半熟英雄


▼半熟英雄シリーズ


▼半熟英雄シリーズ
【稲】
【エクスカリバー(半熟)】
【エッグモンスターHERO】
【かみ(半熟)】
【絶叫すべき咆哮】
【そんな…だってボルシチ食べるだけって言ったから…あッ…、ん…。】
【タガメの錬金術師】
【半熟英雄対3D】
【魔王オディオ(半熟)】
【四次元皇帝】
【ライトきょうだい】
【連打リングバトル】
【ロマンシング半熟ファンタジー伝説】


▼半熟英雄シリーズ


●いね【稲】
半熟英雄対3D及び4のヒロイン、カトリイネのこと。
カトリ王国という国の第一王女で正式な表記が「カトリ=イネ」のため、
シリーズファンによくこう呼ばれる。
(妹は「カトリ=イヌ」なので犬。)

体型はふくよかで、性格は主人公を運命の相手と決め込んで
強引にアタックを仕掛けるなどかなり厚かましい。
嫉妬深くもあるが、その分主人公への愛は本物らしく
浮気をしない事を筆頭に、
・愛(金)を貢ぎ続けることで最強の将軍に
・敵にむかって特攻をしかけて爆死(EDで復活するが)
などと、非常にパワフルな稲である。

ちなみに得意な武器はバス停で、4ではそれを使って空も飛べる。


●えくすかりばー【エクスカリバー(半熟)】
半熟英雄シリーズに登場するエッグモンスター。
元ネタは当然ファイナルファンタジーシリーズに登場する聖剣エクスカリバー
序盤〜中盤あたりに登場し、その時点ではなかなか強い。
しかし終盤の敵には通用しなくなる。
負けセリフが「私を与えよう…なに〜いらないだと〜!」であり、
もはや誰も使ってくれないことがスクウェア公認のネタにされてしまった。


●えっぐもんすたーひーろー【エッグモンスターHERO】
シミュレーションRPGの半熟英雄が、禁断のたまご召喚RPGとなってしまった。
実はニンテンドーDSのロンチでありながら、ニンテンドーDS初のRPGであったりする。
相変わらずだらしのないアルマムーン王国の若様が、教育係のセバスチャンの手によって、
「ハードボイル島」なる島へおバカを直すため修行の旅に出ることに。
しかしその島では完熟軍が島に眠る「伝説のたまご」の封印を解こうとしていた。
もちろん若様は完熟軍との戦いに巻き込まれていくのであった…
RPGになっても、ストーリーや雰囲気は歴代のシリーズの流れを汲んでいる。
フィールド上を歩き回り、完熟軍と出会ったら戦闘に入るのだが、
連打リングバトルにかわり、DSの下画面をこすって兵士をぶつけ合う「スクラッチバトル」に。
危なくなったり、敵がエグモンを呼び出してきたら、こちらもエグモンを呼び出すことができるのはいつも通りだが、
本作では「おさわりバトル」が導入。エグモンを触る部位によって出す技が変わり、
その後選択する相手エグモンに対する攻撃箇所によっては、弱点を突いて大ダメージを与えたりできる。
もちろんシリーズおなじみの切り札も使うことができる。
戦闘シーンは2Dと3Dが入り混じった感じ。ドット絵のエグモンも。ポリゴンのエグモンも、面白いぐらいよく動く。
あと半熟シリーズ初の通信対戦「たまごロワイアル」を収録。最大8人まで対戦可能。
問題点は、すべてのイベントがお使いイベントにしか見えないことと、戦闘があまりにもゆるゆるすぎる難度であること。
ちなみに音楽は植松伸夫だったり、開発がネバーランドカンパニーだったりする。


●かみ【かみ(半熟)】
半熟英雄シリーズに登場するエッグモンスターで、一反木綿の頭の上に輪を浮かべて、チェーンソーを持たせたような姿をしている。
WSC移植版の際の公募モンスターだが、一説によると2chの半熟スレで生まれたという。
「くいあらためよ」の声と共にチェーンソーで敵をバラバラにするが、かみもバラバラになる。
半熟4ではメインダンジョンでシルクハット男の姿で現れてヒントを何度かくれるのだが、
20階に付いた途端正体を現し、「どんな願いでも叶えて差し上げましょう」と言ったと直後、
こっちは黙っているのにどういうわけだかケンカを売られたと思いこんで襲いかかってくる。
ちなみに勝ちセリフは
「わたしにさからうとは これもいきものの サガ か・・・」

☆関連語☆
チェーンソー 神 魔界塔士Sa・Ga


●ぜっきょう-すべき-ほうこう【絶叫すべき咆哮】
半熟英雄対3Dのボス戦闘曲の一つ。
FF7の「片翼の天使」に合わせて流れる自虐ソング。
ポリゴン テクスチャー
エフェクト モーション
ムービー ボイスに
コストもハイクオリティな3D!3D!
なお、「ムービー凝りすぎ」というのはそれはそれで正しいかもしれないが誤り。


●そんな…だってぼるしちたべるだけっていったから…あっ…、ん…。
【そんな…だってボルシチ食べるだけって言ったから…あッ…、ん…。】

半熟英雄4〜7人の半熟英雄〜にて登場するエッグモンスター"ボルシチ"が敗北した時に出るセリフ。
ボルシチ自体は鍋に手足が生えたような外見をしており、
前作までは敗北時のセリフも"ガスパチョ…"とつぶやくだけだったのだが、
何故か今作においてはこんな意味深でどことなくエロいセリフに変更されている。
しかもご丁寧に音声付き(もちろん女性の声)だったため、
プレイした多くの思春期少年たちは一体どんな状況なのかと妄想を張り巡らせたことだろう。


