サガフロンティア・アンリミテッドサガ

▼ここではサガフロンティア・アンリミテッドサガの項目を収録しています。



▼サガフロンティア

【アセルス】
【オーヴァドライヴ】
【カーネイジ】
【クーロン】
【グレートモンド】
【幻魔】
【サガフロンティア】
【サガフロンティア裏解体新書】
【サガフロンティア解体新書】
【地獄】
【上級妖魔】
【白薔薇姫】
【スカルラドン】
【ダークフェニックス】
【タイムリープ(サガフロンティア)】
【T-260G】
【Battle5】
【光の剣】
【ヒューズ】
【ヒューズのクレイジー捜査日誌】
【ブルー】
【ブルーとレッド(サガフロンティア)】
【メイレン】
【メタルブラック】
【妖魔】
【妖魔武具憑依】
【リージョン】
【リュート】
【ルージュ】
【レッド】

▼サガフロンティア2

【アニマ】
【ウィル・ナイツ】
【エッグ】
【エインシェントカース】
【ギュスターヴ】
【ギュスターヴの剣】
【金属製品(サガフロ2)】
【グスタフ】
【コーデリア】
【ゴースト(サガフロンティア2)】
【サウスマウンドトップの戦い】
【サガフロンティア2】
【ジニー・ナイツ】
【焼殺】
【スケルトン(青)】
【世界の合言葉は森】
【タイラー】
【ディアナ】
【魂の歌】
【鉄砲玉】
【デュエル】
【ナルセス】
【人間なのよ、ギュスターヴ!!】
【人間のクズ】
【ヌヴィエム】
【ファイアブランド】
【フリン】
【プルミエール】
【Beender〜終末をもたらす者】
【ミーティア】
【ヨハン】
【ラベール】
【リチャード・ナイツ】
【ロール】
【ロベルト】

▼アンリミテッドサガ

【アーミック】
【アイテムまでこわれた!!】
【天翔ける翼】
【アンリミテッドサガ】
【カオスルーラー】
【かわづ掛け】
【ガントレット (サガ)】
【キャッシュ】
【外道の書】
【剣難峡】
【ごうせいじゅつ】
【ゴージュ】
【ジュディ】
【ジュディ編】
【全身鎧 (サガ)】
【チンクラッシュ】
【ナイトオブザラウンドテーブル】
【ヒロユキ】
【別売り説明書】
【ミシェル】
【>>3】



▼サガフロンティア


●あせるす【アセルス】
サガフロンティアの主人公の一人で半妖の少女。
元々は人間で、ある時妖魔の君主の馬車に轢かれ即死するも、君主の気まぐれで血を与えられ復活。
だが妖魔の血が混じった半妖という中途半端な存在である事に悩み、君主の城を脱走し旅にでる。
この半妖は彼女の専用種族で、戦闘面でも固有ボーナスが付く。

彼女の最大の特徴はその性格。一言で言えば百合。
精神的な支えでもあった友人の白薔薇姫に惹かれていくような描写があったり、
女性写真集を見て特殊な反応をみせるなど、本人は否定しているものの同性愛傾向が散見される。
あるエンティングでは君主の地位を乗っ取ってハーレムを作ろうとしたりも。
それを受けてヒューズのクレイジー捜査日記では白薔薇ともどもガチであっちの人として書かれていた。

フォローすると、妖魔には見た目はともかく実際上の性別はないので
アセルスが女性(に見える相手)に興味があっても問題ないらしいが・・・
ちなみに人間の頃から元々そういう下地があったのか妖魔の血が混じってそうなったのかは不明。

キャラ設定・シナリオは何かと賛否両論の多い生田美和氏で、
当時は珍しかった百合要素やかなり独特な耽美的な要素のあるアセルスもその例に漏らない。
だが、序盤から最強クラスのアイテムを入手でき爽快感のあるバトルが展開できる事や、
全体に流れる耽美系の雰囲気が、サガフロの何でもあり感を象徴しているとして評価する人も多い。

☆関連語☆
ヒューズのクレイジー捜査日記 妖魔 


●おーゔぁどらいゔ【オーヴァドライヴ】
ロマンシングサガ・ミンストレルソング、サガフロンティアに登場する術。
1)ミンサガ
水の合成術で、効果は場の時空を歪めてターンを強制終了。
止まった時の中を自在に行動する。(使用者5回連続行動)

2)サガフロ
時術、ただし使用には資質が必要。(ブルー編or時の君専用)
効果は時間を止め、術者が連続行動をする。行動回数は術者の能力により変化、最大8回。
ただし術の効果が終了するとJP・WP・弾数がゼロになるというデメリットがある。

どちらの場合も強力な術なのだが、
サガフロには『オーヴァドライヴ中に特定の術を使うと術が強制終了し、
デメリットなく行動回数が増えたままになる』というバグがあり
それを使うと途端にバランスブレイカーになる。5人で6以上の連携を出す事も可能になる。


●かーねいじ【カーネイジ】
サガフロンティア1のラスボスの一体である、ジェノサイドハートが使用してくる攻撃。
画面に「NO FUTURE」の文字が現れた後、本体から光線が放たれ、
それが周囲のディスプレイに反射されながら最終的にターゲットに命中する。
全体攻撃であり、ターンとターンの間に撃ってくるので防御不能、回避不能。
気絶の追加効果もある。
ジェノサイドハートが最終形態になると通常の攻撃としても使用してくるが、こちらは防御&回避可能。
それでも厄介な攻撃には違いないが、演出が秀逸であり、
効果音もスピーディーで聴いてて爽快なものであるため、人気の高い攻撃である。
なお、妖術ミラーシェイドで幻影を作っておけば光線の数が増えてさらに派手になる。
ラスボスを撃破したときも「NO FUTURE」の文字が現れるのでビビった人も多い。
名前の由来は英単語[carnage](「大虐殺」の意味)であると思われる。


●くーろん【クーロン】
サガフロンティアのリージョン(マップ)の一つ。
名前の由来は香港に実在した巨大雑居ビルクーロン島で、
その由来のとおり、夜の香港を思わせるネオン輝く夜の街である。

表通りには多くの露店が立ち並び、人気の無い裏通りにはチンピラや闇の武器屋が潜んでいる。
RPG全体でも珍しい現代アジア風の雑然とした町並みは、リージョンの中でもひときわ独特な雰囲気を醸し出している。
また、多くのリージョンへの出発点であり、どの主人公を選んでも一度はここを訪れることとなる。
初心者プレイヤーは、とりあえずこのリージョンに来て装備を整えるというのが常道。
冒険の拠点ともなりやすいため、プレイヤーの印象に残りやすいリージョンである。

また、マップ全体が暗い上にさりげない場所に重要な施設があるため、
プレイヤーによっては施設探しに苦労させられたり、あるいは気づかなかったり、
そういう面でも印象に残りやすいリージョンである。


●ぐれーともんど【グレートモンド】
サガフロンティアのリュート編におけるラスボス。
モンドという敵が操縦する巨大ロボットである。
5段階の形態をもち、名前も驚天→動地→威力→超神→魂と変わる。
それぞれの形態で別々にHPが設定されており、
そのHPは他のシナリオのラスボスが大体25000(形態変化してもHPは共有)なのに対して、
こいつは35000+35000+25000+55000+20000、合計17万というかなり高い数値になっている。

と、強そうに思えるが実はこのボスのみ戦闘回数によってHPが上昇しない。(他のボスは最大5倍まで上昇)
更に1〜4段階目はHPをその段階の半分まで減らすと次の形態へと変化する。
つまり実際に与えるダメージは約半分で済む。
反射技を用意するのが大変だが、
最終形態で使ってくる技を反射させると1発で倒せるダメージ(20000以上)を与えることができる。
極めつけは『シナリオ開始から初めて戦う相手』にする事ができ、そのまま倒してクリアすることも可能。
という何とも情けないラスボス。

ただし4・5段階目で使ってくる必殺技が直撃すると、極限まで鍛え上げたキャラでもほぼ即死する。


●げんま【幻魔】
サガフロンティアに登場する剣。

金ではなく主人公のLPと引き換えに購入可能な特殊な店売り品で、
全武器中5位、剣の中では3位(攻撃力1位の剣はシナリオ限定のため実質2位)の攻撃力を誇る。
攻撃力だけではなく連携しやすく威力も高い固有技と最強クラスのカウンター技をそなえ、
さらにはステータス補正までつくといういたれりつくせりの武器である。

この剣を売っているリージョン(町)に行くにはやや面倒な条件があり、
さらに、大体のキャラのLPが10前後であるのに対し、幻魔の値段はLP3とそのコストは中々に重い。
だがそれを補って余りある威力と技の美しいグラフィックは多くのプレイヤーに愛されている。

特に、アセルス編はこの剣を売っているリージョンで物語が始まるので、
序盤でこの剣を手に入れておくと難易度がぐっと下がる。
幻魔の連携やカウンター技が上手く決まれば中盤のボスも数ターンで沈むほど。
イメージ的にも似合っていることからアセルスの代名詞的な武器としてあげる人も多い。


☆関連語☆
アセルス リージョン ライフポイント


●さが-ふろんてぃあ【サガフロンティア】
スクウェアから発売された、サガシリーズ7作目にしてPS初の作品。
今作ではリージョンという独立した領域が点在する、バラエティ豊かな世界となっている。
それに合わせて存在する種族も、人間、妖魔、モンスター、メカなど幅広い。
これはGB版サガ2「秘宝伝説」の設定をほぼそのまま採用したものであり、古参ファンにも受けがいい要因の一つである。
しかし、中世風の世界を舞台にしていたロマサガシリーズとは世界観が違いすぎたためか、
ロマサガから入ったプレイヤーには敬遠されがちな面もある。

戦闘では連携システムが採用され、エフェクトも豪快になり、戦いの爽快感が一段と増した。
反面、連携システムによって敵に与えられるダメージがインフレ化し、
ボスもだいぶ弱く設定させられた(バトルプログラマーが嘆くほど)ため戦闘がヌル過ぎるといった声も少なくない。

シナリオ面ではロマサガ1、3と同じく、複数の主人公の中から一人を選択する仕様だが、
これまでのサガシリーズとは違い、主人公によってシナリオが完全に異なる。(ラスボスも違う)
シナリオによって難易度も違うため、初心者がいきなり難しいのを始めてしまいハマリに陥ることもある。
特にクーン編やアセルス編などは難しいのでやめたほうがいい。諸事情でブルー編もやめたほうがいいかも。


●さが-ふろんてぃあ-うら-かいたいしんしょ【サガフロンティア裏解体新書】
解体新書の続編的な攻略本。
攻略本といってもこちらはタイムアタックなどやりこみ的な攻略法の紹介のほか。
ヒューズを主役にしたパロディ小説や用語集などバラエティに富んだ内容となっている。
解体新書と合わせてサガフロファンのバイブル的存在だが、こちらにも間違いがあったりする。


●さが-ふろんてぃあ-かいたいしんしょ【サガフロンティア解体新書】
アスペクト社より発行されたサガフロンティアの攻略本。
サガフロファンに取ってはバイブルとも言える存在・・・が、アイテムや術などの説明などにいくつか間違いがあったりする。


●じごく【地獄 (サガ)】
サガフロンティア ブルー編のラストダンジョン。
ミサ曲風のBGMが流れ、天使が飛び回る光溢れる雲海、と一見して天国そのものだが、
天使に接触すると戦闘に突入し魔物の本性を現す。そのギャップに驚かされる。


●じょうきゅう−ようま【上級妖魔】
サガフロンティアにおいて、一部の妖魔が持つ(というかメサルティムだけが持っていない)
隠しステータス。
下級妖魔は上級妖魔に逆らう事が出来ない、という設定なため
下級妖魔系モンスターは上級妖魔に対して本来の数分の一しかダメージを与える事ができない。
しかし、たとえ妖魔の居城であっても妖魔系モンスターがゴロゴロしていたりする訳でも無く
やられる前にやれが基本のこのゲーム、雑魚戦では死なない程度の防御さえあれば十分で
長期戦が予想されるボス戦は大抵上級妖魔が相手なために関係なかったりと
意外とあっても無くても変わらなかったりする
唯一の例外はエミリア編のラスボス戦。
ラスボスであるにもかかわらず、何故か下級妖魔に設定されている上に、エミリア編では最大5人もの上級妖魔が仲間になるため
全ラスボスの中でも圧倒的な低難易度を誇るのだ。
ちなみに、味方の下級妖魔(というかメサルティム)が敵の上級妖魔に攻撃してもダメージが下がる事は無い


