウスの恋人であるが、心優しい女性として描かれる。
伝説の雷魔法トールハンマーの威力やステータス補正、全キャラ中最高レベルの指揮官レベルのみならず、
待ち伏せや連続などのスキルのおかげで、非常に強いボスとしてPLの前に立ち塞がる。
その戦闘力はラスボスよりもある意味高いという人もいるくらいである。
また彼女が引き連れてくる部隊も精鋭ぞろいで特にファルコンナイトの部隊が、
下手をすると彼女並みに強いといわれるレベルである。
しかしきちんと対策を立てた上で慎重に攻撃をすれば無傷で撃破するのも十分可能である。
有名なのはセイジ(賢者)にマジックリングを装備させて、スリープやサイレスをかけて無力化する方法だろう。
なお、小説版を見る限りユリウスの子を身篭っていた模様。

追記:トラキア776にも顔見せ程度に登場する。無論戦うことはない。


●いちいばる【イチイバル】
FE聖戦の系譜に出てくる伝説の武器の一つ。最強の弓で使い手はウル(ウリルともいう)。
力と速さに補正がかかる上、ライブ(毎ターン自然回復)のスキルが付加されているが、
伝説の武器内ではあまり恵まれていない。その理由は、

・補正スキルの合計が+20と最弱(神器の補正地の合計は大体が+30。)
・命中が伝説の武器内で最低ランクに加えて命中に影響を与える技に補正なし。
・重さが一般的な同系統より+5も重い(他のは同系統より+2〜3が普通。)
・一般兵でも使えるキラーボウがとても使いやすい。
・そもそも接近戦を行ってはならない弓兵にライブのスキルは不必要。

など、この時代のの全体的な冷遇に隠れているが、
伝説の武器としてみると、実はこの武器が一番冷遇されているようにも見える。
しかし、長所が全くないわけではなく、

・親世代から使えるため、星(必殺率補正)を貯めることができる。
・伝説の武器で唯一、使用者の個人スキルに「値切り」
(お店でかかる経費を半分に出来る能力)を追加することができる(ただしアイテムでも代用可)。
・速さ補正があるため、結果としては一般的な弓より軽く、結果として命中以外はキラーボウと同じ。
・力に補正がかかるため、必殺が効かない上攻撃力が半減されるラスボスに対抗しうる数少ない武器。

・・・と、少なからずある。

余談だが、ウルの血を引く姉妹が親世代で2人味方で登場するが、
死亡者&行方不明者の多い親世代の軍で、はっきり生存が確認されているのは、
この2人にレヴィン含めた3名のみ(ただし一人はトラキア776で確認)。
ウルの血は生存本能が高いから、相対的に伝説の武器は弱くなったのだろうか・・・。


●えーでぃん【エーディン】
ファイアーエムブレム聖戦の系譜に登場するプリースト。弓の聖戦士ウルの家系のお姫様だが、
双子の姉の方に継承権があり、また心優しい女性であるためにプリーストになったようだ。
彼女が蛮族に拉致されることからゲームが始まる。絶世の美女と認識されているようで、
何らかのイベントのあるキャラクターが多い。会話によってアイテムを手に入れるなど
恩恵を受けることが多いゲームであるため、戦略面での隠れたキーマンかも。

中盤以降は一切登場しないが、生き残っていることは確実である。ということで、第一部で
フィンとカップルを成立させると、夫婦健在のカップリングを成立させることが可能。
ゲーム的なメリットはあまりないが、何せ引き離され、死に別れるカップルが異常に多くなる
本作であるために、「夫婦健在のカップル」を望む人は一度は成立させてみるのもいいだろう。

第一部の主人公であるシグルドとは幼馴染だが、彼に救出され、いざフラグを立てられるかな、
と思ったら横から得体のしれない女に掻っ攫われることに。そのため、第二部で娘のラナと
シグルドの息子であるセリスが(漫然とプレイしていると)しばしば勝手にカップルを
成立させてしまうことが多いところに、彼女の何らかの思惑(執念?)を見てしまう
プレイヤーもいたのではないだろうか。

ユニットとしてはごく平凡。普通に回復役として重宝し、普通に戦闘力が低い。聖戦士の血筋の
直系でもないため、母親役としても特筆することもあまりない。ジャムカとくっつけた場合は
世紀末覇者を生んでしまうことになるが。なお、息子のレスターの髪の色(青)については、
深く考えてはいけない(髪が青いのはレックスとフィンとシグルドの三人だが、前二者には彼女
とは好感度上昇などのイベントがなく、シグルドに至ってはカップル成立不可能である)。

☆関連語☆
あなたたちはケダモノです ラナオウ


●おいふぇ【オイフェ】
FE聖戦の系譜に出てくるキャラ。シグルド編・セリス編の両方に登場する。
名軍師と呼ばれたスサール卿なる人物の孫であり、シグルドの遠縁に当たる。
シグルド編ではシグルドの付き人兼軍師として登場するも戦闘ユニットではないため
戦いには参加できなかった。
戦いが激化し、セリスをつれて落ち延びるようシグルドに言われてシグルド編の終盤に
辺境のイザーク王国へとセリスや死神兄妹などを連れて脱出した。

そして満を持してセリス編では戦闘ユニットとして登場する。クラスはパラディン。
あのかわいかった少年は、・・・髭の似合うナイスミドルな顔へと変貌を遂げており、
この事実に対してごく一部のショタ好きな方々からの悲鳴が聞こえた。
セリス達の父親代わりの存在であり、セリスの指揮官レベルがシグルドよりも高いのは
彼の軍師としての才能を生かした教育がよかったからに違いないのであろう。

ユニットとしては初期からいるパラディンということでいわゆるジェイガン的な
ポジションにいるものの成長率は意外と高く、特に戦力が整っていない序盤や
親世代の子供たちを意図的に残さない、いわゆる平民プレイ時には主力ユニットとして重用される。
余談だが彼がシグルドやその部下達のことをセリスに話すイベントがあり、
その際に彼はアーダンのことはよく覚えていなかった模様である。


●おーしん【オーシン】
FEトラキア776に登場した男性。クラスはアクスファイター。
フィアナ村という小さな集落にリーフたちと暮らしていたが、
村が帝国軍に襲撃されて打倒帝国の旅へと赴いた。
タニアという幼馴染の女性がおり、いつも喧嘩ばかりしているものの本心ではとても気になっているようである。

ユニットとしてはFEの革命児。専用装備であるプージという投げ斧が非常に使いやすく、
(斧の中では最も軽量でかつ直間両用、高命中率、高必殺率)、
個人スキルである怒り(敵からの攻撃を受けると反撃が必ずクリティカル)との相性がよいために、
一人で敵兵を片っ端から殲滅することも可能。
成長率もよく、クラスチェンジ後は剣も使えるようになるため汎用性も高く、
本作から体格による武器重量の軽減が導入されたことも重なって
今までの斧不遇の憂さ晴らしをするような活躍ぶりにファンは歓喜した。

後日談ではタニアと結婚して多くの子供を残し、喧嘩っ早い村の名物親父として
村人に煙たがられながらも頼りにされたという。

☆関連語☆
 体格


●かたい、つよい、おそい【固い、強い、おそい】
「防御」「守備」などが高くて強いけど、「速さ」や「素早さ」などが低いキャラのこと。
主に巨大な鎧を着た兵士などを指す。
おそらくこの言葉の元ネタは、FE聖戦の系譜のアーダンであろう。
しかしポケモンの攻略本などにもこの言葉は登場しているらしい。
ちなみに「遅い」ではなく「おそい」である。一応。

☆関連語☆



●かわいいやつ【可愛いやつ】
ファイアーエムブレム聖戦の系譜に登場するキャラクターレックスのこと。
本来は漢字で「奴」と表記するが、レックスを指す場合は「やつ」と、ひらがなで表記する。

「赤と緑」という、FE定番のソシアルナイトコンビのステータスを合体させたような良ステータスをもつエリートで、
同ゲーム中で最初に仲間になる斧ユニットなのでこぞって起用された。

しかし、いざ起用してみると序盤の敵の命中率の高さもあってすぐ死んでしまい、
初代のナバールに似た「やっつけ負け」を演じてくれた彼を、いつしか敬意をこめて、
本人の発言から「可愛いやつ」と呼ぶようになった。

ちなみに、彼は本当にエリートで、誰とカップリングさせても優秀な子が生まれる。
しかし、女性メンバー全員がレックスより相性のいい組み合わせの男性がいるので、
最後まで中途半端な存在になってしまっている。

☆関連語☆
アゼル 赤と緑 ボルトアクス将軍


●きょうだいあたっく【兄弟アタック】
FE聖戦の系譜における支援効果。
攻撃するユニットに、兄弟関係にあるユニットが隣接していると、まれに直前に光が出て、
確実にクリティカルを発生させるというもの。
特に6章以降は兄弟キャラが多数出てくるので、類似効果のラブラブアタック以上に有用。


●ぐんぐにる【グングニル(FE)】
1)データかいぞうは だめですよ

2)聖戦の系譜、トラキア776にて竜騎士ダインが使用していた神器。
作中では「トラバント」とその息子である「アリオーン」が所持。
対となる「ゲイボルグ」同様に大変重いが装備ボーナスのおかげで緩和されている。
最後までPCが使うことは無い。


●げらるど【ゲラルド】
ファイアーエムブレム聖戦の系譜の序章のボス。
大して強くないくせにレベルが高いので生かさず殺さずチクチクと削り続けて経験値を稼がれる。
また、見た目や名前に特徴がありすぎて印象に残りやすい。

同様にピサールという敵がおり、こいつもまた同じ顔で稼ぎに便利という親戚のような存在。

余談だが、ミデェールが攻撃すると飛び道具(弓)は卑怯だと叫ぶがしっかりと手斧に持ち替えている。
卑怯なのはお前だ。

☆関連語☆
あなたたちはケダモノです 稼ぎ場


●こるーた【コルータ】
ファイアーエムブレム5作目「聖戦の系譜」に登場したドラゴンナイト(竜にのった騎士)。
七三分けの髪型で、いかにもごく普通の冴えないサラリーマン風の外見が特徴。
一応、トラキア王国(敵国)のそこそこ偉い騎士であり、大都市を攻撃するなどの作戦の指揮をとっている。

これだけならただの顔が変なキャラなだけなのだが、問題は6作目「トラキア776」にも登場したこと。
この「トラキア776」は、「聖戦の系譜」のシナリオの一部分を別視点から見ている外伝作品なのだが、
での都市攻撃の部分がクローズアップして描かれるのだが、
ここに登場するコルータは、どうみても別人にしか見えない顔になってしまった。
あの冴えない表情の七三分け将軍が、いかにも「悪役」といった怖い顔になってしまったことは、
一部の聖戦・トラキアファンを興奮させ、そしてネタとして盛り上がった。


●さいあす【サイアス】
ファイアーエムブレムトラキア776に登場する、ヴェルトマー公国の宮廷司祭。
通称「天才軍師」であり、彼がマップにでているだけで、敵軍の命中率と回避率が大幅アップ。
多くのプレイヤーを苦しめた、まさに最強の敵。
のはずだったが、後半で味方になった時、大幅に弱体化している。
(原因は不明。まあ、おそらくバランスのため。)
さらにサイアスと二者択一であるセティが反則的に強いので、仲間にしてもらえることすら少ないという哀れなキャラである。


●しぐるど【シグルド】
ファイアーエムブレム 聖戦の系譜の前半の主人公。シアルフィの公子。
名前の由来はジークフリートの北欧名。
神話ではバルムンクが専用装備だが、
ゲームではティルフィングが専用装備で、バルムンクは他人の専用装備である。
FEの主人公にしては珍しく最初から強いことでも有名だが、
それよりも他のゲームの主人公と比べても随一といえる薄幸ぶりほうが有名。
性格はよく言えば直情的で一途、悪く言えばDQN。
町で助けただけの娘とすぐ結婚したり、友人を助けるために勝手に他国に攻め込んだりと、
とても殿上人とは思えない行動をとる。そしてどんどん不幸スパイラルにはまっていく。
前半の最後があまりにも可哀想で、後半を始めるやる気をそがれた人もいるとかいないとか。

☆シグルドの不幸☆

奥さんがさらわれる、親族が殺される、何度も罠にはめられる、
軍事学校に行ってない息子より低い指揮官レベル、直属の部下が弱い
王から貰った銀の剣より専用装備ティルフィングが使えない、など。

※ティルフィングが使えないのは、性能が悪いというよりも、
入手時期が遅すぎること、その割にコストパフォーマンスが銀の剣より低いことが原因です。

補足:元ネタ神話での専用装備はヴォルスンガ・サガではグラム。ニーベルンゲンの指輪ではバルムンク。


●しにがみきょうだい【死神兄妹】
ファイアーエムブレム聖戦の系譜に登場する双子の剣士、スカサハ(兄)とラクチェ(妹)のこと。
イザークの王女アイラの子供で、彼女の得意技である流星剣を受け継ぐ。
父親にもよるが、母親を凌ぐほどの戦闘力を持ち、近寄る敵を片っ端から
流星剣で切り捨てる解放軍の主力。☆のついた銀の大剣や勇者の剣を持たせれば、
あっという間に死山血河を築くことから、このあだ名がついた。

性格は兄は温厚でおとなしめ、妹は勝気で男勝り。剣の腕は妹の方が上らしく、
兄はいつも負けているらしい。人気の方も、地味で目立たない兄に比べ、
敵の大将の息子から好意を寄せられるなど、妹のほうが圧倒的に勝っている。


●しゃなん【シャナン】
FE聖戦に出てくる人物。クラスはソードマスター。イザークという辺境王国の王子であり、
剣士アイラの甥であり、それゆえ死神兄妹の従兄。
前半では剣士アイラとともに逃亡生活を送っていたものの諸事情で敵に捕らわれていたが、
シグルドによって救出されて彼に同行する。
前半の最終章でシグルドにオイフェとともにセリスをつれて落ち延びるよう言われて祖国に脱出した。

そして後半では自軍ユニットとして登場、可愛い少年はナバール風の長髪姿の青年になっていた。
だがナバールと違って無口だが実は思いやりのある優しい青年である。
直系の王族の名前は伊達ではなく高い初期値に加え、流星剣を自在に使いこなす上に、
登場直後に専用装備である伝説の武器、神剣バルムンクを入手し敵兵を遺憾なく八つ裂きにする。
しかし肝心の成長率はバルムンクの圧倒的な性能(技と素早さが劇的に上昇)のためか、
やや控えめといった辺りで落ち着いており、最終的なパラメーターは死神兄妹に負けてしまうことも多い。
また、彼らには見切りのスキル(必殺攻撃などを無効化)があるのにそれがないのも心もとない。
さらに登場直後の回避率が84%と微妙な値のため、二発被弾すると死ぬというこのシチュエーションでは
非常に肝を冷やす思いをしなければならないだろう。
とはいえそれでも圧倒的な戦闘力を持っているため彼の活躍しだいで難易度は大幅に変わるであろう。

余談だが途中のイベントで彼の名前をかたった偽者が登場する。
スタッフも確信犯なのかトラキア776では彼の偽者が仲間になる。


●じゅうに-ましょう【十二魔将】
FE聖戦の系譜に登場する、ラスボスの手前で戦う十二人のユニットのこと。
それぞれの移動距離や攻撃方法がバラバラなため、普通の部隊よりも戦略を立てることが難しく、
下手すると必殺攻撃で味方ユニットが一撃で倒されたりすることもあるという強敵。
名前はそれぞれアインス、ツヴァイ、ドライ、フィーア、フュンフ、ゼクス、
ズィーベン、アハト、ノイン、ツェーン、エルフ、ツヴェルフ。
わかる人も多いだろうが、ただドイツ語の1〜12の数字の読みをそのまま名前にしただけである。
全員ボスクラスの強さを持つくせに顔グラフィックも与えられておらず、かなりマイナーだが、
ドイツ語の勉強で役に立った人にとっては忘れられない存在。


●じょうさく【上策】
1)
すぐれた考えや策略。良策。

2)
ファイアーエムブレム トラキア776の10章にて
川と山が入り組んだ攻めにくい地形に配置された
遠距離兵器「ロングアーチ」を攻略する策の一つ。
9章で仲間になった軍師ドリアス曰く、

