●ゆいいつ-しん【唯一神】
一神教の神、属性に分かれた女神の群れとかと無縁な硬派な神様。
昔は勇者達も信仰したり助けられたりと敬虔な態度を取ってきたが、
最強じゃないと嫌なプレイヤー心理のせいか、ラスボス、隠しボスとして出ることが増えてきたと同時に、
神聖さよりも独善性や非人間性にスポットが当てられてきている。
大抵「いっぺん無に還して創り直す」って言い出す。リセットすりゃイイなんてきっとゲーム脳だ。
●ゆうかい-いべんと【誘拐イベント】
誰かが敵にさらわれるイベント。
さらわれるキャラは、ヒロイン、王女様、巫女、村長の娘など女性が多い。
さらった犯人の目的は、「○○と交換だ!」とか「邪神様の生贄だ!」とか「この娘の力で封印をとくのだ!」と様々。
主人公はさらわれた人を助けに向かうこととなる。
ただし、さらわれたキャラが自力で脱走したり、思いを寄せていた姫が他の男とラブラブになることもあるので注意。
●ゆうぐう【優遇】
1)プレイヤーが特定のキャラを他キャラに比べてかなり有利に扱うこと。
これをされたキャラは強い装備と活躍の機会を与えられ、
キャラ別エンディングがある場合は真っ先に見てもらえることになる。
その理由は強い、見た目がいい、人となりに好感が持てるなどといったものが多い。
元々弱くて使いにくいからこそ敢えて使うという、判官贔屓なマゾプレイヤーもいる。
2)開発者が、何故か特定のキャラを他キャラに比べてかなり有利に設定すること。
これをされたキャラは多くのイベントにからみ、ところどころでおいしい目に遭う、
実は○○といった超設定がついたり、続編で登場したりすることもある。
主人公、ヒロインあたりなら(度が過ぎていなければ)まだ納得できるのだが、
そうでもないパーティーキャラやチョイ役がこれをされているとウザがられ、
アンチが大量発生し、時には作品そのものの評価すら落ちる。
優遇される理由は、
1.前作で登場し、(一部の)プレイヤーから多大な人気を得た。 例)TOD2のリオンなど
2.開発者やシナリオライター自身のお気に入りのキャラ。 例)SN2のアメルなど
というものが多い。
ただし1の場合、ファンサービスとして好評を得ることも少なくない。
それでも主人公以上に活躍させるのはさすがに問題あるので適度に自重してもらいたい。
●ゆうぐれ【夕暮れ】
日が暮れること。日暮れ、黄昏。
昼夜のあるRPGでは昼から夜に変わる節目として登場する。
衰退や絶望を暗示するため、演出の一種として使われることもある。
☆関連語☆
昼 夜 演出 天候 夜明け
●ゆうごう【融合】
1)読んで字の如く、とけあわさること。
合体と違い、物質どうしが組織レベルで結合し、分かちがたくなるのがポイント。
RPGでは強大な力を持つ何某かと____することで、力の源とすることができるが、
一度____を果たすと二度と元に戻れず、たいてい禁断の術とされ世間から葬られている。
そのため特に、どこからか噂を聞きつけたラスボス級の敵が好んで行う。
実行の際にはもってまわった儀式や多大な犠牲が必要だったりするにも関わらず、
いざ使ってみると自我が無くなったり意識を奪われたり失意のうちに滅ぼされたりするので、
ご利用は計画的に。
2)FF5に登場する青魔法。使用者の全HPを味方一人に投与し、自らは戦闘不能になる技。
☆関連語☆
合体 変身 力が欲しい・・・
●ゆーざーいんたーふぇーす【ユーザーインターフェース】
ユーザーから見たコンピューター、またはその機能の総合的な使用感のこと。
要するに操作性やシステムの使い勝手を小難しく言ったもの。
本来はIT用語でインターフェースと略されることが多い。
単なる「操作性」だとキャラやコマンドの操作のみに限定されてしまうイメージがつきまとうが、
インターフェースは情報表示機能なども含めた機能全般の扱いやすさを表す言葉である。
☆関連語☆
操作性
●ゆうしゃ【ゆうしゃ】
人様の家に無断土足で上がり、勝手に家捜しして金品を強奪したり、
街中で乞○のごとく落し物を収拾する者に与えられる称号。
例)メタルサーガ 砂塵の鎖
●ゆうしゃ【勇者】
典型的なRPGの主人公のタイプ。
魔王などに制圧された世界を魔物を倒しつつ解放して行く人物、英雄。
またこういったタイプの人間は当然伝説になりやすい。
そしてこういった人物は主に剣士や騎士のことが多い。
血筋は色々で代々勇者だったり、偉い騎士の息子だったり、
ただの一般民だったり、古代人の末裔などなど。
☆使用例☆
おお神よ! __○○に祝福を!