●しろばらひめ【白薔薇姫】
サガフロンティアの仲間キャラクター。単に白薔薇とも呼ばれる。
その名の通り、白薔薇をあしらったチュチュのような衣装を身にまとった妖魔の少女。

妖魔の君主のお気に入りの寵妃であり、慈愛に満ちた性格の持ち主。
その立場と性格を買われ、半妖として覚醒したアセルスの教育係となる。
しかし、アセルスは妖魔の君主の元を脱出することを望み、その熱意に押されアセルスとともに逃亡、
白薔薇に執着する妖魔の君主により追っ手が差し向けられることとなる。

逃避行の最中、アセルスのパートナーとして不安定な彼女を支え、
アセルスはそんな白薔薇に次第に惹かれていく。
しかし妖魔の君主の「何かを犠牲にしないと出ることができない」迷宮に囚われた際に、
アセルスを脱出させるため自らを犠牲とし一人迷宮に取り残されることとなる。

この離別はアセルスにとっても大きな痛手となり、
一度は絶望に打ちひしがれ、そして妖魔の君主との対決を決意させることとなる。

アセルスだけでなく白薔薇もまたアセルスに惹かれていたと他のキャラクターから語られるシーンもあり、
アセルス編全体に流れる百合と耽美のシンボル的な人物で、プレイヤーからの人気も高いキャラクターである。

なお、上述のイベントのため、一番深く関わるアセルス編では途中離脱、
最後まで仲間になるのは他の主人公のシナリオだったりする。

☆関連語☆
アセルス 妖魔


●すかるらどん【スカルラドン】
サガフロンティアの武王の古墳というダンジョンの奥に登場する中ボスで
強さ的には全く大したこと無いが、プレイヤーが抱く印象は全員同じだろう。

『う る せ え !』

そう、コイツは戦闘開始前に咆哮を上げるのだが
それが音量間違えてんじゃないのかと思うくらいにうるさいのだ。
夜中にプレイしようものなら、寝ている家族から静かにしろと言われること請け合いである。

☆関連語☆
サガフロンティア


●だーく-ふぇにっくす【ダークフェニックス】
サガフロンティアのボスキャラ、メタルアルカイザーが放ってくる技。
ラスト直前なだけあって威力が高く、また大変格好良い。
この技を喰らった後、アル・フェニックスを使うとより強力な真アル・フェニックスが習得できる。
ダークフェニックスを喰らったら、ヒーローらしく新必殺技で決めるのが美しいだろう。

たった一発でガス欠でも起こしたのか、以降は普通の「キック」で代用している姿が哀愁を誘う。
メタルアルカイザー、お前は強かったよ・・・。しかし、間違った強さだった・・・。


●たいむりーぷ【タイムリープ(サガフロンティア)】
サガフロンティアに登場する時術の一つ。
対象の行動を強制的に終了させるという、クイックタイムと似た効果である。
しかし、消費JPがたったの3と異常なほどに少ない上、ボスにまで効くので、
使用者の素早さを上げれば、クイックタイムと同様に、敵をハメ殺しにする事が可能である。
下手したらクイックタイムを越える極悪術である。

☆関連語☆
クイックタイム


●てぃーにろくまるじー【T-260G】
サガフロンティアの主人公の1人。元は宇宙戦艦のメインコンピュータだったが、
大破して星に落ちる。所属する文明も敵対する文明も滅び去った後、スクラップになっていたところを
タイムという少年に掘り起こされ、酔っ払い剣士と一緒に任務を思い出す旅に出かける。
主人公に選んだ時の特典として、ボディの換装を行うことができるのだが、
最終的に手に入るオメガボディの必殺技は「V-MAX」という。どこかで聞いた方もいるだろう。
実は懐かしのロボットアニメの主人公機の必殺技…だったのだが、そのアニメがサガフロ発売約一年前に
スパロボに参戦、同年にそのスパロボのファンディスクが発売。
さらに技名だけでなく、青い光を纏った連続体当たり、使用数ターン後にステータスのダウンと
演出面まで某ロボットと同様であったため、ファンから多数の突っ込みを受けた

☆関連語☆
メカ ロボット


●ばとる5【Battle5】
サガ・フロンティアの戦闘用BGMの一つ。
レッド編のライバルキャラ、メタルブラック及びメタルアルカイザー戦にて流れるBGMで
戦え!アルカイザーとおなじく、いかにも歌詞がありそうな曲調のBGMである事に加え
メタルブラックのキャラも高い人気を持つ事もあり、ファンサイトでオリジナルの歌詞を
公開されている事も。
が、実はメタルブラック専用のBGMという訳では無く、アセルス編のセアト戦でも流れる。
一応、宿敵という意味では、セアトと彼が率いる騎士達はアセルス編全編に渡って戦う相手ではあるが
中盤から出てくる金獅子姫の方がライバルという印象が強い事、この曲が流れる際にはセアトは亡霊化しており
その在り方が見苦しい事から、メタルブラックファンの脳内では無かった事にされる事が多い。


●ひかりのけん【光の剣】
サガフロンティアに登場する上位陽術。習得には資質が必要。
効果は光の剣を作り、装備するというもの。
作り出された光の剣はその戦闘中のみ使用可能。

剣を使うタイプだと技の達人になれなくなってしまったり、
術を使うキャラは物理系の能力を鍛えていなかったりするので微妙な術。
と思いきや実はこの術はかなり有用だったりする。
・光の剣を装備すると全パラメータが上昇する。
・ディフレクト(自分と近くの仲間への単体物理攻撃を一定確率で無効化)がノーコストで発動。
・更に剣での攻撃を選択していなくてもディフレクトが自動発動。
・光の剣の攻撃力は剣の中で最強。
と、とりあえず術を使っておくだけでも十分な性能をもつ。

強いて欠点を挙げるとするなら、上述の技の達人になれなくなる事と、
装備すると能力が上昇する事による戦闘後のヒューマンのパラメータが上がり難くなる事だろうか。
が、オーバードライブやシャドーサーバントみたいな凶悪な術の影に隠れる印象。
光なのに影の薄い術である。


●ひゅーず【ヒューズ】
サガフロンティア8番目の主人公……になるはずだった男。
都合により彼のシナリオはなくなってしまった。出番を削られた不遇なキャラ…のはずだったのだが、
そのことが原因で「裏解体新書」というマニアックな攻略本の小説で主役に抜擢。
荒唐無稽で波乱万丈な刑事としてリージョン界をかき回し、ファンから人気を得た。
人気の出る過程が特殊な珍しいキャラ。


●ひゅーず-の-くれいじー-そうさにっき【ヒューズのクレイジー捜査日誌】
サガフロンティア裏解体新書にて掲載されたヒューズが主役の小説。
ゲームの内容をほとんど詰め込んだパロディ的な内容である。
ネット上でのサガフロ二次創作小説の多くはこれの影響を受けていると思われる。


●ぶるー【ブルー】
サガフロンティアに登場する主人公の一人。
マジックキングダム出身の魔術師であり、生まれながら双子の兄弟ルージュと殺し合う命を与えられてる。
表向きは物腰柔らかいが、本性は冷徹かつ狡猾で仲間も利用するかしないか程度にしか見ていない。

術の資質を集め、ルージュと戦うことがおおまかなストーリーの流れなのだが、
どの資質を集めたかによってブルー編最大の見所、ルージュとの一騎打ちで難易度を左右することになり、
持っている術をどう上手く使うがが勝利への鍵となっている。
この戦闘に勝利すると心術、妖術を除く全ての術を一気に修得し、一気にバランスブレイカーに生まれ変わる。
ちなみに敗北すると主人公がルージュへと変わり、ブルーは消滅してしまう。(ストーリーに変化はない。)

そして勝利するとスタッフロールと共に感動のEDに・・・
へは行かずマジックキングダムへ帰還し、寺院の目的と真実を知ることがラストへの流れになっている。
その衝撃(?)のエンディングはファンの中では様々な物議を催した。
攻略本の「裏解体新書」の小説では可能性の一つとしてルージュが勝利した場合のエピローグが描かれている。

ちなみにブルーは他の主人公を選んだ場合ほとんど姿を見せることがない。
そんな彼もレッド編のみ登場し、利害の一致で一時的に手を組みかけるがとある理由で一蹴する。
その理由とは「お前の名前が気に食わん」

☆関連語☆
地獄


●ぶるーとれっど【ブルーとレッド(サガフロンティア)】
サガフロの主人公二人。
色から名前を取ったのはサガフロでもレッド、ブルー、ルージュの3人しかおらず、
一見さも因縁ありげだがまったく関係がない。

特にブルー編は「双子の兄弟であるルージュを殺す」事がシナリオの目的であるため、
レッドという名前を見て「三人目の兄弟?しかしこいつは別シナリオの主人公・・・生き別れ?偽名?・・・バカなッ」
と烈海王さん並みの勘違いをしたプレイヤーもいるとか。

作中ではブルーも似たような発想をしたらしく、
緊急事態が起きた時レッドがブルーに協力を求めたが「貴様の名前が気に食わない」と拒否している。
なおこのイベントが作中での彼らの唯一の接点である。
何も関係が無いのに何故こんな関係ありげな名前にしたのであろうか・・・


●めいれん【メイレン】
サガフロンティアに登場するヒューマン。
最初から陽術を覚えており、回復の術もあるためサポート役として重宝する。
クーン編では序盤から(強制的に)仲間になり、
ストーリーに深く関わってくる人物であるため育てる人も多いだろう。

しかし、シナリオの最後の最後、
ラストバトル直前になってパーティーから抜けるというとんでもないことをしでかしてくれる。
シナリオ途中で「この女を信用すると痛い目にあう」という忠告があるにはあるのだが、
あんまり信用できなさそうな敵からもらえるヒントであるため、スルーしていた人も多く、
まさかこんな最悪のタイミングで裏切ってくれるなんて…とは誰もが思ったであろう。
ちなみに、彼女に抜けられたあとは町に戻ることはできない。
雑魚との戦闘でレベルアップもできない。当然買い物もできない。
セーブ済みだった場合、そのままの状態でラスボスと戦うしかなくなる。
どう頑張っても勝てなかったらもう一度最初からやり直しである。

とりあえず彼女の力を借りなくてもいいくらい主人公たちが強くなったら、
メインパーティーから彼女をはずして別のキャラを育てるようにするといい。
メカなら装備さえあればそれなりに強化できるため楽。


●めたるぶらっく【メタルブラック】
サガフロンティアのレッド編に登場する、ブラッククロス四天王の一人。
メカでありながら武士(もののふ)の心を持っている。
武士らしく正々堂々と戦おうと、敵であるレッド(アルカイザー)に四天王の情報を教えたり、
「傷ついたお前を倒しても最強の証明にはならん」と、戦闘になる前に回復してくれたりする。
戦うたびに強化改造され、最終的にはアルカイザーの戦闘データを取り込んだメタルアルカイザーとなり、
アルカイザーの必殺技をコピーした技を繰り出してくる。
アル・フェニックスのコピー技であるダークフェニックスを使われたあとに、
こっちがアル・フェニックスを使うと最強必殺技として真アル・フェニックスを閃くという熱い展開がある。

・・・メタルアルカイザー
お前は強かったよ
しかし間違った強さだった

と、倒したときアルカイザーが彼を褒めるセリフがあるが、
いったいどういう方向に間違っているのだろうか。
武士の心を持ちながらなぜか麻薬作りに精を出していることか、
負けたからといって相手を道連れに自爆しようとしたことか、
相手が5人にもかかわらず1人で無謀にも戦いを挑むことか。

☆関連語☆
連携 さあ、回復してやろう


●ようま【妖魔】
サガフロンティアに登場する種族の一つ。
他の作品では魔族などが当てはまると思われる。
基本的に人間に近い容姿を持ち、青い血が流れている。
上級、下級といった階級的区別があり、人間社会のそれより厳しく、
上級妖魔の怒りにふれた下級妖魔は、存在を消されてしまうと言われている。
また、基本的に(外見的にはともかく)性別というものがないらしく、
それでいて美形とのことで腐女子達の格好のネタに・・・・・・


●ようまぶぐひょうい【妖魔武具憑依】
妖魔武具である剣、小手、足具にこれで倒したモンスターを封印すること。
固有の能力を使用することができ、能力値もアップする。
妖魔は基本的にHPと魅力以外の能力値が上がらないため、これで上げることとなる。
この能力を使うか否かが、主人公の一人であるアセルスのED分岐条件の一つである。

