桃太郎伝説
▼桃太郎伝説シリーズ
▼桃太郎伝説シリーズ
【あしゅら】
【新しい村】
【アホ】
【馬鬼】
【怨みの洞窟】
【大江山(桃太郎伝説)】
【お天鬼姉さん】
【女湯】
【カルラ】
【黄粉坊】
【きんぎんパールプレゼントのオニ】
【黒河童】
【三千世界】
【地蔵菩薩さま】
【酒呑童子】
【新桃太郎伝説】
【じゅむへんく】
【大黒様】
【ダイダ王子】
【だだだだだだだだ ぢぢぢぢぢぢぢぢ づづづづづづづづ でででででででで どどどどどどどど どどーん!!】
【虎信】
【伐折羅王】
【びろーん】
【ふ】
【風神の谷】
【風神&雷神】
【ましら】
【桃太郎伝説】
【桃太郎伝説2】
【夜叉姫】
【雪だるま/ユキだるま】
▼桃太郎伝説シリーズ
●あしゅら【あしゅら】
桃太郎伝説2及び新桃太郎伝説に登場するキャラクターで、
風神・雷神と並びえんま王の懐刀と称される男。
常に薔薇をくわえている美形のナルシストだが、本質は筋金入りの武人で
中ボスとして登場したのを倒すと後に仲間になってくれる。
味方全体の体力を1〜100回復させる「まほろば」、数ターン自分以外の全てを行動不能にする
「かげぬい」など、使用する術は癖の強いものが多いが、使いこなせば非常に強力。
ただ、ほとんどの防具を装備できないため、防御力が低いのが難点。
と言うか、それ――つまりは彼の服装が一番の問題なのだ。
いや、服装という言い方は適切ではないかもしれない。
全 裸 である。
辛うじて羽衣のようなモノで大事な部分は隠しているが、それはあくまで
ゲーム上のグラフィックの都合であり、実際は丸出しだと思われる。
本人はかなり真面目な性格で、作中でも特に弄られる事はないのだが、
こんな裸同然どころか完全無欠の素っ裸で町やフィールドを闊歩する姿を想像すると
シュールな事この上ない。
彼を見ていると、露出度がどうしたこうした、パンツが見えただの見えてないだので
一喜一憂するのが馬鹿馬鹿しくなってくる……かもしれない。
なお、PSリメイク版桃伝では、全裸がソニーチェックにひっかかることを恐れてか
「バラ柄の毛皮を着て六本腕」という、かえって異様な姿になっていたが
不評だったのか、GBカラー版の「桃伝1→2」では腰巻きを着けていること以外は従来どおりに戻った。
●あたらしい-むら【新しい村】
「新・桃太郎伝説」の中盤あたりに行くことになる村。
この村では今までいがみ合ってきた人間と鬼が力を合わせ、一つの村を作ろうという素晴しい試みがされていたのだが、
「カルラ」に占領されてしまう。
↓
カルラに助けてほしかったら夢の村にある美しい石を持って来い。オマエが逃げないように夜叉姫を人質として置いていけ。
もし石が見つけられなければ村に火をつけると言われる。
↓
夢の村の住人に訊いても、そんな石は知らないと言われる。
↓
カルラに見つからないことを報告すると、そんな石はもとから存在しない(要するにカルラの嘘だった)と言われる。
でも見つけられなかったから約束通り村に火をつける。
↓
次の目的地を目指そうとする道の途中、カルラが赤い雨を降らせ、
新しい村を溶岩に沈める。
この時、村人達の悲痛な悲鳴を聞くことになる。
このことはバイオベースと並ぶグロい展開としてプレイヤーの脳髄に刻み込まれている。
●あほ【アホ】
桃太郎伝説のフィールドに、平地と森グラフィックを不自然に並べて書いてある文字。
森森森森森
森
森森
森
森
森
森森森森森
森
森 森 森
森 森 森
別にイベントが起きるわけではなく、通りすぎるだけの場所なのだが、
忘れた頃、だだぢぢの術を覚える際に「ア」と「ホ」のちょうど真ん中に飛ばされる。
結果、画面にでかでかと「アホ」の文字が表示されることとなる。
せっかく物語が終盤に入ってシリアスになってきたのに・・・
●うまおに【馬鬼】
新桃太郎伝説の序盤に登場するザコ敵。
しかし、序盤で出てくる敵としては最悪クラスの敵として、プレイヤー間で認識されている。
序盤の敵であるにも関わらず結構な頻度で痛恨の一撃を放ってくる上に、
そのダメージが21〜25と大きく、一度に複数の馬鬼に痛恨の一撃を放たれると壊滅状態に陥る事もある。