中策:本隊で敵を引き付けその間に別働隊で落とす
下策:騎兵を用いて一気に雪崩れ込む

と教えてくれるが
「で、かんじんの上策は?」と主人公が聞くと
「ここまで申し上げれば既におわかりでしょう」

と上策について教えないまま話を終わらせてしまう。
ヒントやったから自分で考えろという事なのだろうが、
勿体ぶらないで教えろよ!と思った人は多いはず。


●すわんちか【スワンチカ】
FE聖戦の系譜に出てくる最強の
古の時代に暗黒神を倒した伝説の武器のひとつであり、ネールという斧使いが使用していた。
ネールの血を強く継いだ子孫のみが使用可能(=敵専用)で、装備すると守備力と魔法防御に大幅な補正が加わる。
実は手斧タイプの武器なので直間両用攻撃に対応しており、初見のプレイヤーを驚かせた。
また、前述の補正とあわせて拠点防衛には最適な武器である。

だが実際にはシリーズでも五本の指に入るネタ武器であった。というのも
・重量が全武器中最も重いため、回避力はないに等しい(特に1部の使用者は速さが低く、実質回避値0)
・守備力に補正がかかっていても必殺発動時には微妙(必殺は攻撃力が二倍になるという仕様のため)
・魔法防御に対する補正はそんなでもなく、使用者の能力も加えて魔法攻撃にはこれまた微妙
・自軍の展開しだいでは守備力を無効化するスキルを持っているキャラがおり、
 下手をするとダンサーやシーフに斬殺される危険性がある
・命中値が低く技の補正がないため、相性の悪い剣が相手だと攻撃がまるで当たらない
・これを装備可能な敵キャラは三人いるのだがうち一人はなぜか装備していない
・しかも装備していない敵の次男はDQN、長男は↓(三男はまともな方)
・さらにもう一人はこれを目的外の野戦で用いてプレイヤーからフルボッコされる
・もしくは戦闘する前に消される(敵城を制圧した際、その城の軍所属の敵は消滅)

などと悲惨な扱いを受けており、斧マニアの間では
体格や力による重さ軽減があれば(重さ軽減システムは続編の776から)
・せめて見切り(クリティカルなどを無効化)を付与するか使用者が覚えていれば
などと嘆かれている。

☆関連語☆
斧 壁 玉座 グラディウス


●せかい-ひろし【世界ひろし】
FE聖戦の系譜に登場する敵ユニット、ヴォルツのあだ名。
敵方に雇われた単なる傭兵隊長なのだが、初登場時の
「俺を殺れる奴はいねえよ。
例え世界ひろしと言えどもな…」
というセリフが妙に受け、そのまま愛称として広まってしまった。
「広」という漢字は別のシーンで使われているのだが、なぜかこの会話では平仮名表記に加えて、
「世界ひろし」が人名っぽく聞こえ、更にそれが4コマ漫画でもネタにされるという有様。
しかも、持っていると経験値が2倍になるエリートリングというアイテムを必ず落とすため、
世界ひろしはネタ的にもゲーム的にも美味しい敵の一人として記憶されることになった。


●せりす【セリス】
ファイアーエムブレム 聖戦の系譜の後半の主人公。悲劇的な最期を迎えた前半の主人公シグルドの息子。
全体的にシグルドより一回り上の成長率と指揮官レベルを誇り、最終的には非常に強いキャラとなる。
だがシグルドと違い最初は下級職のレベル1からスタート(シグルドはクラスチェンジ済み)、
他にも優秀なキャラが多数いる、攻撃系のスキルが他のキャラと比べて貧弱、上限値の低さが気になる、
シグルドと同じく専用装備の聖剣ティルフィングの入手が遅めなどの特徴がありシグルドほど強さを感じることができない。

なお、妹であるユリアとは初めて会った瞬間からくっつきそうな感じであったが、
終盤のイベントで種違いの妹であることが判明し、またシステム的にもバグ技を除いて絶対にくっつかないようになっている。
それゆえにくっつきそうでくっつかないカップルをセリスとユリアと呼ぶこともある。

☆関連語☆
シグルド ファイアーエムブレム聖戦の系譜


●ついげきひっさつけいすう【追撃必殺係数】
SFCソフト、ファイアーエムブレムトラキア776の隠しステータス。
ゲーム中では見ることができないが、各キャラごとに0〜5の値が設定されている。

FEシリーズはスキルや速度差など一定の条件を満たすと、追加攻撃を行うことができる。
しかしトラキア776では、戦闘前に表示される必殺確率こそ説明書どおりの計算式で表示されるものの、
内部的には、1回目の攻撃は必殺確率が最大25%までで頭打ち、
追加攻撃時の必殺確率は追撃必殺係数に応じて0〜5倍に補正される。

そのためキャラによって「高必殺率のはずなのに中々必殺出さない」「追撃時にほぼ確実に必殺が出る」などの現象が見られ、
隠し補正があるのではないか?とささやかれるようになり、
追撃必殺係数の存在が正式に明らかになると各地で議論を呼んだ。

他のゲームならばそこまで騒ぎになるようなことではないが、
それまでFEでは戦闘に直結するような隠しステータスは存在せず「ゲーム中に表示されるステータスと確率が全て」であり、
プレイヤー達はステータス画面と戦闘準備画面を目の前にして頭を悩ませ、
CMソングどおりに攻めるも守るも無い知恵しぼって誰一人として死なせはしない事に楽しみを見出していた。

そのため、シリーズ初の隠しステータス、しかも戦闘に大きく影響を及ぼす追撃必殺係数の導入は
「ゲーム中に表示されない要素を入れるな」と批判の対象になり、ゲームそのものは面白いだけに今でも残念がられている。


☆関連語☆
やっつけ負け  ファイアーエムブレムトラキア776


●とらばんと【トラバント(FE)】
ファイアーエムブレムFE聖戦の系譜、トラキア776に登場する竜騎士。トラキアの国王。

トラキアは山間の貧しい国で、男達は皆傭兵として戦地に赴くしか糧を得るすべが無く、
トラバントも王自ら傭兵として戦場を回り、また豊かな隣国レンスターを狙い長い間侵略しようとしていた。
元々はこの2国は1つの国であり、それもあり一国に統一することを悲願としていた。

聖戦の親世代では主人公シグルドの親友でもあるレンスター王とその妻(シグルドの妹でもある)が
国を離れての行軍している際に、身動きの取れない砂漠で奇襲をかけ二人の子供アルテナを人質にとり殺害。
この後レンスターを征服することまでは出来ずレンスターは帝国に占領されることとなるが、
この間もあきらめずにレンスターを奪おうと策動しており、
また優秀な戦士の素質を持つアルテナを自分の娘と偽って竜騎士として育てていた。

子世代では、主人公セリスたち反乱軍と帝国軍どちらとも距離を置いた第三勢力として登場。
レンスターをめぐる両者の争いに、今度こそレンスターを征服し民を貧しさから救おうと
二人の子供の反対を押し切って漁夫の利を狙い戦いに割って入る。
しかし徐々に追い詰められ、アルテナを失ったことをきっかけに、
恨まれている自分が死ねば休戦の道もあるとほのめかし
息子に「好きにしろ。ただ民を苦しめるな」と言い残し、反乱軍との戦いに赴き戦死する。

冷徹で手段を選ばないが、それは一貫して、貧しい自国を救うためであり、国民もそんな王を信じ忠誠を誓っている。
そんな彼はセリスやプレイヤーにとって、肉親や親友を殺した憎い仇であると同時に
悪ではない初めての「異なる正義」との対決であったが、
「それはトラキアの正義であるが、それではレンスターを含む全てが幸せになるわけではない」と諭されトラキアと対決する。

レンスターとトラキアのドラマは、後に外伝であるトラキア776が出るほど濃くクオリティの高いエピソードであり、
トラバントはその象徴として、今でもFE屈指の名敵役として語られている。


●ひろう【疲労(FE)】
ファイアーエムブレムトラキア776のシステム。
戦闘などをすると増え、最大HPより__度が高くなると次のmapでは出撃ができなくなる。(一マップ休むと0に戻る)
このため、適当にキャラを出撃させると、手痛いことになる。
このゲームの難易度を上げている一つの原因であり、これを嫌う人もいるが、歯応えがあると感じるマゾな人もいる。


●ふぁいあーえむぶれむせいせんのけいふ【ファイアーエムブレム聖戦の系譜】
FEシリーズ第四作目。1996年にSFCで発売されたSRPG。
売り上げ本数はおよそ50万本と普通だが、かなりの人気を持っている作品。

深いシナリオと、個性的なキャラクターたち、そして格段に良くなった操作性。
さらに「親世代で自由に夫婦を作り、その子供が子世代で活躍する」と言った自由度の高い育成システム。
それにより、未だにこの作品が最高傑作だと語るファンも多い。

しかし逆に「難易度が低い」「マップが広すぎて面倒」「インフレ武器出すぎ」と述べるアンチ意見もある。
聖戦ファンとアンチの争いは、発売から10年たった今でも激しいことで有名。

まあそれはともかく、何より凄いのは攻略本の冊数。
さまざまな会社から、軽く20冊を超える種類の攻略本が出ているのである。
他にも漫画や小説などもかなり多く、恐らくRPG史上で屈指の多さかもしれない。


●ふぁいあーえむぶれむ-とらきあ776【ファイアーエムブレムトラキア776】
1999年にSFCで発売された最後のFE作品であり、生みの親である加賀氏が関わった最後のFE作品でもある。
最初はローソンのLoppiの書き換えのみの販売だったが、2000年にに若干仕様の異なるROM版も発売。
ROM版はレア物なので入手困難な代物。 ちなみにSFC最後のROM販売の作品でもある。

内容は前作聖戦の系譜の後半、セリスの仲間であり亡国レンスターの王子リーフの戦いを描いている。
つまり、聖戦の外伝的な位置付けである。
サブタイトルの由来は物語の舞台、トラキア半島でのグラン歴776年の出来事だからと思われる。
外伝的な話ではあるが、実は公式サイトで明記されるほどシリーズ最高の難しさを誇る。
しかし、コアなプレイヤーでさえ苦労するその難度に惚れ込むファンもまた多い。
なぜここまで難しいかというと

・自軍が驚くほど貧乏であるため、捕獲と解放などを用いて敵の装備を強奪する必要がある
・命中率の上限と下限がそれぞれ99と1パーセント(つまり絶対当たる及び避ける攻撃がない)
・「疲労システム」により、同じキャラをずっと出撃させられない
・杖の回復&補助すら技依存で外す可能性あり(他の作品は原則仲間への杖は確実に成功)
・前作のを発展させた更に凶悪な指揮官能力(主に敵方)
・ゲームを起動するたびに変わる敵一般兵の初期能力

など凄まじいマゾゲーっぷりだが、
体格 が敵に勝っていればどんな武器も盗める
・凶悪性能シーフの杖を筆頭とした杖の威力の高さ(例・異常ステータスは成功すれば永久効果)

という特徴がある。
特に杖は、空振りすれば耐久減らない&経験値入るという仕様のため、別名「杖ゲー」と言われる。
また、捕獲と解放(担ぐシステム)、体格、索敵マップなども今作からの登場であり、
今後のシリーズの方向性がここである程度定まったともいえる。

余談だが公式サイトでは当初、デルムッド、ナンナ、フェルグスというキャラ達の父はベオウルフという傭兵だった。
しかし一部のファンの猛抗議により削除されたという出来事がある。
おそるべしファンの力。

☆関連語☆
ベルド サイアス


●ふぁいあー”つめ”えむぶれむ【ファイアー“詰め”エムブレム】
アスペクト刊攻略本「聖なる書」に掲載された、ファイアーエムブレム聖戦の系譜の究極攻略法。

FE聖戦はある一定の乱数表を使って全ての確率を判定している。
そのため乱数が変化しない限り、リセット&リトライなどで何度同じ行動をしても同じ結果となる。
そこを利用し、攻略本に書いてあるとおりに操作すれば、
乱数が全て有利に働き、全キャラ1回も死なせずにクリアすることが可能。

実際やろうとすると、動かす順番や攻撃目標はもちろん移動先まで指定されており、
これが最初から最後まで続くのだから非常に面倒くさい。
しかも、当然ながら一度でも間違ったらアウトである。
おそらく普段のプレイ以上に神経を使うことだろう。

しかも、初期ロムのみ動作確認済みで、以降のバージョンでは対応していない可能性があり、
さらには誤植があるという噂まである。(誰も試す気力がないのか、真偽は不明)

いずれにせよ、攻略本の中の一コラムでありながら、
普通ではないほどの労力がかかっていることには間違いない。
プログラムを逆手に取るという、ゲームという枠を超えた視点での攻略法を思いつき、
実行した編集者たちの熱意と努力には、拍手と敬意を送りたい。
また、これに従ってクリアしたとしても、クリア後の評価はB止まり。
Aにすれば問題が生じるからであろう。(ちなみにAだとEDが若干変わる)

☆使用例☆
A「FEシリーズ全クリしたいのに、聖戦だけクリアできねぇー!」
B「ネットで___________見れば?」


●ふぃん【フィン】
FE聖戦の系譜(SFC)に登場するキャラクター。

第1部主人公の妹の嫁ぎ先の国の部下という地味なポジションで、
第1部の中盤で主従ともども帰国(離脱)してしまうため、
成長及び(今作の売りである)恋愛とも係わりが薄い。

しかも彼の不幸?はそれに止まらず、1部最終章で主人が倒され、
その息子・リーフ(後にトラキア776で主人公となる)を育てることになるのだが、
第2部で再登場した折
第1部よりも痩せこけてしまっている様な顔グラ+
割とぽっちゃりぎみなリーフの顔グラで、ヲトメ(現腐女子)たちに
「フィンが狩りしてリーフが食い尽くす」
「食事の際、フィンの皿の肉までリーフに食われる」
「フィンが家事労働全般を引き受け、リーフはやや甘やかされる」
などなど、妄想及び漫画のネタに散々な目にあわされているように描かれる。
(もっとも、敵帝国軍の支配下にあったということなので当たらずとも・・・かとも思われるが)

これは、再登場の状況
「普通にプレイしていたらフィンが八面六臂の大活躍しないと全滅するおそれがある」
というのも少なからず影響しているようだ。

とはいえ、上記の状況を見越して成長させようと思えば
しっかりと一軍レベルの強さにはなる能力も保有しており、
それゆえにあえて彼の子供を生ませてみよう、と躍起になるプレイヤーもおり、
割とプレイヤーから愛を注がれやすいキャラでもある。


●ふぉるあーさー【フォルアーサー】
『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』で第2部から登場する魔道士、アーサーのこと。
彼の父親をレヴィンにしたとき、フォルセティを受け継いで登場するためにこう呼ばれている。
父親をクロードにするとバルキリーの杖を受け継ぐのでバルアーサー、
アゼルにするとファラの血を受け継ぐのでファラアーサー。
なおバルアーサーやファラアーサーにしても神器が使えるようにはならない。

続編のトラキア776の設定では、レヴィンはセティの父親となっている。
しかし聖戦の系譜ではセティよりアーサーのほうが早く登場するし、
クラスチェンジ後はアーサーのほうが機動力があるため
フォルアーサーを作ったほうがフォルセティの利用価値が高くなる。
パラメータはセティのほうが高いのだが、フォルセティの補正が強力すぎてほとんど気にならないし
追撃のスキルがないという欠点も追撃リングを持たせることにより克服できる。

このように攻略上は非常に有効なフォルアーサーであるが、
あんまり頼りすぎると一人で敵を全滅させてしまい経験値独り占めという罠もあったりする。
終盤はフォルセティだけでは苦労する敵もいるのでバランス無視プレイもほどほどに。

☆関連語☆
フォルセティ


●ふぉるせてぃ【フォルセティ】
1) SRPG・ファイアーエムブレムシリーズの「聖戦の系譜」および「トラキア776」に登場した魔道書。
かつて暗黒神ロプトウスを倒した12神器のうちのひとつであり、風属性最強の魔道書。
風の勇者「セティ」の子孫のみが使用できる。ドラクエ的に言えばロト装備の1つといったところか。

「聖戦の系譜」では、装備しただけで重要パラメーターである「すばやさ」「わざ」が劇的に上昇し、
敵との戦闘で命中率回避率ともに100パーセントなんて光景も日常茶飯事。
ちょっと慣れた人ならこれ1冊でほとんどのマップを攻略できてしまう、いわゆるバランスブレイカー。
そして「トラキア」ではさらなるパワーアップが行われ、多くのプレイヤーを驚かせた。

2) 1)の魔道書を作り出した竜族の名前。前述した十二神器を作り出した竜族の中で最年少の存在。
人間が好きであり、人間界に深く関わってはいけないという種族のおきてを破ってまで人間に味方した。
魔道書及びその使い手に憑依するような形で存在するらしく、「聖戦の系譜」EDでフォルセティ
の継承者であったレヴィンという人物に憑依する形で登場した。