●りーじょん【リージョン】
サガフロンティアの世界はワールドマップがなく、
各町やダンジョンはそれぞれ別個の世界として存在している。その個々の世界を表す言葉。
各地域はリージョンシップと呼ばれる乗り物によって移動できる。
東南アジアの遺跡、近未来のホテル、刑務所、不思議空間、妖魔の城など
全く世界観の違う場所同士の空間を矛盾なくつなぐことが可能なため
7人の主人公が存在するこの作品においてシナリオに多様性を持たせることに一役買っているが
その無節操さゆえ世界観の放棄ではないかという指摘を受けることもある。


●りゅーと【リュート】
PS用ソフト「サガフロンティア」で選択できる主人公のうちの一人。
際立った才能はないが不思議な魅力を持つ青年。
25歳まで親のすねをかじりながら暮らしきたが、自立するためにふらっと旅立つ。

彼のシナリオの特徴は、フリーシナリオを謳うサガフロの中でも極端すぎるほど自由度が高いことである。
それこそ進み方次第では「OPイベントの数分後にラストダンジョン」へ到達することもできる。
また彼がメインパーティから外せる唯一の主人公ということもあり、
戦闘回数1回(ラスボス戦)だけでクリアするなんてこともできてしまうのだ。
(事実そうやってクリアする方法も攻略本に記されている)

また、スタート地点のすぐ近くに強敵が出現するマップがあり、
しかも何の警告もなしに普通に出入りできるため間違って迷い込んでしまい
開始後5分で全滅してタイトル画面を拝む羽目になったという人も続出。
そのあまりにも自由すぎるシナリオは賛否両論ではあるが、これもサガ、と愛されている。

ちなみに人望が厚いことで有名な劉邦や劉備玄徳がモデルらしい。
スレでは名前やその生い立ちから「ニート」の愛称で親しまれている。


●るーじゅ【ルージュ】
サガフロンティアに登場するキャラ。ブルーの双子の兄弟でブルー同様術の資質習得と兄弟の抹殺を命じられている。
暖色系の名前のとおり物腰が柔らかい良い人なのだが、ブルーの性格を考慮すると胡散臭く感じるという見方もある。

ブルー編では終盤でボスとして戦うこととなり、ブルーが習得した術によって使う術が変わる。
ブルーが負けてしまうとルージュに吸収され、ステータス的にはかなり弱体化する。
だがLPの最大値も変化する(=回復する)ため、デメリットのみというわけではなく、これ目当てにわざと負ける人も多い。

術の修行のため世界を回っているので、術を覚えられる種族の主人公では普通に仲間として加えることができる。
たとえ術関連イベントをすべてスルーしても何の文句も言わずついて来てくれる。
術師としてはかなり優秀なので特にこだわりがないなら入れておいたほうが良いだろう。
術を習得できない主人公だとスルーされますが。

ラジアータのように片方のEDを見てもう一方がグッドEDだと思った人もいそうだが、実際はどちらでも同じED。
ちなみにブルー編の一騎打ちで敗北し、クリアするとデータにはルージュとしてカウントされる。
また「裏解体新書」の小説ではルージュが勝った展開で話が進むなどかなり優遇されている。面白いからいいけど

補足:ブルーは終盤まで(心がわかれているので)心術の資質を得ることは出来ないが、ルージュは可能。
ルージュのほうが人間的に優れているから・・・ではなく単純な設定ミスだそうな。ほかにも設定ミスが多いキャラである。

☆関連語☆
地獄 ヒューズのクレイジー捜査日誌


●れっど【レッド】
サガフロンティアの主人公の一人。
本名は小此木烈人(おこのぎ れっと)と思いっきり日本人名。
そしてサガシリーズ唯一の、種族「ヒーロー」のプレイヤーキャラ。

オープニングで悪の組織ブラッククロスによって父を拉致され、母と妹が殺され、
(母と妹は死んだということになっているが、実は生きてて、ラスダンで再会するというお約束がなされている。)
レッド自身も殺されかけるが、突然現れた謎のヒーロー・アルカールに助けられ、
アルカイザーというヒーローに改造される。(改造された理由は「これしか助かる手段はないから」。)
と、もはや疑いようもなく某ライダーの影響を受けまくった設定である。

ちなみにレッド編設定担当の桑田浩之氏も、攻略本のインタビューで
「僕は今年で30なんですが、僕らの世界が見てきたヒーロー物の”お約束”を、
とにかくいろいろつめこんでいます。」と語っている。

ヒーローの特性で、戦闘中にアルカイザーに「変身」することができ、
その際は非常に強力な戦闘性能を得ることができるのだが、
(他人に正体を見られてはいけないので)メカ以外の仲間が見ている前では変身できない。
そのため、その恩恵を受ける機会は限られてしまう。
とはいえほとんどのイベントバトルでは強制的に変身して闘うことになるため、
使い勝手が悪いわけではない。

なお、レッド編以外で彼が登場することはない。
これはヒーロー=主人公でなくてはならない!という「お約束」なのだろうか。



▼サガフロンティア2


●あにま【アニマ】
サガフロ2に登場した用語。
生物、無生物、全ての物にあるもので、術を使うために必要となる。
これが弱いために術が使えない人間は軽蔑される運命にある。
また、生まれつきこれがないという人間は非常に珍しい。
綺麗、汚いの区別があるらしい。

補足:サガフロ2のアニマは万物に宿っており、それだけアニマの種類があると思われがちであるが、
実際には「アニマ」は一種類しかない。
実際には、アニマを宿す存在が触媒の役目を果たしてその性状を変えているに過ぎない。

補足2:アニマとはラテン語で魂の意味。
アニメーションやアニマルも同じ語源である。

☆使用例☆
そこらへんの石ころにさえ___はあるのだぞ!あれは石ころ以下だ!!


●うぃる・ないつ【ウィル・ナイツ】
サガ・フロンティア2の裏の歴史の主人公。正式名はウィリアム・ナイツ。
職業はディガー。簡単にいえば遺跡から宝物を発掘するというのが仕事。
親の仇でもある、エッグと呼ばれる呪物と対峙していくことになるのだが、
エッグは簡単に消滅するものではなく、結局彼は生涯エッグを追うことになる。
初登場時は15歳だったのだが、孫娘ジニーとともにエッグとの最後の戦いに出た時はなんと85歳であった。

その時は老齢ゆえに若い時より多くの能力がマイナス補正されており、
大抵のプレイヤーの場合、ウィル自身はエッグとは戦わせない(手下のボスと一騎打ちさせられる)が、
彼とエッグとの因縁の深さから敢えてラストバトルに参加させる人もいる。
(彼の両親だけでなく、叔母のニーナ、仲間のコーデリア、息子のリッチなどがエッグと関わることで命を落とした。)

☆関連語☆
ギュスターヴ


●えっぐ【エッグ】
サガフロンティア2のラスボス。
その名前は核をなす呪われたアイテムが卵のような外見であることに由来し、
やはりサガシリーズの例に漏れず手強いラスボスである。
まずラストダンジョン途中に居る将魔(中ボス・戦闘回避可能)を倒しておかないと変身する形態が増える上に、
形態によっては致命的な攻撃を繰り出してくるので倒す将魔の選択には要注意。
しかしこの敵の真の恐ろしさは最終形態以外で使ってくる、
『味方全体のLP(生命力・0になると戦闘継続不能)を確実に削る技』(装備でLPダメージを防ぐことは可能)
を仕掛けてくることにあるといえる。使用頻度もそれなり。それだけでも十分に脅威だが、

・ラストダンジョンからは脱出不能でダンジョン内には回復ポイントが一切ない
・強敵との連戦に次ぐ連戦でパーティ全員のLPが減少していることが多い
・LPを回復するアイテムは非常に限られており、LPダメージを防ぐ装備も貴重品である
・もちろんショップなどもなく預けたアイテムの取り寄せもできない
・よりによって最後の主人公のLPが低め(主人公のLP0=ゲームオーバー)

という数々の悪条件があり、更にラスボス以外ではLPダメージをメインに攻撃してくる敵が殆どいないため、
何の対策もせずにダンジョン最奥部まで突き進み最後は途方に暮れたプレイヤーも多い。(合掌)

さらに恐ろしいのはこいつは何回か形態変化をするのだが
形態チェンジの条件が2つあり、1つは現在の形態のHPを0にするという至って普通の条件。
もう片方は一定ターン経過という一見こちらも普通に思えるのだが、
ターン経過で変化した場合は変化前に与えたダメージは無駄になり、その形態がHP全快で再登場する。
LPダメージを喰らう機会も増えるので余計に苦戦を強いられる事になる。
入念な対策を施せば勝利は決して遠くはないが舐めてかかると苦戦は必至、という見本のような敵である。

今作ではHPが0なってもLPが減らず、敵の攻撃ターゲットにもならないので
『LPの少ない主人公をHP0で放置する』という作戦をとることも考えられるが、そうは簡単にはいかない。
ラスボスの使用技に『味方(プレイヤーサイド)全体のHPを微小回復』という技があり、
更に追加効果でHP0だったキャラは魅惑状態で復帰という凶悪な効果があるのである。
そうなると回復の為に戦力を割かねばならなくなり、余計に厳しくなったりする。

ちなみにエッグは通常形態1〜3、将魔形態6種(撃破していない将魔分)、最終形態の最大10種の形態があり
将魔を全く倒さないパターンは完熟卵や完熟エッグなどと呼ばれ、非常に厳しい戦闘になる。
RPG最強ボス論でも上位には入れないものの候補に挙がる程度には強い。


●えいんしぇんとかーす【エインシェントカース】
サガフロンティア2のラスボス・エッグが石の将魔形態で使用する術。
効果はパーティー全体に石化効果。
石化確率はメインターゲットが120%で、サブターゲットは20%ずつ下がっていき最低二人は確実に石化させる設定。

のつもりが数値をミスっていてサブターゲットは2%ずつしか下がらない。つまり耐性装備がなければ全員石になる。
ガードビースト(魔法盾。30%の確率で発動)で防ぐことができ、防御コマンドを選んでも石化率が下がる上、
使用するターンも決まっているため耐性装備なしでもしのげないことはない。
しかしエッグは一定ターン経過で形態変化により完全回復するため、立て直しに時間がかかると詰みかねない。

強いボスキャラの話題でエッグが挙がる要因の一つであり、
興味本位から完全体エッグに挑んだ多くのプレイヤーにトラウマを刻みつけた 。

事前に中ボスである石の将魔を倒しておけばこの術は使ってこないため、
通常の攻略の際は石の将魔の撃破が勧められる。


●ぎゅすたーう゛【ギュスターヴ】
サガフロンティア2の表の歴史の主人公。
正式にはギュスターヴ13世。
フィニー王国の嫡子として生まれながらも、アニマを持たなかったために母親共々王宮を追放される。
自分を「人間のクズ」と自虐するほど卑屈な少年時代を送っていたが、
当時蔑視されていた鋼鉄製の武器に着目。
術が使えない点を、圧倒的な威力を誇るこの武器でカバーすることで
勢力を拡大し、ついには一大帝国を築いた。
しかし、遠征先で謎のモンスター軍団に襲撃されて炎の中に消えた。
史実では彼はここで死亡したが、遺体が見つからなかったために、
のちに彼の子孫を名乗る偽者を多数出現させた。
ギュスターヴが鍛え上げた鋼の剣は、長い年月を経て彼の妹と親友夫婦の孫に受け継がれ、
世界最悪のクヴェルであり、裏の歴史ウィル編のラスボスでもあるエッグを破壊した。

母ソフィーとのやりとりや弟との和解場面は、ゲーム中でも屈指の名場面であり、
RPGで格好よい主人公として名前が挙がったりと、現実世界でも人気が高い。

☆関連語☆
人間なのよ、ギュスターヴ!!