(通常プレイでは、初めて馬鬼が出てくる場所に到達する時の桃太郎の体力は64くらい)。
仲間がいて、2人パーティの頃ならそう怖くも無いが、
問題は、少しばかり桃太郎が1人旅をしなくてはならないところで、馬鬼とエンカウントする事である。
このゲームは桃太郎が倒されるとセーブした場所からやりなおしになるため、
ダンジョンをクリアしてあと少しで村にたどりつけるところで馬鬼の痛恨の一撃にやられ、
かなりの精神的ダメージを負ったプレイヤーも結構いるのではないのだろうか。
☆関連語☆
新桃太郎伝説
●うらみ-の-どうくつ【怨みの洞窟】
SFCソフト「新桃太郎伝説」で中盤あたりで「微笑みの村」の近くの穴に入ると行ける洞窟。
ゲームクリアやイベントには全く関係なく、むしろ攻略することで得するどころか階段を下りるごとに人気度が下がる
(人気度が下がると特定の場所に入れなかったり、お店の人に「最近悪いことばっかりしてるでしょ!?」などと言われるなどのデメリットがある。)
という困ったイベント。
なぜ人気度が下がるかというと、この「怨みの洞窟」、出現する敵の名前を指定できるのだ。
攻略を始める前に入り口を塞いでいる人に教える1番〜3番目に嫌いな人の名前が敵の名に反映される。
2、3番目に嫌いな人は普通にエンカウントし、攻撃する際は必ず嫌味を言いながら攻撃してくる。
そして最深階には1番嫌いな人の名前の敵が出現する。
倒した後、石盤を調べると嫌な奴を倒したことを褒め称えるような文章を読むことができる。
スカッとした気分にさせてくれるかもしれないが、正直教育には非常によろしくない。
●おおえやま【大江山(桃太郎伝説)】
新桃太郎伝説の、序盤の締めくくりを飾るダンジョン。桃太郎、金太郎、浦島太郎の3人で攻略する。
8階建て(頂上には町がある)で、登りと下りの両方を踏破しなければならない。
下りは、ボスの一騎打ちx3の組み合わせをミスると厄介だが、それ以外は大したことはない。
問題は登り。これは単にダンジョンというよりは、謎解きパズルを解くような感じが強い。
神経衰弱、じゃんけん、正しい道選び、3種類石がある中で緑の石だけをひたすら倒していく、
謎解き(まいがい はいだあらい=右 左)、虹を作るように色石を並べていく。など。
特に後者3つは比較的難度が高く、小学生程度の知能だと分からずにお手上げするものも多かった。
ちなみに、大江山を越えてしばらく話が進むと今度はあしゅらの謎解きというこれまた難しい謎解きがある。
「よもつ国 たたえて咲くや 夢見草」「黄金さす みほとけまもる つばくらめ」の二つを持って来いというもの。
正解は、桜(花咲かの村にある)と黄金の像(天の仙人所持)。両方ともあしゅらのいた希望の都とは全く違う場所にある。
ヒントはあるが、確率で登場するため運に左右される。
しらみつぶし作戦も、黄金の像の場所がひえん(ルーラ)で来れない場所なため忘れがち。
当時ネットなどなかったため、これらの謎に阻まれ攻略不可能となった桃太郎は多い。
●おてんきねえさん【お天鬼姉さん】
新桃太郎伝説に登場する敵キャラ。
この作品、タクティカル・ウェザー・バトルというシステムがある。
簡単に説明すると野外で戦闘するとき色んな要素に天候が影響するというものだ。
____は、まず予報してから天候をランダムに変える。
外れた時はお詫びと共にこちらのキャラクター一人を回復してくれる。
これだけなら面白い敵キャラで済んだのだが、恐ろしいところはここから。
彼女、予報が当たったときに喜びの気持ちを攻撃としてこちらにぶつけてくる。
その攻撃とはこちらが半壊するほどの威力を持った全体攻撃である。
何なんだこの女
☆関連語☆
新桃太郎伝説 タクティカル・ウェザー・バトル
●おんな-ゆ【女湯】
ウンチ、オナラと並ぶ桃太郎シリーズ三大お約束の一つ。
男子禁制の秘密の世界、女湯をじっくり堪能できます。
突入方法は作品によって様々。
中には特殊操作を入れることで更にムフフな絵になることも・・・
って、PCEじゃ丸見えになっちゃうじゃないですか、社長!
流石はPCEですなあ! ウヒョヒョ!
