アトリエシリーズ


▼ガスト作品(*51)

※ここではアトリエシリーズやアルトネリコなどガスト製作の作品を取り扱います。

▼アトリエシリーズ(汎用)

【アトリエシリーズ】
【ウニ】
【ステルク】
【錬金術士】

▼アトリエシリーズ(ザールブルグ)

【シア・ドナースターク】
【はたき】
【マリーのアトリエ】
【マルローネ】
【リリー】
【リリーのアトリエ 〜ザールブルグの錬金術士3〜】

▼アトリエシリーズ(グラムナート)

【ヴィオラートのアトリエ 〜グラムナートの練金術士2〜】
【ヴィオラート・プラターネ】
【ユーディーのアトリエ 〜グラムナートの錬金術士〜】
【ユーディット・フォルトーネ】

▼イリスのアトリエ

【イリス】
【イリスのアトリエ エターナルマナ2】
【ウィナーとパメラの恋愛イベント】
【ゲーム入ってないんだけど】
【ネル・エルエス】
【フェニル】

▼アニーのアトリエ

【アニー・アイレンベルク】

▼トトリのアトリエ
【アンチョビア】

▼アトリエシリーズその他

【いじめないで!】
【ヴェイン・アウレオルス】
【エーテル値】
【おかしなマイバッグ】
【首輪(マナケミア)】
【太郎の厳しさ】
【フィロメール・アルトゥング】
【ぷによ】
【マナケミア 学園の錬金術士たち】
【マナケミア2 おちた学園と錬金術士たち】

▼アルトネリコ

【絢胤箕嵩】
【亜耶乃・ライザー・エルデューク】
【アルトネリコ(塔)】
【アルトネリコ 世界の終わりで詩い続ける少女】
【いや・・見たことあるから】
【謳ってくれないか】
【OVA付きCD】
【オボンヌ】
【オリカ・ネストミール】
【グラスメルク命名システム】
【心の護】
【コスモスフィア】
【最後の選択肢 (アルトネリコ)】
【シュレリア】
【スピカ・ニール】
【ソリッドうさこ】
【バブルパッション】
【ヒュムノス】
【フェイマ】
【星詠】
【彌紗・アルトセルク・リューン】
【ミュール】
【問題のシーン(アルトネリコ)】
【ラードルフ】
【ライナー・バルセルト】
【リルラ・ロス・レーテル】
【レーヴァテイル】

▼アルトネリコ2

【インフェル】
【インフェルスフィアLV.3】
【延命剤投与(アルトネリコ2)】
【グレイトゴッチャ】
【クロア・バーテル】
【こころ語り】
【最後の選択肢 (アルトネリコ2)】
【ジャクリ】
【シンシア】
【デュアルスト−ル】
【ママキタボタン】
【ムーンカルバートの悲劇】
【胸ソムリエ】
【瑠珈・トゥルーリーワース】

▼アルトネリコ3

【アカネちゃんはRT!接近戦に持ち込め!】
【運命の戦い(アルトネリコ3)】
【クソフレ様】
【ソーマアンインストール】
【パージ】
【ミュート】

▼その他のガスト作品

【コダマ】
【ジャストマッチスキル/J.M.S】
【鈴音】
【大正もののけ異聞録】
【ビーだま(大正もののけ異聞録】

▼アトリエシリーズ(汎用)


●あとりえ-しりーず【アトリエシリーズ】
株式会社ガストが発売したゲーム。
「そろそろ世界を救うのにも飽きてきた」という他のRPGに対してある意味挑発的とも言えるキャッチコピーを引っ提げて登場した。

錬金術をテーマにした斬新な内容だったため、当時なかなかの売り上げを得たようだ。
しかし何作か続編を出してきたが、悲しいかな、どうにも他社の新作に埋もれてしまって、
いつのまにか発売されてたというケースが多い。
美形・可愛いキャラが多く登場するので、それを真似たコスプレイヤーが多い。その辺、同人臭さも感じさせるが…。
主人公のヒロインが発するセリフ(主に独り言)に萌えを感じる輩も多い。
例として「うにーっ」「たーる」など。
そこそこ安定した面白さを持つのでゲーム初心者にオススメできる一品。

一作目「マリーのアトリエ」から五作目「ヴィオラートのアトリエ」までは、錬金術によるアイテム調合がゲームの中心だったが、
六作目の「イリスのアトリエ」からは戦闘中心の一般的なRPGに路線変更された。

また、主人公は代々女性錬金術士だったが、「イリスのアトリエ」で初めて男性錬金術士が主人公となった。
その後、三作続けて男性が主人公になったのだが、
「イリスのアトリエ グランファンタズム」に至っては主人公は剣士で、もはや錬金術士ですらなくなっていた。

最新作「リーズのアトリエ」は原点回帰ということで、久々に女性錬金術士が主人公&調合中心の作品となるらしい。

☆関連語☆
ガスト


●うに【ウニ】
アトリエシリーズに登場するアイテム。敵に投げつけてダメージを与えたり、合成したりする。
原産地はザールブルグ近隣の森。調子に乗ってたくさん採りすぎると__魔人なるボスが出現して懲らしめられたりする。
ちなみに__はザールブルグ地方独自の呼び名らしく、他の地方では別の名前で呼ばれているらしい。

☆関連語☆
アイテム 合成 イガ栗


●すてるく【ステルク】
ガストのアトリエシリーズの内、
アーランド三部作であるロロナ・トトリ・メルルの三作全てで仲間となる男、
フルネームはステルケンブルク・クラナッハ。
戦闘能力はかなり高くボス戦に連れて行くプレイヤーも多い。
そんな彼だがプレイヤーからは「厨二騎士」と呼ばれている。
なぜかと言うと、
・おとぎ話に出てくるような騎士に憧れ騎士になった
・そのため女の子(ロロナ)の護衛も騎士らしいと張り切ってる
ここまでならまだしもトトリの時点で、
・騎士が廃止されても騎士を名乗り続ける
・必殺技の動きが他の仲間と比べて異常に派手
ここら辺で完全に厨二扱いされるようになった。
特に必殺技は「ひとりテイルズ」と言われていたが、
メルルでは、「背景に月を出し月ごと一刀両断にする」
という演出から「ひとりスパロボ」と言われる様になった。
そして、メルルがお姫様なので護衛をする事にテンション上がりまくり、
という姿は残念なイケメンとしか言いようが無い。
余談だが鳩と会話ができる。


●れんきんじゅつし【錬金術士】
アトリエシリーズにおいて錬金術の使い手の総称。
本来は錬金術“師”という表記が正しいが、このシリーズでは“士”という漢字が使われている。

☆関連語☆
アトリエシリーズ



▼アトリエシリーズ(ザールブルグ)


●しあ−どなーすたーく【シア・ドナースターク】
「マリーのアトリエ」での登場キャラで、心優しきお嬢様。
主人公のマリーとは同郷の出で、親友でもある。
病弱ぎみで、後半に病気で寝込むイベントがあり
そんなシアのために特効薬を作成することにも。

探索の際に同行させることも可能であるが、やはり弱い部類に入る。
ある程度育てれば、多少事情は変わるのだが…
だが某誌での読者参加コーナーで、レベルを50(最大)まで上げる企画があり
特にメリットはなかったが、参加者は少なくなかった。
そんな心意気に応えたのか、移植版であるSS版以降では
シアとマリーのレベルを50に上げた時のエンディングが追加された。
そこには武闘大会に参加し、王国最強の騎士をボコボコにしたシアの姿があった…

☆関連語☆
病弱キャラ


●はたき【はたき】
棒の先端に数本から十数本の布を括り付けてある、埃を取るために使う掃除器具。
マリーのアトリエに登場するシア・ドナースタークの使用武器でもある。

様々なRPGで変り種の武器を使うキャラが登場しているが、
その中でも群を抜いて変わっているであろう武器。
これで使用キャラが戦闘訓練を積んだメイドさんとでもいうのならまだしも、
ゲーム中最低の戦闘能力を持つ病弱なお嬢様が使ってるんだからその威力は押して知るべし。

…が、このゲームにはシアをレベル50(このゲームでの最大レベル)に
成長させた場合のみ見れるエンディングが存在し
そのエンディングを目指すべく彼女を育てまくると、
多くの場合その過程でボスキャラである
火竜とか魔王とか王国最強騎士団長とかを倒してしまうことになる。はたきで。

はたきで殴り倒される魔王とか史上初ではないだろうか。


●まりーのあとりえ【マリーのアトリエ】
ガストの出世作となったアトリエシリーズの第1段。
キャラクターデザインは桜瀬琥姫、キャッチコピーは『そろそろ世界を救うのにも飽きてきた』

ストーリーは王立魔術学校(通称アカデミー)の落ちこぼれ『マルローネ』となって、
5年間の卒業試験期間中にで出来るだけスゴいものを作るというというもの。

この時点で既に、マルチエンディング、冒険者との友好度によるイベントや依頼、
妖精さんによる調合、採取の補助など、後のシリーズの基礎となるものはほとんど完成されており、
酒場で依頼を受け森や洞窟で材料を採取し、工房で調合して納品。
そのお金で参考書や器材を買い更に高等なアイテム合成に取り掛かる、というサイクルを繰り返す。

また、ネタとして後のシリーズに継承される『うに』や『たる』はこの作品が初出。

☆関連語☆
マルローネ ウニ たる


●まるろーね【マルローネ】
ガスト製作『マリーのアトリエ』の主人公、通称マリー。CVは池澤春菜

性格はがさつでそそっかしく、忍耐力不足。ゲーム中でもその性格は表れており、
工房隅の本の山にお金やナイフを落としていたり、名字がないのは
王国への申請がめんどくさいからだったりする。
その性格ゆえに錬金術士には全く向かず、王立魔術学校始まって以来の最低成績保持者となり、
5年間の特別卒業試験期間にスゴいものを作ることになるのだが…

戦闘力は普通の少女であるため非常に低く、一人では近くの森に行くことすら自殺行為であるが、
中盤のイベントで星と月の杖を手に入れると一転、
強力な必殺技でザールブルグシリーズでも最強の主人公となる。

続編エリーのアトリエでは彼女の足跡が断片的に残っており、魔王や火竜を倒した人物として
一部の人々からは伝説視されていたり、ある場所の特別なクラスで研究を続けているところを見ると
正史では二つのベストエンドのいいとこどりをしたようだ。

ちなみに、外伝である『アニスのアトリエ』では40才を超えているはずだが
見た目が全く変わってないのは錬金術の賜物なのだろう。

☆関連語☆
マリーのアトリエ たる ウニ


●りりー【リリー】
ガストのアトリエシリーズ第3弾、リリーのアトリエの主人公。

性格は何事にも一直線でじゃじゃ馬、しかし一緒に住む二人の女の子の母親代わりをしているためか、
母性的な一面も持ち合わせている。ゲーム開始時の年齢は17歳。

錬金術アカデミーの重鎮から素質を認められ、東の大陸である本作品の舞台、ザールブルグへ旅立つが、
その時点での錬金術の腕前は10歳の(ただし神童と呼ばれている)子供よりも劣っている。
しかし、わずか数年で追い越し、今までの最高アイテム『金』の更に上位品『プラティーン』や
最強の爆弾『N/A』を作り出すあたり才能は確かなものだったようだ。

戦闘に関しては一般人ということもあり相当弱いが、今作は更に弱い子供たちも仲間になるので
相対的に多少マシになる。(それでも序盤の一人旅は自殺行為だが)
ただし、前二作にあった専用の杖に当たるものがなくなったため劇的な能力アップがなく、
終盤でもアイテム係としての印象が強い。

また、ザールブルグシリーズで唯一きちんとした恋愛イベントがあり
(最初の選択でイベントの有無を決定できる)
年下の駆け出し冒険者からひねくれモノの店主、果ては英雄的な王国騎士まで相手の候補は幅広い。

彼女の選択や行動によりアカデミーが国立だったり私立だったり、宰相になったりと、
様々なエンディングがあるが史実ではアカデミー設立後、旅に出て南方で錬金術を広めているようだ。

☆関連語☆
リリーのアトリエ たる ウニ


●りりーのあとりえ 〜ざーるぶるぐのれんきんじゅつし3〜
【リリーのアトリエ 〜ザールブルグの錬金術士3〜】

ガスト製作のアトリエシリーズ第3弾、初のPS2作品で、
この作品から各シリーズ通してのナンバリング、"A3"が冠される。

内容は第1作の約20年前、錬金術の布教のために海の向こうの国、ケントニスから派遣された
『リリー』達がアカデミーを設立させるまでの話である。

今作では資金を集めることが重要になっているため、大富豪や貴族へ希少品を直接売り込みにいったり、
交易を行ったり、国の展覧会に出品し報奨金を受け取るなど、お金を集める方法が豊富である。
また、過去作品の人物の若い頃の姿や、その親が登場しており、ニヤリとできるイベントも用意されている。