加賀昭三氏の構想によると、暗黒教団の最高司祭に殺されたレヴィンをよみがえらせる代償として
その肉体に宿り、暗黒神の復活を止めるべく未熟なセリスたちを導くという使命と背景がある模様。
本編を十二回クリアした後のオープニング映像でその一部が見られる。

☆関連語☆
エクスカリバー(FE) サイアス


●べるど【ベルド】
ファイアーエムブレムトラキア776のラスボス。
ロプト教団のトラキア教区責任者。

・序盤〜中盤のボスで出てきても違和感無さそうな顔グラフィック。
・所詮、肩書きは偉そうでも中間管理職。
・ステータスは、一応ボスなのでそれなりの能力を有している。
・装備している武器が、闇の基本魔法である「ヨツムンガンド」。
・専用武器「ストーン」(喰らうと石化状態になる)も所持しているが、石化状態を回復できる杖がある。
・魔力をあげたティナの「シーフの杖」で武器を奪い丸腰にできる。
・そして、このマップに出てくる魔戦士ツヴァイの方が遥かに強い。

大抵の場合は武器を全てシーフの杖で奪われて
捕獲→解放または無抵抗状態の彼を好きなキャラで殺される「期待はずれのラスボス」


●ほかく-と-かいほう【捕獲と解放】
ファイアーエムブレムトラキア776に登場したコマンド。
通常よりも威力と命中率が低い攻撃で敵にとどめを刺すと、敵の持っているアイテムを奪うことができる。
あとは解放することで敵を抹消するも、そのまま連行するも思いのまま。
仲間にできるキャラの中には、捕獲したままの状態でマップクリアするのが加入条件である者もいる。
タクティクスオウガにおける、説得して引き入れたキャラの身ぐるみを剥いですぐ除名する行動もある意味これに近い。


●らいんはると【ラインハルト】
ファイアーエムブレム トラキア776に登場する敵国フリージの将軍で、クラスはマージナイト。
二回攻撃・先制反撃・(確率で)ダメージ無効などのスキルに、いずれも二回攻撃する剣と雷魔法を装備し、
高い指揮レベルと能力も相まって聖戦士の再来と謡われるのも頷ける実力者。
昇進争いに興味が無く、理不尽な左遷に文句を言わずに従う人の良さなど性格面も含め完璧超人と言えるのだが、

・自軍に寝返った妹オルエンには攻撃できない(さすがに反撃はする)
・オルエンで話しかけると「聖なる剣」という、ナイト系に特効(ダメージ三倍)・魔力+10・必殺率20%の強力な剣を渡す。
 ラインハルトはマージ『ナイト』なので、当然ながら「聖なる剣」の特効の対象である。
・ラインハルトからオルエンに命中回避必殺率10%上昇の支援効果がある
と、潔いほどにオルエンで倒すことを推奨、というか思いっきり誘導している。
紋章の謎のミシェイル、聖戦の系譜のエルトシャン・アリオーン等と同じ「仲間になりそうでならない兄」キャラではあるが、
妹に容赦しないと言いつつ攻撃を仕掛けられない兄妹の情で我が身を滅ぼすハメになるとは皮肉なものである。
(※ミシェイルのみ、DSで発売された「新・紋章の謎」で仲間入りするので例外となったが)

因みに、ラインハルトは強力なアイテムを所持している(兄妹である為か、オルエンの専用魔法を使える)為、
とある攻略本では「「聖なる剣」を貰ったら魔力をあげた神官で眠らせて捕縛してアイテムを貰う」という攻略法が推奨された。
捕縛してから開放しても「また会おう…」の台詞と共に去っていき、二度と現れないのだが、
こんな良識人を殺すのは忍びないので是非とも捕縛しよう。命は投げ捨てるものではない。


●らけしす【ラケシス】
ファイアーエムブレム聖戦の系譜に登場する味方キャラクター。
お姫様+ツンデレ+ブラコンと三拍子揃っている上に、
(最初は弱いが)育てれば優秀なユニットになるため、わりと人気は高い。

仲間になった直後のマップでかなり不幸な目にあったり、
イベントで貰える武器がどれもイマイチだったり、
(しかも片方は「盗賊の剣」という明らかにお姫様には似合わない代物)
初心者には「救出が間に合わない」と見捨てられそうになったり、
部下の顔グラフィックが全員使いまわしだったり、
挙句の果てには続編のカップリング論争で公式サイトを炎上させてしまったりと
かなり不幸・・・というかインパクトのあるキャラではあるが、何故かあまり悲壮感はない。

彼女自身が強気だからなのか、それとも周りがそれ以上に悲惨だからなのか・・・
(中盤のある事件に巻き込まれたメンバーの中で、生存したのはラケシスと他数人だけ。)


●らなおう【ラナオウ】
『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』で第2部から登場する少女、ラナのこと。
第1部に登場するプリースト、エーディンの娘。とりわけジャムカを父にしたときこう呼ばれる。
その理由は、彼女が魔力依存の魔法しか使えず、力を全く必要としないプリーストであるにもかかわらず
多くの場合魔力よりも力が上昇しやすい、という性質を持つためである。
ジャムカの血を継いだときその成長率は戦士系にも劣らぬ45%に達する(つまり約2回に1回は力が上がる)。
しかもジャムカ×エーディンがストーリー上割とメジャーなカップリングなため、
結構な数の人が魔力をさしおいて無駄な力ばっかり上がるプリーストを見ただろう。
初期値が0と低いため戦士系キャラには及ばないのだが、
プリーストでありながら力をカンストする可能性を秘めた彼女をことを、
いつしか人はこう呼ぶようになった。
世紀末覇者ラナオウ、と……


●らぶらぶあたっく【ラブラブアタック】
FE聖戦の系譜における支援効果の一つ。
ユニットが敵に攻撃時、恋人が隣接しているとまれに攻撃直前にハートが出現し、
その攻撃は確実にクリティカルを発動させるというもの。
恋人の頑張ってコールか、はたまた良い所見せるぜというやる気なのかは不明だが、愛の力は偉大らしい。
確率で発生するこの支援効果だが、あまりにも出ないと
「こいつら本当に恋人同士か?」と疑惑を持たれる。
類似の支援効果で「兄弟アタック」がある。


●りーふ【リーフ】
ファイアーエムブレム聖戦の系譜の登場人物。次作トラキア776では主人公として登場する。
シグルドの親友キュアンとシグルドの妹エスリンとのあいだに生まれた少年。つまりシグルドの甥、
セリスの従弟でもある。

聖戦の系譜ではレンスター王国という帝国に滅ぼされた小国の王子として反帝国の旗を掲げて挙兵したが大敗、
窮地に陥っていたところにセリス率いる解放軍が駆けつけ、以後行動を共にするようになった。
ユニットとしては最初はぱっとしない存在であったものの、全般的に成長率は高く、
クラスチェンジすると能力の上限値がかなり高く、ほぼ全ての武器を使える騎兵であるマスターナイトになるので、
神器(DQならばロト装備的なもの)を装備できないにもかかわらず、それらの使い手に匹敵する働きを見せる。

一方トラキア776ではバランス調整のためか成長率があまり高いとはいえず、
また周囲に強力な戦力が多数いる、マスターナイト自体が存在しないということもあって戦力としては微妙な位置づけである。
物語はセリスと合流する前の話が重点的に描かれ、彼がいかにして帝国に立ち向かってきたかを垣間見ることができる。

このキャラ、不幸な主人公が多いFEでもシグルドに次ぐ不遇ぶりがしょっちゅうネタにされている。
例えば両親は生まれてまもなくシグルドの救援に向かう道中で敵襲を受け戦死する、
物心つくかつかないかの時期に祖国が滅亡する、帝国の追っ手から逃れるために過酷な逃亡生活を強いられる、
敵には神器を扱うことができないことを散々馬鹿にされる、
自軍が貧乏で装備品の大半が敵軍から強奪したもので強盗団の首領扱いされる、
トラ7のエンディングではある女性を振った直後に別の女性に告白する、などネタには事欠かさない。

強盗団の首領扱いされてる事をスタッフが意識したのか、
ファイアーエムブレム覚醒にて、彼のクラスが盗賊系となっている。
さらに歴代キャラ名武器の一つであるリーフの宝剣は、敵を倒すと幸運%で金塊を得る効果であるため、より強盗団の首領ぶりに磨きがかかってしまっている。

☆関連語☆
捕獲と解放


●れヴぃん【レヴィン】
FE聖戦の系譜に登場する男性。
クラスはバード(吟遊詩人)でクラスチェンジするとセイジ(賢者)になる。
シレジアという雪国の小国の王子で風の魔道書フォルセティの継承者であったが、
先王である父親の死後王弟たちと王位継承をめぐる争いが勃発、国が荒れるのを嫌がり飛び出してきた。
そしてたまたま立ち寄った村が盗賊に襲われそれを撃退し、
シグルドと知り合ったことからことをきっかけに彼に同行することとなった。
その後本国に立ち寄った際に姉のように慕っていた女性の戦死、フォルセティの継承、内乱の鎮圧や
(会話イベント次第で)護衛騎士との結婚などを経て甘い考えの残る男から立派な王子にへと成長する。

第2部では暗黒教団からの追跡劇の末戦死したのをフォルセティとの契約によって生き返り、
暗黒神の復活を阻止するためセリス達を導く指導者兼軍師として活躍する。

ユニットとしては間違いなく前半最強のキャラ。
成長率は素早さが全キャラ中ダントツのトップであり、その他の能力の伸びも優秀。
加えてメイン装備である風系統の魔道書は極めて軽く、
相手の攻撃を容易に回避できるメリットがあるためかなり優位に戦える。
フォルセティ入手後はもう手がつけられない。
圧倒的な回避性能と命中性能を武器に敵兵を片っ端から粉砕するバランスブレイカーとして君臨、
彼が通った後にはペンペン草すら残らない。あまりの回避力の前に敵が避けて通るほど。
惜しむらくは所有スキルが確率依存のため発動するかどうかで安定感があまりないことくらいだが、
それもアイテムでカバー可能、高確率で発動する、
フォルセティ一発で大体の敵は消し飛ぶなどしてあまり苦にならない。

カップリングは本命がペガサスナイトのフュリーという女性。
ある会話イベントを一回こなすだけで一発で成立する。
が、後半での起用法(特にフォルアーサー)の問題で彼女を選ばない人や、
誤って別の女性とくっつけてしまってorzとなっている人もいる。


●ろなん【ロナン】
FEトラキア776に登場するキャラクター。
職業は猟師(ボウファイター)で、盗賊団の横暴に耐えかねてリーフ軍に加わった。
セリフは加入時と合流時、散り際ぐらいしかなく目立つイベントもないため影が薄くなりがちである。
エンディングではひっそりと結婚して平凡な生活を送っていることからも性格がうかがわれる。

しかし、彼もFE弓兵の一員であるだけのことはあった。
というのも成長率が職業選択を間違えたとしか思えないほどアンバランスであったからである。
彼の力の成長率はかなり低く、その低さは攻撃に力のいらない魔道士系にも劣るくらい。
一応弓兵であるからドラゴンナイトを狩るのは何とかなるが、
アーマー系などを相手にするのは少々厳しいものがある。
だが逆に魔力は下手な魔道士系のキャラよりもよく伸び、
そのため魔道士が多くなる終盤では大活躍することが可能である(魔法防御は魔力依存であるため)。
そのためプレーヤーから散々転職しろだの魔力依存式の弓があればなどと嘆かれており、
ネタキャラ要員として弓兵の系譜を受け継いでしまった。

原因は
・加入時期が同時期であるサフィというプリーストのデータと間違えられた
(サフィはクラス的に不要な力の値がなぜかよく伸びる)。
・データを入力する際に本来入力すべき何らかの値を誤って飛ばして入力し、データがずれてしまった。

などが考えられたが真相は不明である。

☆関連語☆
FEの弓兵 職業 転職



▼ファイアーエムブレム 封印の剣+烈火の剣


●あいおん【アイオン】
ファイアーエムブレム 烈火の剣18章外伝(ヘクトル編19章外伝)「魔封じの者」のボスの賢者。
長距離魔法サンダーストームの使い手なので迂闊に近づけず、中々厄介な敵であるのだが、
増援の敵ユニット・キシュナの、周囲の魔法を(敵味方問わず)封じる能力のせいで
手も足も出せなくなる。ぶっちゃけ、キシュナの顔見せの為のかませ犬である。
しかし「いかずちよ!いかずちよ!我が叫びを聞け!いかずちよ! 」という必死な叫びも虚しく、
低レベルユニットのサンドバッグにされる様には敵とはいえ誰もが涙した。

・能力値自体は優秀
・マップの敵の構成と配置(キシュナ以外はアイオンが指揮したという設定)は、
 合理的でキシュナさえいなければ難度が高めなマップであること。
・ヘクトル編ではキシュナが撤退するため苦しめられる事もある

まあ、どんなに優秀でも、その分キシュナが来た時の道化っぷりが目立つんだが。


●いどぅん【イドゥン】
任天堂のSRPG「ファイアーエムブレム 封印の剣」のラスボス。
クラスは”魔竜”。22章の時点で神将器と封印の剣、そしてファ(神竜)が健在で無いと会えない。

切ないバックストーリー、儚げのある容姿、神秘的なテーマ曲、
そして壮大な戦闘曲のお陰で、キャラクターとしての人気はそこそこある。
しかし・・・致命的に弱い。
前作のベルドと並び、シリーズ中で1・2を争う弱さなのである。

ユニットとしての能力は、ボスユニットでは唯一動ける存在で、また、竜なのに神将器の特効も存在しない。
だが、神竜石と封印の剣には弱い。しかも、封印の剣が高スペックであるのに加え、
ロイ自身もオールラウンダーとして高い成長率を誇るので、
ワープも使えば1ターンクリアも簡単である。


●Winning Road 〜ろいのきぼう【Winning Road 〜ロイの希望】
任天堂のSRPG「ファイアーエムブレム封印の剣」にて、敵が全滅しかけたときに流れる音楽。

同じく任天堂のゲーム「大乱闘スマッシュブラザーズX」において石坂健太郎氏によりリメイクされたが、
そもそもロイは大乱闘スマッシュブラザーズXにおいてリストラされたキャラクターであり、
その名を冠する音楽、しかも”希望”なんていうタイトルでは、もはや皮肉と言わざるを得ない。
他にも名曲はある中で、この曲を選んだ任天堂の音楽スタッフには「なんでやねん!」と突っ込みたくなる。


●うぉると【ウォルト】
ファイアーエムブレム封印の剣に登場するアーチャー。
1章から加入、チュートリアルにも登場、主人公の乳兄弟と言う恵まれた設定・・・のはずだったが、
その成長率の微妙さと乳兄弟のクセに会話イベントが少なすぎることなどからネタキャラとして扱われてしまった。
(普通、下級クラスのレベル1で加入する仲間の成長率はかなり良い)
FE封印関連のスレでは必ずと言っていいほど話題に出てくる。

以下のAAもお約束。

                        ..ィ __
                         i´ /'´    ̄`''ー-、.___
               .     . -‐'''^レ '" ̄``     ーく
                   ノ ..   ,-  、   ._      ヽ  
                   '"フ´ .  l  l `、 、 ヽ、  、  ヽ
               .    { / l ト、 .ト、ト、!ヽ. l ヽ、 、  、>
                   Vl ト、匸ヽ.l  ‐''二`-、 iミ、 `.、 ゞ
                    ヽト、}´ヒj`   ´ヒ'j` }ノニヽ、`(`
                      l  ̄ノ    ̄   r'_ノミ.r'^
              .        、 ヾ        .ilミr''^
              .        ヽ ` ._一  ./ |≦=、
                 _-‐' ̄|       /  `ー―-、__
             /~⌒~ ̄|  , -‐'\ ` - ー '/  \    '     ̄\
           /      | `ー―-、ヽ   ノ -―'~ ̄ 、       \
          /       /      `ーV -‐' ̄      ヽ         |
          /                ||          \           |
          |                ||                   |`、
        /`-、   /          ヽ||/          ヽ   ー、_ノ \
       /       、    ○      ||/    ○     |/      \ \
       /        V        \. ||            /         | |
      |         ヽ        ヽ/ヽ、          人          |  |
      |        / \、_     /  \       /  ヽ         |  |
      /       ノ /    ̄`ーー'   l  、 ̄`ーー-ー'    ∧        l   |