しかしレーティング制が導入されてからというもの、
全年齢対象マークが貰えなくなってしまうからということで、
女湯のグラフィックは色気よりギャグ系にされてしまうのであった。
PS2以降の桃太郎電鉄シリーズは全部露出度大幅カットである。
CEROの罪、ここに極まれり。
●かるら【カルラ】
ハドソンのRPG「新桃太郎伝説」に登場した悪役キャラ。
見てくれはずる賢く、強い者にはへりくだる小物以外なんでもない奴…のはずだった。
主人公達に負けた鬼は殺すは、人間や人魚を皆殺しにするは、
敵の王の伐折羅王を情報操作して操るは、
ヒロインであるかぐや姫を殺して大陸を沈めるはと
凄まじいまでの外道っぷりを披露。
あげく最後は改心した伐折羅王を殺そうとしたところ
アジャセ王子(良心的な敵キャラ)が身代わりとなり重傷。
アジャセ王子に流れる月の血(凄いものだと理解すればいい)を飲み
異形の怪物になりラスボス化…というもの。
同時期に惜しくもFF6のケフカがいたため影が薄いが
新桃がいままでのシリーズと比べてシリアス傾向(桃伝は元々牧歌的なRPGだった)
に加え、独特の「ケーッケッケッケ!」という声なしなのに声が聞こえてきそうな笑い声と
「贅沢がしたいんだろ!女がほしいんだろ!人の上に立ちたいんだろ!」
「海に!山に!空に!…(長すぎるため省略)」
など強烈すぎる台詞回しから新桃をプレイしたファンたちの心に根強く残った悪役だった…
RPG悪役スレでは、その「倒す!!」と思わせるほどの外道ぶりで見事(?)殿堂入りを果たした。
なお、ラスボスとしてはごく普通の強さ。仲間とアイテムをそろえれば決して勝てない相手ではない。
追記:ある条件を満たすといける「神仙郷」や「七夕の村」では彼の昔話が聞ける。
その当時は青雲の志を持っていたのだが、
彼自身は戦下手だったため、出世の手段として手柄横取りや偽り、裏切りを日常的に行っていたらしい。
また、最終決戦直前にはその度を越した横暴ぶり故、誰も彼に従わなくなっていた。
開発日記いわく「悪いけど哀れな奴」。
☆関連語☆
虐殺 世界崩壊 新しい村
●きなこぼう【黄粉坊】
新桃太郎伝説に登場する敵キャラ。元は「百鬼夜行絵巻」に描かれた妖怪から。
全身黄色い粉まみれの面白い姿をしていて、観察していると時々粉をふるい落とす。
能力値は低めでまず攻撃してこない敵だが、倒すと改心した証として
「最後に攻撃したキャラの体力と技(MPみたいなもの)を全回復させる」という
とんでもないお礼をしてくれる。代わりに逃げ足が速いが。
それだけならまだしも、この敵は終盤のダンジョンになると大抵4匹セットで出てくるため、
運がよければパーティーメンバー全員が全快出来る。
しかし、最強クラスのザコがひしめく地獄の内部にこんな平和な奴がいると言うのは何とも脱力モノである。
もっともこれには裏事情があり、ゲーム本編の制作がかなりの過密スケジュールで
戦闘のバランス調整が追いつかず、代わりにこの敵を集団で出す事によって凌いだらしい。
またこの敵がこういう役どころを貰った理由は、監督のさくまあきらが黄な粉好きだったからのようである。
●きん-ぎん-ぱーる-ぷれぜんとのおに【きんぎんパールプレゼントのオニ】
桃太郎伝説1に登場した、ギャグの敵キャラ。
他のゲームでのキャラ名、アイテム名は7文字か8文字が最大であった時代に、
実に15文字もの字数を使っており、もちろんゲーム中最も長い名前の敵である。
コイツの出てくる前に「ぎんのオニ」「きんのオニ」「パールのオニ」という敵を、
小ボスとして登場させるという、なにやら手の込んだ伏線を張っている。
元ネタは某洗濯洗剤のコマーシャルから。
敵としてはそうそう印象に残るとは言い切れないのだが、
このあまりにも長すぎる名前のために、専用のプログラムを組まされたとか容量が増えたとか。
開発側にはエピソードが残る存在となった。
●くろがっぱ【黒河童】
桃太郎伝説シリーズに出てくる、名前の通り黒い河童。
しかし、こいつの最大の恐怖は『盗む』ことに関しては右に出るものがいないことにある。
なんと、一度盗むと、桃太郎達の所持金を一気に全額奪ったり、
全員が所持しているアイテムを全て盗むという、
並みの盗賊など足元にも及ばない盗みっぷりを見せ付けてくれる。
新桃太郎伝説では、
「でたぁ―――っ!黒河童の必殺の盗み!