●ぎゅすたーぶのけん【ギュスターブの剣】
サガフロンティア2に登場する鋼鉄製の剣。
名前の通りギュスターヴ自身が鍛えた手製の愛剣で、物語が進むにつれて強くなり
最終的にはポケットステーションを経由しないと入手出来ない七星剣、及び
半ば隠しアイテムのような扱いの丙子椒林剣(へいししょうりんけん)を除けば作中屈指の攻撃力を誇る。

幼少期のギュスターヴ13世が街の鍛冶屋に習って創り出された「手製の短剣」から
幾度と無く鍛え直されたであろうこの剣は、彼が歴史の表舞台から姿を消した後も彼の子孫に受け継がれ、
最後にはその子孫の手で長年ウィル・ナイツが追っていたエッグを破壊した際に折れて
エッグにアニマを喰われた人々の墓標となり、その役目を終えた。

「鋼はアニマを妨げる」という設定からもアニマを喰らう怪物との闘いに終止符を打つのにこれ以上無く相応しい武器であったため
設定的には何の変哲も無いただの鋼の剣ながら、有名な伝説の武器に見劣りしないドラマを持つ剣である。

しかし、鋼はアニマ(魔法を使うための力)を阻害する設定を持っており、
最終的にこれを使う時はクヴェル(マジックアイテムのようなもの)の剣と共に強制装備させられるため
お互いがお互いの利点を潰し合って実に中途半端な立場になってしまう。
この事を揶揄して、ギュスターヴの剣及びセットでついてくる剣を「呪いの剣」と呼ぶ事も少なくない。
しかも仲間が「伝説の剣が2つもある」と信頼を寄せているのがネタ度合いに拍車をかけている。


●きんぞくせいひん【金属製品(サガフロ2)】
サガフロンティア2に登場する装備品。シナリオにも関っている。
宝として落ちている事は滅多になく、ショップで購入して入手する場合が殆ど。
特徴として同時期に入手できる普通の装備品よりも攻撃力・防御力が高めである。
更に武器の場合、いくら使っても壊れる事が無い(耐久力が∞)。

しかし、大抵のプレイヤーはこれを使う事はあまりない。
その理由は『金属はアニマを妨げる』という設定通りの仕様がされていて、
・装備すると術ポイント(最大値&自然回復量)にマイナス修正がかかる
・金属防具は術力補強が0(術力補強=最大術ポイントに応じて全防御に加算修正)
・術力阻害という隠しステータスがある(攻撃術はもちろん味方の回復術も効果が落ちる)
となっている。

精々耐久力が∞であるのを利用して熟練度強化の時に使われる程度だろう。


●ぐすたふ【グスタフ】
サガフロンティア2に登場するキャラクター。
ギュスターヴの剣とファイアブランド、世界最強(と言われている)2本の剣を継承する。
しかし、その2本の剣が固定装備となっているため、他の武器や盾を装備できない。
しかも、ファイアブランドが術能力を強化するがギュスターヴの剣が術を阻害するという最悪の相性。
さらに、それらの剣よりも攻撃力の高い剣がある。当然グスタフは装備できない。
固定装備にそれなりに強力な剣を2本装備しているので剣で戦うイメージが強いが、
術の初期レベルはそれほど高くないものの、全ての術系統の資質を持ち
習得難度最高の魂の歌を学習できる数少ないキャラクターである。
しかし固定装備のせいでアニマ確保が面倒、金属装備のせいで術威力が落ちる等の問題があるため
剣士として運用するのが無難だったりする。
主人公ではないため二軍送りにすることはできる。

グスタフは偽名で本名はギュスターヴ15世
父のフィリップ3世が若くして病死したため、彼が最後のフィニー王家継承者である。
フィニー王家の人間であるが、父の遺言に背き家宝のファイアブランドを持って出奔、冒険者となっていた。
元王族で、EDでもオイシイところを持ってっちゃったりするキャラだが
特筆すべきはその髪型。一言で言うならばまるで羊の角。
恐らくスクウェアのゲームで最も変わった髪形のキャラだと思われる。


●ごーすと(さがふろんてぃあ2)【ゴースト(サガフロンティア2)】
ゴーストと言えば、RPGではよく幽霊系モンスターの一番最初に出てくるやつである。
それはサガフロ2においても例外ではなくウィル編の一番最初のシナリオにも出現するのだ。
しかしこれもサガかこいつはどこぞの黄色い体のあいつとは比較にならない強さを秘めていた。

まず見た目だが青い帽子を被ったボロボロの布に目と口が付いているというもので
ゴーストらしく若干透けている。
次にこいつが出現するのはクヴェルが入った宝箱がある部屋にいるアンデット系シンボルと接触し、
パーティー戦闘をした場合にスケルトン(青)のお供として1-2体出現するという少し特殊な出現方法である。
さて何が強いかと言うと、まずこいつは物理防御が凄まじく固い。
その防御力は斬打射75と、ラスボスであるエッグを超える物である。

そのため、この時点の装備や技ではまずダメージは通らないのだが、
術攻撃に関しては普通に通るため、それでちまちま削れば…
と思うかも知れない。
しかし、こいつはソウルクランチという即死技を多用するため、
持久戦に持ち込ませてくれる気などさらさら無い。
実は、これが一番の問題であり、一体ならまだしも二体出現した場合は、回復が間に合わない速度で即死させられ、回復しようにも
この時点ではゴーストの速度にはまずかなわないため、
ほぼ確実に先制を取られ、下手をしたら2ターンでタイトル行きである。
忘れがちだが青スケルトンも結構強いので普通に殺される。
このように、初見殺しとして君臨することとなったのだが…
こいつと青スケルトンはほぼ唯一、かつ重要装備である即死耐性装備のデッドストーンをドロップし、青スケルトンは
道場としてかなり優秀であるため、2週目以降のプレイヤーにはあの手この手で狩られまくる事となった。

☆関連語
スケルトン(青) 初見殺し


●こーでりあ【コーデリア】
サガフロンティア2に登場する女性キャラクター。愛称はコーディ。
主人公ウィルの初めての冒険に付き合い、その後も彼と行動を共にするが、
ウィルの両親の敵であるアレクセイという男の一味に潜入した際に
彼の部下から暴行を受け瀕死の重傷を負い、最後はウィルの腕の中で息絶えた。享年18歳。
三つ編みに赤頭巾という可愛らしい容姿と、上記のような悲劇的な展開のために、
サガフロ2の登場人物の中でもトップクラスの人気を誇る。
そのためか、攻略本「アルティマニア」に収録されたオリジナル小説においても
非常に重要な役回りを演じることになった。
いちおう彼女を生存させるルートも存在するが、アレクセイ一味に潜入した際に死亡するのが正史とされている。


●さうすまうんどとっぷ-の-たたかい【サウスマウンドトップの戦い】
サガフロンティア2 ギュスターヴ編最後の戦いにしてこのゲーム最大の難所。
普通の戦闘ではなく、このゲームで度々発生する戦略シミュレーション形式の戦争ゲームなのだが、
最後の戦いなのにそれまでと違い強力な技や装備を持つプレイヤーキャラが一人も存在せず、
こちらの戦力として使えるのが敵に能力で劣る汎用ユニットだけである点、
敵のみがこちらの兵を一撃で葬る凶悪なユニット「鉄鋼兵」を3人も所持している点、
敵が兵を補充するためリーダーのみを撃破する戦法をとりづらい点などから
同ゲーム中屈指の難易度を誇る。
しかし攻略本にある8ターン耐える戦術の方を取ると驚くほどアッサリと勝ててしまう。


●さが-ふろんてぃあ-2【サガフロンティア2】
故スクウェア社から発売されたサガシリーズ8作目にしてPS第二作。
前作とは打って変わって水彩画風の絵になり、ちんちくりんだったキャラの頭身も上がった。
閃き連携といったシステムは前作から引き継いでおり、新たに行動順システムやロールシステム、
デュエルが加わって戦術の幅が広がり、それだけ戦略性を求められる奥の深いゲームとなった。
と書けば聞こえはいいのだが…。
前作ファンからは「エフェクトが地味」「連携つながらないのが許せない」「今さら何この世界観」
初心者からは「難易度高すぎ」「術の使い方わからん」「町に帰らせろ」「せっかくキャラ育てたのに離脱された」
と、残念ながらどちらの受けも悪かったが、その一方で熱狂的ファンも誕生した。

また、シナリオ面でもサガシリーズの特徴であるフリーシナリオを廃して、
2人の主人公「ギュスターヴ」と「ウィル・ナイツ」による表と裏の歴史を展開するシナリオになっている。
これも「フリーシナリオじゃなくて糞」と叩かれる一方で、「シナリオはシリーズ最高」「台詞が神」と、評価されている。

ついでに音楽面でもこれまでの担当だった伊藤氏から浜渦正志氏へ変更され、この点でも
「イトケンじゃねーのかよ」と「音楽サイコー」という真っ二つの評価に分かれた。

この両極端な絶賛と批判の評価。これも いきものの サガ か・・・・。


●じにー・ないつ【ジニー・ナイツ】
サガ・フロンティア2、裏の歴史の最後の主人公。本名ヴァージニア・ナイツ。
エッグに関わったナイツ家としては、ヘンリー、ウィル、リッチに続く最後の一人となる。
リッチ(父)を生まれる前に亡くし、それが原因で祖父(ウィル)に箱入り娘状態で育てられた。
が、外への興味はあり、14歳の時にウィルの後をこっそりとついていき、そのまま密航→他の人に保護される。
その後、エッグとの最後の戦いに巻き込まれていくことになる。
基本的に元気、天然、お転婆という娘さんなのだが、台詞が少なめなためか、あまり活かされていない。
最後のエッグとの決戦では必須メンバーなのだが、LP(生命力)が低めで、
エッグはそれを突いてくるために大苦戦することも。
ちなみに、最終メンバーの中にはグスタフ(ギュスターヴ15世)も混じっていて、
言わば表と裏の歴史の総戦力ともいえる編成となる。
主人公なのにリアル人気が微妙に低めなのは、他に魅力的なキャラが多すぎるせいだろう。


●しょうさつ【焼殺】
サガフロンティア2に登場する術の一つ。
序盤から(下手すれば第一戦目で)習得可能にもかかわらず
・威力が高い(熟練度ゼロのキャラが使っても1000前後のダメージが出る)
・即死効果付加(しかも発動率は高い)
・連携に組み込みやすい
とかなり便利かつ強力な術で最序盤からラストバトルまでずっとお世話になる。
また、この術は合成術といって
使用にあたり複数のアニマ(魔法に必要な元素のようなもの)が必要になるが
この術に必要なのは序盤からよく手に入る
火、木、石の三つなのでそろえるのは楽である。
ただ、上記のようにこの術の性能が高すぎるため
他の単体攻撃の術の存在価値がコレクション以外ほとんど無いという惨状になっている。

☆関連語☆
サガフロンティア2 アニマ 合成術 即死魔法


●すけるとんあお【スケルトン(青)】
サガ・フロンティア2に登場するエネミーで「スケルトン」の上位種。
通常のスケルトンが黄緑色のマントを羽織っているのに対しこちらは青いマント。
多くの人にとって最初のダンジョンとなるハンの遺跡に登場するが、この時点では一つ抜けて強く
多少育てた程度ではパーティ戦・デュエル戦に限らず全滅もありえる。

初見のプレイヤーにとっては厄介な敵くらいにしか見えない存在であるが、
知っている人間にとってはまるで意味の違ってくるモンスターである。
それはスケルトン(青)が登場時期に対して閃きレベルがパーティ30、デュエル36と異常に高く(ラスダンの中ボスでも30代)
序盤から強力な技を閃く事に利用できる点や出現場所が固定されており再戦しやすい点、
さらに即死攻撃を防ぐ装備品「デットストーン」の数少ない入手手段である点が挙げられる。

こういった魅力的な特徴からゲーム開始直後にスケルトン道場の門を叩く経験者も多い。
対して別に倒さなくてもシナリオクリアには支障がないため、初心者はスルーしやすい敵である。
しかしサガフロ2はシナリオの構成上、自由に戦闘できる時期が限られているので
こういった稼ぎ場を無視するとハマりやすく、初心者こそスケルトン道場を利用すべきだという意見もある。

☆関連語☆
道場


●せかいのあいことばはもり【世界の合言葉は森】
サガフロンティア2のラスボス・エッグが樹の将魔形態で使用する技。
追加効果こそ無いものの、非常に威力の高い全体攻撃であり、エインシェントカースに次いで危険な技である。

その為、通常プレイでは石の将魔と樹の将魔の撃破がセオリーとなっている。
更に樹の将魔のドロップアイテムがラスボス戦に非常に有用なアクセサリの為、この技を使われる事はあまりない。