追記:2003年に発売された「封印の剣」の20年前を描いた「烈火の剣」では彼の母親であるレベッカという女性が登場、
非常に優秀なアーチャーで最後まで頼れるエースとして活躍した。
そうすると彼の微妙さは父親譲りか?と思ってしまう。しかし父親候補も
そこそこ優秀であることが多く、そうなるといったい彼の微妙さはどこから来たものかと考えずにいられない。


●えりうっど【エリウッド】
1)ファイアーエムブレム 封印の剣に登場するキャラクター。
主人公(ロイ)の父親であり、フェレ領の領主。

・父親
・病弱設定
・「ゲホッ、ゲホッ」という台詞
・親友が戦死
・中盤で急に活躍

これだけ死亡フラグを揃えておきながら、
何事もなく、平気で最後まで生き残る凄い人。

また、条件を満たすとクリア後のおまけマップで使えるようになるのだが、
そのときのステータスが非常に高いため(他国の最強の騎士を越える強さ)
ファンのあいだでは「仮病」が通説になっている。

2)ファイアーエムブレム 烈火の剣の主人公の1人。
発売順は封印の剣→烈火の剣となっているが、時系列は逆(封印の20年前が烈火)なため、
烈火では17歳の彼を見ることができる。
フェレ領の侯子・・・つまり王子ポジションであり、礼儀正しく真面目な剣士、というFEお約束の主人公。
ただ、キャラ設定自体はお約束なのだが、烈火のシナリオが好評なため、彼もそこそこの人気を得ている。
もちろんFE主人公のお約束どおり、イケメンでモテモテ。
初登場時にヒロインをお姫様だっことしているだけであって、
烈火内どころかシリーズ内屈指の勢いで恋愛フラグを立てる。

ただ、こう書くと非の打ち所のないパーフェクト人間に見えるが、
終盤で手に入る専用武器「デュランダル(通称:デブ剣)」がやたら弱い(重すぎる)ため、
役立たずとしてネタキャラにされてしまっている不遇なキャラ。

3)
烈火の剣では、行方不明になった父親を探す旅に出るが、
その過程で巨大な陰謀に気付き、それを阻止する戦いへと変わっていく。
途中父親が目の前で死亡したり、ヒロインを不可抗力とはいえ斬殺してしまったりするなど残酷な描写が多い。
とはいえ母親は健在であり、さらにヒロインも復活・結婚する可能性があり、
また友達や家臣に恵まれていること、息子が立派に育ったこと、
そして何より物語の後も生き残ることを考えるとシリーズの主人公としてはかなり恵まれている方であろう。
(残り二人の主人公のうち一人は封印の剣で戦死、もう一人はおそらく病死。
また他のFEシリーズ主人公の家族はかなり生存率が低い)

ユニットとしては成長率がバランスタイプであり、良成長とへたれる場合とに二極化しやすい。
また専用装備のデュランダルの重量がかなり重く、ラスボスに再攻撃を食らって撃破されることも少なくない。
決して弱いユニットではないのだが・・・

☆関連語☆
デュランダル


●かいてんおう【回転王】
ファイアーエムブレム封印の剣に登場する敵国の王、ゼフィールの別名。
名前の由来は、彼の戦闘アニメから。

戦闘に入るや否や、持っている三叉の槍状の物をガションガションと変形させ大剣にし、そのまま自分の体ごと物凄い勢いで
ブンブン振り回して切りつけるその姿に、初見のプレイヤーは度肝を抜かれ(あるいは爆笑し)その姿を脳裏に刻み付けた。
さすが一国の王ともなると色々な意味で格が違う。


なお余談では有るが、この作品のコミカライズ作品である覇者の剣の作中、この攻撃に王者の劫渦 (バシリオス・ディーネー)
と言う、非常に厨二・・・もとい、カッコ良い技名がついていた。

まあこの王様、主人公達の国に侵略した理由が 「こんな醜い人類など全員滅ぼして竜に世界明け渡しちゃえ(意訳)」
と言う非常にアレな思考で戦争しかけた方なので
(ただしこれは若い頃は本当に優れた人間だったんだが、屑以下の嫉妬+欲深い糞父親のせいで狂ってしまったせいでもある)
むしろこれぐらいのネーミングセンスを持っていても何もおかしくは無い。


★関連語★
ファイアーエムブレム封印の剣 ゼフィール


●ぐんし【軍師】
ファイアーエムブレム烈火の剣におけるプレイヤーの分身。
影が薄く、不要論が叫ばれているが二次創作において大いに妄想に使われるキャラでもある。
特技は行き倒れ。

補足:リンという萌えキャラが軍師である自分に目線をくれるため、
その画面で抜いたやつがいるとかいないとか


●しんしょうき【神将器】
任天堂のSRPG「ファイアーエムブレム 封印の剣」「ファイアーエムブレム 烈火の剣」に登場する伝説の武器。
竜を倒すため作られた。

・”烈火の剣”デュランダル:リキアの祖・ローランの剣。”デブ剣”という通称がつくほど大きい。「烈火の剣」においてけっこうネタにされることも多い。
・”氷雪の槍”マルテ:イリアの騎士団の祖・バリガンの槍。
・”天雷の斧”アルマーズ:西方三島にて果てた狂戦士・テュルバンの斧。これを使った者には戦場での死が約束される。
・”疾風の弓”ミュルグレ:サカの遊牧民の祖・ハノンの弓。
・”業火の理”フォルブレイズ:砂漠に隠れ里を作った大賢者・アトスの理魔法。
・”至高の光”アーリアル:聖女エリミーヌの光魔法。
・”黙示の闇”アポカリプス:謎が多い人物・ブラミモンドの闇魔法。ブラミモンドが全てを闇に溶かし尽くしたのち手に入れた力だとされる。
・エッケザックス:英雄王ハルトムートの大剣。代々のベルン国王に伝わる剣。故にベルン国王専用。

エッケザックス以外に共通するのは、1つの能力値に補正がつくこと、耐久力が20であることである。
また、むやみやたらに神将器を使って壊してしまおうものなら、22章で涙目になることは間違いない。


●せーら【セーラ】
FE烈火の剣に登場するシスター。
イケイケ系で高飛車な性格、髪はピンクのツインテールという、
「清楚で大人しい」というシスターのイメージを完全に破壊したキャラクター。
支援会話でも彼女専用のBGMがかかりながら、
イケイケっぷりを発揮したり、若干ツンデレ気味になったりするかと思えば、
しおらしく泣いたりと、表情の豊かさから一部の人から高い人気を得ている。
ここまで書くとネタキャラに思えるが、
能力は魔力がイマイチなものの技、速さ、運、魔防がMAXになることも多々あり、十分に使えるのである。
ちなみに、封印の剣に子供を思わせるキャラはおらず、本人も登場しないので行方が気になるキャラの一人である。


●ぜふぃーる【ゼフィール】
FE封印の剣&烈火の剣に登場するベルン王国の王(烈火では王子)。
烈火では実父に才能をうとまれ、側室の生んだ義妹ギネヴィアを贔屓されながらも
家族全員がいつか仲良く暮らせる日が来るよう願っている。
部下達にも彼が即位すればベルンは復活する、と期待されるほどの典型的な穏和な王子様。
しかし成人を迎える直前、父に依頼された暗殺者に命を狙われ、エリウッドらに救出される。
その後も父に暗殺されかけ、ついには父王を殺害、王位につく。
20年後の封印の剣では大陸全土を巻き込む戦争を起こし、かつて暗殺者から命を救ってくれたヘクトルを殺害。
最終的にエリウッドの息子ロイ、ヘクトルの娘リリーナらに討たれる。

封印と烈火の両作品をプレイした人にとって、彼の20年後を思うと烈火のセリフはひたすらに切ない。
また、性格が豹変するほどにまでなった彼の境遇には同情を禁じえない。

☆関連語☆
親殺し


●どろしー【ドロシー】
FE封印の剣に出てくる少女。クラスはアーチャーでエミリーヌ教(大陸で最も広く信仰されている宗教)
教団の一員である。神官などの護衛を務めていた。
全体的な成長率はまあまあというあたりで落ち着いており、一軍起用にも十分耐えられる性能を持っている。

やはりお約束ではあるがFEの弓兵の一員である。
FEシリーズの登場人物は基本的に美男美女で構成されている。
彼女はその中でも異端児で、何というか、言い方は悪いが女版アーダンという感じである。
いや、見た目が悪いとかではなくて普通の顔というか、まあ微妙であるのははっきりしている。

さらに封印の剣の弓兵には歩兵タイプのアーチャーとスナイパー、騎兵タイプの遊牧民と遊牧騎兵
の二タイプがあるが、彼女は前者に分類されている。
騎兵で移動範囲が広く、クラスチェンジ後には全クラス中最高の素早さを誇ることに加えて剣も
装備できる遊牧民タイプの方が圧倒的に使いやすく、アーチャーである彼女は、加入とほぼ同時期に
遊牧民のスーが仲間入りしてしまうということも重なって早々に二軍行きとなってしまうのである。

こんな経緯もあってウォルト、イグレーヌとともにFEの弓兵の系譜をしっかりと受け継ぎ、ネタ要員
としてFEの人気を支えている。

☆関連語☆
アーダン ウォルト FEの弓兵 FE封印の剣


●なーしぇん【ナーシェン】
ファイアーエムブレム封印の剣に登場する、敵国の将軍。
兵種はドラゴンマスター。(竜に乗った上級兵士。)

自分が世界で最も美しく強いと思いこんでいる強烈なナルシストぶりを始めとして、

・少女に「お兄様と比べると、月とスッポンですわ」呼ばわりされ、
・大都市オスティア制圧計画を、あっさりと若い女性将軍・セシリアに防がれ、
・そのセシリアを牢獄で懲らしめようとしたら、
・そこで主人公などの軍が来てしまい、部下に城の防衛を押し付けて逃げ出し、
・非常に重要な砂漠侵攻を、竜と傭兵を少し送っただけで丸投げし、
・その責任を押し付けられて降格されそうになったときに、仲間1人に全責任を押し付け、
・しかも決戦時、最初の少女に「誰でしたっけ?」と言われ・・・

と、失敗や奇怪な言動が面白いように続くため、
最初から最期までインパクトが強烈であり、ネタとして扱われつづけている。

なお、公式のキャラクター人気投票では18位。
こう順位だけ書くと低く見えるかもしれないが、登場キャラクターの非常に多いこのゲームで、
美形でもないし自軍キャラでもないのにこの順位というのは、かなり凄いことである。

☆名言☆

「私は強い・・・私は賢い・・・
私は美しい・・・しは正しい・・・

誰よりも・・・誰よりもだっ!」


●はーどぶーすと【ハードブースト】
ファイアーエムブレム封印の剣/烈火の剣のハードモードで発生する現象。
ハードモードはその名のとおり難易度が上がっており、敵の全ステータスもアップしているのだが・・・
このステータスアップは「後に(自軍に)寝返ってくる敵キャラ」にもかかるため、
寝返りキャラは、通常のキャラよりステータス面で優れていることが多くなる。
この現象が「ハードブースト」と呼ばれている。

少しの差とはいえ、このゲームでは「1」や「2」による差が大きいため(特に序盤〜中盤)
同兵種の場合、ブーストのかかった寝返りキャラばかりが有利・・・という現象を生み出してしまった。
最後まで育てれば気にならない程度の差とは言え、初期値の高さは重要なのだ。

ちなみに、別にそこまで不評ではなかったのだが、やはりそれではハードモードの意味が薄れるからか、
次回作からは撤去されている。


●ふぁいあーえむぶれむふういんのつるぎ【ファイアーエムブレム封印の剣】

2002年に発売されたFEシリーズ第6作。今作からハードがSFCからGBAに変更された。
地方共同体であるリキア同盟のフェレ家候子ロイが大陸の軍事国家であるベルン王国の侵略に立ち向かう
というのが大まかなストーリーである。
また、月間少年ジャンプで本作の外伝である「ファイアーエムブレム覇者の剣」が連載されていた。
さらにGCでのミリオンヒット作「大乱闘スマッシュブラザーズDX」に一足早く主人公のロイが出演するなど
各方面で積極的な販促タイアップが組まれていた。

加賀昭三の離脱後初めて作られたFEであるが、ストーリーやキャラクターはどことなく「紋章の謎」に
似通っており、一種のオマージュと見る動きもある。
難易度は前作「トラキア776」よりも抑えられており、そのため手ごわいシミュレーションを楽しみ
にしていた人達の中には今作に失望する声もあった。
その一方で前作までどちらかといえば年齢が高い人向けに作られていたものの、市場拡大を狙って
小学生あたりを主要ユーザーに取り込もうとしてジャンプなどで積極的なアピールを行った結果、
彼らからのクリアできなかったと言う苦情も見受けられた。
しかし難易度に関しては前作のトラキチとまでいわれた異常な高難易度からすると難易度の低下は妥当な
レベルであり、またゲームバランスを崩さない程度で高難易度のハードモードが用意されるなど、
とっつきやすくかつ飽きないレベルでまとまっていてゲームバランスのよさはシリーズ中でもかなりよい方である。
場所を選ばず手軽に遊べるといった携帯ゲームならではの特性も加わってシリーズの知名度貢献アップには間違いなく
貢献したであろう。


●ふういんのつるぎ【封印の剣】
任天堂のSRPG「ファイアーエムブレム 封印の剣」に登場する強力な剣。主人公ロイ専用。

ハルトムートが魔竜を斬った時に使用した剣。持ち主の心を威力に反映させる効果を持つ。
剣の柄にファイアーエムブレムをはめ込まないと力を発揮しない。

スペックとしては攻撃力18と見た目は最強の剣である。
ところが、デュランダルには「力+5」の補正効果があり実質上の攻撃力は22であるので、少し涙目である。
また、間接攻撃が可能で、「使う」コマンドでHPを30回復できるという一切使いそうにない能力も実装している。
ちなみに、武器の耐久度は20で、この作品に登場する伝説の武器としては普通である。

マムクートや魔竜に対しては特効が存在するが、その代りなぜかドラゴンナイト系に対する特効は存在しない。

●ふれいぼむ-ばぐ【フレイボムバグ】
ファイアーエムブレム烈火の剣に存在する、ゲームバランスを崩壊させるバグ。

このバグは以下のようにすることによって確実に発動できる。

1.敵の通りそうな橋などにフレイボムを設置する。
2.敵がそれに当たって炎でダメージを受けているときに電源を切る。

この一連の動作を行うことによって、コンティニューした時に敵のユニットを自分で動かせる。

難易度を意図的に下げたり、手に入らないアイテムを入手したりと、
色々夢のあるバグではあるが、かなり邪道なので使わない遊び方が好ましい。

だがヘクトル編ハードで戦績をオール☆5にする為には、乱数計算とこのバグを利用しないとほぼ不可能である。


●へくとる【ヘクトル】
FE封印の剣&烈火の剣に登場するキャラクター。
烈火の剣ではオスティア侯弟だが、EDで病死した兄に代わって侯爵に即位。
封印の剣ではヒロイン的立場の一人娘リリーナをもうけているが、
烈火の剣時代の予言通り、戦場で命を落とすという最期を迎える。
烈火の剣では主人公の一人として選択でき、同じく主人公の一人エリウッドの親友。
力や守備が高く、更に専用武器アルマーズとヴォルフバイルの性能が良いため、
前線で戦わせても安心できるだけの強さを持つ。

彼のハードモードは鬼難易度として有名だが、
それ以上に彼は後のFE作品において様々な功績を残している。
以下、ヘクトルの特徴&功績

・シリーズ初の一人称俺、イケイケ気質主人公
・使用武器が斧、クラス特性がアーマー系
・斧が初期装備により、それまで不遇だった斧の華々しいまでの利用価値の上昇

その後の作品で、イケイケ気質主人公が(選択次第で)自分含めてたったの2人で敵国滅ぼすわ、
ハンマー振り回しつつ反則的なスキルを使うわと、ヘクトルの偉業は大きい。


●まーかす【マーカス】
FE封印の剣に登場するパラディン。次作烈火の剣にも登場する。
フェレ家侯爵エリウッドに仕える騎士でエリウッドの父エルバート、及び主人公のロイ
三代にわたって仕えるフェレ家の重鎮。
最初からいる上級クラスで、主人公のお付きで、初期装備は銀の槍で、白髪の老人で、成長率激悪で・・・と
どうみてもジェイガンポジションであり、ノーマルモードでは初期装備の銀の槍を輸送隊に預けた後は、
せいぜい壁役や救出役くらいしか活躍の道は残されておらず、近いうちに二軍で余生を送ることになろう。
しかしハードモードでは一変、敵の能力が大幅に強化されているので自軍戦力が整っていない序盤は、
削り役や壁役、救出係、特攻作戦まで幅広い役目を担って戦場を駆け巡ることになる。
難易度で評価ががらりと変わる稀有な例であろう。