盗むぞ、盗むぞ、シュッシュッ!!」
という文章と共に、お金やアイテムを寝こそぎ奪って、次のターンには逃げていく。
先制攻撃をされてなすすべなくお金を盗まれて逃げられると、マジでリセットしたくなる。
一応、腐っても河童なので、
キュウリがあれば盗みを防ぐことが可能。
しかし、新桃太郎伝説では一気に五体も出てきたりするので、
すぐにキュウリが底を尽きる。
ちなみに、新桃太郎伝説では黒河童の経験値は一体につき1000と高いので、
レベル上げのカモにされたりもする。
また、新桃太郎伝説では、キュウリを食べさせた状態で倒すと、
低確率で仲間になる。
☆関連語☆
盗み
●さんぜんせかい【三千世界】
新桃でリーダーより強い部下としてラスダンに登場。当初は全員レベルMAXでも勝てないほど強かったそうな。
似た例としてFF5の オメガ や 神竜 など
補足:元々は仏教用語。我々の住む世界が千個集まり小千世界をなし、
小千世界が千個集まり中千世界をなし、中千世界が千個集まり大千世界をなすと考えられている。
この小千世界・中千世界・大千世界を全てあわせたものを三千世界(要は三つの千世界という意味)といい全宇宙を表した言葉である。
某エセ海賊漫画の三刀流剣士が使う奥義の名でも有名。
また高杉晋作がなくなる前に「三千世界の烏と云々」と言う詩(都々逸)を残している。
●じぞうぼさつさま【地蔵菩薩さま】
SFC用RPG 「新・桃太郎伝説」において神主と同様に旅の記録を付けてくださるありがたいお方。
本来の表記はご自身がそうおっしゃっているので地蔵菩薩となっているが
お地蔵さまを呼び捨てにするなど不届き千万なのでここでは上のように地蔵菩薩さまと表記する。
本作では街中での記録は主に神社で付けるため機会自体は それほど多くないが
道中のダンジョンや道の途中など人の身では辛いところにおわすこと、
これまでの話を聞いていただきまた労いのお言葉をくださる間、流れる曲が
地蔵菩薩さまのものになること、桃太郎の段(レベル)に合わせて
お言葉が変更されることなどから旅の記録と聞くと
この新・桃太郎伝説では地蔵菩薩さまのご尊顔を思い出す者も多い。
●しゅてんどうじ【酒呑童子】
桃太郎伝説シリーズに登場する敵キャラクター。元ネタは大江山伝説に登場した同名の鬼から。
初代では終盤のザコ、2では序盤の中ボスで
「シュタタタタ」という口癖が面白いだけの特になんでもない存在だが、
新桃では中ボスながら待遇が大幅に向上した。
まず彼のいるダンジョンが桃伝2の「謎解き山」から「大江山」に名称変更、
次に大江山伝説のとおりに四天王を連れており、その次には鬼の世界で特に武勇に優れた
「三軍神」の一人という肩書きが加わり、さらに正々堂々の戦いを好む武人気質、
及び戦闘前に桃太郎たちの体力を全回復させるというサービス精神をも備えた。
が、実力的には中ボスどまり。
桃太郎との戦いの中で彼らの力に感服し、新しい時代を築くかもしれないと感じるのだが、
敗れたことで地獄に連行され、ろくな裁きもなく牢に繋がれてしまう。
その後の彼とは、新しい村イベントの途中通過するところで会える。
そして終盤罠にはめられて海底に閉じ込められた桃太郎たちを救うため、
命懸けで海底の岩盤に風穴を開け、「たとえ死すとも残された者たちの心に残ればよい」
と叫びそのまま最期を遂げる。友と認めた男のため己を省みずその道を切り開いた彼の死に様に、
その場の者がみな(イヌ、サル、キジも)慟哭した。
…しかし、あとでもう一度牢に行ってみると、プログラムミスか何かで
酒呑が何事もなく繋がれているという、間の抜けたオチがついてしまう。
これにはプレイヤーの方が「酒呑童子ーーー!!」と涙したことだろう。
ゲームを作る時は、こんなことにはならないように十分注意しましょう。
追記:戦う時はまず四天王と一対一の団体戦方式で戦い、それに勝ち越したら酒呑と
戦うことになるが、その四天王がそれぞれ「物理攻撃を倍返し」、「術吸収」、
「全装備強制解除」、「瞬間火力だけなら雷神にやや劣る程度」と個性的な強さを持っている。
かたや酒呑本人は特に何も小細工をしない上体力がやや低め。名前負けか。
☆関連語☆
自己犠牲 ○人衆
●しん-ももたろう-でんせつ【新桃太郎伝説】
1993年にハドソンから発売されたスーパーファミコン専用RPG。
かつてこらしめたえんま大王に代わって地上を征服しようとする「伐折羅王」
を打ち破るため、桃太郎とその仲間達が戦う。
前作(桃伝2)の「愛と勇気と友情」はそのままに、コミカルムードを一新した
作風となっており、戦いを何よりも重んじる鬼族とのドラマと、
その掟をかさに着て鬼たちを操る悪役「カルラ」の外道ぶりが繰り広げられ、
重要イベントなどで豊富に用意された仲間達のセリフがそれらを盛り上げる。
また、お供の犬、猿、キジにえさをやって特技を覚えさせたり、
シリーズ恒例のギャグキャラが仲間になったり、女湯が健在だったりと