メインとなる調合に関しては通常のものの他に、配合比を変えるブレンド調合と、材料を変えて調合する
ラフ調合があり、同じアイテムでも品質や効力、更には従属効果の影響で価値が大きく異なるため、
やり込み要素と捉えられる一方、複雑すぎるとの声もあがる。

また、唯一ガスト純正のスピンアウト作品『ヘルミーナとクルス』が作られたが、
これまた唯一、ジャンルがアドベンチャーなので割愛する。

ちなみに当時のギャルゲーブームの影響か、ザールブルグシリーズで唯一きちんとした
恋愛イベントが存在するが、あまり評判は良くなかったようで、
続くグラムナートシリーズでは従来作同様、どんなに友好度があがっても恋愛一歩手前だったり、
主人公が全く気付かなかったりと、結ばれることはなくなった。
なお、本作の恋愛イベント自体もゲーム最初期での「ホレタハレタに興味はあるかい?」との
問いに対して「興味がない」と返答することで一切発生しなくなる。
自身の選択とはいえ、凄まじいまでのフラグクラッシャーぶりである。

☆関連語☆
リリー たる ウニ



▼アトリエシリーズ(グラムナート)


●う゛ぃおらーとのあとりえ 〜ぐらむなーとのれんきんじゅつし2〜
【ヴィオラートのアトリエ 〜グラムナートの練金術士2〜】

ガスト製作のプロジェクト"A5"、グラムナートシリーズの第2弾でキャラクターデザインは双羽純。

今作は、にんじんが何より大好きな少女『ヴィオラート』となり、
錬金術の店を開いて過疎が進む自分の住む村を復興することが目的。

前作と同様グラムナートシリーズであるため、システム的には、『ユーディーのアトリエ』に近いが、
ゲーム期限の復活やアイテムの劣化スピードの緩和など、前作の不満点はかなり解消されている。

調合に関しては大きな変更はなく、その分シリーズ初となる店の経営や施設の設置により
他のシリーズと差別しているため、純粋に錬金術を楽しむ他にも、
終了時までにどれだけの客を呼べるか、村を発展方向をどのようにするかなど、
ちょっとした箱庭的な楽しみもある。

しかし、今までの節目となっていた『賢者の石』にこれといった使い道がなかったり、
(全ての使い道に代用可能な品がある)
錬金術士ならではのイベントが少なかったりと、コアなファンからは少数ながら本末転倒との声もある。

☆関連語☆
ヴィオラート・プラターネ パメラ・イービス ウニ たる くまさん…むにー


●う゛ぃおらーと・ぷらたーね【ヴィオラート・プラターネ】
アトリエシリーズの第5作『ヴィオラートのアトリエ』の主人公で、
過疎が進むカロッテ村を錬金術の店で村興ししようとする少女。CVは下屋則子。

性格は元気で明るく、にんじんとうさぎをこよなく愛する15歳。
特に彼女のにんじん好きは尋常ではなく、ゲームの目的である村興しも、
にんじんが唯一の特産であるカロッテ村から引っ越したくないからという理由だったり、
深く物事を考えるときは常ににんじんをかじっていたり、
村のモニュメントを作るイベントでは巨大なにんじんを植えたりとにんじんに関するネタには事欠かない。

戦闘に関しては普通の村娘ではあるが、兄や幼なじみと野山を駆け巡っていたので、
歴代の錬金術士に比べ体力が高めなかわり、正式に錬金術を習ったわけではないのでMPは最低である。

ちなみに、幼なじみでイケメン、エリート候補で戦闘が強く、しかも雇用費が無料(実の兄ですら必要)
と、どこの完璧超人? といわれそうなキャラから想われているのだが、本人は完璧にスルーしていたり、
エンディング優先度の一位と二位が女性キャラとの友情や旅立ちだったりと、
ごく少数のプレイヤーからは、実は百合? とか、にんじんが恋人なんじゃね? などネタにされることもある。

☆関連語☆
ヴィオラートのアトリエ たる うに くまさん…むにー


●ゆーでぃーのあとりえ 〜ぐらむなーとのれんきんじゅつし〜
【ユーディーのアトリエ 〜グラムナートの錬金術士〜】

ガスト製作のアトリエシリーズ第4作、場所をグラムナートへ移した最初のアトリエシリーズである。

今作は錬金術の失敗で現代に飛ばされたユーディーが、元いた200年前に戻ることが目的で、
初期のアトリエ作品としては珍しく、エンディングが元の時代へ戻る、戻らないの2種類しか用意されていない。

シリーズを重ねるにつれ複雑になっていった調合は簡略化され、その分素材アイテムに鮮度や質、
それに今までは固定であった従属効果を固体ごとに変化させることで差別化を計ったが、
その分、アイテム欄が見づらくなったり、管理できるアイテムの数が激減したりとマイナス点も多く、
以前のシリーズを期待していた人には不評な意見も多かった。

しかしゲーム期限がなくなったことや、従属効果がある程度ランダムになったことで、
調合を色々な方向に極めることができるようになり、ひたすら高品質の素材を探しに
森の中を突き進むだけでなく、いかに自分向きのアイテムを作り出すかなどの
自由なやり込みができるようになった。

ちなみに、アトリエシリーズのマスコット?キャラ『パメラ・イービス』は本作品が初出であり
これ以降のシリーズにかなり高い割合で登場することになる。

☆関連語☆
ユーディット・フォルトーネ パメラ・イービス たる ウニ


●ゆーでぃっと・ふぉるとーね【ユーディット・フォルトーネ】
ガスト製作の『ユーディーのアトリエ』の主人公、通称ユーディー。ゲーム開始時年齢は16才。

アイテムの調合中に失敗し、その影響で200年先の未来へ飛ばされた少女。
もとの時代へ帰るために、一緒に飛ばされたペットのオウムと
200年の時を耐えぬいたクマのぬいぐるみを携え、見知らぬ街を転々としながら、
あるのかも分からない元の時代に戻るためのアイテムの材料を集める
という、話だけなら悲劇なのだが…
本人がおっちょこちょいでおてんば、熟考とは無縁な竹を割ったような性格で、
よく他の人間を巻き込んでは騒動を起こす。という非常に明るい性格、
そしてまわりを取り囲む人達の暖かさのおかげで、悲壮感はほとんどない。

戦闘に関しては錬金術士にしては珍しく鞭を装備できるため、専門職には劣るが多少の物理攻撃も可能。
ただし、今作からは同じ武器でも従属効果が重要になり、更に錬金術士以外はアイテムを使えなくなったため、
運が悪ければ、アイテム係に終始することもままある。

また、基本的に地味な格好が多い錬金術士においては珍しく、ヘソ出し、ミニスカ、ニーソと
活動的(?)な格好をしているが、宿屋の女の子に変わった格好をしている、
と言われる程度なので色気などとは無縁なのだろう。

ちなみに、親友ラステルとのイベントで流れる曲のタイトルが『ちぎり』だったり
隠しエンディングの内容がラステルと別れたくないが故に、元の時代へ戻らないというもの
だったりと、アトリエシリーズ中1、2を争う百合っぷりである。

続編を見るかぎり過去に戻ったようだが、クマのぬいぐるみは忘れていたようで、
パメラが住む宿屋の一室にぽつんと置かれている。
直接の関係はないはずだが、『マナケミア』でパメラの装備が
今までの傘ではなく、クマのぬいぐるみなのはそういった理由もあるのかもしれない。

☆関連語☆
ユーディーのアトリエ パメラ・イービス ウニ たる くまさん…むにー!



▼イリスのアトリエ


●いりす【イリス】
イリスのアトリエシリーズの登場人物。
タイトルの頭には毎回主人公の名前が入っていたアトリエシリーズにおいて、
三度もその名をタイトルに冠しながら一度も主人公にならなかったある意味悲劇の人。
イリスのアトリエでは過去に存在した偉大な錬金術士で、ヒロインの母親的立場。
しかし故人のため出番はほとんどない。
イリスのアトリエ2では、無のマナ・リリスの転生体として、小さな子供の姿で登場。
しかし仲間にはならずイベントも少量。
二作に共通して登場するブランシモンという姓から、
ゲーム内の歴史の流れはイリスのアトリエ2→イリスのアトリエと繋がっていて、
この二作のイリスは同一人物と推測される。

最新作のグランファンタズムでは設定を一新。
ようやくイリスが日の目を見るかと思いきや、主人公ではなくヒロインというポジション。
それでもとうとうイリスが仲間として登場するのでファンを喜ばせた。
しかし画面公開時に出てきたのは、へそ出し、乳半出し、ミニスカという露出過多な女性であり、
設定上別人とはいえ、前作までのイメージを覆されたファンは唖然となった。
作中に露出度の高い女性が多い(公式サイトの紹介でも、十人中四人がへそ出し)ので、 馴染んでいるとも言えたが。発売後の本編でも、
一人だけブレイズマスター(いわゆるジョブチェンジ)の恩恵を受けられない(その代わりに使える技は多いが)、
中盤で呪いをかけられて雰囲気が重苦しくなる、
終盤の分岐によってはエンディングで帰らぬ人になってしまう、など
設定が変わっても不遇は相変わらずだった。


●いりす-の-あとりえ えたーなるまな‐2【イリスのアトリエ エターナルマナ2】
アトリエシリーズの7作目、イリス三部作の2作目に当たるRPG。
主人公は異世界ベルクハイデに憧れる剣士フェルトと、
フェルトの幼馴染で正錬金術師のヴィーゼ。
フェルトは故郷に起こった異変を解決するため異世界に旅立ち、
故郷に残ったヴィーゼは、調合したアイテムを送ることでフェルトのサポートをする。
2人の主人公は終盤になるまで別行動だがセーブポイントで自由に交代することが可能。
各種イベントや材料収集、アイテム調合など場合に応じて交代させることが攻略の肝となる。

前作イリスのアトリエでは従来の錬金術シミュレーション要素を薄め、
代わりに「世界を救うための冒険」という普通のRPG風の路線変更がなされたものの、
「ザコがかなり強い上にエンカウント率が高い」、「アイテム調合がしにくい仕様」、
「マップ移動が面倒」など様々な点で問題があった。
だが今作ではそれらの点が徹底的に改善されており、スタッフの努力が伝わる。

欠点らしい欠点は1よりやりこみ要素が減少したことと、
発売当初の「ゲーム入ってないんだけど」騒動ぐらいで、
王道一直線なシナリオも手伝って多くのプレイヤーから好評を得た。

☆関連語☆
ゲーム入ってないんだけど 主人公交代


●うぃなーとぱめらのれんあいいべんと【ウィナーとパメラの恋愛イベント】
イリスのアトリエ グランファンタズムの一イベント。
アトリエシリーズお馴染みの幽霊パメラと、人間嫌いの研究員ウィナーの恋を主人公たちが助けていく微笑ましい連鎖イベントである。
イベントを進めるにつれ、人間嫌いだったウィナーも優しくなっていき、
最後のイベントでは結婚指輪を直接手渡しにいく暴走を手助けすることになる。
見事パメラの元にたどり着き、パメラの薬指に指輪をはめるウィナー
めでたし、めでたし

な、わけはない、指輪は彼女の指を擦り抜けて床に落ちた、そう彼女は「幽霊」である。
アトリエシリーズの看板娘はたやすく落ちないということですね。


●げーむ-はいってないんだけど【ゲーム入ってないんだけど】
イリスのアトリエ エターナルマナ2発売時に起こった事件。
公式サイトの通販でサントラ付セットを購入したプレイヤーの一部から
ゲームディスクが入っていない、箱が潰れている、
サントラのリストが無理矢理折って押し込まれているなどの報告が上がった。
公式サイトでの謝罪にも当初、不適切とも取れる文章が用いられたこともあり苦情が相次いだ模様。
ゲーム内容そのものはそう悪くなかったものの2ch本スレは一時不穏な空気に包まれた。


