て 
▼て
【ティアマット】
【TRPG】
【TRPG化】
【DEX】
【TO】
【DPG】
【定期更新ゲーム】
【定期船】
【帝国】
【帝国軍】
【ディスク】
【ディスペル】
【停電】
【定番】
【定番トラップ】
【ディレイアクション】
【ディレクターズカット版】
【低レベルクリア】
【低レベル進行】
【低レベル一人旅】
【デウス・エクス・マキナ的展開】
【データ採取】
【データ上は存在】
【データ復活】
【データを消す】
【デートイベント】
【テーマ】
【テーマソング】
【手紙】
【敵】
【敵か味方か】
【敵幹部の実力差】
【敵キャラの笑い】
【テキスト】
【敵専用装備】
【敵専用技】
【敵との恋愛】
【敵のレベルの上昇】
【敵味方識別】
【敵・味方全体攻撃】
【デス○○○】
【テストプレイヤー】
【デストラップ】
【デスペナルティ】
【デスルーラ】
【鉄シリーズ】
【鉄道】
【デッドエンド】
【鉄砲玉】
【徹夜】
【手抜きアブノーマルカップリング】
【デバッグモード】
【デフォルト登録キャラ】
【デフォルトネーム】
【デフォルトネームに戻せない】
【デフォルメ】
【デマ】
【デモ画面】
【デュラハン】
【デュランダル】
【手榴弾】
【テレビ】
【テレポート】
【天界】
【電気】
【天候】
【天使】
【転職】
【テンション】
【天性の才能】
【伝説】
【伝説の斧】
【伝説の剣】
【伝説の銃】
【伝説の武具】
【伝説の槍】
【伝説の弓矢】
【電池】
【電池切れ】
【テント】
【伝統】
【天然縛り】
【電波キャラ】
【電波系ヒロイン】
【テンポ】
【電話】



●てぃあまっと【ティアマット】
バビロニア神話で最も古い神の一柱で、半人半蛇の女神。ティアマト、ティアマトーとも表記される。
同神話の全ての神を生み出した母神で、海を司るなど強大な力を持っていたが、
後に自らの子供である若い神々と対立して退治される。
RPGではかなり強力なドラゴン系のモンスター、あるいはボス敵としてとしてよく登場する。
初代ファイナルファンタジーでは四体のカオス(四天王みたいなもの)の一人、
聖剣伝説LOMではドラゴンキラー編のラスボスである。

☆関連語☆
ドラゴン 神 ドラゴンキラー編


●てぃー-あーるぴーじー【TRPG】
Tabletalk(卓上会話) Role Playing Gameの略。
ドラゴンクエストの功績でRPGの名がCRPGを指すものとなったため、
混乱を避けるための日本製の造語。
この言葉が生まれる前は、単にRPG、または、非常に誤解を招く言い方だが、ボード版RPGなどと呼ばれていた。
しかし、各キャラクターや敵などの位置関係を把握する手段として、ボードとフィギュアを使用していたこともあるため、
間違いとはいえない。

☆関連語☆
CRPG Dungeons&Dragons RPG ドラゴンクエスト


●てぃー-あーるぴーじー-か【TRPG化】
コンピュータRPGの中には、TRPG化されたものもある。
真・女神転生やウィザードリィがそうだし、
スターオーシャン3も2003年10月にTRPGとして出るようだ。

追記:元はTRPGでCRPGとして出たものもある。
D&D、ソードワールド、モンスターメーカー、蓬莱学園、ラプラスの魔(ゴーストハンター)
ロードス島戦記、シャドウラン、ブルーフォレスト物語、T&T(企画倒れ)など


●でぃーいーえっくす【DEX】
Dexterity(器用さ)の略。デックスと読む人も多い。
→器用さ


●てぃーおー【TO】
1)タクティクスオウガの略称。

2)テイルズシリーズの略称
T・D・E・Sなどを後につけるのが一般的だが稀にTO単体で使うこともある。


●でぃーぴーじー【DPG】
ドーピングRPGの略。もしくはドーピングそのものを指す場合も。
レベルアップよりステータスアップの薬系で成長する方がはるかに強く、
ドーピングなしではクリアもおぼつかないようなゲームのこと。
一般的には、たとえばドラゴンクエスト3のような、普通にクリアできるものの裏技でドーピングし放題なもののことは言わない。
初出は不明だが、97年当時の「エイナスファンタジーストーリーズ」で使われていたため、
おそらくはそれ以前から使われていたのだろう。
言うまでもなくこんなバランスのゲームは糞の烙印を押されることとなる。
ただ、魔界塔士SaGaのように、元々アイテムによって成長する仕様のRPGも指すことがある。


●ていきこうしんげーむ【定期更新ゲーム】
ジャンル的にはPLAY by Mailの一種と言われているゲーム雑誌上で執り行われていた「読者参加型ゲーム」のWeb版。
歴史はネットゲームとしては意外と古く、10年前にまでさかのぼる。

キャラを作成>フォームにデータを入力>行動処理>結果アップロード
の流れでゲームが進行され、ゲーム的な処理間隔は週1〜週2程度が主流となっている。

ADSLの普及まではMMORPGも回線的な問題で敷居が高く、
回線にもスペックにも依存をしないこれらのゲームが猛威を振るっていた。
だが、ADSL普及以降はMMORPGの回線的なコストの敷居が低くなったため現在は衰退、
斜陽期に入っている。

なお、ネットゲーム板に存在するローカルAA「駄無」はこのジャンル発祥である。
追記:このゲームジャンルに関する用語はこのRPG大辞典では対象外となっている。

☆関連語☆
駄無 リアルマーシャル アクア=エリアス DarkKingdom FinalCrest

なおネトゲ板カテゴリの大まかな歴史と分布はこんな感じ: ttp://fong.fc2web.com/kisotishiki.htm


●ていきせん【定期船】
特定の区間を行き来している船。
RPGの世界では、出航が遅れたり、
航海中に魔物に襲われ難破したりと大抵何らかのトラブルに見舞われる。
また、出航できる状態でも主人公達の支度が整うまでずっと待ち続けてくれる我慢強い船長さんがいる。


●ていこく【帝国】
多くのRPGにおいて敵役にされる国家。
世界最高の能力を持った国であり、その力で世界征服を目指す。
皇帝を頂点とした独裁政治体制で民衆は苦しみながら生活している。
主人公達は帝国を倒そうとする組織に属する場合が多い。
また皇帝は部下に騙されており途中で皇帝は倒れ、その部下が取って代わるという展開が多い。

しかし必ずしも悪サイドとして描かれるわけではなく、中には正義の国家として主人公に協力したり、
そもそもの皇帝が主人公であるなどの理由で悪の敵に立ち向かっていく場合もある。
この場合は頼れる存在になるはずなのだが、実際は主人公自身が敵と戦闘を行っていくため、
あまり実感が湧かなかったりする。

☆前者の例☆
ガストラ帝国 (FF6)、ヴァンドール帝国 (聖剣伝説2) など

☆後者の例☆
バレンヌ帝国 (ロマサガ2)、マルクト帝国 (TOA)

☆関連語☆
帝国兵 皇帝

☆対義語☆
共和国 レジスタンス


●ていこく-ぐん【帝国軍】
RPGにおいて権威と独裁の国家の総称。
圧政によって、民を苦しめているイメージが強い。
これが出てくるRPGはこの帝国打倒が目的の場合が多い。

☆関連語☆
皇帝 帝国兵

☆対義語☆
共和国軍、反乱軍、レジスタンス、解放軍

☆よくあるシーン☆
ゆくぞ! ____から町を解放するんだ!