遊び心もふんだんに存在する。
しかし、敵も味方も個性的過ぎて微妙になっている戦闘バランスと、
ハドソンの持病である操作性の悪さが大きな欠点となっている。
特にカーソルの動きやウインドウスクロールはかなり遅く、アイテムの受け渡しや
仲間の入れ替え処理も重い。一方レベルアップの「〜が1上がった」なんかは
DQよりスムーズに行くあたり、いびつであると言えよう。
ゲームそのもの、特にシナリオはシリーズ中最高と言われており、
リメイクを望む声は多い(さくまあきらも『完全版を作りたい』と言っていた)のだが、
未だにそのようなアナウンスはなされていない。
●じゅむへんく【じゅむへんく】
新桃太郎伝説に登場するザコ敵。
だが、その攻撃パターンが特殊な為、多くのプレイヤーに恐れられている。
この敵の攻撃パターンは「毎ターン、最も現HPが低いキャラに痛恨の一撃を喰らわせるもの」なのだ。
じゅむへんくの痛恨の一撃のダメージは味方の防御力に依存するタイプだが、
狙われやすいのはHPの低い浦島や夜叉姫になりがちな上、この2人は防御力が低い。
故に、適正レベル+その時点の最強装備で旅をしていても、この敵の痛恨の一撃を2発ももらえば倒されてしまうため、
じゅむへんくに浦島や夜叉姫を倒されたプレイヤーは多いのではなかろうか。
余談だが、じゅむへんくの逆パターンとして、
黒沙羅刹という、時折、最も現HPが高いキャラに痛恨の一撃を喰らわせる敵がいる。
☆関連語☆
新桃太郎伝説
●だいこくさま【大黒様】
新桃太郎伝説に登場するお助けキャラ。
通常の敵と同じようにエンカウントするが、その時
「ちょうどいいところでであったものぢゃ」と言いながら、
桃太郎達を無敵にするという前代未聞のお助け行動をしてくれる。
これ以降は無敵時間が切れるまで、誰と出会おうが問答無用で吹っ飛ばしてしまう。
しかも経験値も入る。
ついでに無敵時間はフィールドを歩くことでカウントされるので、無敵にしてもらってから
ひえんの術(ドラクエでいうルーラ)で強敵の出るエリアに移動し、
敵を呼べるアイテム、「鬼の笛」を使いまくるとあまりにも簡単に経験値が稼げてしまう。
これではゲームバランスも何もなくなってしまいそうなものだが、
加入の遅い風神・雷神や、まともに戦えない貧乏神なんかを育てるには
もってこいなので、一概に批判もできない。
また、普通に出会うと戦うことのできないお助けキャラやお邪魔キャラ(大黒様含む)
を倒すこともできてしまうので、倒した敵リストを埋めたい人の御用達でもある
(実際には、没になった敵のデータが残っているからコンプできないんだけど)。
しかし、自分の力で無敵にしたのにそのお陰で吹っ飛んでいく大黒様の姿を想像すると、
なんとなく笑える。
●だいだ-おうじ【ダイダ王子】
新桃太郎伝説に登場するキャラクター。伐折羅王の第1王子で、夜叉姫の兄に当たる。
武勇に優れ、オープニングのイベント戦闘では桃太郎の持つ全ての術を吸収し、
さらに装備品を全て弾き飛ばすなど、圧倒的な力を見せる。
その後も度々桃太郎達の前に姿を現す、いわゆるライバルキャラと言えるだろう。
ただ、物語終盤における最後の戦いでは、普通にパーティー4人で戦える上に
何故か通常攻撃しか使わない為、余程手を抜かない限り負ける要素は無い。
戦いに勝つと、彼は桃太郎たちの信じる友情に心打たれ、仲間に加わってくれる。
……が、その直後、カルラに背後から斬られて死亡。
『ダイダ王子が仲間に加わりました。』という音楽付きメッセージが流れた直後だったため、
画面の前で呆然とした人は数多い。
逆に、「ああ、やっぱりな……」と溜息を漏らした人も多いであろう。
……最初からずっと、カルラが後ろに控えてる時点で怪しいと思ってたんだ。
☆関連用語☆
伐折羅王 カルラ
●だだだだだだだだぢぢぢぢぢぢぢぢづづづづづづづづででででででででどどどどどどどどどどーん!!
【だだだだだだだだ ぢぢぢぢぢぢぢぢ づづづづづづづづ でででででででで どどどどどどどど どどーん!!】
桃太郎伝説で、最強の攻撃魔法「だだぢぢの術」を使うときの呪文詠唱の言葉。
とにかくすごそうな雰囲気は伝わる。
●とらのぶ【虎信】
新桃太郎伝説に登場する高級和菓子店、もしくはその店が売っている和菓子。
その業界では有名な老舗で茶会には欠かせないとされている。
ここまで書くとおつかいアイテムか何かに見えるが、実際は普通に買える消耗アイテムで、
その効果は技の数(MP)の最大値上昇、またステータス上昇系の中ではトップクラスに安いというふざけた代物である。
おまけにこのゲームには体力や技数の最大値が変わると全回復するという仕様があるため、
技数回復アイテムとしても使える。しかも他の全回復アイテムは買えるが条件が厳しい上に値が張るのに対し、
こちらはそれらよりよほど安く手に入ってしまうのである。