名前のインパクトが強いせいか妙に印象に残るプレイヤーも多く、
過去スレでは、改変されスレタイに組み込まれたこともある。

なお、名前の元ネタはSF小説のタイトルである。

☆関連語☆
エッグ  エインシェントカース  ラベール


●たいらー【タイラー】
サガフロンティア2に登場するキャラクター。
忘れられがちだが職業は主人公・ウィルと同じくディガー。
ウィルの初めての冒険中に知り合い、以後行動を共にする。
一番の特徴は何と言ってもモヒカンヘアーの髪型であろう。ウィルも初めて見た時は野盗かと身構えたほど。
そんないかつい見た目通りに戦闘では頼りになる存在。斧と獣の資質を持っているのも見た目で納得できる。
性格は見た目とは逆に温厚。
エッグの事で少々突っ走り気味のウィルが立てた作戦でも自ら危険な役割を買って出た。
毒舌なナルセスでさえ「男の中の男」と賞賛しているほど。
まさに『頼れるアニキ』である。
最大の謎は何故そんな素晴らしいキャラが奇抜な髪型をしているかという事だろう。


●たましいのうた【魂の歌】
サガフロンティア2に登場する炎の合成術。
効果は味方全体に音波属性で「物理攻撃アップ+HP自動回復」という強力なもの。
攻略だけでなくやりこみでも非常に重宝するのだが、実はこの術、サガフロ2の鬼門なのだ。
習得には強い敵と戦う必要があるのに加え、デュエルによる合成が不可能。
よって、戦闘終了後に学習するしかなく、その難度も最高である。
極めつけに、そもそも「学習可能なキャラ」が少数だけ設定されており、
そのことは攻略本でも解説していない…
まさかそんな裏条件があるとは知らず、セオリー通りに資質持ち高レベル術師で頑張ってしまい、
何周やっても覚えらなかった人も多い。
一筋縄ではいかないところがいかにもサガ。


●でぃあな【ディアナ】
サガフロンティア2の仲間キャラクター。
北大陸の開拓民であったが、村がモンスターに荒らされ、途方に暮れていたところで(この時点での)
主人公リチャード(リッチ)・ナイツに無理矢理冒険に連れ出される。

戦闘経験などないはず(なぜか剣レベルは1だが)の農民の女性を
いきなり連れ出すのはどうかと思うのだが、
驚いたことに凄まじい戦士としての才能を秘めている。

・得意武器3つ(仲間キャラクター中同率最多)
・ターンごとの回復技ポイント5(仲間キャラクター中最大)

このゲームの戦闘イベントのある71年間の歴史の中で多くの戦士が登場するなかで最高。
100年に一人の逸材と言っていいかもしれない。
本当になぜこんな才能が農家から生まれたのだろう……。

が、残念なことにこのキャラクターは1イベントにしか登場しない。
成長させるだけ無駄である。非常にもったいない。

ちなみに、その後もリッチと交流を続けた結果、できちゃった結婚。
生まれた子供のヴァージニア(ジニ―)の得意武器や回復術・技ポイントなどは、
ディアナとリッチを足して2で割ったように思えなくもない。


●てっぽうだま【鉄砲玉】
サガフロンティア2のギュスターヴ(15歳)の所持ロール。
セットすると、セットしたキャラの行動開始の早さが3倍になる。


●でゅえる【デュエル】
サガフロンティア2に搭載されている戦闘システム。
複数対複数の通常戦闘と違い、味方一人対敵一体という対決方法がとられる。
このシステムの特殊な点は「斬る」「ためる」「けん制」などのコマンドを
1ターンに4つ入力して行われる点で、通常戦闘のアーツや術を選択して発動するものとは大きく異なる。
デュエルでアーツを発動したい場合、決められているコマンドを入力する必要がある。
(例:切り返し→けさ斬り、けさ斬り。ヨーヨー→集中、ためる、ためる、投げる。など)
「ためる(攻撃力UP)」などのコマンドを単発で組み込むことによって、技の攻撃力を高めたり、
「身を守る(回避、防御率UP)」を組み込みながら回復術を使用するなど、戦術面もなかなか奥が深い。
ただし上記のルールは敵にもしっかり適用されるため、油断していると手痛い仕打ちを喰らう可能性もある。
また、この戦闘ではサガお馴染みの「閃き」が発動せず、
代わりにこのコマンド入力で未得の技を「編み出す」ことができる。
アーツが発動する際のコマンドが完成していくシャキン、シャキンの効果音に、
閃く時のピコーン!の効果音とはまた違った快感を覚えたプレイヤーも少なくはないはず。
しかしこの要素によって閃きの機会、有意性が減ったという意見もあり全てが好意的に取られているワケではない模様。

戦闘が終了してもHPが25%程度しか回復しないサガフロ2では、
戦力に余裕のあるキャラを出して、他のキャラを安全に回復させることができるのだが

・一人しか戦闘に参加できないため、参加してないメンバーは成長しない。
・合成術の中にはデュエルで使用できない物も存在する。
・参加したキャラのHPが0になると強制的にゲームオーバー
・そもそもルールを知らないと技が一つも出せない。
などのデメリットもある。

だが通常より敵のレベルが高く設定されてることを利用し、道場としてアーツ拾得に貢献したり
所狭しと走り飛び回る戦闘はスピード感溢れ、
キャラクターや武器も専用のグラフィックに切り替わるため、細部まで描かれてたりと見所も多い。
ちなみに戦闘勝利ポーズも、それぞれのキャラ専用のポーズに変わっている。

☆関連語☆
アスラ道場


●なるせす【ナルセス】 サガフロンティア2のウィル・ナイツ編に登場するキャラクター。

作中、というかサガシリーズ全体を通して屈指の毒舌キャラ。
台詞をいくつか挙げると、

「その小娘も一緒なのか?私一人で十分なのにな」
「(経験が豊富な)ようだ、ではない。豊富なのだ」
「無謀なことをすれば勇気の証明だと思ってるのか、ガキめ」

等等、言葉の端々から自分の実力に対する絶対の自信を持っていることが伺える。
事実彼は術士らしく多くの術の資質に恵まれ、
序盤から強力な術をどんどん覚えていき、戦闘でも大活躍する。

ややツンデレの気質もあり、
特にウィルに対してはあれこれ説教しながらも世話を焼きたがる傾向がある。
暴走しかけたウィルを叱り飛ばすことができるのもこの人ならでは。

後年は「生命の木の種」により延命術の研究に没頭。
70代であるにも関わらず、初登場時と大して変わらない姿を披露した。
没年は攻略本では特に定められていないが、設定資料集によれば100歳まで生きたとされている。

ちなみに寒さが苦手らしく、寒冷地の冒険に誘われた時はなかなか首を縦に振らなかった。
(結局途中まではついてくるのだが)

余談だが、この作品の人気キャラであるにもかかわらず、
攻略本であるアルティマニアには彼の公式イラストは載っていなかった。
(後にタイラーと共に設定資料集に掲載された)

☆関連語☆
サガフロンティア2、ツンデレ


●にんげんなのよ-ぎゅすたーヴ!!【人間なのよ、ギュスターヴ!!】
サガフロンティア2の表の歴史の主人公ギュスターヴの母ソフィーが言い放った言葉。
同時にこの作品屈指の名セリフとして、ファンから支持されている。
ソフィーの意志の強さ、母としての愛情の深さが表れたこの一言に切なくなった人は多い。
このセリフが出てくるやり取りは以下の通り

街の草花や小鳥にギュスターヴがイタズラしているところにソフィー登場
→抵抗できない弱い者をいじめるのは恥ずべきことだと説教
→自分は術もアニマもない人間のクズなんだ!と自虐するギュスターヴ
→直後ギュスターヴに平手打ち、鳥が飛んだり花が咲くのはアニマの力ではないと諭す
そのあと上記のセリフをギュスターヴに話すという流れになっている。
ちなみに正確には「術が使えなくても、あなたは人間なの。人間なのよ、ギュスターヴ!!」である。

※この世界では金属製品以外の万物にアニマが宿っており、ギュスターヴは王族の嫡男として
生まれながらも、アニマを持たずに生まれたために国を追われ、異端者扱いされている。


●にんげんのくず【人間のクズ】
サガフロンティア2の表舞台主人公、ギュスターヴ
城から追放されて荒んだ生活を送っていた12歳のある日、
移住してきたグリューゲルの街の花壇を荒らしたり、
鳥達に石を投げたりしていたときに、それを叱った母ソフィーに対して
「どうせ僕は、術もアニマも持たない人間のクズなんだ!」
と言い放つ。
ちなみにこのあとソフィーがギュスターヴの頬を打ち
プレイヤーの心に残る名台詞を残してくれる。


●ぬヴぃえむ【ヌヴィエム】
サガフロンティア2の登場人物。
ギュスターヴ、ケルヴィンと大陸の覇権を争ったオート侯カンタールの娘。
ナイツ編の終盤で仲間となるプルミエールの実姉にして義母でもある。
15歳の時、爵位が下のヤーデ伯ケルヴィンの息子チャールズに
「犬の臭いがする。子ばかりたくさん作っている犬の子供の臭いだ。」と侮辱され、
貴族のプライドを傷つけられた彼女は父の死後様々な裏工作を行い、
ヤーデ伯の支配が固まりつつあった大陸を再び戦乱に巻き込んだ。
その暴言内容の酷さや、カンタールの子供の多さからオート侯家が分裂の危機にあったこと、
その兄弟が軒並み腑抜けでオート家の勢力を回復させる気もなかったことなど、
立場的な状況から彼女に同情するファンも多い。
しかし、個人的な恨みで戦争を引き起こしたという事実に変わりはなく
そのことをプルミエールに反発され、家を出て行かれてしまった。


●ふぁいあぶらんど【ファイアブランド】
サガフロンティア2に登場する炎のクヴェル(先住民族が作り出した希少なアイテム)。
非常にアニマに感応しやすく、子供がアニマを同調させるだけで赤く光り、大人相手では炎を発生させて大怪我を負わせるほど。
このため、国宝にしているフィニー王家は、王位継承権をもつ人間は7歳の時、
まだアニマの弱いうちにこの剣の継承の儀式に挑む習わしになっている。

しかしアニマがないギュスターヴ13世は儀式に失敗、母親ともども追放される。
その後ギュスターヴはこれに対抗して鋼の大剣を作り出し、それを使って一大帝国を作り上げた。

ラスボスのエッグ戦直前でグスタフ(ギュスターヴ15世)が「ファイアブランドが共鳴している」と発言するが、
別に特別な効果を発揮するわけではない。
しかも攻撃力はそれほど高くなく、属性は炎のみ、せいぜい何回使っても壊れないのがメリットなくらい。
おまけにグスタフ専用で装備欄から外せないせいで、一部から「いらない」とまで言われてしまっている。


●ふりん【フリン】
サガ・フロンティア2に登場する術不能者。
術が全てを占めるといってもよい世界で、術不能者として生まれた。
同じく術不能者なギュスターヴ13世を慕いつきまとうが、ギュスターヴからは酷い扱いをされていた。
少年であるギュスターヴの尖った部分を全て一手に引き受けたキャラともいえる。
しかし、術が使えないという苦悩を共有できるのは二人だけであった。
物語中盤、南の砦で包囲されたギュスターヴを追い、二人して行方不明となる(亡骸がない)。
アルティマニアにある小説では、二人して毒酒を飲み逝くシーンが描かれている。
「ギュス様…ありがとう。僕、とてもいい夢がみれた」

サガフロ2のドラマ性を大幅に高めてくれるキャラといえる。


●ぷるみえーる【プルミエール】
サガフロンティア2に登場するキャラクター。
気が強く、また非常に誇り高い女性で、得意武器が体術、槍、斧とパワフル。
初期装備に鋼鉄の鎧とガントレットがあることからも、それが伺える。
ウィル編最後の主人公・ジニーの密航を偶然助けたのをきっかけに、彼女の旅に同行するようになる。

素性は大貴族オート候カンタールの末娘にして、彼がもうけた最後の子。
父には顔すら覚えてもらえず、名前は姉であり義理の母であるヌヴィエムにつけてもらった。
末子なのにプルミエール(仏語で最初)という名前に、一族復興に燃えるヌヴィエムの執念が垣間見える。
そんな義母の生き方に反発を覚え、家名も誇りも捨てて彼女は家を出奔、各地を放浪していた。
しかし、のちに仲間のグスタフが従兄弟のために戦場に赴く姿を見て、
カンタールの娘であることに誇りを抱くことも、自分の本心であると気づく。
そんな自分に気づいた彼女のセリフは、将魔とのデュエルで見ることができる。