●でぃすく【ディスク】
1)円盤状の物体のこと。
ゲームでは記録媒体の一つを指す。
一昔前まではROMカセットが主流だったが、最近はこちらの方が顕著……というより、ほとんどコレである。
一枚だけのものもあれば、二枚組、三枚組、多い時には四枚組になることも。

2)RPGにおいて、中に重要な情報とかが入っている物体。
近未来のRPGだけでなく、中世風のRPGにも出てきたりする。
その場合は古代の遺産という設定が多い(気がする)が、たまにポッとコレだけ出てくることも。
どうやって記録しているのかは謎である。

☆関連語☆
DISC○に交換して下さい


●でぃすぺる【ディスペル】
主に聖職系クラスが覚える呪文、あるいはスキル。

ゲームによって効果がまちまちだったりするが、
大抵は以下3種のうちのどれかである。

・魔法効果を打ち消す
・アンデッドや悪魔を打ち払う
・ステータス異常解除


●ていでん【停電】
1)何者かの手によって、電気の配給をストップさせられた状態。
たまに電気室や配電室まで行って、電気の配給を行わせるスイッチを作動させなければならないイベントがあったりする。
すぐに電気がつく場合もあるが、その場合キーアイテムを盗まれていたりする。

2)全国のRPGプレイヤーを地獄へと突き落とす悪夢のトラップ。
おおむね台風などの自然災害的なものから、
部屋の消費電力過多によるブレーカーが落ちたという状況のどちらかによって引き起こされる。
プレイを開始して数分やセーブした直後なら被害は少ないが、
停電する前に、セーブせず数時間プレイしていた場合や、レアアイテム入手などの、
プレイヤーのメンタル的な部分に関わる場合は、プレイしていたソフトの封印もありえる。
最悪データ破損の可能性もあるので細心の注意が必要である。
こうならないためにも適度な休憩と、小まめにセーブすることを怠らないようにすべきである。

追記:なお、ソフト破壊(プレイヤーによる)の可能性もありえるので充分注意しよう。


●ていばん【定番】
一昔前は陳腐、しょうがないから選ぶ物のようなネガティブなイメージが強かったが、
近年の長引く不況により安定を求める人が増えたためか、
安定感・標準という意味で使われることが増えた。
王道パターン。

例:
パーティー編成に悩む貴方に送る言葉「定番は勇戦僧魔(ゆせそま)」
スキルに悩む貴方に送る言葉「魔法使いにはにはMP自動回復が定番」
装備に悩む貴方に送る言葉「女キャラには水着かメイド服だろ常識的に考えて」

物足りない人は更なるカスタマイズを望むが、結局は元の鞘に落ち着くことが多い。
高水準な場合は“大定番”とパワーアップした単語が用いられる。


●ていばんとらっぷ【定番トラップ】
「定番」と銘打ってはいるものの、あからさまに罠な場合があったりする。
昔の攻略本の定番には罠ジョブや罠装備が臆面も無く記載されてたり。
なぜかFFに多く、
1:定番パーティーの中にシーフがいる
3:古代の洞窟定番ジョブに風水師
4:磁力の洞窟定番装備に鉄製の物
などといった按配である。


●でぃれいあくしょん【ディレイアクション】
攻撃を通常よりも遅く発動させる作用。多くはターン終了直前に行動するものである。
サガシリーズの不動剣や、ドラクエで魔神の鎧を装備している状態の行動など
ファストトリックと同じく大抵の場合、通常の行動順序は無視される。

☆関連語☆
ファストトリック


●でぃれくたーずかっとばん【ディレクターズカット版】
オリジナル版に新要素を加味して再発売されるバージョンのこと。略称はDC。

元来は映画用語で、劇場公開版とは別に監督(ディレクター)が改めて編集(カット)
を行い作成した版を指す。単にオリジナルに未公開シーンを追加するだけに留まらず、
監督自身の意向に沿った改変が加えられる場合もあり、必ずしも「完全版」というわけではない。

ただし、ゲーム業界ではよーするに「完全版」と同義語である。
というわけで詳しくは【完全版】の項に譲る。


●てい-れべる-くりあ【低レベルクリア】
プレイヤーキャラのレベルをできる限り低く抑えてクリアを目指すこと。やりこみの一種。
サガシリーズのようなレベルの概念がないRPGでは低能力クリアなどとも呼ばれる。
当然のことながら、味方が弱いために終盤になるにつれ戦闘がきつくなる。
また、雑魚戦は全て逃げる、キャラを死亡させて経験値が入らないようにするなど、
レベルアップを阻むためのありとあらゆる工夫を凝らす必要がある。
そのため対象となるゲームに対する深い知識や時の運が求められ、
各種やりこみの中でも難易度の高い部類に入る。

☆関連語☆
レベル/LV やりこみ 全逃げ


●ていれべるしんこう【低レベル進行】
低レベル「クリア」とは違い、ある地点まで低レベルで物語を進めること。
レベルアップ時にボーナスの入るアクセサリを入手するなど、低レベルで進むことにより
後々メリットがある場合行われる。
準備が面倒だったりザコから逃げまくったりボス戦で勝てなかったり辛い旅になることが多いが
達成したあと一気にレベルを上げると爽快感がある。


レベルアップ時、能力値ボーナスを得られるアビリティがある(FF8)
能力値だけでなく、アビリティをセットするためのポイントが多く手に入る(FF9)
称号により能力値ボーナスを得られる+バグでさらに強化できる(TOD2)


●ていれべるひとりたび【低レベル一人旅】
割とポピュラーな縛りプレイの一つ。
読んで字のまんま、低レベルを維持しつつ一人旅を行うこと。
文字にすると短いが、低レベル進行(クリア)と一人旅の縛りを兼ねているため、
難易度は相当高い。(低レベルクリア、一人旅の詳細については各収録語を参照)
しかし、大抵のタイトルで低レベル一人旅クリアの達成報告が成されており、
RPGの奥深さというかプレイの幅広さを改めて感じさせられる。

なお、更にこのプレイが発展したものに「初期レベル一人旅クリア」というものがあり、
更に更に「タイムアタック」「何かを(使用)禁止にする」
「バグや裏技の類を禁止」「装備禁止」「攻撃禁止」等が追加で加えられることもある上、
更に更に更に「特定のボタン使用禁止」等の特殊な条件が付けられたり…と、止まる所を知らない。
余談ではあるが、ガチガチの縛りでクリア報告がある=ヌルゲーと言うわけでは決して無く、
その作品の愛され度やシステムの奥深さ故のものであることが多い。
また、プレイヤーの研究・試行錯誤の上に成り立っているという大前提も忘れずに。

☆関連語☆
縛りプレイ 低レベルクリア 一人旅


●でうす-えくす-まきな-てき-てんかい【デウス・エクス・マキナ的展開】
デウス・エクス・マキナとはラテン語で「機械仕掛けの神」という意味。
古くからフィクション作品の強引なエンディングとして散見される。

それまでの伏線や世界観、キャラたちの性格、因縁をときには全て白紙撤回し、
いきなり強大な力が働いて大混乱になった世界で、主人公たちが事態の収拾に奔走してストーリーが終わってしまう展開をさす。
「何かいろいろ大変になってしまったみたいだしとりあえずこのピンチを打破しよう」とばかりに、
いきなり出てきたポッと出のラスボスを倒すため敵キャラまで団結してしまう、
ヒロインが突然自己犠牲的な行動をとるなどプレイヤーを置いてきぼりにしてくれることうけあいである。

連載マンガの打ち切り最終回でもみられるような投げやりな終わり方なので、
感情移入してプレイした作品でこれをやられるとがっかりくるプレイヤーは多い。

小説や連載マンガなど個人単位で製作できる他のフィクション作品同様で、
シナリオ担当者が広げすぎた風呂敷を回収できなくなった場合と、
開発チームの足並みが何らかの理由で揃わなくなったからという二パターンの原因が考えられる。


●でーたさいしゅ【データ採取
1)主に敵側の人物が、主人公達に対して行うもの。稀に逆も然り。
だが、そのデータが役立つことは少なく、この行為は無駄に終わることが大半である。

2)攻略過程において、プレイヤーが行うもの。
モンスターのステータスや行動パターン、マッピング、出現モンスター分布など。
また、一歩、二歩踏み込んだところでは、
・クリア最短ルート探索
・成長率などのパラメーター関連のデータ
・わかりづらいイベントのフラグ関連
・何らかの確率(%)を算出する、または数値化するための地道な____
…など。
前者は誰でも可能、もしくは必要不可欠であるのに対し、
後者は何周もして極めたプレイヤーや、やることがなくなった暇な人しかできない根気がいる作業である。


●でーたじょうはそんざい【データ上は存在】
没になったアイテムやキャラなどの成れの果て。
主に解析により、これが明らかになる。
内部データに存在しているたげなので、普通にプレイしている分にはお目にかかることはない。
大概は容量の都合だったり、バグの原因のためや納期関係など、何らかの理由で封殺されるのだが、
何も問題が無いにも関わらずスタッフが(入手手段などを)プログラムし忘れたために、この状態に陥っている場合もある。
また、ポケモンのミュウはこの逆で、発売当初ストーリー上には存在するが、
内部データには存在しないとされていた。