弱点はステータス上昇アイテム扱いのため戦闘中に使えないことと、ゲーム終盤は買えなくなることだが、
その点を差し引いても便利にも程がある品である。
もっとも、術が強力だが技数が極端に少ないキャラへの救済と割り切れば納得いかん事もない。
補足すると、他にも技の仙豆という最大値上昇アイテムがあって特定の店で買えるんだけど、
値段が虎信の6倍なのに効果は1/2。しかも個数限定。ひでぇ。
●ばさら-おう【伐折羅王】
「新桃太郎伝説」の大ボス。地獄を支配する鬼族の王で、パーティーメンバーの一人の夜叉姫の父親でもある。
桃伝2のラスボスであった地獄王の新桃版。
初代桃伝で桃太郎に敗れ変心したえんま大王に代わり、人間界に侵攻をかけたが、
自らは地獄の居城にあって動かず、部下のカルラが情報をねじ曲げているため、
各地で行っている彼の非道も地上の動向もほとんど知らない状態である。
そのくせ桃太郎のことは武人の風上にも置けない外道と教え込まれているため、
地獄へたどり着いた桃太郎に問答無用で襲い掛かる。
しかし彼と戦ううちに、その全てがカルラの出任せであることを悟り、
全てが終わった後は人と鬼の共存を目指すことを誓う。
実際に戦うと全体攻撃連発型の敵で回復手段さえあればさほどでもないが、
特筆すべき点は戦闘中の演出にある。
このゲームでは大ボスが喋ることが通例になっているが、
伐折羅戦では味方キャラも喋り、しかも伐折羅の残り体力に応じて次々と味方のセリフも変わる。
さらにパーティーに夜叉姫がいると、最初夜叉が行動できず伐折羅も夜叉だけは攻撃せず、
そののち「己が正しいと思うのなら戦って示せ」と伐折羅が彼女を諭すという
熱い展開まで繰り広げられる。
しかし、ここまでラストと思わせる展開を引っ張っておきながら、
最後の見せ場をカルラの変身によって奪われることになる。
また、実は二つ前に戦うボスの三千世界より体力が低かったりもする。
●びろーん【びろーん】
桃太郎伝説シリーズに登場する敵キャラクター。
登場率は外伝を除くとほぼ皆勤であり
物語の中盤から終盤辺りにかけて出現する。
日本の妖怪の一種のようだが伝承の資料が極端に少ないため
(「塗仏(ぬりぼとけ)」という妖怪が変身をする際に言った
「びろびろびろーん」という呪文が元という説もあるが)
ハッキリした生い立ちは不明。
初代では単なる敵キャラだったが、後のシリーズでは
同じく敵キャラでありながら後に仲間になったりするはらだしと種族が近いらしく
敵だけでなくNPCとして「びろーんの森」などの集落を作ったりしている
独自の言語を使うため会話をするにははらだしが通訳として連れて行く必要があるが。
戦闘スタイルとしては物理攻撃が全く効かないため術やアイテムで
ダメージを与える必要があり そして自分のしっぽをこちらの頬にぺたぺたと
擦り付けて怯ませるという行動をする
と、文章だけ見れば可愛いキャラのように思えるが
このびろーん、実際の外見は四肢の生えたコンニャク或いはナメクジのような
ヌメヌメぶよぶよの体(上記の物理無効はこの体で刀が滑る為)に、
ニタッとわらった大きな口から何故か赤い液体(血かどうかは定かではない)
を滴らせているというかなり不気味な風貌をしている。
グラフィックを共用しているが愛嬌のある顔のはらだしや
単なる強面のぬりかべ(初代のみ登場)と比べると人によってはトラウマもの
になるのではないかと思われる(実際筆者はFC版を未だに直視できない)
しかし初代FC版においてはそんな不気味な外見とは裏腹に
プレイヤーに愛される敵となっている。
というのも初代では初見の時点では経験値が同じエリアの他の敵に比べ
群を抜いて高く また、出現場所の近くで手に入る「しゃくねつのゆみ」
というアイテムで一撃で倒せてしまうのだ そして少し歩くと
びろーんしか出てこないエリアがある為、レベル上げに持って来いの
お得な敵キャラなのである 初代をプレイしたことがある人なら
おそらく誰もが真女神転生Vのイソラ焼きのように「びろーん焼きうめぇww」
と思ったことだろう。
●ふ【ふ】
ファミコン版桃太郎伝説の最強パスワード
またゲームスタート後少し経過すると桃太郎の年齢が0歳になるという特徴があり
8歳までしか入れない女湯に堂々と入るための手段として利用される
●ふうじん-の-たに【風神の谷】
新桃太郎伝説の中盤の山場であり、最凶の初心者殺しスポットと言える。。
そこには巨大な門があり、パーティーの平均体重が48キロでないと開かないという
仕掛けが施されている(人数は問わない)。
桃太郎(44キロ)は固定なのでの残るメンバーの体重の合計が一人なら52キロ、
二人なら100キロ、三人なら144キロになればいい。
キャラごとの設定体重はステータス画面で見る事が出来るが、
いちいちパーティーに加えなければ見られないので結構面倒ではある。
ただ、桃太郎、金太郎、浦島、夜叉姫、という基本メンバーでも開くため、