●ねる・えるえす【ネル・エルエス】
イリスのアトリエ グランファンタズムの仲間キャラの一人。
兎の耳に似た大きなリボンと、十五歳とは思えない豊かな胸が特徴。
リボンの動きは彼女の気分と同調して、立ったり萎れたりする。
没落貴族エルエス家の娘で、姉のユラと共に家を再興するためミストルース(冒険者)を始める。
最初は姉と一緒に主人公達の商売敵として登場。後に性格が豹変した姉と喧嘩別れして、
酒場で荒れていたところ(未成年だから飲む前に追い出された)を主人公達に拾われる。
これによってパーティ構成は主人公、ヒロイン、そしてネルという組み合わせに。
恋愛要素のある作品なら、ちょっとした三角関係にでも発展しそうだが、
今作では主人公とヒロインのカップリングがほぼ確定しているので、そういう方面の絡みはなし。
性格は明るく、パーティのムードメーカーとなる。

戦闘では通常、小剣を武器に物理攻撃主体で戦うが、
ブレイズマスター(ジョブチェンジ)によっては魔法使い系として活躍、
あるいはどでかい槍で物理攻撃に特化したりもできる。
人形を武器にしたり、獣の力を借りたり、一風変わった攻撃方法も多い。

ちなみに彼女の使う必殺技「がるがんちゅあ」は2003年に発売された同社のゲーム
大正もののけ異聞録」から、中の人つながりのセルフパロディである。


●ふぇにる【フェニル】
イリスのアトリエ グランファンタズムでギルドの受け付けをしている少女。
フルネームはフェニル・ニート。名前からして不吉な響きがあるが、上記の通りちゃんと受付嬢の仕事をしている。
金髪ツインテールでロリっ娘(12歳、127p)、ツンデレというステレオタイプなキャラ。
口は悪くて性格もキツイが、同じ受付嬢のアナとは仲良し。
あるサブキャラから愛の告白をされるのだが、
背の低さを気にしている彼女の逆鱗に触れた相手は、蹴り→ストンピングのコンボで玉砕した。
ツンデレのテンプレートのような言動が多く、シナリオが進んで好感度が上がると共にツン→デレと移行していく。
最デレ期はおそらく、事故でアナのスカートの中を見た主人公に対して「へんたい」と罵った後、
「で、どうなの? ああいうのが、その…いいの?」と尋ねるシーンだろう。



▼アニーのアトリエ


●あにー・あいれんべるく【アニー・アイレンベルク】

アトリエシリーズDS版第二作、アニーのアトリエの主人公。CVは野中藍。

玉の輿を夢見るニート。
家に引きこもって寝るだけの毎日を過ごしていたところ、
それを見かねた祖父のアイデアによって、リゾート開発に沸き立つ「セラ島」に
寝ていたベッドごと運び込まれ、
錬金術を使ったリゾート開発に無理矢理参加させられてしまう。

戦闘では本や杖を装備して戦う。
際立って弱いというわけではないが、やはり一人で出歩くのは自殺行為。

格好の問題なのだろうか、町の人に「錬金術士の兄ちゃん」と呼ばれたり、
女の子とまともに話せないという設定のキャラが普通に話しかけてきたり、
女の子を見るたびナンパしてるようなキャラにスルーされるなど、
なかなか酷い扱いを受けている。



▼トトリのアトリエ


●あんちょびあ【アンチョビア】
「トトリのアトリエ」で登場したお酒。
名前からわかる人もいるだろうが、ようするにイワシのビールである。
特徴は作ったことを後悔するぐらい生臭いこと。
しかし依頼人である酒場のマスターは、
「だが、それがいい。」
と気に入り、酒場が満員になることに自信を持った。
勿論多くのプレイヤーが、
「それはない。」
と、ツッコんだ。



▼アトリエシリーズ(その他)


●いじめないで!【いじめないで!】
マナケミアのパーティキャラ、パメラの使用する特技。
パメラがその場で嘘泣きをかまし、それを見てパメラがいじめられたと勘違いした
相棒のクマが敵1体をフルボッコにするという、敵からすればはた迷惑な特技である。

だが特筆すべきはそのダメージ量で、パメラのHP残量が低いほど
(より酷いいじめを受けたとクマが判断してか)飛躍的にダメージ量が伸び、
HPを1にすれば実に10000を超える超必殺技並みのダメージ量を叩き出すことも可能。
パメラは「幽霊少女」という設定のキャラなため、スキルによって敵の物理攻撃を無効にできたり、
自分のHPを削るスキルを使えるため、HP調整が容易であり、
裏ボス戦などで多用するプレイヤーが続出した。

思わず追い詰められた女性の怖さをまざまざと思い知らされる特技。


●う゛ぇいん・あうれおるす【ヴェイン・アウレオルス】
ガスト製作のアトリエシリーズ第9作、マナケミアの主人公。CVは石田彰。

唯一の家族である猫型のマナ「サルファ」と共に人里離れた山奥で暮らしていたが、
プロローグにて舞台となる学園の教員からスカウトされ入学することになる。

戦闘ではサルファが剣と腕部を包むプロテクターに変身しそれを武器にして戦う。
スキルによっては自身の体を剣にして攻撃することもある。
中盤に修得する「オーバーレルム」は使いこなせれば本作一のバランスブレイカーとの呼び声が高い。

その正体は、父親と思っていた錬金術師「テオフラトゥス」によって創られたマナであり、
マナと思われていた「サルファ」の方が主人である。
このことが明言されるのは物語の後半の方なのだが、
普通は人間が装備する武器をサルファが装備することや、
サルファが他のマナと違い言葉を話すことができないことなど、
注意深く観察していれば序盤からその本当の関係がわかるようになっている。

彼のマナとしての能力は自他問わずあらゆる望みを叶えるという、
普通のゲームならラスボスを飾れる能力を持ち、実際にラスボスでもある。

☆関連語☆
ずっと俺のターン アトリエシリーズ


●えーてるち【エーテル値】
「マナケミア」のアイテムに存在するステータス、
0〜100の範囲でアイテム作成時に変動する。
同じアイテムでも、100なら効果上昇、
0なら範囲拡大というように性質を変化させる。
数値の決定は、
1は材料の平均を元にルーレットで5増減、
2は50を元に材料の数値から算出された数値(−20〜20)
をルーレットで増減である。
1・2共にルーレットの回数は材料の数と同じである。
0や100は楽だが、
30〜50と40〜70の両方の性質を狙うとかすると、難易度が跳ね上がる。
ちなみに装備品の性質は、
1では材料の性質から選択だが、
2だと装備品もこの数値で決定する。

☆関連語☆
マナケミア 学園の錬金術士たち


●おかしなまいばっぐ【おかしなマイバッグ】
ガスト製のRPG『マナケミア』のスキルで、
メインキャラクターのフィロメール・アルトゥングが習得する。
効果は、トドメを指した敵をお菓子(錬金の素材)に変えてしまうという、
一見普通の技なのだが、特筆すべき点はそこではない。
何と、この技でボスを倒すと100%落とすはずのレシピを落とさなくなるのである。
アイテムコンプが楽しみの一つであるアトリエシリーズにおいて地雷のような存在であり、
これに気付かずボスを倒してしまい、泣く泣く再プレイした人が後を絶たないとか。
ちなみに、筆者もその一人である。

みんな、ボスは普通に倒そうな。

☆関連語☆
地雷 バグ


●くびわ【首輪(マナケミア)】

マナケミア1、2に登場する武器種。
1での装備者は主人公の相棒の猫。
猫の装備として首輪は妥当なところであろう。

一方2での装備者は巨乳ドジメイド。
メイドの装備として首輪は…………どう見ても変態です本当に(ry

さすがアルトネリコを生み出したガストである。


●たろうのきびしさ【太郎の厳しさ】
アトリエシリーズ第10作、マナケミア2に登場する能力で、
メインキャラのぷによが習得することが出来る。
名前からはどんな効果を持っているのか想像もつかないが、
実は極めて凶悪なバランスブレイカーだったりする。
このゲームでは「コモンスキル」という、特定のアイテムを装備すれば
誰でも使用可能になるスキルがあるのだが、
この「太郎の厳しさ」は、コモンスキルを一回分のSP消費で、
二連続発動させることが出来るようになる能力なのである。
つまり、コモンスキルを使用する限り「1ターンに二回行動」、
「実質、消費SP二分の一」という恩恵をタダで受けることが出来るのである。
この能力のおかげで、終盤では戦闘開始直後にぷによのコモンスキル2連発で
焦土が広がっているのはよくある光景となっているようだ。


●ふぃろめーる・あるとぅんぐ【フィロメール・アルトゥング】
ガストのアトリエシリーズ第9作『マナケミア』に登場する一人。CVは野川さくら。

この世界では錬金術は免許制なのだが無免許錬金をしていたのがバレ、
逮捕されそうになるところを錬金術学校の副校長に助けられ入学することになる。

主人公のヴェインにとって初めての友人で序盤、主体性のない彼を連れ回す役を担う。
性格は少々? 天然で錬金術(特に調合系)が大好き。
しかし腕はというと熱意と反比例するかのように悪い。
調合を失敗しては爆発させたり、よく分からない薬品を作成し、
アトリエ(パーティー)のメンバーに飲ませるなどといったことは日常茶飯事である。

戦闘では契約している風のマナ(虫取り網で捕まえたらしい)の力を借りたり、
バッグから様々な武器を取り出して戦う。

実は小さい頃重い病にかかったことがある。病そのものは「とある旅の錬金術師」に治してもらったのだが、
その際事故によって寿命が錬金術師に吸収され、長くは生きられなくなってしまった。
クラスメイトの父親の訃報に対して、
「どうせ誰でもいつか死ぬんだから何で悲しむの?」といった言葉を投げかけるなど、
人の死に対して達観、あるいは厭世的な態度を取るのはそのため。
しかし彼女のイベントを進めていくと心境が変化し、最終的には治療を受け「精一杯生きる」決意をする。
ED後のエピローグの内容は療養するフィロとヴェインの会話となっている。


●ぷによ【ぷによ】
マナケミア2、ロゼ編に登場するキャラクター。
捨て子だったところをぷにぷにという魔物の一種に育てられたため、自身をぷにぷにだと思っている。
今後社会へ出たときの事を危惧した育ての兄弟達によってアルレビス学園へ連れてこられた。

常にぷに太郎、ぷに次郎、ぷに三郎という3人の兄弟と一緒に行動している。
戦闘も4人(1人と3匹)で1キャラ扱い。
基本的に「ぷにー」としか喋らず、次郎にいつも通訳をしてもらっている。
しかし5歳児の割に頭は良く、こちらの言葉を理解しているだけでなく、
年不相応な知識(BL、恋愛などの)まで色々と持っている。

固有スキルはほぼ回復系という、攻撃手段に乏しい魔法系キャラクターだが、
太郎の厳しさを取得することによって凶悪なバランスブレイカーと化す。

☆関連語☆
太郎の厳しさ


●まなけみあ-がくえんのれんきんじゅつしたち【マナケミア 学園の錬金術士たち】
2007年にガストより発売された学園物RPG
名前でわかりにくいがガスト的にはA9、立派なアトリエシリーズ第9弾である。
ちなみに前作のリーズのアトリエは外注作品なためA8ではないという微妙な関係になっている。
グラフィックや終盤の展開、夜関係のシステムなどお粗末な部分もあるが従来のアトリエよりも
簡略化されながらも奥の深い調合をはじめ色々なシステムが積み込まれており、なかなか好評。
戦闘も補欠の仲間を瞬時に入れ替えコンボをつなげたり援護防御をしたりなど工夫がなされていて
昔ながらのガストファンには「まさか戦闘のおもしろいRPGスレでガスト作品の名前があがるとは」
と感慨深いものがある。


●まなけみあ2-おちたがくえんとれんきんじゅつしたち【マナケミア2 おちた学園と錬金術士たち】
ガストより発売された、アトリエシリーズ第10作。
前作「マナケミア」の後の話となっており、僅かながら前作のキャラも登場する。

主人公は2人おり、選ばれなかった方はライバル(?)として登場する。
前作では仲間は8人だったが、今作は10人となっている。
パーティメンバーの増加に伴い空気キャラが…と思いきや、
前作以上に(無駄に)濃いキャラばかりであるため、それは無用の心配だったようだ。
ゲーム自体の出来は比較的良く、前作から改善された点も少なくない。

このゲームの問題点を挙げるなら、(廉価版では修正されているが)バグが多いという事だろう。

例をあげると、
・あるアイテムの調合をする際、材料に同じアイテムを二回選ぶとフリーズ
・ストーリーの都合で使用不可能になっているはずの、
 ウルリカ(主人公)のフィニッシュストライク(必殺技)がなぜかラストバトルで使用可能に
・フィニッシュストライクが存在しないキャラを前線に出した状態で、
 フィニッシュストライクが使用可能になるとフリーズ
・両主人公のシナリオをクリアし、エクストラシナリオもクリアすると、
 アイテム等を引き継いでもう一度最初からプレイが出来るようになるのだが、
 それを行うと2人目の主人公のシナリオが途中で進行不能になる(回避不可)