●でーた-ふっかつ【データ復活】
ファミコン、スーファミ、ゲームボーイなどのカートリッジ式のハードでたまに聞かれる。
消えてしまったと思われたデータが、一度電源を切ってカートリッジを抜きなおし、
再度電源を入れてみると復活していた、という現象のこと。
プログラム上ではこのような復活現象は絶対にありえない。
ではなぜこのような現象が起きるのかというと、一度目にカートリッジを差し込んだときに接触が悪く、
正常に起動はするものの、セーブデータをうまく読み込むことができなかったためである。
データ消えたヽ(`Д´)ノウワァァン と嘆く前に、もう一度しっかり差し込んでみましょう。
もしかしたら復活するかもしれませんよ。

補足:ただし破損したデータを読み込んで不具合が起きるのを防ぐためか、
セーブデータを正常に読み取れなかった場合は強制的に初期化する仕様のソフトも少なくない。
セーブデータ自体は残っているにもかかわらず、接触不良が原因で闇に葬られたデータ達に合掌。
なお、現在主流であるメモリーカードにも接触不良は起こり得るので注意。
「データが破損しています。初期化しますか?」などと聞かれた場合は、
慌てずにキャンセルしてしっかりと差し直してみよう。


●でーた-を-けす【データを消す】
データを積み重ねて話を進めるRPGにおいてはなんとも感慨深い場面。
カートリッジ式の強制的なものから始まり、
メモリーカード式になった今なおプレイヤーの自主性に生きる一つのシステム。
前者ではDQ『ぼうけんのしょ〜がきえました』の台詞によって、
多数のプレイヤーを奈落の底に叩き落したRPGとしてあってはならない恐怖の現象。
後者はコンプリート要素を逃したマニアが今までの努力をなげうって、
再びフルコンプリートを目指す試練でマニアとしてはあってはならない現象。

☆関連語☆
ぼうけんのしょ


●でーと-いべんと【デートイベント】
恋愛イベントの一種。恋愛フラグを立てたキャラと一緒にデートをする。
まんまデートでなくても二人っきりになる状況が起きることはよくある。
このイベントが起きるのは最終決戦間近といったシナリオ上重要なタイミングや、
祭りやテーマパークといったデートの定番といえるシチュエーションであることが多い。
これ自体がエンディングへのフラグになっていることもしばしば。
なお、フラグの立て方によってはデート相手が男や性別不明になることもある。

☆デートイベントがあるRPG☆
FF7、SO2、TOS、ラジアータストーリーズ

☆関連語☆
恋愛 恋愛フラグ


●てーま【テーマ】
そのゲームの主張・主題。
命の尊さであったり、自然保護であったり、身分の差であったり、
単純なものから、重厚なものまで幅広い。

これがはっきりしていないと、
「何が言いたかったのか、よく分からなかった」
「言ってることとやってることが矛盾してる」
など、ユーザーから批判されることになる。
逆にテーマを全面に押し出しすぎても
「やたら説教臭い」
「テーマを主張したいんだろうけど、台詞が寒すぎ」
などとやはり批判されることに。
軽過ぎず重過ぎず・・・多くのユーザーの心を掴むのは大変だ。

☆関連語☆
テーマソング


●てーま-そんぐ【テーマソング】
または主題歌とも言う。
そのゲームの最初などにかかる音楽である。
初期は音楽だけであったが、
現在ではアニメのように歌となっている。(ゲームによってはアニメーションあり)
起源はテイルズオブファンタジアだと思うが、FF8が取り入れたことにより、
ゲームのテーマソングに歌を取り入れるのが一般化してきた。
今ではアーティストの知名度向上、CD売上促進の手段の一つといえる。

2)キャラクター個別のテーマソング。
サウンドトラックには「(キャラクター名)のテーマ」で載ることが多い。
旧スクウェア系の作品でよく目にする。
そのキャラクターに合わせた曲調にされることが多いが、
熱血キャラだからといってアップテンポな曲だったりすると、
折角そのキャラクターが絡むシリアスなシーンに曲調がそぐわないといった事態が起こる。
また、折角テーマソングがあってもそのキャラの初登場のシーンくらいでしか流れず、
ユーザーにテーマソングだと認識されないおそれもある。

追記:TOP以前からメガCDとかPCエンジンとかでも歌は存在した。

追記2:テーマソングの一般化はCD-ROM主流になったからという意見もある。


●てがみ【手紙】
1)お使いイベントの中の、まさにお使いに相応しいアイテム。
同盟を申し込む、主人公の助けになるよう頼む、現状の報告、その内容は様々である。
素性の知れない者に国家機密レベルの文書を預けるのはいかがなものかという場合も。
置き手紙の場合、冒険者のための助言であったり、遺言書である場合が多い。

2)ドラクエにおいて、渡すものではなく本人の前で読み上げるもの。

☆使用例☆
トルネコは「王の___」を読んだ!
トルネコ「親愛なるボンモール王よ
      ――(略)――
                エンドール王より」
しかし誰もいなかった!!

追記:誰でも読めることから言語だけでなく文字も世界共通だと思われる。


●てき【敵】
主人公達の行く手を阻み、倒すべき相手。
基本的には敵=悪であったが、
最近は何かしらの事情で敵になったり敵には敵なりの正義があったりして一概には悪とは言えなくなっている。
むしろ主人公側が悪に見えることがたまにある。


●てき-か-みかた-か【敵か味方か】
ある時は主人公を助け、ある時は主人公に戦いを挑んでくる、
まあ、その8割以上は味方である。

☆使用例☆
敵噛み固かった


●てきかんぶ-の-じつりょくさ【敵幹部の実力差】
最初の敵幹部を倒した時に、その同僚の口から放たれるセリフ。
「しょせん○○など我ら四天王の中では最も格下!」
と言い放つ事で、自身の強大さを主人公達にアピールする。
何故か多くの場合、パワータイプの敵が最も格下であるという認識が広まっているが、
強力な特技が一つで他はからきしだったり、策謀を巡らすだけの小物が最も格下だったりする事も多い。
むしろパワータイプは敵ながら清々しい好敵手となる事もある分、上のパターンよりマシなような・・・
実際のところ、幹部と連戦、誰からでも攻略可能等でない限り、
どうやって幹部になれたのかが謎なくらいに最も格下の幹部と他の幹部との能力差が激しかったりもする。
幹部同士で能力差が生まれるくらい、敵組織は人材不足だとでもいうのだろか・・・

使用例
サイアーク「グアアアア」
ゴクアーク「サイアークがやられたようだな…」
キョウアーク「ククク…奴は四天王の中でも最弱…」
レツアーク「人間ごときに負けるとは魔族の面汚しよ…」

ロマサガ2 クジンシー
ラグランジュポイント オレギ
弁慶外伝 呪魂
☆関連語☆
四天王


●てき-きゃら-の-わらい【敵キャラの笑い】
なんたら四天王とか個性がある宿敵キャラの高笑い。
参上した時とか主人公たちが罠に嵌ったときとかに発する。
だいたいこんな感じ↓

   【笑い方】                 【使い手の性質・備考】
「アハハハハハ」嘲笑系(女子供)   →ナルシスト・性格小悪魔・女傑・ガキ系
「ガハハハハハ」豪快笑い系      →古典的悪漢系
「ヒッヒッヒッヒッ」怪しい笑い系     →道化・卑劣・キチガイ系 ヒョとかヒャとかカ行とかも多用
「ウフフ・・・」女性の微笑系        →美女・ナルシスト・オカマ系 オホホとかも多用
「ククク・・・」盗み・含み笑い系      →参謀・冷静・純悪カリスマ系 ハーッハッハッハ!とかに連携
「ダーッハッハッハ」馬鹿笑い系    →勢い馬鹿・ギャグ担当系 ぬははとかきゃははとかも多用
「フハハハハハ」高笑い系        →純正魔王・覇王系
「ファファファ・・・」独特系         →愛すべき植物系
「ワハハハハハ」古典的大笑い系   →海馬コーポレーション社長系