何も考えなくても通れなくもないが、門を開けた後の風神との戦闘で
お供も含めた全てのメンバーがどこかへバラバラに飛ばされてしまうのだ。
飛ばされた場所へ行かなければ、再び仲間にする事ができないのだが
キャラによってはまだ行った事のないエリアまで飛ばされてしまうので合流に時間がかかる。
とくに回復役として重要な浦島が、かなり遠いエリアまで飛ばされてしまうため
何も考えていない初心者ほど地獄を見る事になる。
この機会に色んなキャラを使って欲しい、というのが製作者の狙いなのだろうが……
はっきり言って一部を除いて使い物にならない奴らばかりのこのゲームで
それをやれ、と言うのは相当に酷な話である。
☆関連語☆
夜叉姫 あしゅら ましら カルラ
●ふうじんあんどらいじん【風神&雷神】
桃太郎伝説シリーズの登場人物。俵屋宗達「風神雷神図屏風」そのままの容姿で描かれる、
鬼の幹部。
初代では2人して桃太郎の最強防具「勇気の胴」を守っている。
2は最初敵でのちに味方NPC、新桃では仲間に加わる。外伝では最初から仲間。
特に新桃では風神単体の負けイベント、コンビで二回と計三回戦わされる上、
三回目の決戦ではゲーム中最強なのではないかと言われるほど激しい攻撃をしてくる。
そのパターンは風神が毎ターン体力を減らす竜巻を使い、雷神が強力な攻撃術を連発、
と実にシンプルかつ強烈なもので、酷い時にはパーティー全体が全快から壊滅状態に
わずか1ターンで追い込まれ、弱いキャラはこれだけで戦闘不能になるほど。
加えてこちら側の全体回復術やアイテムが貧弱で、単独では敵の攻撃に回復が追いつかない
という悪条件があるため大苦戦は免れない。全員が回復アイテムをもてるだけ持っておきたい。
この決戦の前に「新しい村」の悲劇があり、これとあわせてストーリー中盤の
大きな見せ場になっている。
…もっとも、実は一部のキャラが雷神の術攻勢を完全に封じられたり、
到達レベルでは覚えないような回復技をコマンド入力で使えるキャラがいたり、と
故意か偶然か、抜け道も用意されていたりする。
なお、彼らを下すと二人とも仲間に加わるのだが、風神は攻撃力があるが術が中途半端、
雷神は炎系と雷系の攻撃術を多く習得するが汎用武器の刀しか使えない、
と一長一短である。
●ましら【ましら】
1)
桃太郎伝説シリーズに登場するキャラ。
「エンジェルましらとザ・ブルーモンキーズ」と名乗っている。
微笑みの村で恐ろしく下手な歌を歌って村人を苦しめていたが、
桃太郎に懲らしめられる。2ではそれきりだが新桃ではその後仲間に。
ステータスは平凡で武器を装備できず、術も使えない。
攻撃するときはピアノの鍵盤が表示され、正しい入力をすれば様々な攻撃が可能なのだが、
それをゲーム中誰も教えてくれないので、使い方を知らない人にとっては使い物にならない。
…だが、しかるべき入力パターンさえ知っていればとんでもないバランスブレイカーである。
行動するたびに攻撃力が少しずつ上がるクレッシェンド攻撃(しかも味方全員に有効)と、
パーティーの中で一番攻撃力の高いキャラと同じ攻撃力になるフォルテシモ攻撃が特に強力。
使い方を知ってる人とそうでない人とで評価が全く異なる。
また、ましらと言えばやはり、彼が暴れている時に微笑みの村で流れるBGMであろう。
彼の音痴ぶりを如実に表したこの曲は妙な中毒性を持ち、劇中でも
「しまいにゃあの歌好きになりそうだよ!」などと言われ思いのほか好評だったりする。
2)
新桃太郎伝説に登場する仲間の一人で歌好きな猿。
村に陣取ってライブしていたところ桃太郎に音痴であることを諭され、後に仲間になる。
戦闘スタイルが他の仲間と違って技を普通に選択するのでなく、
ピアノの鍵盤を押した組み合わせ(鍵盤コマンド)で技を発動させる。
鍵盤コマンドの中には毎ターン攻撃力が上がるようになるもの、
ましらの攻撃力が仲間内で一番高いキャラクターと同じになるもの
敵味方の術を封印するものなど非常に強力なものが多く、低レベルクリアなどで重宝する。
一方で鍵盤コマンドを知らないとステータスが低いだけのキャラクター。
発売当時はネットもなくわからなかった人も多かったのではないだろうか。
●ももたろうでんせつ【桃太郎伝説】
1)1987年にハドソンから発売されたファミコン専用の和風RPG。通称「桃伝」。
桃から生まれた男の子が鬼退治に向かうという、有名なおとぎ話のパロディ。
有名な日本のおとぎ話をモチーフとした世界を旅してめぐり、
鬼達を指揮する「えんま大王」を懲らしめることが目的。
ドラクエ1などのように一人旅、一対一での戦闘システムだが、
クイズを出してきたり持ち物を全部剥ぎ取ったり降参したフリをしたり、
敵のやってくることが多彩(かつ腹立たしい)。
道具の扱いに「つかう」と「たべる」の2種類あったり、
術(魔法)の習得手段は成長ではなくて仙人との修行であったり、
戦闘以外でも工夫を凝らしてある。