一方烈火の剣では封印の剣よりも昔の出来事を描いているため、
彼がまだ若い頃の姿を垣間見ることができる。
やはりお助けパラディン的な立場には変わりないが、成長率はそう極端に低くはなく、
頑張れば終盤でも一軍戦力として運用が可能である。

☆関連語☆
削り役 壁


●まにゅう-ぐんしょう【魔乳軍将】
ファイアーエムブレム封印の剣に登場するヴァルキュリア、セシリアを馬鹿にした呼び方。
由来は「魔道軍将」⇒「魔乳軍将」だと思われる。
セシリアは、エトルリア王国の「三軍将」の一人のくせに、
そこらへんの下級職のユニットにも劣るほどの初期能力の低さと成長率の悪さ。
大国の軍のトップ3に入っているくせにこれなので、もはやネタキャラとしか言えないぐらいだ。
さらに運の悪い(?)ことに、セシリアの登場マップは砂漠。(しかも必ず出撃させなくてはいけない)
しかし砂漠だと馬に乗っているセシリアの移動力は大幅に落ちるため、「邪魔だ」という印象が一段と強くなってしまっている。
他には「おばさん」と呼ばれることも多くある。ちなみにまだ20代だ。

☆使用例☆
「ハードモードで__を育てきって活躍させたぜ」
「嘘だろ、ありえねー」


●りりーな【リリーナ】
ファイアーエムブレム烈火の剣のリン編の主人公の。FEでは外伝以来の女主人公である。

(本名はリンディスであるが、ここではゲーム内の呼称で以下リンと統一する)
遊牧民(サカ族)の剣士であり、少女ながら意思は強い。

キアラン侯爵の血を引いている為、FE定番の王族であり、草原の公女という肩書きがある。
それが原因でキアランの後継問題に巻き込まれていく。

実質的にチュートリアルである短編「リン編」の主人公で登場した後、
その1年後を描いた「エリウッド編」「ヘクトル編」でも重要人物として再登場する。
リンは速さの成長が凄まじいものの、防御がかなり低いのでうかつに前線に出すと死亡してしまうが、
それでも序盤で手にはいる彼女の専用武器「マーニ・カティ(剣)」が非常に強力であり、
クラスチェンジすると弓が使えるようになり、
さらにモーションがやたら派手なので、愛用しているプレイヤーは多い。

たまに「終盤は空気」だの「後述で述べる最終決戦で手にはいる武器が弱すぎ」だの
「太ももを眺めるためのキャラ」などと叩かれることもあるが、
公式ページの人気投票でも6位(女性キャラ限定で見れば2位)、
さらにファイアーエムブレム覚醒のDLCで
他の主人公であるエリウッド、ヘクトルに先駆け異界のリンとして配信される、
15歳(海外版では18歳だが)なのにむっちりとした身体つきなど、人気は高い方である。

余談だがWiiの「スマッシュブラザーズX」でも、アイテム(アシストフィギュア)として登場。
けしからん太ももをやたら強調しながら、倭刀を振り回してくれます。

最終決戦で手に入るソール・カティは龍に特効が発生するものの、
あまりにも重いため、攻撃速度に影響が出てしまうが、
この武器を装備してるときの特殊アニメーションでなんと乳揺れが見ることができる。
ただし、海外版のみ。日本版は規制されてるわけではなく、
特殊装備のアニメーションが製作時のミスでデュランダル装備時に設定されており、
日本版ではソールカティを装備しても汎用のアニメーションになってしまう。
なお、これとは違うデュランダルを装備時の戦闘アニメが存在するのだが、
残念ながらどう足掻いても見れない。

☆関連語☆
剣士 遊牧民


●るな【ルナ(FE)】
ファイアーエムブレム烈火の剣に登場する闇魔法。
烈火には闇魔法を使える味方はカナスとラスボス戦に参加するアトスしかいないため、
終章に入るまではカナス専用の武器といえる。

この魔法自体の威力は0だが、相手の魔防を無視するという特徴を持つ。
つまり、使用者の魔力がそのまま敵へのダメージになる。
武器攻撃力が0とはいえ、カナスは魔力がよく育ち、
アトスは魔力が初めからカンストしてしまっているため威力的にはほとんど問題がない。
また命中率が高く、なぜか20%もの必殺補正がついている。
そして、烈火の終盤には強力な魔法使い系のボス(魔防が非常に高い)が続々登場する。

これらの特徴と仕様が重なった結果、非常に強力なボスキラーとなってしまった。
特にラスボス戦では、アトスにこれを持たせ、
ボスの前で回復しつつ待機しているだけで100%勝てるという、
伝説の武器の数々が霞んでしまうバランスの破壊っぷりである。

続編の聖魔の光石にも登場している。
さすがに前作で強すぎだったためか命中率が大幅に下げられた。
ただしその他の性能は何ら変わっていないので強武器なのは相変わらず。


●ろい【ロイ】
任天堂のSRPG「ファイアーエムブレム封印の剣」の主人公で、
大乱闘スマッシュブラザーズDXのバトルキャラ(CV:福山潤)の一人として
先行参戦をさせてもらうという優遇措置もとられていたリキア同盟のフェレ家の候子。
次作の「烈火の剣」の主人公エリウッドの息子で、
母親は同作品のヒロイン扱いのニニアンや、主人公格のリンなど。
性格は、昔のFEにありがちな優等生タイプながら、
他の主人公たちとは異なり、作中では、一軍の将としてはかなり優秀に描写されている。

ちなみに、支援会話の相手に女性がやたら多く、フェレ騎士団の面々を除くと全員が女性となる。
面子を挙げると、幼馴染属性のリリーナ、年上&教師属性のセシリア、元気娘のシャニー、
不思議系のスー、無口なソフィーヤ、コメディ担当のララムと幅広く、各国にほぼ一人ずつ。
きっとギネヴィア姫が本編の戦争に参加していたら、彼女とも支援会話が発生していただろう。

☆関連語☆
マーカス ウォルト



▼ファイアーエムブレム 聖魔の光石


●あめりあ【アメリア】
FE聖魔の光石に登場するキャラ。
幼い頃、母を山賊に連れて行かれたことをきっかけに、強くなろうと決意する。
最初は敵対しているため説得により仲間になるのだが、
規定ターン数を過ぎるといなくなってしまうので、急いで近づかなければならない。
近づいたら近づいたで、アメリアのほうから攻撃してきて、反撃で勝手に死んでしまったりする。
仲間にするのに一苦労させられるキャラである。

仲間になった時のクラスは「新人兵士」で、前述のとおり反撃で死んでしまうくらい貧弱。
だが、強くなろうという決意は伊達ではないらしく、成長率はかなり高い。
LV1で加わるためレベルアップの機会も多い。
育てるのに苦労するが、育て上げれば最終マップを1人でクリアできるくらい強くなる。
ちゃんと育てればクリアは楽になるが、
「反撃で殺しちゃったけど弱そうだったから気にせずそのままプレイした」
「仲間にしたけど弱すぎて育てるの面倒」
「見た目がゴツくなるのが嫌だからクラスチェンジさせない」
「弱いほうがアメリアらしくていい」
などの理由から、成長放棄させられることも珍しくない。


●えいりーく【エイリーク】
FE聖魔の鉱石の主人公でルネス王国の王女。もう一人の主人公であるエフラムの双子の妹である。
隣国フレリア王国の王子ヒーニアスやその妹ターナとも親交があり、特にターナとは親友同士である。
クラスはロードで剣のみを装備する。専用装備はレイピアなど。
ミニスカートにタイツをはいたスタイルで戦うため、
戦闘中にスカートがめくれ上がるのを気にした部下に格好をたしなめられたこともある。
物語開始直後祖国が滅亡し、護衛騎士に連れられて命からがら城を脱出し、そこから話が進んでいく。
争いを好まない優しい性格であるが、自国の民が傷つくのを何よりも嫌い、
帝国の自国民に対する虐待を目の当たりにして、それに対して毅然として向かっていくなどの強さもある。
が、そのやさしさを逆に敵に利用され、人質をとった帝国兵に対して何の考えもなく要求に応じたり
ラスボスである魔王に体を乗っ取られた、親交のあった帝国の王子リオンの言葉を全く疑わずに聖石
(魔王を封印している石)を簡単に渡した上に破壊されてしまうなどの失態も目立つ。

兄エフラムと比べると成長率の低さが目立ち、
どうしても力や守備といった能力が伸び悩むためひ弱なイメージが付きまとう。
しかし能力の限界値はかなり高く、素早さなどは全クラス中最高まで伸びるため、
頑張って育てれば優秀なユニットになるであろう。

☆関連語☆
レイピア


●えふらむ【エフラム】
FE聖魔の光石の主人公。
もう一人の主人公エイリークの双子の兄で、ルネス王国の王子。
初登場のマップで「俺は勝ち目のない戦はしない」と豪語して
わずか4人で敵城を落とし、そのまま敵の包囲を脱出するわ、
戦争前に王子にもかかわらず「槍一本で大陸一の傭兵になりたい」と言い放つわと凄まじい。
実際、戦闘でも槍一本で戦い、性格・性能ともに前作「烈火の剣」のヘクトルの流れを汲んでアグレッシブ&優秀。
が、エイリークや竜人族の少女ミルラとの絡みから、シスコン、ロリコンとの指摘をプレイヤーから受けている。


●げぶ【ゲブ】
ファイアーエムブレム聖魔の光石に登場する、リグバルド要塞の指揮官。
任天堂作品のキャラとは思えないほどヤバい人。
(部下を火あぶりにして楽しむ鬼畜行為、少女を監禁してレイプ未遂など)
ついでに顔グラが死ぬほどキモい。


●ひーにあす【ヒーニアス】
FE聖魔の光石に登場するフレリア王国の王子。
主人公の片割れエフラムを一方的にライバル視している。
クラスはスナイパー(弓歩兵の上級職)であり、FEの弓兵のお約束に漏れず、
完全にネタキャラと化し、スレ住人に大変愛されている。

そんな彼のネタっぷりは
・ユニット説明で「自信家で口は悪いが、実はいい人」と明記されている。
・とにかく負けず嫌いで、やたら人を貶めることがあるが、一度納得すると素直に非を認める。
・スナイパーのスキル「必的」の発動率が低く、さらに発動しても微妙。
・エフラムとは支援会話がない割に、もう一人の主人公エイリークとは支援がある。
・そのエイリークとの支援会話内で、彼女に「弓兵だから私の後ろにいた方が…」と言われる。
・部下のペガサスナイトの女性との会話で、彼女が弓の腕に見とれたと発言したとき、
「お前が見とれたのは弓か?それとも私か?」と、素っ頓狂な質問をする。
・他国のお姫様との会話で、お互いにお国自慢をしまくり、一歩も譲らない。
・更に上記の女性3名とも、支援レベル最高でくっつく可能性がある(2番目の女性に関しては愛人にする)。
・賭け事好きの剣士との会話で、最終的にギャンブルにはまる。
・彼のAAである

ヒ=ヒーニアス

 敵
敵ヒ敵 <助けて!エイリーク!
 敵

が、SRPG板の「助けて!名無しさん!」の元ネタになっている。
・「蒼炎の軌跡」「暁の女神」に登場するシノンのAAの元にもなっている。
(ヒーニアスではなくシノンが敵に囲まれ、「助けて!ミストたん!」、
あるいは「助けて!ティアマトさん!」と叫んでいる)

このいっそ清々しいまでのネタっぷりに、色々と批判の多いこの作品において
彼の存在は大絶賛(?)されている。

☆関連語☆
FEの弓兵


●ふぁいあーえむぶれむせいまのこうせき【ファイアーエムブレム聖魔の光石】
GBAで発売されたSRPG。FEシリーズでは8作目に当たる。
ファミコン版「ファイアーエムブレム外伝」の独特のシステムを受け継いだ作品。
最初は「難易度低すぎ」「シナリオ短い」「グラフィック前作の使いまわしかよ」「ラスボスひでえ」など、散々叩かれていた。
中にはシリーズ最駄作と言う者も多く、一時期は黒歴史扱いまでされていた。

しかし、発売からしばらくたった後では少し評価がマシになってきたようだ。
「音楽は神」「チュートリアルがシリーズで一番親切な上、辞書機能が便利」
「分岐クラスチェンジ最高」「通信闘技場はGBAで一番深い」「支援会話で使われる背景が綺麗」
など、徐々に良いところも上げられるようになってきたからである。
そして何より大きいのは、ヒーニアスとモルダという、2人のキャラの人気が
(2chのFEスレでは)トップクラスに高いことだろう。
何だかんだいって愛されている作品ではある。

余談だが海外版ではかなりバランスが調整されている。
具体的に言えば初期ステータスの修正、ラスボス戦(と言うか終章後半マップ)の強化など。
インターナショナル版の販売を望むファンもいるとか。


●もにか【モニカ】
ファイアーエムブレム聖魔の光石に登場した女性。
騎士オルソンの妻だったが、(ストーリーの)およそ半年ほど前に死亡。
そして帝国の司祭により、オルソンが帝国に協力するという条件で蘇った。
「あなたあなたあなたあなたあなた」というセリフは、
FEシリーズ最大の恐怖シーンとして有名。
だが何より怖いのは、夫のオルソン。
いくら妻を亡くしたショックで狂ってしまったとは言え、
間違いなく腐っているゾンビと共に引きこもっているというのは・・・
余談だが、小説版だとやたら描写が生々しい。



▼ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡+暁の女神


●あいく【アイク】
ファイアーエムブレム蒼炎の軌跡、暁の女神の主人公。
性格・性能はやはり烈火の剣のヘクトル・聖魔の光石のエフラムを継いだイケイケ気質であり、
専用武器であるラグネルの強さも相まってシリーズ最強クラスの主人公である。
シリーズ初の平民主人公で恋愛沙汰に疎いというエムブレムでは異色の主人公だが、
性格のよさや格好良さなどから蒼炎時点でファンの人気はネタ抜きで高かった。しかし暁では、

・蒼炎では普通のイケメンだったのが、暁ではイケメンというよりマッチョにされた
・作中でも敵にラグズ(獣人。一部の種族は普通の人間より体格が遥かによい)扱いされる
・味方にも前よりごつくなったとかでかくなったとか言われる
・ファンにもゴリラだのゴリラグズだの言われる
・新主人公かと思われていたサザの出番と立場と役割を奪い取る
・宿敵・漆黒の騎士との戦いは神剣ラグネルを使うより重騎士に効果的な武器・ハンマーで撲殺した方が楽
・相変わらず女性とのペアエンドは無し。前作エンディングで立ちかけたフラグはへし折った模様

とひどい有様。人気が衰えたわけではないが新たにネタ属性を得ることになってしまった。
もっとも、暁はネタとして弄られるキャラが多いので気にすることはないのかもしれない……?