なお裏設定で、ジニーのパーティに加入しているグスタフとロベルトは、
2人ともプルミエールに気があるらしい。


●べえんだー しゅうまつをもたらすもの【Beender〜終末をもたらす者】
サガフロンティア2の攻略本「アルティマニア」の巻末に掲載されている小説。作者はベニー松山。
明確にオリジナルストーリーと記載されているように、その内容は公式設定を離れた存在である。
だがアルティマニアという史料価値と影響力の大きい攻略本に大々的に掲載されていることもあり、
これを公式のものとして勘違いしてしまう人も多く、しばしばサガフロ2関連のスレで揉め事の原因となる。
そもそも内容というかオリジナルキャラの主人公がラストボス並に強い不老不死の美青年であるなど、
個人が生きた積み重ねの歴史を描いた原作のテイストに反するという点から反発する意見も強い。
一方、原作で描かれる歴史の流れそのものに大きな変更は加えられておらず、独自の解釈も多いものの、
設定や時代背景に対する深い考察、そしてベニー松山の文章力の高さも相まって攻略本の付録にしては
十二分の仕上がりとなっている。それ故に公式設定と誤解されることも多いのかもしれない。

☆関連語☆
アニマ


●みーてぃあ【ミーティア】
サガフロンティア2の登場人物、仲間キャラクター。
術師ヴァンアーブルの弟子で、主人公パーティーに協力するため修行も兼ねてラストメンバーに加わる。
既に主人公パーティーを鍛え上げている人は二軍行きにするかもしれないが、
初期HPが500もあり即戦力になるため、育てていない人への救済措置にはなる。
特にグスタフの固定装備が邪魔だという人は、ミーティア加入までシナリオを進めてから入れ替えて鍛え始めたほうが効率がいい。

登場期間が短め、公式イラストが存在しないなどの点は同作品のラベールと共通しているが、
ドット絵の愛らしさやその不遇っぷりから熱狂的なファンを生んだのも同じ。
華奢に見えるが得意武器が斧というのもその手のファンをつかんだらしい。
さらには初登場時25歳のはずが、セリフが10代前半で通しても違和感がないほど幼い。
その極め付けがラスボス前の「ヴァン先生、こんなのが相手だって知ってて私を行かせたんですか?ヒドイです」

サガフロ2関連スレでは、ミーティアは(実際のところは不明だが天然=巨乳の法則から)「巨乳ロリ年増」と呼ばれ(非公式)、
ラベールと一緒に二大萌えネタキャラとして君臨している。

☆関連語☆
二軍 予想外のネタキャラ 斧っ娘


●よはん【ヨハン】
サガフロンティア2に登場する仲間キャラクター。
元々はサソリと呼ばれる暗殺集団の一人だったが、そのあり方に疑問を感じ脱走を図る。
サソリの一員になった時に「ヨハネ」の名前を与えられたが、
長期の逃亡生活で力尽きる寸前にギュスターヴに助けられ、
その際にヨハンと名乗り、ヨハネの名を捨てて以後ギュスターヴの守り人として生きることになる。
しかしヨハンにはサソリに入団した際に刻印される毒が体内に残っており、
サソリから定期的に配られる毒の進行を止める薬をもらえなくなったヨハンは次第に衰弱していく。
生きているのが不思議なくらいに衰弱しきったヨハンは、遠征先で謎のモンスター集団に襲われた際に、
最後の力を振り絞り、一人で無数のモンスターを相手にしながらギュスターヴを守る決意をする。
その際の戦闘はまさしく死闘であり、例え勝利しても1戦闘終了する度に、
ヨハンのLPが1ずつ強制的に消費されヨハンのLPが0(死亡)になるまで戦闘が続行される。
この戦闘はシナリオ上避けられず、ヨハンの命はここで尽きることになる。
その不退転の姿に心を熱くするプレイヤーも多く、キャラクターの人気も高い。

赤いマフラーがトレードマークで、服装も派手目で暗殺者とは思えないような格好をしている。
これにはちゃんと理由があり、サガフロ2の世界の住人は目だけでなくアニマで人を感知することができるため、
わざと派手な格好をして人の目を引き、アニマを目立たせず暗殺行為を行いやすくするためのものである。
ギュスターヴはアニマを持たず視覚だけで人を発見するため、アニマを消して行動するサソリの暗殺術が通じなかった。


●らべーる【ラベール】
サガフロンティア2の登場人物、仲間キャラクター。
冒険家を夢見て家を出た兄を探して旅をしていたところを主人公ウィルと出会う。
コーデリアが死亡していた場合は後にウィルの妻となるが、
コーデリアは人気キャラであり、戦力的にも結構重要、死亡イベントの後味が悪い、
といった理由からラベールが妻になるルートで進める人はあまりいない。
と、いうか彼女が妻になるパターンが存在することすら知らないプレイヤーも多い。

また他にも、登場期間が短め、資質が少なめ、兄がろくでなし、公式イラストが存在しない・・・
通り名のラベール(美人という意味)は実は自称、と、とにかくやたらと扱いが不遇なキャラである。
初登場時27歳、弓使い(弓を射るのに胸は邪魔)という設定、ドット絵などから
関連スレでは「年増」で「貧乳」というたいへん不名誉な呼び方をされている。
だがドット絵の愛らしさやその不遇っぷりから熱狂的なファンを生んだ。
彼らによると、貧乳、年増は愛称であり、褒め言葉らしい。
現在でもサガフロ2のキャラスレではしばしば彼女の貧乳がネタにされている。
彼女を取り巻く状況のカオスっぷりについては、
過去の専用スレの「サガフロ2のラベールは凄い貧乳世界の合言葉は年増」
という意味不明ながら妙に印象に残るスレタイがすべてを物語っている。

☆関連語☆
予想外のネタキャラ


●りちゃーど・ないつ【リチャード・ナイツ】
サガフロンティア2の主人公の1人。
ナイツ家側シナリオの2代目主人公とでも言うべきか。

父親は偉大なディガー(冒険者)であるウィリアム(ウィル)・ナイツ。
同じくディガーの道を歩むが、偉大すぎる父親に反発している。
能力は極めて優秀であり、全術系統が得意、
回復技・術ポイントも優秀であるなど戦闘面では父より使える。

が、ディガーとしては才能はあれど大きな成果を上げていないようで、
「俺はリッチあんまり金持ちじゃないんだけどね」と自虐ネタを披露することも。
また女好きであるようで、ディアナという女性と交際していながら
ユリアという別の女性にいいところを見せようと奮闘するなど問題のある面も見られる。

挙句の果てに、恋人のディアナから、
「(子供が)できたみたい」
と告げられたときにとっさに出た言葉が、

「げっ……」

ここまでひどいRPG主人公の台詞はそうそうないだろう。

彼の最期は、娘(ヴァージニア)の誕生とほぼ時を同じくして、
一族の宿敵エッグに精神を乗っ取られる前に自ら命を絶つ、というものであり、
大変悲劇的なシーンである。


●ろーる【ロール】
サガフロンティア2のシステムのひとつ。
RPGの『R』に該当する「役割」のこと。

具体的には「戦闘中における役割分担」であり、事前に設定しておく事で能力に補正がかかる。
例えば『鉄砲玉』のロールをセットすると行動順がかなり早く回って来るようになり、
『突撃』をセットすると物理攻撃力が大幅に上がるが回避力が落ちる、等様々なものがある。
当然ながら1人しか居ない時や、1対1で戦うデュエルでは無効であり、
それ以外でもパーティーメンバーの誰かが気絶したり状態異常に掛かっていたりすると一時的に無効化される。
また同じロールをパーティー内の複数のキャラにセットすることも出来ない。

ロールの効果は強力で、上手くセットすれば戦闘が非常に有利になる。
ただロールをセットしていない状態は『自由行動』となり、閃き率が上昇する。
しかし大抵のアーツは閃きよりもデュエルで合成した方が楽なので、ロールをセットしておく方がいい。

ロールは仲間キャラクター達が1人につき1種類ずつ所持しており、
それぞれのキャラの性格や特徴が反映されている。
ただしギュスターヴはシナリオを進めていくと性格が大きく変化していくからか、
1人で3種類のロールが設定されている。

後半に加入するキャラほど使いやすいロールを持っており、
1度仲間にしたキャラのロールはそれ以降自由に使えるようになるという仕様の為、
序盤ではロールの少なさに悩むことになる。
2周目に入ると最初から全シナリオを自由に選択できるようになる為、
ロールを求めて戦闘の無いシナリオを真っ先にクリアするプレイヤーが数多くいた。


●ろべると【ロベルト】
サガフロンティア2の登場人物、仲間キャラクター。
冒険者系のディガーでグスタフの相棒。自他共に認める物好きな男(27歳)。
派手なジャッケットが目を引くお調子者だが、人嫌いのグスタフが心を許しているだけあって、
実際、仲間思いで面倒見のいい好漢である。

戦闘面では弓使いの術師と後衛タイプのくせに、高いHPとべらぼうなLP※を持ち、かなりタフ。
そのしぶとさはラスボス戦を即死耐性装備無しで戦い抜くほど。
術のレベルも高く頼りになるが、最終パーティで一人だけパンピー。
ついたあだ名が「最強の一般人」。
※イベント参戦の偽ギュスターブ(人外)を除くとトップ。平均値の1.5倍以上。

尚、主人公のジニーに甘いのはロリコンというわけではなく、死別した妹と重ね合わせているためで、
本人はパーティメンバーのプルミエールに気があるとか。


ただ、設定資料によるとジニーは後に仲間のディガーと結婚したらしい。
共に死線を越えてきた彼女の仲間で祖父のウィル以外のディガーといえば…
評判芳しくない小説版はそういう恋愛話だった。

☆関連語☆
ジニー・ナイツ グスタフ プルミエール



▼アンリミテッドサガ


●あーみっく【アーミック】
アンサガの主人公の一人で、チャパ族というげっ歯類に近い顔をした亜人種。
マスコット的なデザインとは裏腹に、主人公としての難易度はアンサガでも一、二を争うほど。
理由は「複数種類の素材のアイテムを規定数集める」という特異なシナリオ進行条件にある。
このゲームでは街ごとに傾向はあるものの品揃えはランダムなため、確実なプランを立てることができない。
そのため、プレイヤーは持ちうる知識と技術を総動員してアイテム収集に駆け回ることになる。
また、装備しているとそのアイテムを所持しているとはみなされないため
アンサガスレでは困ったプレイヤーにたまに「脱げ」という冗談交じりのアドバイスがされることも。
このように面倒な一方、彼が主人公の場合のみチャパ族とのアイテム交換を通じて
他では入手不可能なアイテムを作ることができるという楽しみもある。
ちなみに声は子安武人があてており、一風変わったとぼけた演技が聞ける。


●あいてむまでこわれた!!【アイテムまでこわれた!!】
アンリミテッドサガで、アイテムが入った宝箱を無理やり開けると表示されることのあるメッセージ。
本ゲームでは、鍵のかかった宝箱は

1.鍵開けのスキルを使う
2.鍵を使って開ける(ごく一部のシナリオで入手可)

の方法で開錠することが可能だが、この二つが不可能な場合にも、
体術(パンチ・キック・投げ技の三種)や武器で強引に開錠することが可能である。
ただし、この方法を使うと中の金が減少したりアイテムが表題のメッセージとともに壊れてしまう場合がある。
(宝箱を開けること自体がパネルレベルに関わるため、損だけというわけではない)

それにしても、 パンチ・キックはまだしも投げ技で宝箱をこじ開ける姿はシュールである。


●あまかけるつばさ【天翔ける翼】
シリーズで初めて採用されたボーカル曲で、アンリミテッド:サガのEDテーマ。
作曲はサガフロ2・アンサガ等の音楽を担当した浜渦氏、
作詞はサガシリーズの生みの親である河津氏が手がけ、
ボーカルはソプラノ歌手の柏原美緒さんが務めている。
静かだがうねりを感じさせる曲調、幻想的な歌詞、高音のボーカルが一体となった曲で
「ゲーム内容は不満だが音楽は評価する」という人の多いアンサガの音楽の中でも特に人気がある。
主人公7人全てのEDを見ると聞くことができるのだが、
アンサガは独特にも関わらず説明不足のシステムのため
一人目で投げ出してしまわれることも非常に多く、
自力でこの曲を聴くことができたプレイヤーは少ないと思われる。
聞けるようになるまでが大変であり、その分ゲーム中でこの曲を聴いたときの興奮と感動もひとしお。