等々、かなり致命的なバグも存在する。
買うなら廉価版にしよう。

また、前作と同じく、追加要素を加えたPSP版が発売されたが…
前作と同じく評判はあまりよろしくないようである。
「移植担当:アイデアファクトリー」の名は伊達ではなかったようだ。

ちなみにこのゲームサブタイトルが「おちた学園」と「おちた」が平仮名なのは、
漢字表記にするとエロゲ臭が漂うためだと言う噂がある。



▼アルトネリコ


●あやたね‐みちたか【絢胤箕嵩】
アルトネリコの主人公であるライナーの同僚にして親友。
色白の肌で常に笑顔な上、物腰やわらかく温厚かつ優秀、怒ることを知らない好人物。
…というのは表の顔で実はラスボスであるミュールによって作られたウィルス(人工生命体)であり、
塔の管理者であるシュレリアの心を支配するために差し向けられた刺客。
シュレリアを助け出す前にライナーたちと一戦やりあった後、行方不明になるが第3部にて再び登場。
その後ライナーの説得によりパーティーに参戦し、共にミュールとの和解の道を探ることになる。

ちなみに「母さん」と呼ぶミュールは外見が全裸ロリ娘なため、キャラスレでは完全に立場が逆転しており、
全裸美少女のお尻をたたく彼がよく見かけられる。

そんな彼の趣味は料理と裁縫で、おそらくミュールの面倒を見るために身につけた技能であろう。


●あやの・らいざー・えるでゅーく【亜耶乃・ライザー・エルデューク】
アルトネリコに登場したサブキャラクター。36歳。
ほたる横丁に存在する複合大企業「天覇」の現社長で、跡を継ぐ前は冒険者。
経理などの管理が苦手で、部下の管理も甘く、腹心の部下がヒロインのミシャをさらったり、
主人公のライナーに散々ちょっかいをかけたりと、色々やってたせいもあって
最初の頃は、天覇も含めてあんまりいい印象はなかったが、
ミシャルートにて、部下の専横に気付いて、ライナーたちを助けてくれるというカッコイイことをしてくれる。
その後も、空に上がるために飛空艇の修繕を無償でしてくれたり、扉の破壊作業を手伝ってくれたりと出番は結構多い。

そんな彼女の外見は、ダイナマイトボディを一身に体現したかのような妖艶溢れる姿であり、
ちょっと服が緩んだだけで、胸 が ぺ ろ ん 、となるような格好を常にしてたり、
「ドッコイ定食」というボリューム溢れる料理を平らげたりと、なんとも豪快な姐さん。
CV塩山由佳の味のある声もあって、全体的に魅力的な女性である。

ちなみに夢は、上記にある定食10人前を一気に平らげることという、なんとも彼女らしい夢であった。


●あるとねりこ【アルトネリコ(塔)】
【アルトネリコ 世界の終わりで詩い続ける少女】に登場する塔。
頂上は成層圏を突破しているほどの巨大な塔であり、
タイトルに冠されているだけあってまさに物語の中心となる存在である。
設定では3つ存在することになっており1と2の舞台は別のアルトネリコが舞台となっている。

本編より700年以上前、「第一紀」と呼ばれる時代に人間の「音科学」と、
テル族と呼ばれる種族の「魔法」を組み合わせた巨大な魔力増幅装置として建造され、
民間から軍事まであらゆる用途に使われていた。
レーヴァテイルも元々はアルトネリコの生体端末兼兵器として作られたものである。
アルトネリコの生み出す無限ともいえるエネルギーにより人々は繁栄を手にするが、
その繁栄を終わらせたのもアルトネリコであった。
敵国による破壊工作により暴走したアルトネリコは「グラスノインフェリア」と呼ばれる大災害を引き起こしたのである。
なんとか終息はしたもののこの災害により人々は地上を失い、
空中大陸でアルトネリコの力に依存して暮らさざるをえなくなった。

現在においてもその力は健在であり、グラスメルク(錬金術のようなもの)も、
レーヴァテイルの詩魔法も、そもそも高高度の空中大陸に人が住めるのもアルトネリコの力によるものである。
しかしアルトネリコはロストテクノロジーの塊であり、
第一紀の生き残りであるアルトネリコの管理者シュレリアでさえも全容を把握できていない。
(アルトネリコとのシンクロが完了する前にグラスノインフェリアが発生してしまったため)
そのためこの世界は非常に危ういバランスの上に成り立っているといえる。

なおゲーム内ではほとんどの場面で単に「塔」と呼ばれるため、
最後までアルトネリコが塔の名前だと気付かなかったプレイヤーもいたらしい。


●あるとねりこ せかい‐の‐おわり‐で‐うたいつづける‐しょうじょ
【アルトネリコ 世界の終わりで詩い続ける少女】

2006年1月26日にバンプレストから発売されたガスト作品。
同年12月7日にはBest版が発売された。
ジャンル名が「ムスメ調合RPG」と名づけられてたり
ゲーム中にその音声だけ聞くとアダルトゲームのHシーンそのものに近い雰囲気だったりして
そこが「問題のシーン」としてそのあたりを中心に色々とソッチな方面で話題になった。
ちなみにRPGとしては全体的に無難な出来であり特にBGMはなかなか好評。
ただ取り巻く女性に対して優柔不断な主人公ライナーをぶん殴るスレがあったり
開発陣からもぶん殴りたいキャラ1がライナーだったりとそういう不吉な部分も見られるが・・


●いや・・みたことあるから【いや・・見たことあるから】
アルトネリコ主人公ライナーの迷言の一つである。
ヒロインの一人であるミシャは、とある理由で子供の姿のまま変わっていないのだが、
イベントで大人の姿に戻った際に、「ど、どう?」とミシャが聞いたときにライナーの口から出た言葉はコレであった・・
ゲームのシステムに、ヒロインの深層意識にダイブするというシステムがあるのだが、
ライナーはミシャにダイブした際に深層意識内にいた大人のミシャを既に見ているからこの発言をしたのであろうが、
「可愛いよ」の言葉を期待していた少女の落胆は計り知れない、つーか当然キレて部屋から出ていったわけだが。
思えばこの発言は、後の「謳ってくれ」発言の前哨戦であったのだろう・・


●うたってくれないか【謳ってくれないか】
「アルトネリコ」の主人公、ライナーがヒロインの一人ミシャに対して放った爆弾発言。
これまで問題行動の比較的目立った彼であったが、
この失言によってファン評価をさらに低下させることとなった。
かいつまんで言えば、自分ごとラスボスを封印して眠りについた上司を助ける方法を探していたが、
そのためにミシャをなかば生贄状態にしなければならない
(ラスボスを抑えるため祭壇で謳い続けなければならない)と知り、
さぁどうするという場面で、わりと簡単にミシャを生贄にする選択をしたということである。

あの時は上司のことで頭がいっぱいだったんだよ、とか、
本当はあとでミシャも助けるつもりだったんだよ、とか色々弁護は立つものの、
世界のためとはいえ自分の幼馴染(場合によっては最良のパートナーでもある)をあっさり差し出したことに加え、
この時点ではラスボスへの対抗策がまったくなく、勢いのみで行動したようにしか見えなかったことに、
多くのプレイヤーが衝撃を受けたという事実は動かないであろう。
ライナーをぶん殴るスレでは、しばしばライナーのAAにこのセリフを言わせ、
別の人がAAでボコボコにぶん殴るという流れが起こった。
この反響は開発側にもショックを与えたようで、
後に「言葉が足りなかった」という主旨の弁解を総指揮の土屋暁が行っている。

ちなみに、ラスボスの目的が「レーヴァテイルの開放」であり、
またラスボスが使い捨てかつ生贄同然の扱い歴代星詠(ミシャ含む)に対して同情的だったため、
無傷であっさり開放されることになる。

☆関連語☆
絢胤箕嵩 生贄


●おーぶいえーつきしーでぃー【OVA付きCD】
アルトネリコのOVAのこと。
ゲーム序盤のアニメ化……のはずなのだがシナリオはかなり変更されている。
見所はゲーム本編では設定のみで登場しなかったキャラ「フェイマ」が登場することと、
ヒロインのパンチラくらいなものでファンからの評価は低い。
ただ特典のCDに収録されているヒュムノスがこれまでのものと同じく素晴らしい出来であったため、
「CDが本体でOVAはおまけ」と認識されるに至った。


●おぼんぬ【オボンヌ】
アルトネリコの主人公であるライナー・バルセルトの愛称、というか蔑称。
作品内に登場する同名のお菓子が彼の大好物である、という設定が由来。
作中でもオフィシャルHPでもこのことが散々ネタにされているので妥当なあだ名だと思われるが、
「おぼんぬ」という微妙に脱力感の漂う語感には、女性関連で致命的なまでの
空気読めなさと鈍感さを発揮する主人公への
「お前なんかオボンヌで十分だ」という製作側とプレイヤーの怒りが感じられる・・・かも?


●おりか・ねすとみーる【オリカ・ネストミール】
アルトネリコのヒロインの一人であり、典型的なヤンデレ(精神的に病んでいる)。
物語当初はプレイヤーに「こいつ大丈夫か?」と思わせるぐらいの暗さだったのだが、
PHASE2からは何故か劇的に豹変(少々語弊があるが)する。
その豹変っぷりは主人公のライナーをして
「変わった当初はどう接していいのか分からなかった」と言わせるほど。

オリカを語る上で外せないのが
「何故そんな名前が出てくる?」とツッコミたくなるネーミングセンスと、
「何でそれらを混ぜると料理(しかもおいしい)ができるんだ」と首を傾げるどころか
4回転ほどひねりたくなる料理方法であろう。
詳細を語ろうとすると20行使っても語りつくせないため割愛するが、とにかくどちらも凄いの一言。
知りたくなったら是非ゲームをプレイして欲しい。

余談だが、アルトネリコの名前を挙げるとかなりの確率で出る「問題のシーン」
の二人は
ライナーとオリカの二人。
あれは「ダイキリティ」という延命剤であり、第三世代であるオリカはそれを定期的に
挿入しないと生きていけなかったりする。詳細は「レーヴァテイル」の項を参照のこと。


●ぐらすめるくめいめいシステム【グラスメルク命名システム】
アルトネリコにおいてグラスメルク(錬金術のようなもの)でアイテムを作成した時に発生する。
作ったアイテムについてヒロインと会話した後、ヒロインが勝手な名前をつけることがあり、
それを許可すると以後そのアイテムの名前が本当に変更されてしまうのである。
命名は各ヒロインにより異なっており、初歩の回復アイテム「カイフクンC」を例に挙げると
独特のセンスを持つオリカは「くすり」でいいと言いだし、
ロマンチックな名前にしたいミシャは「エンジェルヒール」という大層な名前をつけ、
理論派のシュレリアは「αフェロン快癒剤」という小難しい名前をつける。
ヒロイン達のセンスが伺えて面白いのだが、あまり自由に名付けさせると
「デァロォンリング」「クルクルズバズバ」「頑張れジャック!」「猫どんぶり」「老若男女一日一善」など
何が何だかわからないアイテムがどんどん増えていくので注意。

☆関連語☆
ネーミングセンス


●こころのもり【心の護】
アルトネリコのヒロインの心の内に存在する心の守護者。
ヒロインの馴染み深い品々が主であるが、ちゃんと自我を持っていて喋る。
コスモスフィア(項目参照)内の案内役でもあるが、ほとんどの奴が毒舌でツンデレである。

ちなみに、オリジンはそもそもコスモスフィアが存在しないため、
I.P.Dは外部にコスモスフィアが格納されているために心の護は存在しない。


●こすもすふぃあ【コスモスフィア】
アルトネリコに登場する、詩魔法を使える種族レーヴァテイル(以下RT)の精神世界。
表層〜深層精神世界まで(普遍的無意識)と、
そこから更に奥深くにあるバイナリ野(集合的無意識)という構造になっている(シュレリアのみ例外)。
パートナーをこの中にダイブさせ、そこで起きた出来事を通じて新しい詩魔法を紡ぐことが可能となる。
ただしコスモスフィア内で起こったことをRT本人は記憶できない(無意識に影響を与えることはある)。