ちなみにスマッシュブラザーズXに出演することになったが、蒼炎仕様での出演である。

●さざ【サザ】
ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡および暁の女神に登場するキャラクターの一人。
蒼炎の軌跡では「探している人がいる」と思わせぶりな台詞を放ち、大器晩成型でありながらクラスチェンジができず、謎が多いユニットであり
続編でかなりの重要人物では?との噂がささやかれていた。
しかし、いざ続編が発売されてみれば、序盤は主人公的ポジション(義賊団の団長)にいるのだが能力値が微妙で、後半はベンチ入りが濃厚。
主人公としての活躍もあまり無く、結局前作の主人公アイクにお株を奪われるハメになった。

さらに彼の不幸は留まる事を知らず、
・最終章では強制出撃となり、碌に鍛えていないプレイヤーにとっては出撃メンバーを圧迫する、正直邪魔な存在
・一応女神様からクラスチェンジをさせて貰えるが、専用職ではない(アイクはちゃんと専用職にさせて貰っている)上、完全上位互換キャラが他にいる
・固定スキルの「瞬殺」は相手のHPを1にするが、あと1撃で倒せる状況でも発動してしまうと倒せない、というトンデモ仕様。というか、スキル名変えろ
・サザとは恋仲であろうミカヤとは支援はAだが、手馴れたプレイヤーにはその関係を抹消される(他のキャラとミカヤを支援させるため)
・「ミカヤは俺が守る」等とのたまうが、後半の能力値的には「ミカヤが俺を守る」と言った関係になってしまう
等、ネタの塊のような男であり、スレではED時に表示される称号である「緑風」、または「緑」の名で愛されて続けている。
そんな彼は、今日もどこかでネタにされているだろう。

☆関連語☆
下位互換


●しっこくのきし【漆黒の騎士】

FE蒼炎の軌跡・暁の女神に登場するキャラクター。
名前のとおり、真っ黒な鎧で全身を包んでいる。
この鎧は女神の加護を受けているため、通常の武器で傷をつけることは不可能。
さらに「転移の粉」という不思議なアイテムを持っているため、どこにでも移動できるという、
まさに(設定上では)反則的な能力を持つキャラクターである。

蒼炎の序盤で主人公の父親を殺害したり、敵国の将軍として立ちふさがったり、
終盤で一騎打ちしたり、その後も(暁発売までは)正体不明だったり、
暁では一時的に味方になったり、正体や悲しい過去が明らかになったり、
他にも色々とシリアスなイベントがあったのだが・・・

それらも全て「しっこくハウス」のインパクトの前では吹き飛んでしまった。
(詳細はしっこくハウスの項目を参照。)
本来は恐ろしい宿敵のはずが、一部ではネタキャラ扱いまでされてしまっているのだ。
このしっこくハウスネタはAA化もされ、
蒼炎・暁といえば真っ先にしっこくハウスを思い浮かべる人もいるとかいないとか。

余談ではあるが、彼のボイスについて調べてはいけない。
なぜなら、役名で盛大に(正体が)ネタバレされている場合も多いからだ。注意。


●しっこくのもり【しっこくの森】
FE暁の女神・第1部9章のこと。
前作では「しっこくハウス」などでプレイヤーに多大なインパクトを与えた
「漆黒の騎士」を、ついに味方で使えるようになるマップである。
(しっこくハウスに関しては、項目があるのでそちらを参照。)
別にマップに仕掛けがあるわけでもないのだが、
「突然現れる漆黒の騎士」というシチュエーションを見たエムブレマーたちは、
瞬時にネタマップにしてしまった。
何故ひらがななのかは誰もわからない。
時々「おいでよしっこくの森」「しっこくの森プラス」などと呼ばれることも。


●しっこくはうす【しっこくハウス】
FE蒼炎の軌跡11章のマップ中央にある建物のこと。
一見普通の建物だが、マップのある位置を通過すると
この建物から漆黒の騎士という、やたら強い敵ユニットが増援として登場する。
全身を黒い鎧で固めた大男(?)が敵フェイズ開始前にいきなり登場、攻撃範囲内に敵を見つければ全速前進、
相手が例え主人公だろうが少女だろうが猫だろうが一撃で切り伏せるその姿は
プレイヤーに強いインパクトを残した。
(ちなみに、漆黒の騎士にはゲーム後半で手に入る武器でしかダメージを与えられないため、
この時点で倒すのは不可能)
一応、マップ開始時に伏線は引かれているのだが、
今までのFEシリーズの増援の登場場所といえば砦・階段・マップ端などだったため、
まさかあんな変哲もない建物から出てくるとは思わず不意の増援にユニットを殺され、
泣く泣くリセットしたプレイヤーも多い。

ちなみに、以下はバーボンハウスの改変だが、一時期は蒼炎スレのテンプレの一つでもあった。

やあ (´・ω・`)

ようこそ、漆黒ハウスへ。
このエタルドはサービスだから、まず氏んで落ち着いて欲しい。

うん、「また」なんだ。済まない。
女神の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。

でも、扉が開くのを見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」みたいなものを感じてくれたと思う。
目に見える情報を計算しつくした後は
ともすればマンネリな作業になりがちな昨今のFEで、
レフカンディの砦から現れたSナイトがレナのところに走ってきた時の
あの戦慄を忘れないでほしい、そう思って
このイベントを用意したんだ。


じゃあ、注文を聞こうか。


●しのん【シノン】
ファイア−エムブレム蒼炎の軌跡、暁の女神に登場する弓兵。
蒼炎では、主人公アイクの父が率いる傭兵団の古参兵として登場。
その後、亡き父の跡を継いで傭兵団長になったアイクに反発し、離反。
敵国側に雇われた傭兵として再登場する。

・一人称が「俺様」
・権力者、貴族が嫌い
・上司、もしくは上司の息子であるはずのアイクへの反発
・和解したにもかかわらず、ラグズ(変身能力のある種族)を半獣という差別用語で呼び続ける

などの痛々しい言動や行動が多いのだが、
傭兵団で最年少のヨファを、けなしつつも気にかけていたり、
面倒見のいいお兄さん的側面も持っているため、
関連スレでは「ツンデレ」「永遠の中二病」などと呼ばれて慕われている。
ゲーキャラ板にスレのあるキャラは少なくないが、
まとめスレまで存在するキャラは、珍しいのではないだろうか。

ちなみに蒼炎では27才、3年後の暁では30才で登場したが、
三十路を迎えても依然として中二病丸出しな言動に、ファンは狂喜した。

☆関連語☆
中二病 ツンデレ シノン公国


●じる【ジル(FE)】
ファイアーエムブレム蒼炎の軌跡、及び暁の女神に登場するキャラクターの一人でクラスはドラゴンナイト。
FEの重要キャラではない登場人物の中では珍しく、ジル・フィザットというフルネームがある。
父親にラグズ(人と獣の中間のような生物)を嫌悪するような教育をされ、ラグズを「半獣」という差別用語で呼ぶ。

蒼炎での初登場時は、侵略してきたデイン王国に追われ船で逃げようとする主人公アイクを後方から追撃する敵として登場。
一度逃げられるが、2ヶ月ほどかかる航路の中間地点辺りまで相棒のドラゴンと共に単身で追いかけてくるほど血気盛ん。
そこでラグズに襲われているアイク一行を目撃し、アイクに対して一方的に協力関係になるように申し出る。
その後、追いかけて来たまではいいがそこからどうやって帰るかまでは考えていなかったようで
周囲にラグズの国ばかりある場所で置いてけぼりはよほど嫌ならしく、そのままなし崩し的に仲間になる。
その後アイク達や仲間のラグズと共にいることで、ラグズに対する偏見は徐々に無くなっていったようだ。

…と、ここまでは一仲間キャラとしては個人のイベントがやや多い程度でそこまで特別という訳ではない。
しかし実際はFEの中でもかなり異端な存在であり、その鍵となるのが父親であるシハラムの存在。
物語後半でアイク一行はデイン王国に戦争を仕掛けることになるのだが
そこで敵将として出てくるシハラムにジルで話しかけると、そ の 場 で 裏 切 っ て 敵 対 し 始 め る。
敵と会話して味方にする流れがほぼ常識、悪くて何も起きない程度なFEシリーズにおいてこの仕様はかなり衝撃的であり
シハラムが国民想いの良識人のような描写があるので、普通に会話して彼女に裏切られたプレイヤーは少なくない。

一応、知ってさえいれば会話させない、出撃させない、味方キャラのミストと親密な関係になればセーフと回避は簡単。
ちなみに多方面の勢力を操作することになる続編の暁でも、そのミストとの会話次第で所属する軍を裏切ってしまう。
様々な理由で所属をころころ変えるジルだが、それを阻止したり誘発したりするミストはある意味で凄い少女である。


●ちのせいやく【血の誓約】
ファイアーエムブレム暁の女神に登場する、古代の王たちが用いたという契約の魔法。
契約に違反した際効力を発揮し、なんと呪いによる病で 国 民 が 全 滅 す る という魔法。
このとんでもない契約の魔法を結ぶ方法はいたって簡単、「血の誓約書」と呼ばれる紙に血文字でサインをするだけ。
誓約書を借金の借用書などに偽装しても誓約を結べるため、呪いとしては類を見ないトンデモさを醸し出している。
この特性のため、作中では契約というよりは、国民全員を人質に使った脅しの材料として使われている。

しかしながらこのトンデモ呪い、
「新旧主人公対決」や「大きな戦争を引き起こす」という理由付けくらいにしか使われず、
その上、引き起こされた大戦争は、戦争中に目覚めた女神様が人類に絶望、
大陸のほとんどの人を石にしてしまったためあっさり休戦、
呪いも「石になったなら病なんて全然平気だよね!」という理由で無効化され、
その間に契約相手を倒すという展開に…と、有効に活用されたとは言いがたい設定であった。
そのため、暁の女神の駄目なところの槍玉として挙げられることも少なくない。


●ばはむーと【バハムート】
ファイアーエムブレム蒼炎の軌跡に登場する、竜王子クルトナーガのあだ名。
公式サイトで見れるムービーがどこをどうみてもFFのバハムートのメガフレアにしか見えないことから、
爆発的にこの呼び方が広まっていった。
ここまで似ていると、もはや問題になりそうなレベルである。


●ふぁいあーえむぶれむあかつきのめがみ【ファイアーエムブレム暁の女神】
2007年2月22日にWiiで発売された、シリーズ10作目。
前作である「蒼炎の軌跡」の世界観を引き継いだ完全続編である。
国内の売上げはおよそ16万本。
続編なのに前作より売り上げが伸びた…という、近年では珍しいタイプである。

前作の登場人物が目立ちすぎていたり、終盤のゲームバランスがイマイチだったり、
支援会話のシステムが簡略化されていたり…などといった不満点はあるものの、
キャラクターの心理描写を重視したシナリオや、相変わらずのテンポの良さ、
そして今まで以上に個性豊かなマップなどのお陰で、全体としてみれば好評。
しっこくの森」や「ゴリラアイク」などネタ要素も豊富であり、
何だかんだいって、この作品を愛しているエムブレマーは増える一方とか。


●ふぁいあーえむぶれむ‐そうえんのきせき【ファイアーエムブレム蒼炎の軌跡】
ゲームキューブで発売されたFEシリーズ9作目。
据え置き機のFEとしては聖戦・トラキア以来で、
発売前はボリュームやグラフィックに期待する人がいる一方で、
3D化の弊害や前作みたいなヌルゲー化を危惧する人も少なくなかった。

しかし発売後の評判はおおむね良好。特にゲームバランスとシステム周りはよく整っており、
クラスチェンジアイテムの廃止やイベント経験値の採用で育成の自由度が大幅に上がった。
ただしシナリオは次回作(暁の女神)に続くことを前提にしているためか、
未回収の伏線が多く、風呂敷を包みきらずに終わるので蒼炎単体での評価は決して高いとはいえない。
wiiを持っているのなら暁と合わせてプレイすべきだろう。

また、従来のFEとは違う試みが多くなされている。
・キャラクター、ユニットにラグズ(獣人)を導入。
・主人公が王族ではなく、一般の傭兵。(ただしクラスチェンジ後はいつも通りロード)
・戦闘マップに店がない(買い物は編成時に全て済ます)
・武器の特注ができる。(既存の武器に性能を+補正したものを買える。)
・どの下級ユニットもレベル20になれば自動的にクラスチェンジ
・クリア後に個別のキャラごとの後日談がない。
など


●ほもりお【ホモリオ】
「ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡」の仲間のひと(♂)。
正式名称は「セネリオ」だが、主人公(♂)にハァハァしすぎるのでこう呼ばれるようになった。
「ホモ軍師」「ホモ」も同義語。
これが女だったら!と嘆く住民も多かったであろう。

名(迷)台詞「ひどい有様です」


●ぼるとあくす-しょうぐん【ボルトアクス将軍】
ファイアーエムブレム蒼炎の軌跡の25章に登場する敵将、グローメルのこと。
クラス、スキルに恵まれているにもかかわらず、
ボルトアクスという威力を魔力に依存する斧しか持っていないせいでそれを生かせず、
さらに地形、味方に恵まれているにもかかわらず、
自身の攻撃範囲内に自軍ユニットが入ると「うぬ、ここまで登ってきたか!ならばここから叩き落してくれる!」
というセリフをのたまいつつ、味方に落石を誤爆されたりしながら突っ込んでくるせいでそれも生かせない。
そのあまりの悲惨さっぷりに、尊敬と畏怖の念を込めて「ボルトアクス将軍」と呼ばれるようになった。


▼ファイアーエムブレム 覚醒


●おとうさんはおさないしょうじょしかすきになれないのですか?【お父さんは幼い少女しか好きになれないのですか?】
ファイアーエムブレム覚醒に登場するノノの娘、ンンの問題発言。
本作は異性との支援レベルをSにすると結婚ができ、
未来の子供を仲間にする事が出来るのだが、幼女マムクートであるノノも結婚対象に含まれる。

そんなノノと結婚した夫は、ンンにこの台詞を言われ、
ロリコンだと疑われてしまう。マイユニットだろうが、女性恐怖症の剣士だろうが、
おじさん傭兵だろうが、ショタ魔導士だろうがお構いなしである。(親子支援会話がテンプレなのは内緒)
本作における結婚システムがどのようなものなのか、よく表した台詞だと言える。

しかし、娘にこんな事を言われてロリコンを認めたり、興奮する変態プレイヤーも少なくないとか。

ちなみに、血縁関係で無ければンンとも結婚できるが、千年以上生きているノノと結婚するならともかく、
まだ十数年しか生きていない彼女と結婚する方が問題があると思うのだが…


●さけび【叫び(FE)】
FE覚醒に登場するスキル。
叫びというと音波攻撃を想像しがちであるが、FE覚醒の叫びは味方強化スキルである。
力・魔力・技・速さ・幸運・守備・魔防・移動・七色・愛の10種類があり、 周囲3マスの味方の能力値を1ターンの間上昇させることが出来る。

なお異なる種類の叫びは重ねがけが可能なため、全ての叫びを重ねると
全能力値+10(幸運のみ+12) 移動力+2
という、1ポイントの能力値の差異が重要なFEシリーズとは思えない数値のブーストをかけることが出来る。
(通常の能力強化アイテムでの上昇値は一律+2)

と書くととても強そうに見えるが、実際に上記のようなブーストをかけようと思うと
育てるのに大変手間のかかる叫びスキル専用キャラクターを複数育成しなければならず
また頑張って育てても、高難易度以外ではわざわざ叫ぶより育てたキャラで無双するほうが早かったりする。

実際に使うのなら全能力が+4になる七色の叫び+任意の1種ぐらいに留めておくぐらいが現実的だろうか。
叫びすぎはほどほどにしましょう。


●せいおうくろむ【性王クロム】
ファイアーエムブレム 覚醒の主人公・クロムの通称。
本作では一緒に戦う等して異性の好感度を上げていき、支援会話をSランクまで進めることで
そのキャラと結婚するというシステムを取っているのだが、
シナリオの都合上、クロムは特定のシナリオ終了後に仲間の中で一番好感度の高いキャラと強制的に結婚する。

この時対象の女性キャラにクロムよりも好感度の高いキャラがいても、
結婚していないとクロムの嫁にされてしまう為
「○○と結婚させるつもりだったのにクロムに寝取られた!」「俺の○○がクロムにレイープされた!」
という悲鳴が各地で上がり、クロム=レイプ魔という認識が出来上がり
作中の肩書である聖王をもじって性王と呼ばれることになってしまった。

一応断っておくとクロム本人はいたって真面目な好青年である。
どうしてこうなった。


●ぱりす【パリス】
ファイアーエムブレム覚醒のネット配信で、2012年7/12に配信された外伝マップで登場するキャラクター。

各国の兵士をカリスマで束ね、クロム率いるイーリス軍に立ち向かう。
総力戦に見事勝利すれば、パリスが加入する。
とはいえ、終章と遭遇戦、異伝マップしか出番は無いが…

性能はトップクラスで、初期装備のラグネルが高性能。さらに初期スキルが優秀なので即戦力になる。

以下ネタバレ
さて、初期装備がラグネルという事に感づいた人もいるだろうが、
彼の正体は蒼炎の勇者、すなわちアイクの末裔である。
フラグブレイカーで有名である彼に、まさか末裔がいる事にファンは驚いた。

彼の血を引いているせいなのか、軍の中で一番肉料理が好きである。
さらに誕生日が2月9日であり、声優はフレデ肉ことフレデリクと同じ小野大輔と、肉に関するネタで溢れている。

しかし、最後の配信キャラに関わらず散々引っ張っておいて、
本編のシナリオに一切関わらないぽっと出のキャラであり、
「アイクを贔屓し過ぎてる」「なぜテリウス関連のキャラを出すんだ」と嘆く者も多数見られる。
それでもキャラが個性的であり、アイクファンから愛されてはいるので、
彼の存在は賛否両論といったところ。

☆関連語☆
アイク


●るきな【ルキナ】
ファイアーエムブレム覚醒に登場するキャラクター。
ファルシオンを持つ女性ロードという、クロムとマイユニットに次ぐ主人公といったキャラクターで、
パッケージ、3DSカード、プリペイドカードにでかでかと描かれている。