●たがめ-の-れんきんじゅつし【タガメの錬金術師】
半熟英雄4に登場するエッグモンスターで、パワーエッグから出現。
義手を付けた兄と巨体の弟という外見と名前からわかるように荒川弘「鋼の錬金術師」の公認パロディである。
戦闘中には元ネタのシーンをパロディにしたカットインが挿入され、声もアニメ版と同じである。
しかし、3つ目の技が「少年ガンガンを錬成して敵に叩きつける」というものだったため、
半熟4は集英社などの漫画誌には記事が載らなかったらしい。


●半熟英雄対3D【はんじゅくひーろーたいすりーでぃー】
『半熟英雄』シリーズの三作目にあたる作品。
ハードはPS2。ジャンルはSRPG。
スクエニからの発売だが、ほとんどスクウェア社の作品といっていいかもしれない。

10年ぶりの続編ということで期待を集めたが、評価は決して高くはない。
2Dの主人公と3Dの敵役という構図やパロディ満載のギャグテイストのシナリオは、
人を選びはするもののそれ自体は欠点ではない。
システムの悪さがこのゲームの評価を下げる要因となっている。

例を挙げてみると、
・イベントが長い(二倍速があるがそれでも長い)
・敵がたまごを使わないため戦闘がマンネリになりがち
・将軍を敵地に向かわせてもすぐ地形で引っ掛かって止まる
・あ・た・し曹ノ貢ぐのが強制
・マップが妙にだだっ広い
・(これはシリーズ恒例だが)使えない将軍、モンスターはとことん使えない
など、別の意味でマゾゲー。

永遠に評価は覆りそうにないが、この続編である『半熟英雄4 7人の半熟英雄』は、本作の欠点の多くを克服しており、
かつパロディの幅も広がっているので、名作とは言えないもののお薦めできる。

☆関連語☆
バカ


●まおう-おでぃお【魔王オディオ(半熟)】
半熟英雄対3D第1話のボスで、LIVE A LIVEオルステッドのパロディ。
ただし見た目も性格もシリアスで、ギャグ要素は一切ない。
先代アルマムーン当主(半熟英雄の父)とのイリス姫をめぐる争いに敗れ、
悪魔に魂を売り渡して魔王となりアルマムーンに攻め込む。
動機だけでなく見た目もオルステッドにそっくりで、
ブラックドラゴンに変身する際にはオディオの名台詞を言う。


●よじげんこうてい【四次元皇帝】
半熟英雄対3Dに登場するラスボス。
敵の三次元軍を四次元世界から操っていた謎の多い存在。

姿は「4」と大きく書かれた覆面に星や月を背負い、股間には大きなラッパというエキセントリック極まりない。
口癖は「○○だ4(よん)」。もっとも、四次元人はみんなこうなのだが。
四次元の存在のため、低次元の者にはなぜか喜怒哀楽の四体に見える。それぞれ、
喜・・・いつも陽気でオカマっぽい。負けたら即死のジャンケンなどを仕掛けてくる。
怒・・・常に怒っていてブリッジしている。頭で回転したりする。
哀・・・サラリーマン。非常にネガティブ。自分で作詞作曲した歌で攻撃してくる。
楽・・・寝転んでいる。「次元ビーム」という名のゲロ吐き要員を呼び出す以外は何もしてこない。
と、個性豊か過ぎる。

ある意味、このゲームのラスボスにふさわしい存在とも言えなくもない。


●らいときょうだい【ライトきょうだい】
半熟英雄2と4に出演したエッグモンスター。
ライト(電球)2つをくっつけて手足を生やしたような格好をしている。
その名前から、元ネタは飛行機を作ったライト兄弟と思われているが、
実はもう一つ元ネタがある。近年RPGにも出演しているあの兄弟である。
兄のほうは体色が赤く、弟のほうは黄緑。

ちなみに使用技に「仲間割れ」や「兄弟喧嘩」があったりするが、
これは兄弟で初競演したアクションゲームが
「普通に遊ぶより二人で殺し合いしたほうが面白い」ことをネタにしたものと思われる。


●れんだりんぐばとる【連打リングバトル】
半熟英雄シリーズで使用されているバトル形式。
データを3D映像化する用語「レンダリング」とかけている。
この呼び名は「半熟英雄対3D」でつけられたものだが、システム自体は初代からあった。
タイミングよくボタン連打することにより戦況が有利になり、少し格上の相手にも勝つことができる。
ただし、あまりにも早く連打するとスタミナ切れを起こすため余計不利になる。
だから連射機を用意してもあんまり役に立たない。


●ろまんしんぐ-はんじゅく-ふぁんたじー-でんせつ【ロマンシング半熟ファンタジー伝説】
半熟英雄のSFC版(WSC移植版も)のエンディングの後に流れる次回作予告。
半熟英雄自身がたまごの中に入って戦うRPGらしく、エッグモンスターはアニメーションするらしい。
しかし「みんなからの応援」が足りなかったのか、発売されなかった。
これは実際にモンスターのアニメ&フルボイスを実現した続編「対3D」で予告された「半熟英雄OnLine」も同様である。

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