また「心の護」と呼ばれる存在がRTのコスモスフィアを守護している。
そのRTにとって大切な物を擬人化していることが多く、
作中に登場した心の護はトラのぬいぐるみの「どんすけ」、オカリナの「ハマ」の二人。

一般的なRTの世界は全部で9つのレベルからなり、深くなるほどそのRTのルーツに迫る、過酷な世界となる。
そのため普通のパートナー同士では深くともレベル5が限界で、
その先へ行くには一生添い遂げるくらいの覚悟がお互い求められる。
いくら仲が良いとしても、見たくない、見せたくない物があるのも当たり前という事である。

・・・説明だけ聞くと真面目っぽいが、コスモスフィアを体験した人なら必ずこう言う。
「これなんてエロゲ?」
実はコスモスフィア内はアドベンチャーゲームのようなシステムになっているのだが、
そこで展開されるイベントがコスプレだったり際どい一枚絵だったり妖しい台詞だったり、
最終的には結婚式にしか見えない儀式だったりするため、上のような感想がよく言われるのである。

1ではコスモスフィアの進行とストーリーの展開に繋がりがなく、
また1プレイでヒロイン全員分踏破することも出来たが、
2では本編序盤の選択肢で護ると決めたヒロインか、中盤以降加わる3人目のどちらかしか踏破出来なくなった。
また、2ではいかがわしいメッセージや誤解を招くイラストを世界地図などで覆い隠す機能「ママキタボタン」が実装されている。

☆関連語☆
精神世界 心の護 最後の選択肢(アルトネリコ1)


●さいごのせんたくし【最後の選択肢 (アルトネリコ)】
アルトネリコのPHASE3でフラグを立てるとスタッフロール後に現れる選択肢。
アルトネリコが「RPGの名を借りたギャルゲー」などと言われる最大の原因。
選択肢の内容は二人のヒロインのどちらかを選ぶというものだが、
あまりにも酷なタイミングで選択を迫られるため、多くのプレイヤーに血の涙を流させる事となった。

☆関連語☆
シュレリア


●しゅれりあ【シュレリア】
アルトネリコのヒロインの一人。舞台となる世界ソルシエールを支える塔・アルトネリコの管理者にして、
詩うことで魔法を使える種族レーヴァテイルの始祖オリジンである。
塔そのものと言えるため、他のレーヴァテイルが持つコスモスフィア(精神世界)を持たない。
塔さえ健在ならば基本的に不老不死で、何百年にわたって塔と人々を守り続けてきた。
常に重厚な鎧を身にまとって表情を見せず、感情よりも使命を優先させるため冷徹な印象を与える。

しかし終盤の第三章に入ると、その本性は何もない所で転ぶほどドジで世間知らずで方向音痴、
甘いモノとうさぎが大好きで王子様を夢見る永遠の十六歳ということが判明。
さらには世界の危機の最中に、主人公と仮想世界で変身ヒロインもののギャルゲーで遊ぶという破天荒ぶり。
第二章までのキャラとのギャップでプレイヤーに衝撃を与えた。
その結果狙い過ぎだとわかっていながらなびいてしまうプレイヤーが続出、エンディング最後の選択肢
(他のヒロインと旅立とうとする主人公に「行かないで」とすがってくる)で苦悩を味わうことになった。


●すぴか・にーる【スピカ・ニール】
アルトネリコに登場する女性サブキャラ。
「ほたる横丁」という街の一角で「猫飴」という金太郎飴みたいな飴を子供たちに売っている優しい女性。
というのは、表の顔で、情報屋&グラスノ結晶(パワーアップアイテムみたいなもん)のバイヤーという、
とんでもない裏の顔を持っている。
情報及び、グラスノ結晶が欲しい場合の合言葉は「バケツ一杯猫飴食べたいよ」。
グラスノはモノによってはかなり高いが、安いのもある。
ちなみに、猫飴のほうも合言葉を言わなければ売ってくれる。
情報を制する者が天下を取るとばかりに、裏世界の女王になることを夢見る怖い人。

なお、ヒロインの一人のミシャとは友達であり、出会いはミシャが猫飴買う際に、
前情報抜きで、冗談で合言葉をしゃべったのがキッカケ。

メインキャラであるジャックやその他を差し置いてOPアニメに出演、
設定資料集に昔話小説あり、ドラマCDありとなにかと優遇されている。

☆関連語☆
アルトネリコ


●そりっどうさこ【ソリッドうさこ】
アルトネリコに登場するアイテム。
ヒロインの一人であるシュレリアが作った料理。
だが、使用効果は敵全員即死。
ただしこれは、味がヤバイとかではなく、
料理をしてたら爆弾ができた、というものである。
なぜ爆弾になったのかは、本人もわかってない。
ちなみに外見はウサギ型。


●でゅあるすと−る【デュアルスト−ル】
アルトネリコ2にて採用された前代未聞のシステム。
このゲームのヒロインには経験値の概念がなく、
このシステムを利用することでしかレベルを上げることが出来ない。
具体的に何をするのかと言うと、「デュアリスノ結晶」と呼ばれる特殊な結晶を
お風呂に浮かべ、そのお風呂に入るだけ。これでレベルアップ完了である。
他にもヒロイン同士が会話することによって強力な合体魔法が出しやすくなったり、
ヒロインのバスタオル姿が見られるなど、嬉しい要素が多い。
エロゲと呼ばれているアルトネリコの続編には相応しいレベルアップ方法なのかもしれない。


●ばぶるぱっしょん【バブルパッション】
アルトネリコのヒロイン「オリカ」のコスチュームの一つ。
バスタオル一枚というもはやコスチュームと呼んでいいのか悩む代物。
イベントならばともかく通常の戦闘ですらバスタオルで行うのは前代未聞だろう。
ちなみにもう一人のヒロインのコスチュームには裸ワイシャツがあったりする。
これなんてエロゲ?

さらに続編ではコスチュームにバスタオルがあるだけではなく
「風呂に入ってレベルアップ」というシステムを作り出し、
合法的に(?)ヒロイン達のバスタオル姿を出すなどスタッフの暴走はさらに過激化している。


●ひゅむのす【ヒュムノス】
アルトネリコに登場する劇中歌の総称。
民族音楽的な旋律とヒュムノス語と呼ばれる架空言語が特徴である。
設定としては塔からエネルギー供給を受けるための詩魔法と違い塔そのものを稼動させる特殊な歌とされている。
ゲームそのものは賛否両論だが歌の完成度はきわめて高く、
このゲームのためだけに作られた曲でありながらゲームをしない人からの評価も高い。
ゲーム内容とほとんど関係ないような安易なタイアップ曲に頼るメーカーにも見習ってほしいものである。

☆関連語☆
アルトネリコ 歌 オープニングムービー


●ふぇいま【フェイマ】
アルトネリコのキャラクター。
教会のAランクレーヴァテイルでパーティーメンバーの一人ラードルフの元パートナー。
ラードルフが総司という地位に昇格した後、総司はパートナーを持てないという規則によりパートナーを解消している。
ゲーム中では名前が出るだけで登場はしていないのだが、OVAにおいて冒頭から登場し歌声を披露、見た目の可愛さもあって一部に熱烈なファンを生んだ。

なおフェイマは
・ラードルフのために現実で詩を紡いだことがあること(非常に稀な事である)
・OVAの詩の歌詞が「私の愛であなたを護りたい」というものだったこと
・さらにその曲のさぽている(公式で配布されているFLASHゲーム)での説明文が「ラードルフにラブラブなフェイマ作曲」であること
などからラードルフの恋人、もしくはフェイマの片思いだと思われていた。

が、本編の後日談である小説においてポっと出のキャラと電撃結婚。
フェイマファンはどこの馬の骨ともわからないキャラにフェイマを奪われた事を嘆き悲しんだという。

なおアルトネリコ本スレには毎晩午前0時に現れフェイマの再登場を祈る謎の人物がおり、フェイママンの愛称で親しまれている。


●ほし‐よみ【星詠】
アルトネリコのラスボス、ミュールを封印する義務を持つレーヴァテイル(RT)のこと。
塔中層部において、最奥に位置する巨大な音機関「クレセントクロニクル」にこもり、
ヒュムノス「クロニクルキー」を謳い続ける運命を担っている。

代々「リューン」という一族の直系(クローンマスターはシュレリア)が担うのだが、
通常のRTに比べ長生きなβ純血種であっても謳えるのは15〜45歳までが限度。
そのため古代から本編の舞台である時代までの約350年間に30回もの代替わりがあり、
ミシャは、その31代目に当たる。

これらのことから「レーヴァテイルの解放」を求めるミュールも、自分を封じてきた
リューンの血統は嫌いであり、殺しはしなくとも色々とちょっかいをしてくる。

しかし、このことから気になるのは、ずっと謳い続けるのはいいが、睡眠など
生きるのに必要なことをする時はどうするのだろうか?

ちなみに、ヒュムノス「クロニクルキー」の詩は数あるヒュムノス語の詩の中では
かなり新しいほうであり、効能キーは「封印」、効果は「子守唄」。
ヒュムノス語の歌詞も含めて作詞作曲をしたのは、本作のBGM担当の土屋暁ではなく、
ミシャのヴォーカル担当をしていた志方あきこである。

☆関連語☆
封印


●ままきたぼたん【ママキタボタン】
アルトネリコ2にて、コスモスフィアやインフェルスフィアでのイベント中に
セレクトボタンを押すと発動する必殺の機能。
使用すると、あらかじめ用意された6種類の画像(タイトルロゴや、
1の台詞やキャラをネタにした謎の画像など)の中から1枚がランダムに表示される。
コスモスフィアやインフェルスフィアのイベントには結構きわどい表現のものが多く、
傍から見てると「それなんてエロゲ?」と思われてしまうことがあるため、
そんなシーンを見られたくない場合はこのボタンを利用して回避することが推奨される。
ただし、ボイス有りの台詞の途中でこのボタンを押しても、
台詞は中断されずにそのまま流れるので注意。
押すのが遅れても泣かないように。


●みしゃ・あるとせるく・りゅーん【彌紗・アルトセルク・リューン】
アルトネリコのヒロインの一人。
ヒロインの中では一番年上(シュレリアを本人談の16歳とするならば)の18歳。
CVは野川さくら。ヴォーカルは志方あきこ

レーヴァテイルでも稀少な「β純血種」であり、同時にミュールを封印する詩を謳う
「星詠」という存在。しかし序盤は「天覇」と呼ばれる巨大企業に軟禁され、
更には謳うためのアイテムである「ヒュムネクリスタル(楽譜のようなモノ)」を奪われているため
使命を全うすることができないでいる。

性格はオリカとは正反対の、明るく理知的な性格でロマンチックなところがある。
しかしそれはあくまでも表面的なもの。
コスモスフィアの深層部に入れば入る程自分に課せられた役割や様々なトラウマ、
そして「星詠はもうやりたくない。しかし謳わなければ世界が崩壊してしまう」というジレンマに
悩まされ、悲観的になっている彼女の心の内を見ることができる。

主人公のライナーとは実は幼馴染の間柄。星詠としてライナーと別れる際に、
ライナーから手作りのオカリナを貰い、再会の約束までした上に、ライナーが騎士になった理由が
ミシャを守るためだったのだが、ライナー本人はすっかり忘れていた。
(ミシャルートでようやく思い出すが)
またよく話題に挙げられる「謳ってくれないか」はミシャに対して言った言葉である。

ゲーム序盤ではヒュムネクリスタルを奪われた影響で外見が14歳程度になっており、
さらにライナーに対して(何故か)ロリコン疑惑を持っているために、
元の姿に戻れば嫌われるのではないかと恐れていた。
後々大人の姿と子供の姿を自由に選択できるようになるのだが、子供の姿に戻すと
さらにロリコン疑惑を深めてくれる。
が、その後に大人の姿に戻すことでようやく疑惑は晴れたようだ。


●みゅーる【ミュール】
アルトネリコのラスボス。
「母なるウイルス」と呼ばれ、ウイルス生命体という怪物を生み出して人々を脅かす。
その正体は過去、人間に造られた最強のレーヴァテイルで、
その能力は始祖であるシュレリアを凌ぐ。
当時、人間に虐げられていたレーヴァテイル達を救うため人類抹殺を目指すようになり、大きな戦いを巻き起こした。
戦いの末に封印されたミュールだが、その封印が解かれ、
彼女の生み出した未知のウイルスが塔に現れた所で本編のプロローグとなる。