☆関連語☆
ケフカ エクスデス


●てきすと【テキスト】

ほぼすべてのRPGに存在する、RPGの主要システムのひとつ。
古くはドラクエ、Wizerdryに見られるようなメッセージウインドウ、
最近のRPGのようなフキダシやテロップ等どのような形を取るにせよ、
ほぼ全てのRPGに存在する文字情報の事。*1

従来型のRPGでは、3,4行を表示可能なメッセージウインドウに表示し、
ユーザからの応答を受け取る事でメッセージを流す手法が取られていたが、
音声が入り、キャラクターの表情・アクションも豊富な現行のゲームでは、
フキダシにリアルタイムでせりふを表示し、ドラマ等で役者が
演技をしているかのようにシーン演出をするケースも増えてきている。

プレイヤーがゲームを進める上で最も多くの情報を提供するシステムであり、
それだけにテキスト表示のシステムの良否によって、プレイヤーへの
プレイアビリティを大きく左右しうるもの。
そのため、多くのゲームではテキスト表示に関するオプションが存在する。
昨今ではバックログを参照できるゲームも多い。

画面上の演出がどれほど優れていようと、RPGとしての面白さの一角に
優れたストーリーが挙げられる限り、表現技法としてのテキストは
進化し続けることであろう。

*1この項では、RPGのメッセージウインドウ他に表示される
 せりふ、ヘルプメッセージ、情景描写など、
 あらゆる文章を総じて指している。

☆関連語☆
メッセージウィンドウ


●てき-せんよう-そうび【敵専用装備】
敵のみが所持しており、こちらは入手する事が不可能な装備品のこと。
主にSRPGで登場し、まだこちらに使い手がいない種類の武器や重要キャラの専用装備として登場する。
前者は強くはないものがほとんどだが、後者は強力なものが多く、
中にはそれが最強ということがあるのでたちが悪い。
またサガシリーズでは、昔からモンスターに防具や武器を装備させて耐性などを決めているが、
それらは、敵の個性付けのためか特殊なものが多く(殴りに完全耐性・状態異常を完全無効化など)、
こちらには手に入らないものが数多く存在する。


●てき-せんよう-わざ【敵専用技】
味方が使用することができず、敵のみが使用する技。
個性付けのために名称や効果などが特殊なことが多い。
牙、角、触手、翼と言った人間にはない器官での攻撃や、
ラスボスやライバルキャラ専用の必殺技などがその一例。
ラーニングシステムがあるゲームの場合、敵専用技の一部を使うことができるが、
それを敵専用技といえるかどうかは疑わしい。

☆関連語☆
ラーニング ラーニングシステム


●てきとのれんあい【敵との恋愛】
敵対するもの同士が恋愛感情を抱くこと。
最初から敵対していて恋愛に発展していくバージョンや、
ラブラブだったのに敵対することになったのとかバージョンは様々。


●てき-の-れべる-の-じょうしょう【敵のレベルの上昇】
大部分のRPGにおいて、設定されている敵のレベルや種類はあらかじめ、
出現場所及びシナリオの進行具合によって固定・規定されているのが一般的である。
しかしサガシリーズやFF8のようにプレイヤー側の戦闘回数やパーティのレベルと連動して
敵の全体的な強さが順次上昇していくシステムも決して珍しくはない。
そのような場合はプレイヤー側がかなり強化されたしても敵との戦力差が開きにくく、
結果的に緊迫した戦闘を楽しめるという利点があるが、
その反面「いくら鍛えてもこちらが強くなった実感が湧かない」という意見も少なからず存在する。
なお一部の敵のみが上記のシステムの下にある場合、鍛えに鍛えた自慢のパーティが、
思わぬ苦戦を強いられプレイヤーが面食らうこともある。
またレベルを限界まで上げた結果、逆に攻略難易度が跳ね上がる場合もあるので注意が必要。

例)テイルズオブエターニアの隠しダンジョンのボス(ネレイド)

補足:似たようなケースとして、
プレーヤーサイドのキャラの強さは素の強さ+武器防具の強さで決定されるのに対して、
敵サイドの強さはレベル依存で上がり続けるために、
プレーヤー側は武器防具の強さが打ち止めになる
(たとえばLv100+武器50=150の強さ)にも関わらず、
敵はそれを遙かに越えて強くなる
(敵Lv100+武器相当の強さ100=200の強さ)
という現象もある。


●てきみかたしきべつ【敵味方識別】
ARPGやSRPGなどでよくある味方の攻撃は味方に当らない補正。
実際には大掛かりな範囲攻撃をやった時には味方は避難しなければ巻き込まれるが、
多くの作品では味方の攻撃を無視して敵がダメージを受けている効果範囲内に殴りにいける。
こんなことができるのなら人質を取られても人質だけ味方識別にして敵を焼き払うなんて無茶もできるはずである。
ゲームだからこその曖昧さであり、逆にゲームバランスやリアリティの追求によっては味方識別を行わない作品も当然ある。

☆関連語☆
敵・味方全体攻撃


●てき・みかたぜんたいこうげき【敵・味方全体攻撃】
文字通り敵と味方との区別なく戦場全体を攻撃する魔法や特技・アイテムを指す。
敵の近くにいる味方だけが巻き添えになるのではなく、
戦闘中のキャラクター全てを攻撃するため原則として逃げ場はない。(ただし回避されることはある)
凄まじい威力を持っていることが多く、下手に使うと即座に全滅しかねない危険な攻撃。
属性や特性を利用して無効化・吸収できるならば敵だけを一方的に攻撃できるが、
戦闘に参加するメンバー全員に完璧な対策を施すのは難しいことも多く、やや使いにくい。
一方で敵がこの手の攻撃を使ってくる場合、使った敵自身はその効果を無効化したり、
もしくはHPが尽きる直前の自爆攻撃として使用するケースが多く、
ダメージの高さと相まって非常にいやらしい攻撃手段となる。
なお、バリエーションとして敵・味方全員にプラス(orマイナス)の補助効果をもたらすものや、
敵に攻撃する一方で味方を回復する攻防一体の技も存在する。

例)
メルトン(FF6):敵・味方全体に魔法防御無視の炎属性攻撃。
バトルソング(サガフロンティア):敵・味方全体の攻撃力を上昇させる音波攻撃。
ニュークリアボム(SO2):味方全員のHPが1になり、一定確率で敵を消滅させるアイテム。
フェニックス召喚(FFなど):敵全体を炎属性で攻撃し、味方全体の戦闘不能を回復。

☆使用例☆
全滅の危機→最後の希望を託してランダム召喚「魔石のかけら」→ジハード召喚"天地崩壊"
→敵・味方全体攻撃であぼーん(FF6)

☆関連語☆
全体攻撃 自爆


●です○○○【デス○○○】
「いかにも強いですよ」的なネーミング。
敵はもちろん、武器・技名に用いられたりもする。
ダーク○○○、ギガ○○○なども同様である。
中盤〜終盤で多く見かけることになるであろう。
また、ラスボスの名称にもよく使われる。

例)デスピサロ(DQ4)、デスエバン(BOF2)、デストール(ソウルブレイダー)


●てすとぷれいやー【テストプレイヤー】
開発中、もしくはほぼ開発が終わったゲームを市場に出す前にプレイしてシステムの不備やゲームバランスなどを点検する人。
バグを探す目的もあることからデバッガーとも呼ばれる。
大概のテストプレイヤーはアルバイトなので、スタッフロールに名前が入ることはあまりない。
ストーリーや演出などに対して意見を言うことができるかどうかは定かではない。
多くのユーザーにとって難易度が苛烈もしくは簡単過ぎであったり、
メニューなど細かい操作周りがあまりにも不便であったりした時などに、
「本当にテストプレイして納得した奴がいるのか?」とその存在を疑われることになる。

追記:中には、ベルウィックサーガやFC版FF3、PS2版ヴァルケンのように、デバッガーが慣れたせいで腕が上がり、
なんとなくプレイが簡単になったのを上層部が勘違いして「難易度が低い」と判断して難易度を上げた結果、
伝説的難度となったゲームもある。


●ですとらっぷ【デストラップ】
トラップの一種。引っかかると即ゲームオーバーになるトラップのこと。即死トラップともいう。

フィールドやダンジョンに仕掛けられている罠の中でも特に凶悪な物。
引っ掛かればどんなに能力の高いキャラでも問答無用で戦うことなく即死し、
その大半においてパーティ全員が一瞬で死んでゲームオーバーとなる。
そのあまりの凶悪さ故に、理不尽だと叫んで叩きまくるプレイヤーや、
死ぬとわかっていながらわざと引っ掛かって唐突な全滅を楽しむマゾ的なプレイヤーは後を絶たない。
また、リスクの高さゆえ、事前に警告が出されていたり、セーブポイントが設けられていることが多い。