ただ、かなりの労力がかかる割にはゲーム中では途中までしか聞くことができず
フルで聞くためにはサントラを買うしかない。
こんなところまで微妙に理不尽なのはアンサガらしいというべきか。

☆関連語☆
浜渦正志 河津秋敏 アンリミテッドサガ


●あんりみてっど-さが【アンリミテッドサガ】
スクウェアの看板作品の一つ、サガシリーズの9番目に当たる作品。
サガシリーズは元々作品ごとにシステムが大きく変わることで有名だが、
その中でも本作は、同シリーズの他作品と比べてもかなり独特なシステムを多数搭載している。
これらは本作のシステムの一部である↓

・フィールドは主人公を駒にして、ボードゲームのように移動する。
・キャラの成長はシナリオ終了後に行われ、全7マスのパネル上にスキルを置いたり交換することによって能力値が増減する。
・戦闘中の行動やスキル使用などの際には、リールシステムという、スロットでいう目押しによってその成否を決める。
・シナリオ攻略は一部を除いて制限ターンが設定されている。
・戦闘中はターン開始時に合計5回分の行動をキャラに割り振る。
 (1ターンに1人が5回行動することも、5人が1回づつ行動することも、1人で攻撃を連携させることも可能。)
・敵はLPを0にすることで倒し、逆に味方のLPが0になると戦闘不能になる。HPはLPを守るための壁のような扱い。
・フィールド上で待機することでHPを回復する。

しかしチュートリアルが不親切な上に、説明書の解説があまりにも不十分であり、
これらの仕様についていけないプレイヤーが続出した。
更に新システム、仕様にも問題が多く、

・リールシステムは目押しが狙いにくく、罠発動や鍵開け失敗によって無駄に体力を削られる事態が続発。
・比較的エンカウント率が高いのだが、戦闘中逃げることができない。
・シナリオ攻略に失敗するとキャラを成長させることができないのだが、モンスターは構わず強くなる。
・本作では、シリーズの目玉である連携システムにもリールが適用されているのだが、
 目押しが難しいために上位の技が繋がりにくく、更に敵の行動が割り込んでくることが非常に多い。
・歴代サガシリーズの例に漏れずラスボスが強い。

などの致命的な部分が多々あった。
そのため発売直後から価格が暴落し、一部の中古店では買い取り拒否まで行われるに至った。
しかしこれらの独自性の高いシステムや高難易度にはまり込んだ者が一定数いるのも事実で、
ごくごく一部では神ゲーのように語られることさえもある。これも いきものの サガ か・・・


●かおするーらー【カオスルーラー】
発売当初、説明不足にも程があるアンサガのシステムになんとか適応し、
どうにかラスボスまでたどり着いたプレーヤーに立ちはだかったラスボス。
単体のLPをごっそり削る「滅殺剣」、全体に大ダメージを与える「オーバーキル」「異界の風」、
そして最大七回の攻撃による連携割り込みで、結構な数のプレイヤーにクリアを諦めさせた。
どの主人公でもラスボスはこのカオスルーラーだが、前座のボスがそれぞれ異なり
また、前座のボスから一つ特殊攻撃を吸収して使用する。
この二点により主人公ごとにラスボス戦の難易度が変わってくるのである。

真書で開発者が「勝率6割でもいいんじゃないかと思っている」と発言しており、
発売後しばらくは裏技「全身鎧装備」の使用もやむなしの感があった。
ただ基本的に力押しの敵なので、行動人数を絞る、連携せずに一人ずつ攻撃するなど
実は比較的シンプルな方法で勝率100%の戦いは可能である。

☆関連語☆
ナイトオブザラウンドテーブル


●がんとれっと【ガントレット (サガ)】
アンリミテッド:サガのキャッシュ編の鍵となる呪われた篭手。
フィールドマップで一定の時間が経つごとに固定敵との強制戦闘を引き起こす。
キャッシュと敵のタイマンバトルで、負けてもゲームは続行されるのだが
ゲームオーバーと勘違いして投げ出してしまう人も初期には多く見られた。
終盤のモンスター3体は特に強力で、撃破には準備が必要だが
技をひらめく対象として非常に優秀で、キャッシュ限定ながら道場としても利用されている。
最後に出現するドムリアットを撃破すれば強制戦闘はストップし、
シナリオ進行状況に関わらずラストダンジョンへの突入が可能になる。


●かわづかけ【かわづ掛け】
アンサガに登場する投げ技。
本来は相撲の四十八手の一つであり、いたって真面目な技なのだが、
連携に組み込むと、技名が途切れてかわづ〜、もしくは〜掛けと表示される。
これをサガシリーズの生みの親、河津秋敏氏とかけて、
様々な珍妙な連携を作り出す者が続出。

例)
>かわづ炎の呼び掛け (かわづ掛け+炎の矢+呼び戻し+かわづ掛け)
>かわづチンなで斬り (かわづ掛け+チンクラッシュ+なで斬り+なで斬り)

解体真書のスタッフインタビューでは河津氏当人が「狙ってるんでしょ(笑)」と
バトルプログラマー(小泉今日治氏)に言及していた。

☆関連語☆
別売り説明書


●きゃっしゅ【キャッシュ】
アンリミテッドサガの主人公の一人。愛称は顎、現金。
騎士の名門であるバーガンディ家の長男であり、二人の弟が居る。
元は辺境騎士としてモンスター討伐や地図の作成をしていたようだが、
ある日、呪いのガントレットにとりつかれ、その謎を解くべく旅に出ることとなる。
真面目で面倒見がよく、頼りになるアニキなのだが、妙にネタが多いキャラでもある。
例えば、彼のシナリオの特徴の一つにガントレットバトルがあり、
そこで強力な技を比較的手軽に閃くことが出来るのだが、
このガントレットバトル、本人以外には何が起こっているのか
分からないようになっているらしく、
「周囲の人間には見えない」、「ガントレットの呪い」
といった事が某コピペを彷彿とさせたのだろうか、
それを改変した「邪気ガントレット」なる文章を作られてしまっていたり、
彼のシナリオで仲間になるキャラは一人の性別不明を除けば全員男だったり、
仲間がイロモノ揃いと言われるジュディ編で森の中から現われて仲間になったりする。
さらに、主人公選択時の台詞「やあ、僕はキャッシュ。僕と一緒に冒険をしよう!」
が、妙に印象に残る台詞として有名であり、アンサガスレでは結構人気者である。

☆関連語☆
アンリミテッドサガ ガントレット


邪気ガントレットのガイドライン

30代の頃カッコいいと思って
怪我もして無いのに腕に包帯巻いて、突然腕を押さえて
「っぐわ!・・・くそ!・・・また暴れだしやがった・・・」とか言いながら息をを荒げて
「奴等がまた近づいて来たみたいだな・・・」なんて言ってた
弟に「何してんの?」と聞かれると
「っふ・・・・ガントレット(自分で作った設定で俺の持ってる呪いのアイテム)を持たぬ物にはわからんだろう・・・」
と言いながら人気の無いところに消えていく
冒険中、静まり返った洞窟の中で「うっ・・・こんな時にまで・・・しつこい奴等だ」
と言ってその場を飛び出した時のこと思い返すと死にたくなる

モンスターと戦闘してて腕を痛そうに押さえ相手に
「が・・・あ・・・離れろ・・・死にたくなかったら早く俺から離れろ!!」
とかもやった仲間のみんなも俺がどういう人間か知ってたらしくその戦闘はほかの奴が敵を倒して終了
毎日こんな感じだった

でもやっぱりそんな痛いキャラだと騎士団に
「ガントレット見せろよ!ガントレット!」とか言われても
「・・・ふん・・・小うるさい奴等だ・・・失せな」とか言って騎士団逆上させて
スリーパーホールドくらったりしてた、そういう時は何時も眼を閉じて
「貴様ら・・・許さん・・・」って白昼夢の中で敵と戦ってるふりして
「っは・・・し、静まれ・・・ガントレットよ・・・怒りを静めろ!!」と言って腕を思いっきり押さえてた
そうやって時間稼ぎして制限ターンが終わるのを待った
短いサブシナリオならともかく、メインシナリオで絡まれると悪夢だった


●げどうのしょ【外道の書】
アンリミテッドサガで、術を覚えるために使用される魔道板の一つ。
6系統ある術のうち禁呪を覚える魔道板の最上位(レベル4)である。
術コンプをするには必要なうえ、禁呪は合成術を作る際に有用なため求める人は多いのだが、
以下の事情により入手は極めて困難である。

・禁呪系統の魔道板は、レアモンスター、レインボーグッキーを倒すことでのみ入手可能である。
(ただしジュディを主人公に選んだ場合に限りレベル1、レベル3の禁呪の魔道板をイベントで入手できる)
・レインボーグッキーは二周目以降でなければ現れない。
・レインボーグッキーは主人公から逃げる動きをするため、捕捉が困難である。
・レインボーグッキーはラスボスに次ぐほど強力な敵であり、戦力が整っていない序〜中盤では倒すのは難しい。
・レインボーグッキーを倒したところで、魔道板をドロップする確立は1割程度である。
・魔道板を入手したところで、9割方が最低レベルの物であり、上位の物ほど確率が下がる。

しかし、このような困難を乗り越えて、本スレには2件の入手情報(画像付き)が入っている。
発売されてほぼ5年、本スレも138を数える2007年9月現在において…

☆使用例☆
「____キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!」
「釣り乙」


●けんなんきょう【剣難峡】
アンリミテッドサガに登場するダンジョン及びクエスト。
数あるアンサガのイベントの中でも非常に面倒くさいことで有名。
内容自体はただ山を越えるだけと、一見簡単そうに思えるのだが、
これが一筋縄にいかない。無事に渡るには、

1.途中に吊り橋がかかっており、ここを通ると必ずエンカウントし、
戦闘後お約束どおりに橋は落ち、パーティーは両側の岸に分断される。

2.合流するために片方のパーティーを操作して対岸に張った縄を見つける。

3.もう片方のパーティーも操作して縄のところに行く。

4.縄につかまって渡ろうとすると、お約束どおりに縄が切れ、片側のパーティーが谷底へ転落。

5.谷底に落ちたパーティーは所定の場所に行って待機する。

6.谷の上のパーティーはどこかにあるつる草を入手し、谷底のパーティーを引き上げる。

7.合流後に脱出。

という、非常に回りくどい手順をこなす必要があり、
しかもパーティーが切り替わるたびにそこらじゅうのモンスターと罠が復活する。
仲間が分散するので当然戦力はガタ落ち。
更に、序盤で強制的にここへ挑まされるキャッシュ編では、

・パーティーメンバーが主人公を含めて2人しかいない。
・分断されると当然、一人旅×2の状況ができあがる。
・2人ともあまり強くない。
・アンサガの仕様として、戦闘中に逃げられない。

という、あんまりなマゾ仕様がサービスされてしまう。
不幸にもキャッシュ編を最初に選んだプレイヤーは、ここで斃れてすぐ、中古屋に走ったことだろう。

なお、落ちるのは並び順で後半になっているキャラ。
落ちる側の方が戦闘回数は多いため、耐久力や戦闘力に優れるキャラ(上の状況ならキャッシュ)を
後ろの方に配置しておくといくらか楽になる。


●ごうせいじゅつ【ごうせいじゅつ】
アンリミテッドサガに登場したシステムの1つ。
簡単に説明すれば、ベースになる術1つと、それに加える術3つを合成し、
ベースとなった術の威力を上げる・・・というシンプルなシステムである。
また、特定の組み合わせによって全く新しい術が生まれることもあり、
アンサガプレイヤーにとって必須となっている要素である。

しかし異常なほど面倒なシステムでもある。

・まず、合成術を作るために必要なアイテム「術合成パネル」が非常にレア。
 普通にプレイしているだけだと、2〜3周で1回出るか出ないかといった具合。
・合成に使用できる術は「そのキャラクターが覚えている術」だけなのだが、
 そもそも基本的な術を覚えさせるだけでも大変な労力がかかる。
(術士を育てること自体がやりこみ、と言われるほど。)
・「全く新しい術が生まれることもあり」と書いたが、ヒントがゼロに等しいため、
 攻略本やWikiなどを見るか、片っ端から手探りで探さなくてはならない。
・そしてやっと完成した「新しい術」だが、その多くはただエフェクトが派手なだけ。
 実用性のある合成術は、ほんの一握り。
・そもそも、そんな強い術を作ったって使う場所がほとんどない。
・それ以前にこのゲーム自体が狂人仕様であり(ry