設定上はよくある人類によって生み出された人類の敵タイプのキャラなのだが、ビジュアルやイベントなどで一線を画す。
まず外見が十三歳の少女である。それぐらいならいいのだが、格好が全裸なのである。立ち絵もドットも。
また、物語後半で主人公とヒロインが仮想世界で変身ヒロインもののギャルゲーを遊ぶことができるのだが、
そのギャルゲーのラストになって、ミュールが話や設定を作っていたことが判明。
自分の傍で主人公とヒロインが遊んでいるのが気に食わず、ストーリーを改変してからかおうとしたらしい。

全裸であったことは演出の一環と取ることもできたのだが、後に公式サイトやドラマCDにおいて、
常日頃から全裸が彼女のジャスティスであることが判明。温泉旅館の浴衣すら「帯が窮屈」と言って嫌がる始末。
本人いわく「見られて恥ずかしい体してないもの」とのことだが、洗濯板もいいところで確かに見られる部分はない。

さらにゲーム発売一周年を記念して公開されたフラッシュ(内容はAVG)において、
やたら負けず嫌いだったり、街中を平然と全裸で歩いて通報されたり、
百合でツンデレだったり、良くできた息子登場でダメ母さん全開だったり、
他を差し置いての見所満載ぶり。もはやラスボスとしての威厳など皆無である。


●もんだいのしーん【問題のシーン(アルトネリコ)】
アルトネリコのオリカルートにおける1シーンのこと。
RPGでは一番有名な「問題のシーン」だろう。
ほんの4、5分程度のシーンなのだが、
その部分だけ抜き出して見てみると野外で致しているように見えるために、
色々なところで「それなんてエロゲ?」と言われ、話題になった。
このシーンのお陰でアルトネリコはエロゲと呼ばれることとなったが、
本来はいたってシリアスな感動的シーンである。


●らーどるふ【ラードルフ】
アルトネリコの仲間キャラの一人。
人々の役に立つために教会の騎士となり、めきめきと腕を上げ若くして騎士の最高位である「総司」となった。
さらにゲーム後半では教会幹部である「司祭」に選ばれるなどエリートの道を歩んでいる。
教義よりも人々の幸せを優先する姿勢と優しく真面目な性格から老若男女から慕われており、
特にルックスの良さもあって女性人気は非常に高い。

と、設定上は完璧超人なのだが、ゲーム中はこれといった活躍もなく、
これといったイベントもないためプレイヤーからは空気扱いされている。
しかし重装備の騎士なのに攻撃力が低かったり(戦闘システムの関係で逆に好都合だったりするのだが)、
最強武器が一人だけ呪われていたりとネタには事欠かないため、「ラー様」と呼んで崇拝する者もいるとかいないとか。


☆関連語☆
アルトネリコ フェイマ 空気


●らいなー・ばるせると【ライナー・バルセルト】
「アルトネリコ」の主人公。簡単に言えば世界を支える塔を守護し、
世界の敵となる存在「ウイルス」と戦う騎士。
オープニングで塔に発生した未知の敵を倒す手段を探すため、
塔から地上へと降り立つ。
正義感と使命感が人一倍強いのはいいが、その反動で人の話を聞かない、
仲間の心情をくみ取れないなどヘマが目立つ。中でもヒロインの一人であるミシャに対する
振る舞いのひどさはゲームキャラ板のスレでかなり話題にされた。以下に例を挙げると、

・昔馴染みのはずなのにライナー側は完全に忘れている
・先に進むために彼女の精神世界に入らないとならないのだが、思い切り二の足を踏み続ける
・悪徳企業に拉致られている彼女を、使命優先で無視
・彼女のためにウイルスと戦うことを決めたはずなのに、それすら忘れている
・世界のため祭壇で謳い続ける使命を負った彼女に対し「謳ってくれないか」と突き放す通告

特に一番下の事項はゲーム中最大の失態と扱われており、前述のキャラスレでは何発も殴られ、
プレイヤーからは好物の菓子にちなんで「オボンヌ」呼ばわりされ、
劇中歌担当歌手や外伝漫画を描いた作家からも「殴りたい」と言われる、
相当嫌われ者な主人公である。
一応、一連の行動によって敢えてミシャを傷つけようとしたわけではないのではあるが。

余談だがディレクターの土屋暁が「彼は自分の地で書かせていただいた」と発言したことで、
土屋自身もライナースレで何度も殴られるという事態も発生していた。

☆関連語☆
オボンヌ 土屋暁 鈍感


●りるら-ろす-れーてる【リルラ・ロス・レーテル】
アルトネリコに登場するテル族(ラスボスの封印を守る一族)のロリっ娘。
語尾に「なのだ」をつけるのが口癖。
見た目10歳くらいで、パーティキャラのジャックに惚れているため、
自動的にジャックはロリコン扱いされた。
テル族は角と尻尾が生えていて、角と尻尾を人目に曝すのを嫌うが、
リルラは気にせず尻尾にリボンを付けて人目にさらしまくっている。
自身のテレポート能力で遺跡まで飛んでアイテムを取ってくることを商売にしている。
ちなみに報酬はお金ではなく、グラスノ結晶との物々交換。
序盤、終盤問わず、彼女に世話になったプレイヤーは多いと思われる。

ちなみにダブったグラスノ結晶は、猫飴と交換でほたる横丁の情報屋に分けているようだ。

☆関連語☆
スピカ・ニール ミュール


●れーう゛ぁている【レーヴァテイル】
アルトネリコにおいて、詩を謳うことで塔・アルトネリコの力を行使することのできる存在。
「RT」と略して表記されることが多い。
一般的なRPGでいうところの魔法使いに当たる。
心の中に「コスモスフィア」と呼ばれる精神世界を持ち、奥底の部分でアルトネリコと繋がっている。

元は人間によって創られた人工生命体で、
全てのレーヴァテイルの始祖であるオリジン、
オリジンのクローンであるベータ純血種、
レーヴァテイルと人の混血から発生する第三世代、
の三種類が存在する。なお、女性にしかレーヴァテイルとしての能力は発現しない。

前述した詩による力の行使(詩魔法)が使える他、
グラスノ結晶と呼ばれる物体を体内に取り込むことで詩魔法を強化したり、
パートナーをコスモスフィアにダイブさせることで新しい詩魔法を紡げるなど、
多くの特徴を持つ。

強い力を持つ反面、大多数を占める第三世代のレーヴァテイルは、
定期的に延命剤を体内に取り込まなければ生命を維持できないという体質を持つ。
この延命剤を得るため、ほとんどのレーヴァテイルは教会か大企業・天覇に所属して働いている。



▼アルトネリコ2


●いんふぇる【インフェル】
「アルトネリコ2 世界に響く少女たちの創造詩」の登場人物の一人にしてラスボス。
外見はウサギのようなぬいぐるみを抱いたツリ目の眼鏡っ娘であり、
最初はヒロインの1人、クローシェの精神世界を護る「心の護」として登場する。
しかし自分で心の護とは名乗っておらず、後に別の目的でクローシェの中にいた事が分かる。

その正体はかつて大陸創造の詩「メタファリカ」を謳う使命を帯び、
それを完遂するためのシステムを自ら作り出した不世出の技術者にして初代の御子であった。
しかしいざ謳う時になって人々が彼女の心に疑念を抱いたためにメタファリカは失敗し、
パートナーであったもう一人の御子「ネネシャ」と死別してしまう。
結果「メタファリカで世界を救う事は出来ない」との考えに至った彼女は、
この世界での神にハッキングを仕掛けた上に神の座を乗っ取り、
肉体と三次元世界からの解脱による世界の救済を計画する事になった。
あくまでメタファリカの完成により世界を救おうとする主人公達とは相容れず、
世界の未来をかけて戦う事になってしまう。

言うなればLAL近未来編の亜流みたいな、世界救済を自称するラスボスであるのだが、
決戦前に「私たちには世界を救う使命があるんだ!」みたいな事を言ったり、
一度は歩み寄ろうとしてきたりするため、戦いたくない気にさせる事請け合いの敵になっている。
特にクローシェのルートを進めて精神世界で彼女に会っていると、
あまりにも教科書どおりのツンデレぶりを披露してニヤつかせてきたり
ひどい親父ギャグでシリアスムードを和ませて(?)みたり
クローシェの心が救われつつある事を本気で喜んでみせたりするため余計に戦いたくなくなる。

なおラスボスとしてはあまり歯ごたえはない方。
☆関連語☆
世界救済 コスモスフィア 


●いんふぇるすふぃあ-れべる3【インフェルスフィアLV.3】
「アルトネリコ2」のイベントの1つ。
インフェルスフィアとは、シナリオの最終目的である大陸を紡ぐ詩「メタファリカ」の成功のために、
謳い手となる2人の御子(ここではルカとクローシェ)が相手の精神世界に入り込み、
お互いを理解して2人の絆をより強固なものにすることを目的としたシステム。
全5階層からなり、階層ごとにそれぞれ「境遇」「本音」といったテーマが設けられている。
(もっとも、LV.3までは本来の目的とは異なる理由で使用することになるのだが)

さて、LV.3のテーマは「恋愛」である。
主人公クロアはここに挑む前の時点で既にルカ・クローシェの双方にフラグを立てており、
尚且つそのどちらかをパートナー(の候補)として選んでいる。
選ばれなかった方は当然面白くない、というわけでこの階層のラストでは、
恋する乙女の視点で重箱の隅を突くかの如く相手の過去の言動を蒸し返す、
2人の陰険且つヒステリックな罵り合いが繰り広げられるのだ。
このシーンはフルボイスになっており、それがまた一層の笑いを誘う。
小清水亜美(ルカ役)・沢城みゆき(クローシェ役)の両声優による熱演をご堪能あれ。



●えんめいざい-とうよ【延命剤投与(アルトネリコ2)】
いわゆる問題のシーン。
アルトネリコ2では2回存在しており、1回目はクローシェ、2回目はルカへ投与することとなる。

1回目は物語序盤、敵対勢力から逃げるクローシェの護衛中に
「護衛なんだからお前がやれ」と言われ、投与することになる。
1の時と同じく台詞回しがアレな為、

(例として台詞の一部を抜粋)
「ほ…ホントに…痛くしないでよ…?」
「それじゃ、入れますよ…」
「ば、バカ!痛いっ!」
「もっとゆっくり…」

まるで野外でナニをしているように聞こえる。
そのため周囲に人がいないことを確認してからプレイすることが推奨される。

2回目は物語が中盤に入って行こうかというあたり、牢屋に囚われた時に投与することとなる。
しかし、投与するシーンの直前に、ヒロイン同士の壮絶な喧嘩があったり、
「主人公のことは好きでも何でもない。ただ利用していただけ」
という自暴自棄になったルカの発言があったり、その台詞に主人公がキレたりするため、
珍しくエロさの欠片もないシーンとなっている。

☆関連語☆
問題のシーン(アルトネリコ)


●ぐれいとごっちゃ【グレイトゴッチャ】
アルトネリコ2における、主人公クロアの最強武器。
全レシピを集めると各店舗に並ぶ新しいレシピから
「鉄竹やり」
「お着換えブレス」
「ククリ包丁」
「ドラム液爆」
を作成すると、これらのアイテムを更に合成して作る事ができる。
攻撃力150という、ゲーム中でもぶっちぎった威力を持つ数値上はまさに最強無敵の武器。
なのだが。
その姿は先端に鉄の刃が付いた竹やりに、ククリ包丁二本と振動を与えるだけで爆発する爆薬とコスプレ用衣装の詰まった箱を
荒縄で括っただけ、というあんまりにもあんまりすぎる武器。

実はこの武器と武器の素材、ヒロインの一人であるジャクリが戯れに書いた小説を勝手に薬屋の店主が出版し
それを読んでファンになった各店舗の女の子達が趣味が高じすぎた……まぁ、要するにコスプレアイテムである。
さらに、ジャクリに言わせると見た目の再現度が半端ないらしく、出来あがったグレイトゴッチャを見てまんざらでもない様子。

ダメージ算出の乱数幅がデタラメに広いせいで数値通りのダメージを出しにくく、安定性は第三位のフレリアの閃光の方が勝っているのが救いだろうか。
それにしても色々な意味で、こんなネタ武器が最強なクロアに同情を禁じ得ない。
この武器が出来上がった時の彼のツッコミは哀愁の極みにも達している。