クロムの娘であり、邪竜ギムレーが復活した未来で、
仮面で顔を隠し、男装して英雄王マルスの名前を借りて戦っていたが戦況は悪化。
未来を変えるべく、神竜ナーガの力を借りて過去へと旅立つ。
過去では凄腕の剣士として闘技場でクロムと対決するが、紆余曲折あってクロムに正体を明かして共に戦う。
回数無制限・回復手段としても使える専用装備のファルシオンの使い勝手が非常に良く、「天空」や「王の器」が取得できるのも魅力。
一見クールな男装の麗人なのだが、
・「そこにいるのは分かっている」と潜伏している敵にドヤ顔で言い放つも、後ろから奇襲される
・その際剣に足を滑らせてずっこける
・軍の中で一番、笑いのツボがおかしいという妙な設定
・クロムの姉の顔が描かれた服を買ってクロムにプレゼントしようとして母親に止められる。
・ファルシオンを虫退治に使う
・ウードに感化されてファルシオンを封魔剣エクスブレードに改名
などお間抜けな一面も見せる。
無論結婚も可能だが、クロムやリズと結婚して母親や叔父になることも出来る。
そのため、結婚に飽き足らないエムブレマーは
ある時はクロムと、ある時はリズと結ばれてなんとかルキナと血縁関係になろうとする。



▼ティアリングサーガ ユトナ英雄戦記


●あーきす【アーキス】
ティアリングサーガに登場するキャラで、クラスはルークナイト(FEでいうソシアルナイト)。
相棒のクライスと一緒に、所謂『赤と緑』ポジションの緑側を担っている。

ところが、実際に育ててみると、歴代の『赤と緑』と違い、前線系騎士の割には力も守備も伸びず、
速さや運ばかり伸びるという、職種を間違えたんじゃないかと思う成長率を持つ。
覚えるスキルも、実は攻撃力に依存する「烈風の技」の為、低火力のアーキスでは活かせない事が多く、
おまけに騎士系必須の「再移動」習得がLV38という遅さ(LV40でMAX)と、
どこをとっても隙の無い駄目っぷりを見せ付けてくれる。
攻略本でも「仲間が増えてくると出撃メンバーから外れる」と書かれた。

だが、最大の問題点は此処から。
アーキスのトゥルーエンドを迎える為には、あるイベントを起こす必要があるのだが、
このイベントを起こすと、許婚を人質に取られたアーキスが敵に寝返り、
次のMAP「黒の公子」で敵の暗黒兵として登場する。
この状態のアーキスは、他の暗黒兵と全く見分けがつかず、LVとスキルの有無で判断するしかない。
暗黒兵状態でアーキスを殺した場合、無論、永久離脱してしまう。
アーキスを味方に戻すには、牢屋に閉じ込められた許婚を開放して説得する必要があるが、
許婚はアーキスのいる狭い通路を通り抜けた先にいる為、どうにかしてアーキスをやりすごさなければならない。
(尚、この時点でワープ系アイテムを入手する事は不可能なので、味方をワープさせて牢屋を開錠するのも無理)

また、暗黒兵となったアーキスは味方に容赦なく攻撃してくるので、
味方の強いユニットに勝手に喧嘩を売って勝手に死んでいくこともしばしば。
かといって弱い味方ユニットを出すと、今度は弱いユニットが殺されるから困る。
シーフソードで武器を取り上げてしまうのが一番である。
「黒の公子」自体、ただでさえ難易度の高いMAPであるにもかかわらず、
そこにアーキスという余計な要素まで加わるのが、プレイヤーの怒りに拍車をかける事となった。

その弱さと「黒の公子」での難易度上昇原因っぷりから、
ティアリングサーガスレでは、マルジュに次いでネタキャラ扱いされまくっていた。

☆関連語☆
マルジュ 二軍 三軍 暗黒兵 なんだとてめえ レンツェン

442 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/09/01(木) 23:19:46.91 ID:Qzyi21iH0
>>441
武器を持たせなければ大丈夫だろうと思ったら、敵がわざわざアーキスに武器を持たせてくれていたことは忘れません


●さーしゃ【サーシャ】
ティアリングサーガ ユトナ英雄戦記の登場人物。ウエルト王国の王女。
第1章から加入する、初期クラスが専用のもの(プリンセス)、
国を掌握しようとする悪の大臣の一派に追われているところを主人公の1人に救われる、
説明書にキャラ説明がある女性キャラ2人のうちの1人(もう1人は彼女の家臣)、
パッケージ表の最前列にいたり、パケ裏にも描いてあったりと、
初プレイ者から見ればどう考えてもヒロインとしか思えない特徴満載なのだが、
実際のヒロインは第2章で仲間になる別の女性だった。(この人はパッケージ表にこっそり描いてある)

中盤以降も専用イベントが多く、人物関係も豊富であり、彼女が絡む説得イベントが多く、
クラスチェンジを2回できる唯一のキャラなど他にも特別扱いされている節があり、
開発初期ではヒロインだったが例の裁判のあおりを受けて
急遽ヒロインを別キャラに変更された、という説もある。
(王女、青髪、ペガサスナイトと初代FEのヒロイン、シーダと設定が被っているため)

戦闘面に関しては、2回クラスチェンジという特徴こそあるものの成長率はAGI以外低めで、
初期ステータスも低いため序盤のレベルアップに苦労する。
同じ飛行系クラスでも他に成長株がいるので埋もれる上、
イベントでミスると一生クラスチェンジ不能に陥る事も。
終盤まで第一線で使うには相応の思い入れとリセットが必要だと思われる。

キャラクター人気はTS登場人物の中ではトップクラスに高いので、使っている人は少なくないが。


●じゅりあす【ジュリアス…】
ティアリングサーガの終盤、MAP35のタイトル。
ジュリアスとは敵のカナン帝国の第三皇子の事。

数々の戦いを経て自分のラゼリア公国を奪還したリュナン軍は、リーヴェ王国を帝国の手から完全に解放すべく王都まで迫った。
主力が崩壊した帝国軍は玉砕を覚悟し、
ジュリアスを始めとした将軍達は若い新兵達を逃がそうとするが、彼らはそれを拒み最後まで戦う事を望む
…というのがあらまし。

ここまでは互いの正義を賭けた熱い展開と言えるのだが…
帝国が占領する以前に無能な前リーヴェ国王(ヒロインの父)や取り巻きの貴族達による長い支配の影響で
リーヴェの国民達の人心はすさみきっており、民家を訪ねたリュナン達に「失せろ」「野蛮人」等の罵声を浴びせ、
戦利品や恩賞目当ての剣闘士達が敗北寸前の帝国軍に襲いかかる等、利己的な人間が横行していた。
(酒場の女主人や教会のシスターのような例外もいるが)
この剣闘士達は一応こちらの味方NPCとして登場するのだが、
全員『強盗』のスキルを持っており近くで戦うと逆支援でこちらの命中率と回避率を大幅にダウンさせるはた迷惑なユニットである。

そしてジュリアスは自軍を守るために出撃し、残り少ない強力な武器
『カナンの槍』をリュナン軍にではなく剣闘士達に振るう羽目になる。
『カナンの槍』を使い切る前にジュリアスを倒せばこの武器が手に入るのだが、
『カナンの槍』を持ったジュリアスはこのゲームで最強クラスの強さを持つボスで 十分に鍛えたキャラでも返り討ちに遭いかねない。
ひどい話だが、楽に勝ちたいのならば帝国軍と剣闘士達との戦いを高みの見物で
見守って『カナンの槍』を使い切らせた後に漁夫の利を頂く形で倒すしかない。

いろんな意味でやるせない印象が残る戦いである。

市民らの台詞
「お前のような奴らがうろついてると国の品性が疑われる。とっとと消えろ!」
「解放軍? 知ったこっちゃないね。向こうも野蛮だけど、あんたらもいい勝負だよ!」
「どうせ勝っても上が変わるだけだろ」
「あの教会のシスター、敵に通じてるぜ。牢に入れてくれよ。報告した俺への褒美を忘れんなよ」


●てぃありんぐさーが ゆとなえいゆうせんき【ティアリングサーガ ユトナ英雄戦記】
ファイアーエムブレムシリーズの生みの親である加賀昭三が、
インテリジェントシステムズから独立した後に、エンターブレインの協力を得て製作したSRPG。
元々のタイトルはエムブレムサーガであり、FE世界との関連もほのめかされていたが、
任天堂から訴訟を起こされ、様々な修正や設定変更の末にティアリングサーガとして発売される。

システムのほとんどはFEシリーズと共通であるが、シナリオが特徴的で、
主人公が2人存在し、最初はその片方であるリュナンの軍しか操作できないが、
ある程度シナリオが進むともう片方の主人公、ホームズの軍も操作できるようになる。
帝国との戦争がメインであるリュナン軍では完全に一本道のシナリオが展開されるが、
対するホームズ軍は私掠船団として自由に大陸を冒険でき、(流石に敵である帝国領には入れないが)
プレイヤーは心置きなくパーティー強化やアイテム探しに勤しむことができる。
そしてリュナン軍に合流した時に、育てたキャラや手に入れたアイテムを渡すことで
リュナン軍のシナリオ攻略を楽にすることができる。
(これを上手く駆使しないとシナリオ後半はキツくなるが、意図的に難易度調整ができるともいえる)

裁判のとばっちりを食らったためか、未登場地域や没マップも多いが、
ゲームバランスは安定しており、シナリオもそう悪いものではないため良作であるといえる。
また、続編としてティアリングサーガシリーズ ベルウィックサーガが発売されているが、
システムが大幅に変更されているため、TSを気に入ってもBSを好きになれるとは限らない。

☆関連語☆
FE・TS裁判 ベルウィックサーガ エンターブレイン


●ぷれりゅーど【プレリュード】
ティアリングサーガに登場する光属性魔法。
魔物に対して特攻を持っている他、命中すれば反撃を受けないという特徴がある。
闇魔法ザッハークに対抗する為の唯一の魔法であり、
その設定は、初代FEのマフーとスターライトの関係を彷彿とさせる。
(ザッハークとマフーは、共に相手の行動を全て封じる為、対抗する魔法を持ってないと戦えない)

……だが、ゲームを進めると分かるのだが、
実はティアリングサーガ本編で、ザッハークの使い手と直接戦う事は絶対に出来ないのだった。
ならばと、反撃封印という特性に活路を見出そうとしても、
同じ反撃封印持ち魔法ならシルフィードやトゥマハーンの方がはるかに性能がよいという現実が立ちはだかる。
その為、このプレリュードという魔法は、ご大層な設定とは裏腹に、
ただの魔物特攻+反撃封印しか持ち合わせていないネタ魔法とされてしまった。

こうなった理由は、やはりあのFE・TS裁判の影響だと思われる。
これさえなければ、プレリュードもネタ魔法扱いされずにすんだかもしれない…。

☆関連語☆
FE・TS裁判 ティアリングサーガ エンターブレイン


●りゅなん【リュナン】
「ティアリングサーガ ユトナ英雄戦記」の主人公。
ラゼリア公国の公子で、クラスはナイトロード→ロード。
この作品の製作指揮をとったのがFEシリーズの生みの親、加賀氏なので、
一見するとそれにのっとったタイプと思いきや、かなり異なった性質を持っている。
以下、リュナンに関する色々
・自軍の軍師に向かって「お前は黙っていろ!」 と一喝する
・子供の頃会ったことのあるヒロインのことを、再会時にすっかり忘れている
・ヒロインのことを思い出した時も、突然いなくなったことについて
「ヒロインが自分を裏切った」とヒロインを一方的に責める
(※ヒロインが突然いなくなったのは、王宮に無理矢理連れ戻されたため)
・そのわりにはEDで「ヒロインは元々可愛い」と発言する
・もう一人の主人公ホームズの方が、キャラ的にもユニット性能的にも良い
(※ホームズの方が使いやすいのは、彼のパーティは好きなだけ育成できるのも理由の一つ)


他にも、上述の軍師が敵の罠にあっさりひっかかる老害レベルの駄目軍師だったり、
部下の騎士二人組の片方が、一部で最弱と噂されるくらい使いづらかったり、
もう片方の部下もイベントによっては終盤で恋人と駆け落ちして離脱するなど、
部下に恵まれない主人公でもある。

☆関連語☆
ティアリングサーガ レティーナ


●れてぃーな【レティーナ】
ティアリングサーガに登場する神官の少女。
物語の最序盤の国・ウェルト王国の騎士エゼキエルの妹で、病により視力を失っている。
主人公リュナンの部下・クライスに恋をして、ついに彼を追って故郷を飛び出す。

しかし彼女を仲間にするには、序盤から終盤近くにかけての長大かつ複雑なイベントをこなさないといけない。
例)
・最初の編成でクライスとその相棒をホームズの部隊に入れる
・特定のアイテムを特定の時期にクライスに持たせてレティーナに会う×2
・レティーナが仲間になるマップで、クライスが特定のボスを倒した上でクライス自身で民家を訪問

極め付けに彼女を無事仲間にしても、その後のイベントでエゼキエルがいないと
レティーナ(とクライス)が離脱してしまうという罠までついている。
(一応、エゼキエルがいなくても回避可能の救済は存在するが面倒)

そんな苦労だらけの彼女だが、仲間にすると敵の魔法を封じる杖が使えたり、
彼女が出撃するだけで、全ての仲間の回避率10%アップという恩恵が受けられる。
しかし、代替のリベカという少女もそこそこレアなアイテムを持っている上に、加入が終盤なので
今更神官を無理矢理育てる必要は特にない。
更にエゼキエルは選択加入で、もっと優秀なユニットがいるという点で微妙に冷遇されている。

なお、盲目だからといって戦闘に支障はありません。

☆関連語☆
普通にプレイしていたら気づかない



▼ティアリングサーガシリーズ ベルウィックサーガ


●うまかったです!【うまかったです!】
ベルウィックサーガで男性兵士に食事をさせた際のお礼のセリフ。「ウマカッタデス!」と半角表記されることもある。
正確には「リース様、ありがとうございます うまかったです!」。
主人公を見守る老兵も冷酷な復讐鬼も真面目一徹の騎士も例外なくこのセリフを言って、普段の言動との激しすぎるギャップでプレイヤーを絶句させる。
中でも寡黙な剣士ウォローに食事をさせた際の「特に感想はない」→「うまかったです!」の流れがプレイヤーの心をつかみ、ウォローの話題になると必ず「ウマカッタデス!」がネタにされるのだった。

使用例
A「ランスナイトが倒せないよ!」
B「ウォローに馬殺刀でウマカッタデス!」


●う"んだーがすと【ヴンダーガスト】
ティアリングサーガのマルジュの専用魔法にして、
ある意味ではもっとも不遇な専用魔法。
その理由は、本作に登場する、魔道士キャラの専用魔法を並べてみると一目瞭然。

ヴンダーガスト:命中100・クリティカル+20%・威力は並み
スターライト:命中97・威力高い・装備時に回避+30(ただしやや重量がある)
オーラレイン:命中74・威力は低い・5の倍数ターンのみ使用可能な『MAP全体攻撃』。
ブレンサンダ:命中95・中々の威力・2回攻撃・持ち主が凶悪なスキルを所持している。
サンフレイム:命中100・射程1〜3・威力高め・装備ボーナスで防御+10
トゥマハーン:命中100・射程1〜3・高威力・命中時は反撃封印
(※厳密には専用魔法ではないが、味方にトゥマハーンを使えるキャラは1人しかいない)

単体としての性能は決して悪くないのだが、他の専用魔法が強力すぎるせいで
相対的に弱く見られてしまう。マルジュがネタキャラ扱いされる原因もこれ。
余談だが、北斗の拳のキャラに例えた場合、間違いなくジャギ的ポジションであろう。

因みに、続編の「ベルウィックサーガ」にも登場したが、
なんと、敵専用ユニット・ドラゴン系モンスターのブレス技になってしまった。
スターライトやブレンサンダは味方も使えるのに、この扱いの差は一体…。


●クリフォード【クリフォード】
SRPGベルウィックサ−ガに登場するキャラクター。
自軍ユニットの一人である年頃の一人娘と軋轢を起こしている、飲んだくれ、
成長率の低い(とくに俊敏が全体の中でも低め)始めから上級クラスの騎士、ということもあり
当初は初心者はともかくゲームに慣れると二軍キャラになる…と思われていた。

だが、防御の上限が低く素早くても敵の攻撃が捌ききれない為
従来シリーズよりも剣士勢が使いづらく、
むしろ彼のような防御がそれなりにあり盾の運用能力に優れた騎士の方が使いやすいと分かるにつれ
評価を見直され始め、筋力はそこそこだがランススキルにより
一撃がある、挑発スキルで盤面のコントロールが可能、
という特徴もあいまって、初心者から上級者、はてはノーリセプレイというマニアックなプレイにおいても
高い評価を受けるユニットとなっている。