☆デストラップの例☆
FF3 底なし沼、8体の石像 ミンサガ アクアマリンの洞窟の石化ガス像 マザー3 究極キマイラ


●です-ぺなるてぃ【デスペナルティ】
death penalty
普通は死刑の意味だがRPGではあまり見ない。
ここでは死んだことを理由として与えられる不利益。
RPGにおいて死ぬことはペナルティに値する失策なのだ。

ひどい世界である。
ペナルティの内容はゲームによって様々。
王様に「情けない」といわれる。所持金の半分を失う。
最終セーブまで巻き戻りプレーヤーの費やした時間が無駄になる。
など。
ほとんどのゲームでは持っていたものを失うが、負債を背負うゲームもある。

追記:中には何のペナルティも負わないゲームや
死ぬことでストーリーが先にすすむゲームもある。


●でするーら【デスルーラ】
戦闘などで全滅してもゲームオーバーしないRPGにおいて、
わざと全滅することによって再開ポイントへと直行するテクニック。
由来はもちろんDQのルーラ。

わざわざ全滅までしてリターンするという性質上、
全滅のデメリットが小さい状況でないと有効ではない。
元々全滅のデメリットがないRPG、所持金を貯金できるRPGでは
ダンジョン脱出などでやったことのある人も多いのではないだろうか。

☆関連語☆
ルーラ


●てつ-しりーず【鉄シリーズ】
鉄でできた武具。基本的に序盤〜中盤で登場する。
やや重いため非力なキャラでは装備できないかわり、手に入れた時点では結構強め。
またFEでは安い値段のわりに軽い重量で、使用回数も多いため、最初から最後まで使われることが多い。


●てつどう【鉄道】
ファンタジー色の強いRPGでは、工事用のトロッコ程度のものならともかく、
都市と都市を繋げるような大規模なものはあまり登場しない。
しかし機械技術が発達した世界観を持つRPGや現代系RPGでは、
移動手段の一つとしてしばしば使われる。
とはいっても行ける都市や場所が限定されていることが多く、
イベントなどで必ず乗ることになる場合を除いてそれほど多用されることはない。

☆鉄道が登場するRPG☆
一部のFFシリーズ、WA2〜4、デビルサマナー葛葉ライドウ など

☆関連語☆
乗り物 移動手段


●でっどえんど【デッドエンド】
主人公が死んでしまう結末のこと。バッドエンドの一種。
戦闘による全滅、ゲームオーバーはこれに該当しない。
主人公は死んでしまうが、それがトゥルーEDの場合も例外。


●てっぽうだま【鉄砲玉】
1)銃の弾のこと。
弓に対する矢以上に戦闘中は弾数が無限であることが多い。

2)戦法の一つ。
適当に突っ込んで適当に戦うこと。
ボス相手に使うと高確率で負けるが、
一回は全滅することを覚悟で相手の出方を見るという使い方や、
いつかは偶然勝てることを期待して戦うという使い方がある。
相手の強さにもよるが、この戦法で勝てることは少ないので有効な手段とは言いがたい。
また、捨て駒を玉砕覚悟で敵に挑ませ、
後から来る主力メンバーのために1でも多くHPを削らせる戦法のこともいう。
こちらは活用できる作品、場面こそ少ないが、なかなか有効な戦法。

3)SRPGにおける戦法の一つ。
広範囲攻撃の対象を味方に設定し、
その味方を敵の中央に突っ込ませることで多くの敵を攻撃する戦法のこと。
行動を確定してから実際に行動に移るまで時間差がある作品でしか使えない。
ひ弱な魔術士などを前線に出すことなく敵を攻撃することができるほか、
移動力は低いが火力は高いユニットなどの攻撃にも活用できる。
上手く決まると気持ちいいが、失敗すると味方の中心で攻撃が暴発し、大惨事となる。

4)はした金と貧弱な装備を押し付けられて、魔王を倒して世界を救えとか言われる勇者。

☆関連語☆
銃 捨て駒 特攻


●てつや【徹夜】
作品にのめりこんでしまった者が、一睡もせずに朝までゲームをプレイすること。
特に発売直後に起こりやすい。
早解きを目指す者にとっては避けて通れぬ道。

☆使用例☆
最近、___してまでやりこみたいゲームが少なくなったなぁ…


●てぬきあぶのーまるかっぷりんぐ【手抜きアブノーマルカップリング】
アブノーマルなカップリングを求める者たちにとって、
ベストは、女性同士、男性同士でのそれを丁寧に描くゲームが発売されることである。
たとえばかつてのGBAソフトクラフトソード物語は、
女性主人公を選んだ時「のみ」女性キャラとのキスイベントがあるなど
そういう嗜好を持つ者にとっては正直たまらぬゲームであった。

ではベターとはなにか?それが_である。
かつて多くの主人公男女選択式のゲームにおいて、ゲーム内イベントを製作者が手を抜き作ることによりこれは生まれた。
簡単にいえばどちらの主人公を選んでも基本、展開が同じであるため
女主人公で女性を攻略し「愛してる」と言わせる、
男主人公で男性を攻略し「愛してる」と言わせるなどのプレイが結構な比率でできていたのだ。
規制が厳しくなったのか製作者が手を抜かなくなったのか、こうしたゲームは昨今どちらかというと減少傾向にある。


●でばっぐもーど【デバッグモード】
よく「デバック」と誤解されるが正しくは「デバッグ」。
製作者達がプログラムに含まれる間違いを発見し、修正する作業のこと。
そのため、あらゆる状況を実現させる為にフラグをいじったり、パーティーの状態を好きに操作したり、
とにかく色々なことができる。できないことはないといってもいい。

当然こんなものがプレイヤーの手に渡る製品版でも残っていたら大問題なので、
ゲームが完成した時点で大抵削除される。
…が、たまにプレイヤーが操作できなくなってるだけで、データそのものは残っていることがあり、
PARなどの改造ツールを使って操作できるようになることがある。
普通のゲーマーには関係のない話だがPARユーザーにとってこれができるかできないかでは大違い。

☆関連語☆
PAR 改造コード


●でふぉると-とうろく-きゃら【デフォルト登録キャラ】
キャラメイクの要素があるRPGにおいて、キャラメイクが苦手だったり、
面倒くさかったりする人がすぐにゲームを始められるように、
最初から登録されているキャラのこと。

大抵はパーティのバランスを考慮して、そのゲームにおいて無難な職業のキャラが取りそろえられており、
パーティの組み方に迷った時の参考にすることもできる。

もっとも、デフォルト登録キャラは自分でキャラメイクするよりもステータスが低かったり、
そもそもわざわざキャラメイクがあるRPGを買うような人間はそれを目当てに買っている場合が多く、
大抵は登録枠を増やすためにゲーム開始と同時に抹消される運命にある。

開発者の方でも最初から消されることを前提に作っているのか、
例えばウィザードリィでは登録キャラの名前は「せんし1、せんし2、とうぞく1、
そうりょ1・・・」などとなっている。恐るべき無味乾燥さ、ぞんざいさである。

そもそも「キャラの名前を考えるのが面倒」というのが
キャラメイクを敬遠する理由の一つになっていると考えられるが、
そうすると結局プレイヤーの方で名前を考えなければならないウィザードリィの無味乾燥さは本末転倒なのではなかろうか。

ドラゴンクエスト3ではここらへんも考慮されていて、始めからキャラにちゃんとした名前が与えられ、
文字通り「すぐに」冒険を始められるようになっているのだが……。

☆関連語☆
キャラメイク


●でふぉると-ねーむ【デフォルトネーム】
RPGには主人公キャラなどの名前を変えられるものが多いが、もともとそのキャラに付けられている名前のこと。
気に入らなければ自分好みの名前に変えてもいいが、CVで名前を呼ばれなくなったり、
あまりに好き勝手に変えると誰が誰だかわからなくなったりする諸刃の剣。
初プレイではおすすめできない。
(余談だが筆者はFF6のセリスをFF2のマリアに変えて、同名の人物が登場してわけわからなくなった)