おちゃらけた演出が多いゲームであるが、単純に敵が強かったり、物価が高かったり、
道具まわりのシステムで操作ミスを誘われたり、エンカウント率が高かったりするため、
結構根気が要る。
移植版としては、PCEでの拡張版と、GBCでの1・2カップリング版がある。
一時携帯アプリでのリメイクも検討されたが、携帯でやるには処理が特殊すぎる、との理由により見送られた
(ソース…ttp://sakumania.com/diary/nikki/070509.html)。
2)(1)を基本としたシリーズ作品。しかしながらPCEでの「2」、SFCでの「新桃」、
GBなどでの「外伝」と、あまり数が多くなく、初代をあわせても4作品しかない。
一方派生作品のボードゲーム「桃太郎電鉄」は毎年一作以上出ている、という有様であり、
知名度がすっかり逆転してしまっている。
「電鉄」の方が先だと誤解している人も決して少なくない。
基本的に全作品で同じ世界を舞台としているが、新桃だけは2のパラレルワールド的な扱いになっている。
3)プレイステーション専用の桃伝。名前こそ初代と同じだがパーティー戦闘制であり、
ストーリーなどは2の影響が色濃く出ている。でもラスボスは初代のえんま大王。
Windows版が存在する。
☆関連語☆
ふ だだだだだだ(中略)どどーん! 女湯
●ももたろうでんせつ つー【桃太郎伝説2】
PCエンジン専用ソフト。『桃太郎伝説』の続編。
正確には『桃太郎伝説』をPCエンジン用に移植した『桃太郎伝説ターボ』の続編。
パーティーを組んで行動できるようになったのは今作から。
多数の仲間をゾロゾロと連れ歩く仕様はFCが全盛期の当時としては斬新で、
ちょっとした話題になった。
後に発売された『新桃太郎伝説』はこれを大幅に発展させたもの。
●やしゃひめ【夜叉姫】
桃太郎伝説シリーズの登場人物。かぐや姫と並ぶ、本シリーズのもう一人のヒロイン。初登場は2から。
シリーズ通しての共通項は、鬼族の王の娘であり、物語中盤の雪原にある「氷の塔」で対峙すること、
勝ち気で好戦的な性格だったが、桃太郎たちと戦う中で愛の心に目覚め、以後彼らの仲間に加わること。
しかし、元家臣の鬼に心変わりを全く理解されなかったり、
風神に飛ばされて瀕死の病に冒されたり、結構な苦労を背負い込むことになる。
新桃では、人間の娘と鬼の王との混血児であり、武勇一辺倒の長兄、
笛を手にほっつき歩く遊び人風の次兄を持つ末妹であるという設定が加わり、
また目の前でカルラに父や兄を殺されたり殺されかけたり、と悲劇性が強くなった。
パーティーメンバーとしては戦闘補助系のキャラクターで、
桃2の時は自分の分身を戦わせる術や自然回復系の術を、新桃では術封印、敵弱体化などを主に使う。
その代わり夜叉姫自身の戦闘能力はあまり高くない。
新桃の方では他に有用かつ個性的な仲間キャラが何人かいるため、
彼女はいらない子扱いされてしまう可能性もある。
ただ、桃伝2以来のメンバーで愛着があること、彼女がいると伐折羅戦が盛り上がること、
兄の無念を晴らさせてやりたいこと、やはり萌えることなどから、
ラストまで連れて行く人もいる。
彼女のイベントは「戦いを通じて分かり合う鬼達」というテーマの表れであるのだが、
酒呑童子(新桃版)が「強敵と書いて友と読む」的な体育会系キャラであるのに対し、
彼女の場合は敵意がそっくり好意に裏返る激しいツンデレであるといえる。
実は桃伝2と新桃で戦闘イベントの内容があまり変わっていない、珍しいキャラ。
桃太郎電鉄シリーズでは人気を買われて看板ニュースキャスターとして活躍しているが、
桃鉄しか知らないユーザーには「この子誰?」と思われているようだ。
☆関連語☆
ツンデレ
●ゆきだるま【雪だるま/ユキだるま】
「桃太郎伝説」シリーズ常連のギャグキャラ。
時々敵に混じって突然現れては「朝のシャンプーしてる?」と聞いてきたり
「さがしものは何ですか」と尋ねたりしてくる。
もともとのモデルはアイドルの斎藤由貴で、それにちなんだ時事ネタのキャラクターといえる。
彼女に限らず、このシリーズのギャグキャラは有名芸能人や
当時活躍した野球選手のパロディが多かった。
(ギターを持った蛇が『若大将』だったり、バットを持った鬼が『赤鬼ホーマー』だったり)
また外伝や新桃では仲間になるが、ドラクエ3の遊び人よろしく勝手に行動する。
大抵勝手に買い物に行ったりいきなり昼寝を始めたりとろくなことをしない。
ごく稀に本気を出して敵全員を一撃で粉砕することもあるが、そんなことをアテにしても仕方がない。
ほぼ完全なお遊びキャラであるが、そんな彼女でもエンディングなどには
ちゃんと専用のメッセージが存在する。
なお、彼女が時々くれる「ユキのおにぎり」というアイテムは、
「雪おにぎり」と、「雪だるまの手作り」をかけているようだ。
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