☆関連語☆
ジャクリ ネタ武器


●くろあ・ばーてる【クロア・バーテル】
アルトネリコ2の主人公。設定年齢18歳、男性、CV遊佐浩二。
生業は本作世界の統治機構「大鐘堂」の下っ端騎士、要するに武装警察隊員。
騎士としての実力は同僚の信望と上官の期待の篤いエース的存在である。
加えて中性的優男風イケメン、性格は素っ気ないもののいたって実直で誠実、
つまりはモテ要素のうち持っていないのはカネと地位と家柄ぐらいなものである。
「RPG的ギャルゲ」「これなんてえろげ」と謳われたアルトネリコの続編の主人公の名は伊達ではない。

事実、以下に列挙するとおり、女性関係の潤いまくりぶりはまさに水も滴るいい男。やらないか。
・幼馴染で周囲公認の彼女、ちょっとお水な商売だけどクロア一筋と思わせて猫被り女「ルカ」(攻略可)
・大鐘堂の頂点に立つ神の御子つまりは仕え傅く対象、ツンデレ金髪お嬢様「クローシェ」(攻略可)
・身寄りを失いクロアに引き取られた妹分、ツインテールヘソ出しロリ娘(11さい)「ココナ」(攻略可)
・ホントは花屋を夢見る一途な娘、少々マッドな「くー君」一人の為の武器職人「シンシア」(攻略不可)
・敵か味方か、前作より引き続きダークホース的ポジション第三の女「ジャクリ」(攻略可)
ちなみに彼の得物は銃火器やロケットブースターみたいなのが付いた剣呑なランス(騎兵槍)で、必殺技は
敵にアフターバーナー全開で突っ込んで突き上げて限界まで貫いて突き落とすインフィニティ・スラスト。やらないか。

ストーリー導入部ではクローシェの護衛として反大鐘堂陣営と渡り合うことになり、
戦闘にダイブにと忙しい。初っ端から立ちまくりのフラグをどう捌くのかはプレイヤー次第である。
しかしながら、物語後半の展開上、メインヒロインの二人であるルカとクローシェの絆に焦点が当てられる中、
彼本人はせいぜい進行役程度の存在感しか発揮できなかったため、主人公でありながら空気呼ばわりが定着。
「あれ、もうコイツ(クロア)いなくてもいいんじゃね?」と思ったプレイヤーの多くは三人目のヒロイン、ジャクリへ走ることとなった。


●こころがたり【こころ語り】
アルトネリコ2の挿入歌であるヒュムノスの一つ。
それだけであればなんの変哲もないのが、なんとこのヒュムノス、
アルトネリコシリーズ唯一の、レーヴァテイルであるジャクリと人間のクロア(主人公)のデュエットなのだ。
なので男声のヒュムノスが聞けるのもシリーズ通してこの曲だけである。

ジャクリエンドでのみ流れる詩で、クロアがジャクリに対する想いを打ち明けるために用意した告白の詩。
歌いだしはヒュムノス語になっていて、クロアはこの為だけに自力でヒュムノス語を覚えたとされる。
一般人から古代語と認識されるヒュムノス語を自力で習得というのは非常に大変だっただろう。
一人のヒロインの為にそれをやってのけるクロアはマジで格好いい。

他のルートじゃ割と空気だけどな。

☆関連語☆
ヒュムノス ジャクリ クロア・バーテル


●さいごのせんたくし【最後の選択肢 (アルトネリコ2)】
アルトネリコ2のルカENDとクローシェENDで現れる選択肢。
前作では最後の最後でヒロイン二者択一という悪魔の選択を用意したガストがまたやってくれた。
今回の主人公クロアは一途なので前作のような修羅場にはならないが質問に対する回答が酷い。

ルカ「騙していたのにどうして助けてくれたの?」
・ルカを護ると決めたから
・騙されたとき何かが目覚めた
・顔とスタイルが好み

クローシェ「いつから私に恋心を抱いていたの?」
・あの時泣いているお姿を見て
・ののしられるのが好きなんです
・顔とスタイルが好み

…もはや何も言うまい。
ちなみにどれを選んでもクロアが驚異の話術でいい話にしてくれるのでご安心を。


●じゃくり【ジャクリ】
アルトネリコ2のシナリオ中盤で仲間になる三人目のヒロイン。
序盤はいかにも悪人なラウドネスにつき従う単なるロボと思われていたが、
序盤の山場イベントで中から少女が飛びでてきてプレイヤーの度肝を抜いてくれる。
その正体は前作のラスボス『ミュール』だがその目的が主人公一行と被っており一時敵対関係に陥る。
しかし、目的のものが劣化アイテムだとわかると主人公と和解し、以後パーティに加わることになる。

負けず嫌いで基本全裸で真面目な顔でボケを飛ばすがツッコミもイケる、
という彼女のキャラに和んだり笑ったり癒されたり萌えたりする者が続出し、
またジャクリルートでは「後半空気」と言われる不遇の主人公が彼女の魂に救済を与えるために
精神世界を奔走する姿が見れたり、いわゆる「デレた状態」での会話の破壊力がすさまじかったり、
エンディングで登場人物みんなが幸せっぽかったりするので、
ジャクリENDこそ真ENDなどとのたまう信者が続出した。

ちなみに、まさかの男声ヒュムノスが披露されるのも、彼女のENDのみである。


●しんしあ【シンシア】
アルトネリコ2に登場するキャラ。
主人公クロアの地元で鶴屋という武器屋を営んでる鎧娘。主人公の事は愛情をこめてクー君と呼んでいる。
武器屋といっても初期の品揃えはお世辞にも豊富とはいえないが彼女の主人公への愛が生んだ
シンクロブランド(シンシアとクロアのブランドだから)や突飛な発想から生み出される爆弾、
読めない古文書の挿し絵や図面だけでなんらかの形にしてしまう才能等で徐々に豊富になり
最終的には他の調合屋との合作であるが最強の武器まで作り出してしまう。

鶴屋に立ち寄ると進んでいくサブイベントを進めていくと、本当は武器屋なんか大嫌いだが、
主人公の為に武器屋をやっていたことが発覚。
非常に一途な女の子だが攻略不可なため、なにをどうしても結ばれることはない。
本来の夢は花屋だったりする
ちなみにアルトネリコスレでは、その報われなさに同情してるのか、シンシアの人気は高い。


●むーんかるばーとのひげき【ムーンカルバートの悲劇】
アルトネリコ2のダンジョン、ムーンカルバートで起こった1シーン。
内容は、主人公及びメインヒロイン二人(ルカ、クローシェ)の様々な意味で母といえる人が、
半ば人質にされたため、救出に向かい、ボス戦の末に母がルカを庇い、死ぬというもの。

深く考えないで見ていると涙を誘うようなお話ではあるが、
冷静に見ていると各キャラに突っ込みどころが多すぎるシーンにもなってしまった。
1、ヒロインが明らかに狙われている状況で何故か棒立ちしている主人公。
補足すると、ヒロインを狙っている敵にもルカにも最も近い位置に居たため、
攻撃することで敵の攻撃を妨害することも、ルカを彼が守ることも出来た。
2、ゲーム中でヒロインは3段階の回復魔法を使うことが出来るのだが、何故か1段階目の回復魔法を使用していた。
レベルによって魔法を覚える仕様ではないため、人によっては覚えていないこともあるが…
こちらも補足すると、ヒロイン達は基本的に精神世界でしか魔法を覚えないのだが、
現実世界でも、強烈に感情を揺さぶられることで新たに魔法を作り出すことも可能という設定もあり、どこか真剣さに欠けてしまった。

後日墓参りのシーンが入るが、その際に主人公は墓に近寄ろうともしなかった。
「ヒロイン達に気を利かせたんだよ。」などと擁護はたっているのだが、
人によっては前作の『ミシャ、謳ってくれ』のリフレインだと思われるようなシーンになってしまった。


●むねそむりえ【胸ソムリエ】
アルトネリコシリーズの公式ファンサイトにて2の主人公クロアに付いた称号。
全ての「女性の胸」を愛しており大きさや形でどうこう言う者は
「口もききたくないor視界にも入れたくない」とのこと、
その言葉を証明するように2のヒロイン3人の胸の魅力を分かり易く解説、
さらに「レーヴァテイルオリジンが貧乳だけなのはなぜか」
という質問に対し、
「何百年も生きるのに巨乳だといずれ重力で垂れてしまうじゃないか。」
と答え皆を納得させた。
尚、これは「エイプリルフールで人格がおかしくなっていた時の言動」
である事を本人の名誉の為に追記しておく。

☆関連語☆
クロア・バーテル  レーヴァテイル


●るか・とぅるーりーわーす【瑠珈・トゥルーリーワース】
アルトネリコ2のヒロインの一人。
主人公クロアの幼馴染であり、恋人でもある。
自らのコスモスフィア(精神世界)で客を癒すダイバーズセラピストという仕事をしており、
明朗快活な性格で街の人たちから可愛がられているが、母とは不仲でほとんど話すこともない。
料理のセンスは壊滅的で、どう見ても食べ物には見えない物体を作り出す。

実は彼女は先代御子暗殺の際に逃された本物の「クローシェ・レーテル・パスタリエ」であり、
世界を救う詩「メタファリカ」を謳える2人の御子のうちの一人である。
発覚当初はとまどっていたものの、なんとしてもメタファリカを成功させようとするクローシェの姿を見て絆を深めていくうちに同じ使命感を持つようになった。

一見明るく見える彼女だが、幼い頃に拉致された妹を探すためだけにクロアが騎士になることを援助したり、
人付き合いが豊かなようで実はあまり他人に関心を持っていなかったりと内面はかなり荒んでいる。
特に序盤の分岐直前、牢屋でクロアに今まで利用していたことを告げるシーンはルカを清純なヒロインだと思っていたプレイヤーを驚かせた。
これによってもう一人のヒロインであるクローシェのルートに流れた者も多く、また一部に猛烈なアンチ民を生んだ。
さらにルカルートを選んでもコスモスフィアにおいて殺されかけたり「テメェの精神がおかしいんだよ!異常なんだよ!」と暴言を吐かれたりと苦難は続く。

しかしそれらを乗り越えた者は彼女の何枚もの仮面の奥に隠された素顔を見ることになる。
ようやくトラウマから解き放たれ、クロアがこれまで出会ってきたルカ達を承認していくイベントはBGMの子守唄もあってホロリとさせてくれる。

ある意味リアルな負の感情を見せる上、物語を通じて成長していくキャラなのにルートを通らないとその成長がなかなか見えないこともあって、
好き嫌いが激しく分かれるキャラである。


▼アルトネリコ3


●あかねちゃんはれーう゛ぁている!せっきんせんにもちこめ!【アカネちゃんはRT!接近戦に持ち込め!】
アルトネリコスレのテンプレの一つ
「Q.アカネちゃんが強すぎて勝てません。どうすれば?」という質問に対する回答
アカネちゃんとはアルトネリコ3の登場人物の一人で、主人公たちと敵対する国家・クラスタニアの将軍
ストーリ上彼女と戦う事はないが、終盤のサブイベントにて模擬戦と称して戦う事ができ、
勝利する度にパーティキャラそれぞれの最強武器がもらえ、エクストラの特典画像が解放される

項目名の通り彼女はレーヴァテイルであるため、戦闘では強力な詩魔法を行使してくると思いきや、
なぜか接近戦を仕掛けてくる。しかも通常攻撃の威力が高い上に範囲が広く、彼女に群がっていたら
いつの間にか前衛が全滅していたという事態も珍しくない

アルトネリコ3の戦闘は後衛一人と前衛三人に別れ、前衛が全滅すると強制的にゲームオーバーという形態を取っている
(アカネは事前に組み手だの模擬戦だの手合わせだのと言っているが、負ければ普通にゲームオーバーである)
戦闘リトライ機能なんてものはなく、セーブ時点からやり直しとなるため、セーブを怠ったプレイヤー達の多くが涙を流すこととなり、
テンプレネタとされるほどになった

☆関連語☆
レーヴァテイル


●うんめいのたたかい【運命の戦い(アルトネリコ3)】
項目名は「強くてニューゲーム」を行う際に選択できるチェックポイント名から。

作品中盤の山場に存在する時間制限付き戦闘。
シュチュエーションとしては、
色々あって余命僅かなヒロイン二人の延命処理が行える「塔」の管理人を目覚めさせる為、
パーティ一行は管理端末から塔のシステム再起動処理を実行する。
残り僅かでその処理が完了する、というタイミングで現れるガーディアン、
塔の再起動直後は塔の機能が使用できない(=強大な詩魔法を使えない)為、ガーディアンに勝つ事は実質不可能になってしまう。
果たして刻々と迫るタイムリミットまでにガーディアンを撃破し、ヒロイン達を救う事が出来るのか!! という物。