ドラクエなどでは主人公のデフォルトネームさえ考えられておらず、プレイヤーは名前を考えなければならない。
そのため4コマなどの二次創作物ではデフォルトネームがない主人公を呼ぶとき、
「おまえ」だの「あなた」だのと回りくどい言い方をしなければならない。
時には「主人公」と呼ばれたり、「王子」とか「勇者」とか肩書き・職業をそのまま呼ばれたりする。


●でふぉるとねーむにもどせない【デフォルトネームに戻せない】
主人公や仲間の名前を変更できるゲームでは大抵名前を変更できる施設が存在し、
変な名前を付けてしまってもデフォルトネームに戻すことができるのだが、例外も存在する。
例としては初代ポケモンのファイヤーやクロノ・トリガーの魔王など。
前者は『ァ』が、後者は漢字が入力可能な文字の中にないため、変更してしまうと元に戻せないのである。
だから『ラ王』はやめろと言ったのに・・・


●でふぉるめ【デフォルメ】
対象を変形させて表現すること。通常頭身キャラの2頭身化などの意味で使われるが、
ゲーム内ではプレイする上で生じる様々な矛盾を解決するために端折られること。
RPGでは銀以外の武器でアンデッドや獣人間が倒せるのか、核爆発をくらっても被爆したり、
炭化しないのか、神が何故チェーンソ−で切り刻めるのかなど数知れない功績がある。
たまにその矛盾をゲーム内の設定で解決しているものもあるが、そのために別の点をデフォルメしなければならず、
まさにゲームはデフォルメで成り立っていると言っても過言ではない。
ちなみにその矛盾を解釈していこうと日々検討しているのが、
「ゲームの理不尽な点を強引に解釈するスレ」である。


●でま【デマ】
1)政治的効果を狙って意図的に流されるニセ情報。
RPG関連では主にゲーム内の悪い権力者によって流される。
これによって主人公やその仲間がが罪を着せられたりすることが多い。

2)根拠・確証のない噂話。主にクラスの友達によって流される。
内容は隠しアイテムの入手法など。
ほとんどが常識的に考えるとウソとわかるようなものであるが、
中には荒唐無稽すぎて逆に本当かと思えてしまうものや、
ウソとしか思えないのにやってみたら本当だったということもある。

☆関連語☆
指名手配 ファミマガ エクスカリバー2


●でも-がめん【デモ画面】
タイトル画面をしばらく放っておくと現れる画面。
昔はデモ画面自体ないか、ゲーム中で操作している画面が現れることが多かったが、
容量が増えたためか、最近ではアニメーションなどのムービー、イベントシーン、
登場キャラの紹介、神話・伝説などの紹介、主題歌付き、など、凝った作りのものが主流になっている。
そのため、これを見ればそのゲームの印象のおおよそがつかめる。

☆関連語☆
タイトル画面 ムービー ゲーム主題歌


●でゅらはん【デュラハン】
元はケルトの伝承に登場する、自分の首を小脇に抱えた亡霊騎士。
死を司るといわれ、どこに逃げても首なし馬に乗って標的を追い続ける。
RPGにおいてはアンデッド系モンスターの中でも強力な敵として設定されてることが多い。
ちなみに、サガフロンティアでは同名のモンスターが「デュラハンの盾」という防具を落とすが…
当然のごとくデュラハンの首だと思われる。怖いよ。

追記:その外見から、多数のゲームでアンデッド扱いされているが、
原典であるケルト伝承では死を告げこそすれ、死者の霊であるとの明確な描写はなく、
実は「妖精」に分類されるという事実は意外に知られていない。

☆関連語☆
アンデッド スケルトン


●でゅらんだる【デュランダル】
フランク王国の英雄ローランの愛剣。
最近のRPGによく登場し、最強ないしはそれに次ぐ高い攻撃力を持つ。
大抵は剣か大剣だが、戦艦の名前だったりもする。

☆登場作品☆
FF12、SH2、WA4、FE封印&烈火の剣、ゼノサーガなど


●てりゅうだん/しゅりゅうだん【手榴弾】
武器の一つで、主に手で投げて用いる小型の爆弾。
現実で使われるものの多くはピンを抜いて一定時間で爆発する。

RPGにおいては消費系範囲攻撃アイテムとして登場することが多い。
いわゆる銃などに代表される近代兵器の類ではあるものの
何故か舞台が中世でも手投げ爆弾的な武器として登場することは決して少なくない。
その場合、魔法が詰まってて属性が付いていたり特定の種族に対して有効だったりと
ファンタジー要素が含まれている事が多い。

勿論、現代や近未来が舞台のRPGでは登場することも多く
ピンを抜いて投げるだけというお手軽さから大人から子供まで
剣士から僧侶まで幅広い層に使われている。

ちなみに英語ではグレネード。
グレネードランチャーというのはこれをぶっ放す兵器のことだが
ミサイルを発射しているようにしか見えないことも多い。
種類によってはパイナップルの皮のような模様が表面に施されており
パイナップル爆弾と呼ばれることもある。
が、一応いっておくが 食 べ ら れ ま せ ん 。

余談であるがメタルマックス2ではとある港町の船上店の食料コーナーで
パイナップルとして手榴弾が売られている。(アイテム名はDDパイナップル)
まあその横で汚染された海でとれたピチピチの奇形魚(本人談)を売り込んでいる男もいるため
この世界では別にどうということはないのだろう。

☆登場する作品の例☆括弧内はゲーム中のアイテム名
メタルマックスシリーズ(てりゅうだん DDパイナップル)
サガシリーズ(手榴弾)
マザーシリーズ(ボム スーパーボム)
タクティクスオウガ 運命の輪(旋風弾を始めとした属性付き爆弾)
ウィザードリィ(オックおばさんの聖なる手榴弾)

☆関連語☆
爆弾 グループ攻撃


●てれび【テレビ】
1)我々が据え置き型ハードのRPGをプレイするのに不可欠なもの。
といってもよっぽどのことがない限りは一家に最低一台はあるためあまり心配しなくてもよい。
ただ、最近のハイクオリティグラフィックに対応していないテレビもあるので
ゲームのためにテレビを買うというのもそう無くは無い。
一番の問題はチャンネル戦争であるが。

2)舞台が現代以降の世界に登場する情報源。
ゲームによっては調べても「テレビだ!」としかメッセージが無かったりするが
テレビで流れるニュースで異常を知り行動を起こすなど
見ることが先へ進む条件になっているゲームもあるため油断ならない。
たまに主人公たちがインタビューに答え
それが後でテレビで放送されているということもある。

3)しばらくゲーム雑誌を見ていなかった人が
「え、○○の新作発売するんだ」と感じるCMを見ることのできるマシン。


●てれぽーと【テレポート】
瞬間移動。使われ方としては、
拠点間の移動(ドラクエのルーラ、幻想水滸伝のビッキーなど)
ダンジョンからの脱出(ドラクエのリレミト、FFのテレポなど)
戦闘からの離脱(LIVE A LIVEのアキラ、ポケモンのケーシィなど)
戦闘フィールド内の長距離移動(タクティクスオウガやラングリッサーの同名魔法など)
などがある。肝心な時に限ってかき消されたりするのはお約束。

☆使用例☆
○○の町に戻れ?このゲームって_____ないから徒歩かよ……


●てんかい【天界】
天国。RPGにおいては神や天使、ないしは有翼人のすむ世界として描かれることが多い。
登場時期は作品によって異なり、だいたい以下のように分類されるだろう。

序盤:魔の復活に危惧を抱いた神は、魔を倒す力を持つ者(主人公とは限らない)を作り出し、地上に転生させる。(サバッシュ2)

中盤:主人公たちは冒険の中、天の果てまで続く巨大な建物、もしくは空を飛ぶ何かを発見する。
その果てに見つけた世界で、天界の者から魔の脅威を知らされる。(ドラゴンクエスト4〜導かれし者たち)

後半1:圧倒的な力の魔の前に世界は崩壊の危機に陥る。
主人公は魔を倒す力を求めて天界に向かい、そこで天界の王から魔を倒す力を持つ何かを与えられる。(グローランサー)

後半2:実は全ての事件の元凶は天上に住む者たちだった。
全ての破滅をもくろむ神との決戦のため、主人公たちは天界へと向かう…(テイルズオブデスティニー2)

クリア後:ボーナスダンジョン。やたらと敵が強い。(ドラゴンクエスト7〜エデンの戦士たち)