・・・と、まあこんな感じである。
攻略サイト・Wikiなどが広まった今ならともかく、発売当初は本当に廃人専用の術だった。
まあそれだけあってその「ほんの一握り」の有用な合成術は、ゲームバランス完全無視と言えるほど高い威力を持っているし、
HPを大幅に回復するリフレッシュ程度ならそこそこの労力で作れるのだが・・・

なお、次回作のミンサガでも術合成は登場しているのだが、アンサガでの廃人仕様はどこへやら。
手軽に使える初心者救済用措置として、万人に使われまくっているのでした。


●ごーじゅ【ゴージュ】
アンリミテッド:サガのジュディ編とキャッシュ編で仲間になるキャラクター。
田舎の金持ちの息子でいい歳(21歳)こいて地元の悪ガキどもを率いて悪さを働いていた。

比較的序盤に仲間になるキャラクターだが、
初期HPが低いうえに初期スキルパネルがマハラジャ(買い物時の買値が上がる)とおしゃれ(マハラジャの効果増)
が3つ(3つあってもあまり意味がない)だけであり、ステータスを見て誰もが頭を抱えるほど弱い。

台詞も、
「トロいワナ仕掛けやがって、カスが!」
「俺の攻撃に華を添えろ」
「こいつを倒せば俺はヒーローだな」
などDQN丸出しであり、救いようがないように思える(「仲間に手ぇ出すな!」な
どいい台詞もあるので、根っからの悪ではなさそうだが)。

しかし、

・力と技の資質が最高の5(両方5のキャラは全32キャラ中3人)
・LP(これがなくなると戦闘不能。成長不可)がトップクラス(32人中3位)

という二つの理由により、育てれば最強の戦士系、かつ貴重な壁役になる。
井の中の蛙という言葉があるが、このキャラに関しては井戸の中に鯨でもいたか
のように思える。

ちなみに術に関しては、魔は低いものの火が高いので、
うまく育てればクリムゾンフレアを使い最強クラスの術師になりうる。
なぜこんなキャラがここまで優遇されるのだろうか……。


●じゅでぃ【ジュディ】
「アンリミテッド・サガ」に登場するキャラで、「ジュディ編」の主人公でもある。本名はジュディス。
魔法使い一家の一人娘で10歳の幼女。アンサガの登場人物の中ではおそらく最年少である。
性格や言動は大人びた感じを受けるものの、やはり歳相応の可愛い女の子である。
しかし、主人公に抜擢されたのは伊達ではなく、
優秀な家族達の素質を余すこと無く受け継いだスーパー幼女である。

まず能力資質だが、技、魔、体が最大の5とかなり高い数値である。
特に、相手に与えるLPダメージに影響する技が5であるのは大きい。
尚、資質5が3つあるキャラは神と称されるエデル先輩と、ジュディのみであり、
能力資質の合計数値は全キャラ中3位タイである。
次に五行資質だが、火、土、木の三つの資質が3とかなり高い数値となっている。
これらの3種類の術には強力な攻撃術が存在するため、
これらの資質が高いと言うことはかなりの利点である。
通常、五行資質は合計が10になるように設定されている。
しかし、彼女の五行資質の合計は12と、合計10を超える唯一のキャラなのだ。
ちなみに、全能力資質と五行資質を合計した場合、彼女は全キャラ中TOPの30になる。
これだけでもかなり優遇されているように見えるが、
それだけではなく彼女専用のファミリアパネルが3種類も用意されている。
まあ、通常のファミリアに比べて微妙に五行上昇値が高いとか
専用グラフィックや固有名詞がついていたりとかするくらいの違いではあるが、
それでもかなり優遇されていると言えるだろう。
余談だが、水のファミリア「ポセイドン」はシナリオ中盤のムービーでも登場する。

弓や短剣、軽体術などで物理攻撃するもよし。術を極めて無双するもよし。な、実に万能なキャラである。
しかし、このゲームに置いて最重要項目であるLPが10しかないという大きな欠点があるため、
過信は禁物である。
いくら才能あふれる彼女と言えど、実際は10歳の女の子。
あまり無茶はさせず、愛を持って使ってあげよう。


●じゅでぃへん【ジュディ編】
「アンリミテッドサガ(以下・アンサガ)」に登場するシナリオの1つ。
10歳の少女・ジュディが家族を救うために冒険するといった、
シンプルながら心温まるストーリーである。
7つあるシナリオの中では難易度も低めなほうであり、
1周あたりのプレイ時間も最短なため「アンサガ初心者にオススメ」と言われている。

しかしこのシナリオの醍醐味は、あまりにも個性的過ぎるパーティキャラである。
毎回「ヘンな仲間キャラ」が多いサガシリーズではあるが、
その中でもこの「アンサガのジュディ編」は、群を抜いて奇抜である。

主人公のジュディはまあ良いとしても、まず最初に仲間になるのがロリコンにしか見えないおじさん。
(もう1度言うが、ジュディは10歳の少女である。)
それに続き、ヘタレな父さん、強烈なほど太っている兄、おっとり系に見えて案外腹黒い姉。
ナルシストなお坊ちゃんに39歳の人妻、そして後半で加入してくるロリコンおじさんその2。
ラストダンジョンで仲間になる爺さんは一見まともに見えるが、
ちょっと後方に待機されておくと「わしのことを忘れて(ry」などと言い出すからタチが悪い。

とはいえ全員「ヘンだけど、どこか憎めないキャラ」たちであり、
アンサガのシナリオの中でジュディ編を愛する人は意外に多かったりする。

さらに余談だが、慣れれば数時間でクリアできる短さのためか、
1日に7回もクリアした勇者がいたとかいないとか・・・


●ぜんしん-よろい【全身鎧 (サガ)】
アンリミテッドサガにおいて、本来の装備箇所を無視して防具を装備でき(これは仕様)、
なおかつ防御力も有効(これはおそらくバグ)であることを利用して、
全身に鎧を装備させることで防御力を飛躍的に高める裏技。

追記:アンサガの全身鎧は難易度を易しくするための仕様だという説もある。


●ちんくらっしゅ【チンクラッシュ】
アンサガに登場する、敵専用の技。
威力が高いためHPを多く削り、
しかもLPも直接削ってくるという結構厄介な技である。

というのがこの技単体の説明。

連携に組み込まれたときにこの技の真価が発揮する。
大抵の技は連携の際に技名が途切れ、この技も例外ではない。
この途切れ方が連携の最初か途中で「チン」最後で「クラッシュ」となる。
そして、この技同士の三連携ではどうなるかというと
「チンチンクラッシュ」
となる。

ここまで来れば言うまでもないだろうが、
危険な名前の連携を作る際に大いにネタにされた。

製作者はいったい何を考えていたのであろう・・・


●ないとおぶざらうんどてーぶる【ナイトオブザラウンドテーブル】
アンリミテッドサガに登場する11人のアンデッドの王。
ヴェント編とマイス編に登場し、ファロスの地下迷宮の最奥に君臨している。
特にマイス編でのバトルは、難易度の高さで知られるアンサガでも1、2を争う難所である。

こいつらは俗に言う四天王や○○人衆の類とは違い、それぞれ別の場所で戦うのではなく、
一度のバトルで一体づつ勝ち抜きながら戦うことになる。
また、一体一体のHPは少ないがそれぞれ10前後のLP(0にしないと死なない)を持つので、
鍛えられたパーティーでもかなりの長期戦を覚悟しなければならない。

そしてそれらを10体倒しきると、大将格の「ファントム」との死闘が始まる。
ファントムは1ターンに最大で5回行動し、
こちらのLPを大幅に削り取るブラッドソード、高確率で石化させるトリプルゼロ、
全体攻撃のアイスニードルといった猛攻を繰り広げる強敵。まさに壁ボス。
さらにマイス編の場合、仲間の最大LPが総じて低めであり、
ファントムを倒した直後にラスボス戦に突入するため、これからが本当の地獄である。

対策はLP攻撃に耐性を持つ防具で固め、武器の耐久値に注意し、
敵のLPを削りやすい技を連発するのが定石だが、
どうしても勝てないのなら全身鎧という最終手段があるので諦めないでいただきたい。

☆関連語☆
カオスルーラー


●ひろゆき【ヒロユキ】
アンリミテッド:サガに登場する青年。
主人公の一人ルビィの幼なじみで自称彼氏、その実彼女からはパシリ扱いの哀れなキャラ。
ルビィに頼れる男をアピールしようとするも、毎回彼女のインチキ占い成就に振り回されている。
ルビィが旅立つ時に一度は置いていかれるも、後を追い掛けて強引に旅に同行するなど、本気でルビィが好きらしい。
ルビィ編EDでは、彼女に「そういってる割には(胸が)小さいなあ」と発言する勇者だったり、
オチがラブコメっぽかったりする。

罠にひっかかると「俺って不幸」とコメントするので、すっかり不幸キャラ扱いされている。
仲間にできるキャッシュ編でも、言付けをキャッシュに伝えたらそのまま暗殺騒動に巻き込まれ、
最終的にカオスルーラー退治にまで参加させられ、揚句「俺がここにいるのは場違いだと思うんですけど」発言するという不幸っぷり。
ついでにヒロユキという名前も、本当は映画「怪盗ルビィ」のルビィの相手役の名前の予定だったのだが、
設定をした小泉今日治氏が「名前を思い出せなかったから、役を演じた真田広之のヒロユキにしていたら、本当にヒロユキで採用された」
という不幸っぷり。

そんなヒロユキだが、素質は高いので戦闘ではかなり頼りになる。


●べつうりせつめいしょ【別売り説明書】
サガシリーズの異色作アンリミテッド・サガの攻略本「解体真書」のこと。
ソフト同梱の説明書がさっぱり説明不足のためこう呼ばれる。
難解なシステムやゲーム内でほとんど説明がない技・術の解説など
ネット情報なしでアンサガをプレイする者には必携の書である。
真書のお約束として、イラスト集やベニー松山のオリジナル小説なども完備。
クソゲーとして投げ売りされたゲーム本体の方が安い場合も多い。
また表紙の白字タイトルの内「真」の字だけ赤色で印刷されており、
読み込んでいくとここだけ磨耗で消え失せる。
このため「解体 書」と呼称されることもある。

双方合わせてもかなりの安価で手に入るので、
ヒマな人はこれを片手にアンサガをプレイしてみると、今までの先入観がくつがえる……かもしれない。


●みしぇる【ミシェル】
アンリミテッドサガに登場する仲間キャラクター。
大人しそうな外見とは裏腹に、攻撃関係のステータス(資質)は仲間の中でもトップクラスである。

しかし、このゲームで肝心の「LP」が全キャラ中最低であること、
さらに「呪われたガントレット」という外すことのできない固定スキルがあり、
シナリオ上での存在感も薄いため、二軍落ちになることが多い不運なキャラ。
いくら攻撃が強かろうと、このゲームではLPが全てなのである。

が、可愛らしい容姿と「アイドル冒険家」という珍妙な肩書き、
そして麗しい声に魅せられてしまい、彼女に愛を注ぐプレイヤーは多い。
ついに、ラストバトルの難易度が異常に高い「マイス編」を彼女一人でクリアするという猛者・・・いや、狂人まで現れてしまった。
これも いきものの サガか・・・

余談であるが、制作者も「乳揺れにこだわりました」と言っている。
「キック」や「術」を使うとよく見えるので、彼女のファンはこの2つの攻撃を連発させるとかさせないとか。


●>>3【>>3】
アンリミテッドサガ本スレにおいて使われる
「このゲーム超安いけどクソゲー?」などの煽りに対するパリイ

なぜそれが「>>3」かの理由は、ちょうどここにテンプレのうちの一つである

Q、○○円だけど買いですか?
A、お前は買わないほうがいい。やめとけ。

Q、○○円で買ってきたんですけどぉ〜
A、お前には無理だ諦めろ。

Q、面白くないんですけどこのゲーム糞ですか?
A、お前には合わん諦めろ。

などの文句が置かれているためである。
上記の煽りに対して「>>3」のみを書き込み続け
多重連携を目指すのもまた住人にとってロマンシングでフロンティアでアンリミテッドである。

余談だがその下の「>>4」には
「地雷上等!!」と書かれたAAが置いてあり、アンサガスレ住人の自虐っぷりを垣間見ることができる。

☆関連語☆
クソゲー 地雷 アンサガ

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