しかし雇用費が高いから雇い辛い、かといって自軍入り条件は娘のクラスチェンジとやや面倒、
all35目指すと他のキャラも育てる必要性から彼の持ち馬を横取りしてポイになりがち。

ちなみにイベントではやや暴走気味にがんばっている。
娘の女騎士は、筋力があまりにも低すぎてダメージが通らない、
HPが低すぎ、などの理由で二軍入りしやすいユニットとなっている。
「娘は騎士に向いていない」 という彼の指摘はある意味で正鵠を得ていたといえる
 
 
●ごーぜわろす【ゴーゼワロス】
ベルウィックサーガの第9章出撃依頼「兵站基地」の敵将で、
ラーズ帝国の聖騎士。通称「閣下」、略称「ワロス」。
新型の強力なバリスタ「ドーラ」の試作実験の指揮をとるが、
開発中に主人公配下のシノン騎士団の奇襲に遭い、
2発しか打てない「ドーラ」をひっさげて迎え撃つ。
顔は敵将の汎用グラで、特化した能力を持っていないため、脇役となるはずが、
名前を「ゴーゼ、ワロス」と読んでツボにはまった2ちゃんねらーが続出、一気に人気者となる。
加えて、マップ中に破壊可能な障害物(なかにはアイテムが出てくるありがたいものも)が多く、
敵の強さもほどほどと、育成に適したマップで、
高難易度のベルサガにおいて一服の清涼剤と化している。
閣下と兵士たちとの熱いやりとりはファンの心をつかみ、
殺すのを惜しんで捕縛して監禁するものが後を絶たない。
ベルサガの開発スタッフにも愛されているらしく、
対ゴーゼワロス戦の戦闘画面では、終盤のボス戦でないと聴けない特別な曲が使われていたり、
公式マスターズガイドの人物事典に立項されていたりする。
なお、ゴーゼワロスより派生した語として、
「兵站基地」のマップが「ワロスマップ」と呼ばれる。
また、大爆笑のさまを「ゴーゼワロス」という香具師もいる。

閣下捕縛直前。
周りをシノン騎士団に取り囲まれるの図

   m9(^Д^) m9(^Д^)
m9(^Д^) (´・ω・`) m9(^Д^) 
   m9(^Д^) m9(^Д^)


●しのん-こうこく【シノン公国】
ティアリングサーガシリーズ・ベルウィックサーガの主人公であるリースの国。
それ以上でもそれ以下でもない。
しかしBSのほんの少し前に発売された「ファイアーエムブレム蒼炎の軌跡」のスナイパー・シノンと同名なことから、
多数のFEファンの間でネタになってしまうという、ある意味凄く不幸な国。
いや、知名度が大幅に上がり、幸福というべきか・・・?
なぜ、名前が同じだけでここまで盛り上がったか。
それは、BSの前作であるTSは、FEの続編の予定 だ っ た ため、関連性がないとはいえず、
一緒に扱っているサイトがいくつもあるからだろう。
ちなみに裁判により、全く別のシリーズとなったのだが。


●しろっく【シロック】
ベルウィックサーガの自軍弓ユニットの一人。
育てていくと敵の足止めや複数回攻撃で大ダメージを与えられるスキルを覚える
大器晩成キャラとして2chのベルサガ住人から評価されているユニット。

・・・なのだが初期の弓技能が高くなく(成長率は悪くない)他の弓ユニットと違い命中に
補正のかかるスキルがないせいで序盤は命中率が半分をきるのもザラなため、様々な
ゲームのアンソロジーを書かなければならないためあまりひとつのゲームをやり込めない
漫画家衆から
“ロクに弓を当てられないへタレ”
という烙印を押されてしまい、様々なネタでいじめられたかわいそうなユニットである。

例1.全然当たらないので逆ギレして弓をすぐへし折って怒られる
例2.あまりにはずすので修行しないと給料抜きとリースに怒られる
例3.傷ついた馬の治療を名目に徒歩状態のユニットに馬をパクられそうになる

逆のパターンとしてはイケメンな上に打たれ弱いユニットを護れるため漫画家衆には
人気が高いが、気合を入れて自軍を育てると攻撃能力をはじめとしてどうしても
他ユニットに見劣りしてしまうため2ch住人からは微妙あつかいされてしまう
マーセルがいる。


ー●でりっく【デリック】
ベルウィックサーガに登場する装甲兵にして、本作最大のネタキャラ。
会話が全て「……」で示されており、主人公から「きっと恥ずかしがり屋なのだろう」とフォローされているシーンがある。

このゲームでは、どんな味方ユニットにも唯一無二といえる個性があり、それ相応の運用法があるのだが、
彼のみ、その個性が間違った方向につきぬけまくってしまっている。
まず、成長率・武器技能成長率ともにかなり悪い、全体的なパラメータの上限も低い。しかも装甲兵なのに防御成長率がゼロ。
移動力が低いために前線にたどりつく事すら難しい。地形コストも悪く、進入不可な地形も多い。
特に砂漠ステージなどで出撃しようものなら一歩もうごけずゴーゼワロス(大爆笑の意)するハメになる。
手加減というスキルを持っているが、大抵の場合、攻撃力の低さから使わなくても敵が死なない。
寧ろ彼が輝くのは、最初に敵で登場したときに、その防御力の高さを逆手に取られて、
後に仲間になる面子達に、武器熟練度アップの為に、
ダメージの通らない武器で何十〜何百ターンもの間、どつきまわされることだろう。
(ベルサガでは攻撃さえあたればノーダメージでも武器熟練度があがる)
普通にプレイしていれば彼を使わなくてもクリアできるため、
その使えなさ加減から、荷物持ちとして倉庫番をする事がほとんどである。

しかし弱さゆえか、マニアの間では愛好家が多く、初期レベルで最終面にだしてパラメータをカンストさせる猛者がいた。

***ここからネタバレ***

その正体は歴史家デリック・アルムート(美形)。
ベルウィックサーガという物語は、彼がまとめた、リース(主人公)の英雄譚である。

因みにデリックはエニードという少女に片思いをしているのだが、
エニードは別な男性と相思相愛になってしまう。
だが、フラれたにもかかわらず、史実を自分の都合のいいように書きかえず、
ありのままを歴史書に残した姿には漢を感じる。

***ネタバレ以上***

☆関連語☆
ベルウィックサーガ 二軍キャラ


●ふぇい【フェイ】
ベルウィックサーガに登場する味方傭兵。初期クラスは東方剣士。
攻撃も防御もさほどではないが高い回避能力とスキル「連続」を持つため、一線級の戦力を持つ。
さらに聖剣士にクラスチェンジすると彼女だけのスキル「神舞剣(五回連続攻撃)」を習得し、圧倒的な手数の多さでボスすら一瞬で斬り刻んでしまう。

だが、そんなことが瑣末に思えるほどの圧倒的な特徴が彼女にはある。
それは、「力尽きても死亡しない」という主人公やヒロインすら持っていない究極の能力である。
ベルウィックサーガでは味方ユニットの体力がゼロになると死亡し、二度と自軍に復帰しないし教会には墓も立つ。
しかしフェイだけは力尽きた瞬間にある男が彼女を救助するため、死亡することはない。
そのためただ一人の「死なない兵士」として、敵陣への切り込みや撤退時のしんがり、盾にしたり囮にしたりとノーリスクで運用することができるのだ。

死を恐れず突っ込んでは敵を切り刻んでいく彼女の雄姿は、すでに聖剣士というより修羅そのものである……

使用例
A「最初に突っ込ませたキャラが集中攻撃を受ける? なら___突っ込ませろよ、悪くてもお持ち帰りですむ」
B「あれ、反撃で皆殺しにしちゃった」

関連項目
ベルウィックサーガ 味方の死、永遠の別れ 死んだら生き返らない


●べるうぃっくさーが【ベルウィックサーガ】
ファイアーエムブレムとの類似が問題になり、裁判にも発展した
ティアリングサーガ 英雄戦記の続編なのだが、ゲームシステムの面で前作とは大きく異なる。
例えばスクエアではなくヘックスに、味方と敵のターンが交互する同時ターン制、傭兵を雇うなど、
ファイアーエムブレムとの差別化をはかるためだと思われるが、このあまりの変更ぶりにファンは混乱し、
これに加え、ランダム性の高さ、良くも悪くもSFC時代と変わらないグラフィックなど、
突っ込まれる要素がふんだんに盛り込まれていたため、
発売当時は雑言罵倒があちこちから飛ぶとなった。
もちろん、ドップリハマったフリークも存在する。
ちなみに、正式名称はティアリングサーガシリーズ ベルウィックサーガ。


●まるじゅ【マルジュ】
ティアリングサーガに登場する魔道士(♂)ヴンダーガストという風属性専用魔法を持つ。
当時は、それまでのFEにおいて、マリク・レヴィン・アスベルという
「専用風魔法持ち男魔術師=強キャラ」の構図が定着していた。
で、マルジュにもそれを期待して育てると……見事に騙される。

以下、その理由。
・魔道士なのに魔力の成長率が低い、というか全体的に成長率が低く、無音レベルアップをやらかす事もしばしば。
・専用魔法「ヴンダーガスト」の性能が、他の魔道士の専用魔法が強力すぎて霞む(詳細は『ヴンダーガスト』の項目を参照)。
・攻略本にも「魔力の成長率が低く、使えるのは序盤に限られる」と書かれる始末。
・クラスチェンジ(CC)後の通り名「伝説の魔道士」…プレイヤーからは「伝説に残る弱さ」と揶揄される。
・劇中で、ヴンダーガストよりはるかに高性能な専用武器をもつ、同世代の魔道士に対しタメ口。
 (一応、ゲーム中の立場的には互いに同等なのだが、プレイヤーとしては
 「お前の成長率と専用武器の性能を見てからいえ」と笑うしかない)
・おまけに、EDで、仮にも王族を相手にタメ口(姉はきちんと敬語使ってます)。
・CCできる魔道士は4人いるのだが、普通に進めていると手に入るCCアイテムもちょうど4つ。
 しかも最後の一個はラスト目前で入るので、成長率などの関係から最後までCCさせてもらえない事も多い。
 (ランダム宝箱で、CCアイテムは『1%』の確率で手に入る事はあるが…)

などのネタ要素から、それこそTS全盛期のTSスレにおいて、
毎日のようにネタが投下され、ネタキャラとしての不動の地位を築いていた。

もちろん、きちんと吟味して育てれば強くなるのだが、それは全キャラに同じことがいえる。
結局のところ、専用魔法がショボすぎるのが全てだった。

☆使用例☆
「さすが____だ。レベルアップしてもなんともないぜ」

☆関連語☆
アーキス 二軍 ヴンダーガスト


●まるてぃん【マルティン】
ベルウィックサーガに登場する名ありボス。
とあるターン制限のあるMAPにおいて登場。
(※なお、このMAPは勝利条件が離脱となっている為、24ターン以内に全員が離脱しなければならない。
 主人公と重要人物以外が離脱できなかった場合、捕らえられて敵の捕虜となってしまう)

ストーリーには絡まないボスなのだが、色々な理由からネタにされている。

まず、登場時の台詞が「中々に苦戦しているようだな…そろそろ俺の出番か」なのだが、
よりにもよって、24ターン制限MAPの22ターン目に登場する。遅すぎにも程がある。
しかも彼の武器はランス。ベルサガではランスは攻撃しても反撃されないが、反撃に使う事もできない武器。
さらに、このMAPは索敵MAP(周囲が見えないMAP)なので、移動中に敵に接触した場合は敵からの先制攻撃を受けるのだが、
上記の通りにランスを持っているため、勝手に味方ユニットに接触して、
反撃できないまま勝手にボコられるというマヌケっぷりを発揮。
加えて、「あの」ファミ通の攻略本において
「マルティンは離脱地点から離れた位置に現れる為、
クラスチェンジして3連射(一度に3回攻撃するスキル)を習得し、
イシス駿馬(移動力+1で8になる)に乗ったシロックで一撃で倒さないと、
24ターン目の離脱に間に合わない」とあった。
………が、マルティンは出現した22ターン目から味方めがけて一直線に向かってくる為、
23ターン目には離脱地点付近にいるであろう味方の近くまで来るので、
実際はシロックじゃなくても余裕で倒せる。
というか、明らかにシロック以外で倒した方が楽なので、この記述からさらにネタ度がアップ。
(尚、この時点でシロックをクラスチェンジさせる場合、
 かなりの経験値をシロックに与えなければ不可能なのでオススメしない)

因みに、彼を倒すと、このゲームで1つしかない「風の盾」を入手できるので、
使い勝手はともかく倒してみるのも一興。

また、ベルサガスレでは、スレが終わりに近づくと
「そろそろ俺の出番か」と、AAと共に颯爽と登場する事がある。

☆関連語☆
ベルウィックサーガ


●やーかーらむ【ヤーカーラム】
ベルウィックサーガのラスボスで、クラスは暗黒司祭。
ラーズ教(敵側の暗黒宗教団体)の四天王の一人で、
ヴェリア王国(主人公達の住む王国)に侵入し、
王様の重臣のヘルマンという人物を暗殺してヘルマンに成り代わり、
ヴェリア王国を内部から腐敗させていた。
(ヴェリアの王であるウォルケンスという人物が途方も無い愚物であり、
 王の器でなかったために、なおのことやりやすかった模様)

しかし、いざ最終章で彼のパラメータを拝むと、
なんとHPは39と、第一章に登場するベンハーという中ボス(HP44)より低い。
加えて暗黒魔法を使えるものの、主人公サイドに暗黒魔法を封じられるキャラがいることや、
装備している闇の腕輪のせいで神聖属性攻撃のダメージが増すという弱点がある。
また、この章ではリネットがいるため、
『主人公がリネットに隣接していると、主人公の攻撃が絶対に致命になる』
という特殊能力により、
主人公であっさりとボッコボコにして勝つことが可能なのである。

ストーリー中でやってることは凄いのだが、能力が完全にそれにおいついておらず、
おそらく、SRPGで最も弱いラスボスの一人と言っても過言ではないだろう。

ちなみにヤーカーラム本体を相手にするよりも、
大量にいるその取りまきを相手にする方が間違いなくしんどい。

☆関連語☆
ベルド


●りねっと【リネット】
ベルウィックサーガのヒロイン。主人公リースの妹。

ゲーム中、遠い異国の地に赴いた主人公に対し、手紙やお金やアイテムなどを送ってくれるありがたい妹。
ゲーム雑誌での露出も多く、序盤に義理の兄妹だったことが判明したり、ヒロインであることを初期から匂わせていた。

実際に本人が登場するのはゲーム終盤。
最終章で参戦し、EDでは主人公と結婚するというぽっと出ヒロイン展開は多くのプレイヤーを驚かせ、
中にはその容姿を下膨れと形容しキモウトとして叩く者もあらわれた。
その影響か、ネットリという蔑称がある(余談だが、リネットと5回ほど続けて言うと偶然にもネットリになる)。
実際は、確かに公式絵とゲーム中でのグラフィックに差はあるが、どちらもちゃんと可愛く描かれている。
決して使命を投げ出さなかった姿勢や主人公への想いの一途さなどからファンも多い。
性格や終盤の展開も含めて、プレイヤー側がどう取るかの面が大きく、意見が真っ二つに分かれるであろうキャラ。

最終章の戦力としては間違いなくトップクラス。
防御こそ脆いが初登場時から強力な武器や雷系の伝説魔法を持つ上に成長率も抜群、
さらに、リネットがリース(主人公)に隣接していると、
致命攻撃発動率(いわゆる必殺)が100%になるというとんでもない能力を持っている。
ちなみに、死んだらゲームオーバーなので、彼女をいくら嫌おうともEDでの強制結婚は阻止できない。
まさにお兄ちゃんどいてそいつ殺せない状態。

このキャラ最大の不運は、やはり最後だけの登場という事か。
物語の早い段階からメインヒロインを張れるほど魅力的な女性キャラ達が登場する中
設定はいざ知らずゲーム本編中では最終盤に登場し
いきなりヒロインの座をさらっていったリネットの存在は心情的にも受け入れにくかったのだろう。

余談だが、14章でゲームオーバー条件を満たすと、リネットが生きたまま火あぶりにされてしまう。
リネットを嫌う人でも、このシーンだけは涙を禁じえないとか。

☆関連語☆
ヒロイン キモウト ベルウィックサーガ

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