いわゆる仏教的涅槃ではなく、西洋的な天国として描かれることが多い。
これはRPGの大半が西洋系ファンタジー世界として描かれていることが原因ともいえよう。

※聞いたところによると、実は巨大宇宙船こそが天界だったとかいう作品もあるというが、
寡聞にしてその作品名を知らないため省略した。


●でんき【電気】
RPGでは雷や放電として敵にダメージを与える技以外にはほとんど使われない。
たまに出てくる電気製品もだいたい重くて扱いづらくすぐ壊れる運命にある。
おそらく現実に広く使われてるエネルギーなので、非日常の世界を描くRPGで出てくると、
一気に現実に戻されて萎えるためであろうと思われる。


●てんこう【天候】
天気の状態。雨の日や晴れの日、嵐の日など、その種類は数え切れないほどある。
RPG世界においては、何か異変が起こりつつあるときや、
魔法・秘儀・奥義が使われたときなどに劇的に変化したりする。
また、イベントなどにおける雰囲気の演出には欠かせないものでもある。
その他ゲーム的要素としてSRPGなどでは戦況を左右する要素でもある。
雨の時には雷や水の魔法が強くなったり砂嵐では弓矢の命中率が落ちたり
豪雪の時のみ現れるモンスターがいたりする。


●てんし【天使】
神に仕えるもの。頭にわっかを付けていて、背中には白い翼を持ち、
白衣をまとった女性、あるいは中性的な容姿の男性であることが多い。

RPGにおける主な役割は主人公たちの案内役だったり敵だったりというところか。
たまに主人公そのものということもある。
いずれにせよ力の強い存在であり、立場によって頼りになったり脅威になったりする。

神聖で慈悲深く、悪を裁くイメージが強いが、
RPGでは独善的道徳感を持ち、一方的に悪魔を敵視し迫害するような天使も多い。
いわく、「天使は神に選ばれた神聖な存在。それに逆らう悪魔が悪。」
「悪魔は邪悪。生きてても百害あって一利なし。」
「人間も弱い存在。自分達が管理してやる。」
ブラックマトリクス00、魔界戦記ディスガイアなどに登場する天使は上記の典型。
女神転生シリーズではこの思想に加えて手段もあまり選ばない。
特にデビルチルドレンの黒・赤・白の書においては完全な悪役である。

一方、最近の悪魔は戦を好むのにも悪魔なりの正義があったりして、
救いようのない悪として描かれることは減ってきている。
天使と悪魔のイメージが逆転する日も近い…かもしれない。


●てんしょく【転職】
職業を変えること。
この試みが初めて行われたのは、ウィザードリィで、
その後、ファミコン「ドラゴンクエスト3」によってその名が広まった。
DQでは戦士、武闘家、僧侶、魔法使い、商人、盗賊、遊び人などの中から自由に選択できる。
ダーマの神殿の司祭の一言で、よぼよぼのじいさんもピチピチギャルになれる(といいね)。
職業を変えることでその職業独特の新しい呪文や特技を覚えたり、ステータスが大きく変動する。
また、モンスターの職業になることも可能。
後の「ドラゴンクエスト6」、「7」では、いくつかの職業をマスターしたり、
特別な書物や心を司祭に袖の下として献上することで、新たな上級職業に就くこともできる。
(例:僧侶+魔法使い=賢者、はぐれの悟り⇒はぐれメタル、スライムのこころ⇒スライム)
ちなみに職業をマスターするには、経験値ではなく、戦闘を一定回数こなすことが必要で、
その回数は職業によって大きく変わる。
DQ3では転職しようとすると司祭に説教されるほど稀有な職業である勇者だが、
DQ6では特定の4つの上級職、DQ7では3つの上級職をマスターすることであなたも勇者に。
転職するとレベルが1に戻ってしまう場合もあるので、パーティ全員を一度に転職させてしまうと
あっという間に弱体化してしまうことを忘れてはいけない。

☆使用例☆
商人にも飽きたし盗賊にでも____するか。

☆関連語☆
職業


●てんしょん【テンション】
日常生活において上がったり、下がったりするもの。
もちろんRPGをプレイしている時も上がったり、下がったりする。

上がる例
・レアアイテムを手に入れた時。
・中々倒せなかったボスなどを撃破した時。
・嬉しい予想外の事が起きたとき。

下がる例
・仲間になったキャラが主人公よりレベルが高かった時。
・もうちょっとで倒せる敵を倒せなかった時。
・メタル系スライムが逃げた時。
・セーブデータが消えた時。
・数時間もやりこんだのに全滅し、しかもうっかりセーブをしてなくて、その数時間が水の泡になった時。


●てんせい-の-さいのう【天性の才能】
主人公が普通の日常から放り込まれた類である場合は、
『戦闘に関する天性の才能がある』と言う設定がしばしば登場する。
ちなみに、純粋な人間である場合は少なく、別種族の血統がハイブリッドされてたり、特殊能力が与えられていたりする。
また、血の滲むような修行をした相手にあっさり勝つ展開を、無理矢理納得させるのにも使われる。


●でんせつ【伝説】
これがない中世系、ファンタジー系RPGはないというほど頻繁に出てくる。
むしろありすぎて最近では「またよくある話か」と冷めて見られるほどである。
実際は事実であったり、無かったり、他愛もないオチだったり様々。
はたまた主人公自身が伝説になり次回作へ繋がるというパターンもある。

☆使用例☆
そなたに___の七英雄のお話をしてあげよう。

☆関連語☆
伝説の武具、伝説の勇者、精霊伝説、ロトetc・・・


●でんせつ-の-おの【伝説の斧】
伝説だろうと、所詮は脇役装備。
2番手は美形クールキャラに取られるので3番手以下の力持ちキャラ用。
もちろん見せ場は「天井支え」武器の出番じゃないが。

そもそも実在する伝説伝承にも、伝説の剣や槍に比べて有名どころが少ないため、
多くのRPGが存在する現在でもあまり馴染みのない武器。
(ハンマーを斧に含めてよいならいくらかあるが)。

そのため作品によっては、「原典では剣だが、作中では斧に改変されている」
場合も存在する。(例・・・FEのアルマーズ、オートクレール)


●でんせつ-の-けん【伝説の剣】
ファンタジー系RPGには必ずと言っていいほど頻繁に登場する。
岩に突き刺さっていたり。昔の英雄や勇者が使っていたという言い伝えがあったり。
湖の女神がくれたり。竜の尻尾から出てきたりする。
聖剣伝説、FF4、初期DQなどでは、物語のキーアイテムとして重要な役割を持つ。
有名どころで、エクスカリバー、ロトの剣や草薙の剣など。
伝説の槍や伝説の斧を主題にしたRPGは聞かない、なぜだろうか。

☆使用例☆
岩に刺さっている____ってさ、岩に刺さっているって伝説だけだろ?


●でんせつ-の-じゅう【伝説の銃】
多分無い。
銃が開発されたのは8世紀頃、歴史的に活躍するのは西暦が4桁になってから、
なので紀元前や文明の発達以前が主な舞台である伝説の時代にはそもそも影も形も無いのである。
だが希望を捨ててはいけない、未来になりSFの時代になれば何時かは銃はおろか、
光学剣が騎士の象徴する武器だったり、
被爆して巨大化して手から怪光線をだす光の巨人。
左腕に精神銃を仕込んだ海賊が出てきたり、
文明を壊したりするロボットが伝説として語り継がれてるかもしれない。


●でんせつ-の-ぶぐ【伝説の武具】
中世ヨーロッパをモチーフとしたファンタジー系RPGによく登場する非売品の装備類。
大抵はワンセットである事が多いが、剣や盾、鎧兜等が主で、特殊な効果が付与されている。
副装備品(アクセサリー類)は、何故かそのカテゴリーに分類されることは少ない。
勇者の遺品であったり、名工の遺作であったり、超自然的な力を秘めていたりと様々。
物語の終盤で「扱うのに相応しい技量があるか」等の、試練的なイベントを経て入手することが多い。
余談だが、レジェンドオブドラグーン(SCE PS)では普通に店で売られている上、在庫が無限である。