ゲストヒロインの謳う再起動処理を行うヒュムノスの流れる中、運命を打ち破る為に難敵と戦う、という熱いシュチュエーションなのだが、
細かい要素が色々重なって、プレイヤーを苦戦させる事となった。
・今作は中盤まで殆どボス戦が存在しない為、いざこういったガチのボス戦が始まると戸惑うプレイヤーがそれなりにいた。
・ボスのHPがやたらと多い(近辺の雑魚がだいたいHP10000、3枚脱いで、それなりに魔法ゲージを溜めたヒロインの歌魔法が50000与えるか、という数値バランスの時期に60万)。
・明確なタイムカウンターが表示されない(実際のタイムリミットは6分程)。
・時間切れでも「一度引いて体勢を立て直すぞ」とゲームが進行する為、負け戦闘と勘違いするプレイヤーも多かった。
しかし残念ながらこれは負け戦闘では無く、時間切れでゲームが進んだ場合、待ち受けるのは暫し後のバッドエンド(一応ノーマルエンドもあるが)である。


●くそふれさま【クソフレ様】
アルトネリコ3に登場するキャラクター。
正式にはモジュールハーヴェスターシャVISTAエディションというコンピューターにインストールされた人格スキンである。
姉妹機としてXPエディションが存在し、XPはマスターフレーム、VISTAはサブフレームとも呼ばれる。
本来は惑星再生計画のために作られたのだが、計画は失敗。
その後、人類抹殺を狙う一族の手によって人格スキンが書き換えられ
「性格設定、大の人間嫌い。普段から人間への破壊衝動を溜め込んでいる。
そのフラストレーションはレーヴァテイルと人間を戦わせたり、人間を廃人にして楽しむ事等で解消する。
夢は人間の殲滅、およびレーヴァテイル帝国の建設。
ただしドブ浚い要員としての人間を多少生かしておき、馬車馬のようにこき使うという計画を立てている。」
という極悪な性格にされてしまった。
性格変更に伴って言葉も汚くなり、口を開けば罵倒や暴言が飛び出す。
そのあまりの口の悪さにヒロインの一人が「何?このクソフレーム」と呟いた事から、
プレイヤーから「クソフレ様」という通称で呼ばれることとなった。

その後、バックアップから復旧することで元の真面目な性格に戻されたのだが
訓練されたアルトネリコプレイヤーにとっては罵倒や暴言はむしろご褒美であり、
復旧前の口汚い性格のクソフレ様を崇拝し、罵られたい、踏まれたいなどと言い出す者が続出。
ガスト側もディレクターからクソフレ呼ばわり、
クソフレ様の罵倒メッセージが書かれたクッションを発売するなどノリノリである。
ちなみにこのクッションは即日完売、追加分も一瞬で売り切れた。
更には無料DLCとして人格修正パッチが配布されているが、
ツンデレ・ドロデレ・ドM・驚きの白さとまともな物が一つもなかったりする。
なんなんだこの会社とプレイヤー。


●そーまあんいんすとーる【ソーマアンインストール】
項目名はこのイベントで獲得できるトロフィーから。
アルトネリコ3におけるおそらく最大の問題のシーン
ヒロインの一人フィンネルは多重人格で別人格が三人居る。
そして、その別人格の一人であるソーマはインストールされているクリスタルによって
他の人格と違いフィンネルの意思を無視して表に出てくることが出来る。
色々とあってそのクリスタルは主人公によってアンインストールされるのだが・・・・・・
表示される一枚絵がどう考えても「これ絶対入ってるよね」状態です本当にありがとうございました。
一応インストールされたクリスタルを取り出す為に体(恐らく首筋)に手を突っ込んでるから
「入ってる」事に間違いはないんだが体勢がアウトすぎる。
なんでお前らそんな体位でシリアスな事してるわけ?そんなんだからCERO:Cにされるんだよ、いいぞもっとやれ。

因みにこのイベント、危険なシーンを一時的に別の画像に差し替える「オヤキタボタン」が使えないので、
他人に見られそうな環境でやらない事を推奨しておく。


●ぱーじ【パージ】
アルトネリコ3の戦闘システムの一つ。
ヒロインが戦闘中に服を脱ぐ事でパワーアップするという夢溢れるシステムである。
テンションを上げることで3段階に脱ぐことができ、最終的には下着一枚になる。
ヒロイン達は惑星の意思を宿しており、肌を晒すことで星の力をより多く取り込むことができる、
という理由があるので仕方が無い。

チュートリアルで「脱がせ上手は戦闘上手」と言われるように戦闘において必須になる要素であり、
着ぐるみを脱いで汗で濡れた下着姿になったり、
下着代わりに半透明のスクリーンで隠したりとバリエーションも豊富。
さらには音楽に合わせてタイミングよく脱ぐ事で脱衣シーンがムービーになるというオマケ付き。
脱衣ムービーはオプションでOFFにすることもできるので家族が通りかかっても安心。
(あくまでムービーがカットされるだけでキャラ自体は脱いでいるので注目されるとアウトだが)

ちなみに前衛の男性陣も超必殺技を使うと脱ぐ。
ヒロインと違って特に理由も無く脱ぐ。
男女平等である。


●みゅーと【ミュート】
アルトネリコ3に登場するキャラクター。
ヒロインの一人、咲を狙うクラスタニア所属の軍人であり、
同シリーズ2作目に登場したDr.ラウドネスの実の娘。
戦闘チュートリアルを初めとして作中で幾度も戦うことになる。
男にしか見えない程のマッチョで厳ついルックスに反した前向きで乙女な言動、
彼女の戦闘曲であるヒュムノス(詩魔法)『EXEC_CUTYPUMP/.』の中毒性の高さから人気は高い。
幼馴染のカテナとストーリー中で劇的な再会を果たした後は、
これでもかというほどのバカップルぶりを発揮する。

マッチョ体型なのはヒュムノスによる身体能力強化のせいであり、
本来の彼女はとても30とは思えない程のロリ体型なのだが、
カテナの好みがムキムキな女性であるためか殆どの時間を変身したままでいる。

また、戦闘難易度の非常に低いこのシリーズにおける3最初の罠。
チュートリアル戦闘開始前に難易度をハードに変更してしまい、
防御しても一撃で三分の一以上削られる驚異的な攻撃力に
開始数分で2回目のOPを見る羽目になったシリーズプレイヤーも少なくない。
初回はノーマル以下でのプレイをお勧めするが、攻撃を連続で当てようとせずに
一撃離脱に徹すれば時間はかかるが撃破可能。

☆関連語☆
レーヴァテイル



▼その他のガスト作品


●こだま【コダマ】
大正もののけ異聞録に登場するモノノケの一種。姿は切り株に腰掛けた袴を履いている少女。
通常の仲間、敵として出てくる他、いわゆる初心者の館に当たるモノノケ図書館におり、
ゲーム序盤はチュートリアルでの説明役としてたびたび登場する。

早ければ序盤が終わる頃には仲間に出来るが、防御力が前衛並みで魔法系能力値もトップクラス。
またノーコストで敵前列全体を眠らせる固有技を持ち、ステータス異常が重要なこのゲームでは非常に便利。

さらに特殊条件下発動技JMSの「天元陣」は発動条件がゆるく連発可能で、ノーコストで味方全体を回復する。
全体回復はこれのほかにはアイテムが1つ、技が2つしかないといえば、
このゲームにおける全体回復の貴重さが伝わるだろうか。
この技のおかげで、上位形にあたるカグヤ、ケロより便利、最高の回復役との呼び声も高い。
愛らしいモーションともあいまって手放せないプレイヤーも多く、さりげにググったときのヒット数も全モノノケ中トップである。

決してバランスブレイカーというわけではなく攻撃的なエースキャラクターでもない。
単なる中堅クラスの後衛なのだが、それにしては異常に印象に残るキャラクターであった。

☆関連語☆
【大正もののけ異聞録】【ジャストマッチスキル/J.M.S】


●じゃすとまっちすきる【ジャストマッチスキル/J.M.S】
ガストから発売された「大正もののけ異聞録」において、
戦闘中に条件を満たしていると使用可能になる技の総称。
条件は主に、

・場の属性
・敵もしくは味方のステータス異常
・魂(ロマサガのLPみたいなもの)の残量
の三種。

もちろん強力なスキルほど条件は厳しい。
多くプレイヤーはこれの重要性を、
「天元陣」(無消費全体回復)か
敵の全体攻撃連発によって、
思い知ることになる。


●すずね【鈴音】
大正もののけ異聞録の5人の主人公の一人。
65歳の猫又で、物語の舞台である永乃平地方のもののけ達の長。
だが見た目は10歳前後の少女で、一人称が「ワシ」語尾が「〜じゃ」の典型的なロリババア。
ワンピースの上に羽織った振袖を巨大な鈴のついた帯で留め、
さらに猫又なので当然ネコ耳ネコ尻尾、とかなり奇抜な外見。

作中世界の一番大きな町のど真ん中に住み、街中でも堂々と尻尾を出して歩いているが、
服装が輪をかけて変な事と、もののけ(妖怪)は街中には出ないというその世界の常識もあり、
「ただの変な格好をした子供」と見られている。

部屋はガラクタであふれかえり、カフェーでしばしば好物のアンミツを食べ、流行のファッションにも敏感、
と見事に人間の文化に浸りきっているが、もののけ達の長だけあって締める所は締める。
他の主人公を諭したり、離反した者達も再び受け入れる度量を見せる、
敵の首魁と因縁が深い等、なかなかにおいしい役どころ。
イロモノと見せて正統派の年配者ポジのキャラクターであり、性格、容姿も合わせて人気は高い。

しかしシナリオは一人だけ難易度「むずかしい」にランクされており、ハードルが高く感じられる。
これは、ステータス・技がパンチ力に欠け、
また初期のもののけ(仲間)の数も他の主人公より少ないためである。
だが、仲間もののけはすぐに増やせ、このゲームでは主人公よりも
もののけの戦闘力が重要なので、実は他のキャラに比べてそんなに差はない。
それどころか、一番施設の充実した街を拠点としているため他のキャラより戦略的な融通が利きやすく、
きついのは序盤数戦だけで、あとは何かと痒い所に手が届くキャラになっている。

スレや攻略サイトのFAQでは、
「鈴音でプレイしたいんだけど『むずかしい』ってどのくらい?」
「序盤で苦労するけど、後はむしろ楽だよ。」
というコメントがしばしば見受けられる。


●たいしょう-もののけ-いぶんろく【大正もののけ異聞録】
2003年に株式会社ガストからPS2で発売された、大正時代の信濃を舞台にした和風RPG。

持つ者に望む力を与えるという天降勾玉(あまふりのまがたま)を巡って
百鬼夜行の戦いに参加するというストーリー。
プレイヤーは五人の主人公のうち一人を選び、他の四人はライバルとして登場する。

ゲームの流れは七日区切りで、一〜六日目がアドベンチャーパート。七日目が天降勾玉を賭けての戦いになる。
アドベンチャーパートではアイテムを探したり、ザコと戦いパーティを強化する。またサブイベントが起こることもある。
七日目の百鬼夜行の戦いではライバルの一人、もしくは鬼火(ザコ)を選んで戦い、
ライバルに勝てば新たな勾玉を入手してストーリーが進む。

主人公も戦闘に参加するが、メインは仲間にしたもののけである。
もののけを仲間にする方法は、ザコを倒して仲間にするのと、アイテムから生み出す魂宿りの二通り。
また、条件を揃えればもののけを変生(いわゆる進化)することもできる。
レベル制ではなく独特の成長システムを採用しているが、
ステータスの数値よりもむしろスキルや属性、パーティメンバーの組み合わせが重みを持つ。

売れ行きはイマイチだったが、戦略重視の戦闘や自由度の高いパーティ編成など、一部で評価が高い。
良くも悪くも癖が強い作品といえる。


●びーだま【ビー玉(大正もののけ異聞録)】
大正もののけ異聞録のバランスブレイカーにして、ほぼ必須アイテム。
ビー玉自体には何の効果も無いが、 物々交換で精霊石(全体攻撃アイテム)と交換出来る。
そして精霊石は10円近くで売れるのである。
大量にビー玉をコピーし交換することで、数十円もする装備品も、楽に購入出来る。
なお、これを行わない場合のお金稼ぎは、
賽銭箱の前に時々落ちている古銭(1〜2円程で売れる)を拾い集めることになる。
注 ゲーム中のお金は銭の単位まである。 (1円=100銭)



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