●でんせつ-の-やり【伝説の槍】
伝説だろうと、所詮は脇役装備。
敵だったけど美形ゆえに改心して死なずにすんだキャラに似合いそうだ。


●でんせつ-の-ゆみや【伝説の弓矢】
伝説だろうと、所詮は……と言い切れない所もある。
「○○の矢でしか貫けない」なんてボスの場合、主人公が持ち替えて使ったり、
美形エコエルフが使ったり。


●でんち【電池】
ソフトそのものに備え付けられた内臓電池のこと。
これによりロムカセット内部に進行状況を記録する。
アクションやシューティングならともかく、容量の多いRPGには必須だった。

よくドラクエはセーブデータが消えやすいと言われるが、
おそらく、消えている原因の大半は電池切れによるものではなかろうか。

☆関連語☆
冒険の書 おきのどくですがぼうけんのしょ○はきえてしまいました


●でんちぎれ【電池切れ】
1)バッテリーバックアップを採用しているハードのソフト(カセット)で起きる現象。
簡単に言えば「電池切れになるとセーブ出来なくなる」
「時計機能がある作品では、それが機能しなくなる」というものなのだが、
厳密には「電源を切った後、セーブデータ(時計の設定)が保持されない→
次に電源を入れた時に(時計)データ初期化」状態となる。

そのため、データ命なRPGというジャンル全体は勿論、
特に移植・リメイク・作品配信を行っていない「プレイ環境が上記ハードのみな作品」では死活問題となっている。
(電源を消さずにエンディングまでプレイという荒業も可能ではあるが…)

更に現在はメーカーによる電池交換サポートが終了していることも大きい。
そういったソフトでは電池が切れない(切れていない)ことを祈るばかり。
なお、プレイ中は電池を消費しないらしく、長く遊んだソフトほど電池切れが起こりにくい模様。

言い換えると、長い間プレイしないまま保管していると電池切れが早まるようである。
また、電池切れを解消させる方法も存在するが色々とイレギュラーなので、
ここでの説明はオミットさせて頂く。

2)携帯ゲーム機において、電池が切れてプレイできないさま。
もしくは電池からの電源供給が絶たれた瞬間のさま。
最近では、これになる前に警告してくれるソフトも多い。
小さい頃これが起こって、家のTVリモコンで使ってる電池を拝借した経験のある人もいるんじゃなかろうか。

☆関連語☆
電池 バッテリーバックアップ


●てんと【テント】
キャンプなどで使用する簡易宿泊用具。
天幕とも呼び、戦争時の宿営地などに設置してあったり遊牧民の家屋としてよく見かける。
本来、世界各地へと足を運ぶRPGの主人公達には必須のはずだが
持ち歩いてるのをなかなか見かけることはない。

FFなどでアイテムとして登場する場合は大概消耗品扱いとなっており、
そのまま放置するのか、一度展開すると畳めないのかは定かではない。
どちらにせよ、非常に環境に優しくないと思うのだがどうか?

☆関連語☆
野宿


●でんとう【伝統】
複数の作品が出ているシリーズ特有のお約束やパターンを指す。
ゲームの世界観や雰囲気、魔法や武器の名称、システムやシナリオの特徴、
キャラの設定、ボーカル曲の担当歌手、製作スタッフの顔ぶれなど種類は様々である。

例) OP歌手は麻生かほ里(WA)
シドは飛空挺に関わる(FF)
インディグネイションの詠唱(テイルズ)

これが変わると古参のファンからは文句が出る。実際に変更したWAやテイルズでは不評の声が上がった。
しかしあえて伝統を打ち破ることによって、
新たなファン層の確立や売り上げの向上を見込めることも事実である。
成功するかは別として。


●てんねん-しばり【天然縛り】
本人は縛りプレイをする気はないが、システムや操作法を十分に理解していないために、
便利なシステムを利用せずにプレイすること。
天然縛りしてしまう原因は、説明書を読んでいない、そもそも説明書に書いていない、
ゲーム内での説明が不十分、などなど。

☆関連語☆
縛りプレイ 説明書


●でんぱ-きゃら【電波キャラ】
電波とも略される。

1)味方サイドの登場人物で、言動が矛盾していたり、一人善がりな発言をする者のこと。
例えば「主人公が力強い説得をする感動シーン」であるのに、
説得の根拠が(゚Д゚)ハァ?であったり、開発側が行為そのものを重視するあまり
中身が空洞化してしまう時に、そのキャラは不幸にも「電波」というレッテルを貼られるのである。
こうしたキャラは概して感情移入されるどころか逆に嫌われる傾向が非常に強く、
またアンチの恰好のエサとなる。

例:TOD2 カイル
作中で作戦司令官が立場を重視して彼女を助けにいかないと判断した時に
「あんたは英雄なんかじゃない!ただの腰抜けだ!」と罵倒するも
自分が全く同じ状況に立たされたときには「英雄なんて辞めてやる!」と逆ギレ。

2)敵キャラで、狂気に近い言動をする者。
まさに悪人、狂人と言った感じが強くイロモノにも分類される。
こちらは主人公サイドとは対照的に本格的に狂っている場合が多く、
その狂いっぷりに恐怖するどころか逆に惚れるプレイヤーは多い。

また同じ電波キャラでも、
「元から電波キャラ」と「何らかの過程を踏まえて電波になった」の2タイプがある。
前者の場合電波っぷりが意思疎通の出来ない、倒すべき敵としての印象を与えるが、
後者だった場合、逆にプレイヤーの同情を誘う場合がある。

前者の例:ペルソナ2罰 須藤竜也
バイキンマンの声で「電波だよ電波電波電波電波電波電波電波電波
電波電波電波電波電波電波電波電波電波電波電波電波電波電波ァ!」と絶叫。

後者の例:ゼノサーガ アルベド
過去、発狂するような出来事により電波化。
自分の首を幼女の前で切り落とし爆笑(不死身)、幼女の腕をボキっとヘシ折り爆笑、
幼女の中に自分の腕挿入など。


●でんぱ-けい-ひろいん【電波系ヒロイン】
言動その他が著しく電波をはらんでいるヒロインのこと。
FF8のリノアやTOD2のリアラあたりが有名か。
一般にRPGのヒロインはストーリーの根幹を握ることが多く、必然的にプレイヤーと長く付き合うことにななるため、
プレイヤーにはなるべく好感をもって受け入れられることが望ましい。
それゆえ当のヒロインが電波だったりすると下手な駄キャラより萎え度が増加し、
最悪の場合、もう2度とそのシリーズに手を出されなくなる恐れもある。要注意。
ちなみに前者(リノア)が素で電波な例で、
後者(リアラ)が主人公に感化され電波になった例。

☆関連語☆
電波系主人公



●てんぽ【テンポ】
RPG的に平たく言えば、主にストーリー進行・ダンジョン探索・戦闘などにおけるスムーズさのこと。
最近では割と重視され、RPGのタイプによっては最重視されることもある。
取り敢えずテンポは良いに越したことは無く、これが良ければ作品の評価ポイントとなりうるのだが、
悪い場合は一転してストレスが溜まる原因となりうる。
「テンポさえ良ければ…」と言われている作品も存在するため、
RPGをプレイする上での大事なポイントであることは間違いないだろう。

また、プレイヤーによってテンポの良し悪しの感じ方には差があるのだが、
よく「テンポが悪い」と指摘されている作品でありがちなのが

・動作がもっさりしている
・一戦闘に掛かる所要時間が長い
・操作性が悪い
・エンカウント率がやたらと高い
・ことあるごとにロード
・戦闘前のロードが長い
・メッセージ速度変更不可、しかも元々の速度が遅い
・ルーラ的魔法や飛行船などが無く、遠くの町へ戻る際の手段が徒歩のみ
…等々
と言った特徴である。

余談ではあるが、人前で「テンポ」と言うときは発音とイントネーションに、くれぐれも気を付けて欲しい。

☆関連語☆
ユーザーインターフェース 操作性


●でんわ【電話】
1)舞台が現代物のRPGでは割とメジャーな装置。アイテムの場合もある。
電話の使える主なRPGは、
セーブやママのカウンセリング?にピザの注文、運送屋の呼び出し、
果てはパパから休憩を勧めてもらえるMOTHERシリーズ、
ヒントがもらえるシャドウハーツ、仲間を呼び出せるPHSがあるFF7など多岐にわたる。

2)ポーズがきかないイベントや戦闘の天敵。
どうでもいい電話であることを祈って出ないか、それとも覚悟を決めて出るか非常に迷うもの。

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