☆対義語(?)☆
魔王
●ゆうしゃ-いくせい-ぷろぐらむ【勇者育成プログラム】
勇者の成長具合に合わせた強さの敵を送ることによって、
着実に強くさせたり、大切な人を傷つけることによって能力を覚醒させる魔王軍の極秘計画。
この勇者育成プログラムにより一人前になった勇者は見事魔王を倒し、プログラムは完結する。
●ゆうしゃたちのりんりかん【勇者達の倫理感】
勇者達は人型の女子供が襲い掛かってきても容赦なく殺す場合もある。
ひどいという意見は完全なお門違い。
勇者達は戦いの達人であるがゆえに、生命のやりとりの最中に女子供が武器の射程距離内に入ってきた場合には容赦なく殺す。
一瞬の迷いが毒やマヒなどの生命の危機に直結しているのだから当然のことである。
そのかわり逃げる敵は決して追わない、はぐれメタルが逃げても追わない、勇者とは戦いの厳しさを知っている者。
つまり勇者とはそういうものなのだ!
●ゆうしゃのはか【勇者の墓】
読んで字のごとく勇者の墓であるが、
そのゲーム世界で勇者としてたたえられている人物の墓標と
別作品での有名人の墓標との2パターンがある。
例:天外魔境2 麻里魚の墓 亜土留の墓
ファイナルファンタジー1 リンクの墓
リンクの冒険 ロトの墓
昔、他社作品の登場人物の墓を勝手に作る遊びが流行していたらしい。
遠藤雅伸製作のRPG風格闘アクション「天下一武士ケルナグール」では、
この遊びをもっともらしく説明した碑文「勇者の墓はめぐりめぐる」
と、「フリオニールの墓」が存在する。
●ゆうじょう【友情】
上手く使えばストーリーを非常に熱くできる。
しかし使い方がヘタだと、厨臭いなど散々叩かれたり、
ひどいときにはキャラクターがホモ認定までされてしまう諸刃の剣。
●ゆうしょうこうほ【優勝候補】
(闘技)大会イベントにおいて、周囲から優勝する可能性が高いと見なされている人物やチーム。
大抵は決勝戦まで難なく進み、主人公と戦うことになる。
宿命の敵や後に仲間になる人物など、ストーリー上重要な人物がこれであるケースが多い。
負けバトルだったりノーゲームになったりすることがしばしばある。
例)SO2 ディアス、BOF3 ガーランド、アークザラッド3 ヴェルハルト、FF10 ルカ・ゴワーズ
●ゆうじん【友人】
1)基本的に嘘情報のソースとなるもの。
実際に起こりえない裏ワザやバグ、
やりこみ者への嘘情報、エンディングなどが挙げられる。
この情報に踊らされて無駄な時間を費やした人間も多く存在し、
その罪は大きい。
☆使用例☆
俺の友人から聞いたんだけど、○○って敵が△△を落とすらしいぜ
友達が真エンディングは〜〜って言ってたよ。
2)RPGにおいて主人公側にいる場合裏切る者。もしくは敵側に存在する。
3)ときとして、自分のこと。
☆使用例☆
この間__が〜なことをしちゃったんですが。
__が〜を解らないって言うんですけど、誰か教えてください。
●ゆうせんじゅんい【優先順位】
複数の対象が同時に条件を満たしたり、または同一の値を示したときに、
システム上の矛盾を解消するために用いられるもの。要するに、
・全く同じ素早さのキャラが複数いた場合、誰から行動するか
・両立できないサブイベントが複数発生した場合どうなるのか
・好感度一位のキャラが複数いたらどうなるのか
という類の問題。基本的に明示されることは少ないので分かりにくい。
そのような状況が起るたびに完全にランダムで優先順位が決定される場合もあれば、
対象に最初から優先順位が割り振られているパターンや、
陣形の配列などに連動して優先順位が変動することもある。
何故自分の狙った展開にならないのか疑問に思ったら、これを疑ってみる必要もあるだろう。
●ゆーま【UMA】
Unidentified Mysterious Animal(未確認動物)を略した和製英語。
状況証拠や目撃例などがあり実在の可能性があるものの、その存在が生物学的に立証されていない動物のこと。
神話や昔話と同じくモンスターや不思議生物の出典元、あるいはモデルとして使われるものであり、
有名どころではネッシー、ツチノコ、雪男などがこれに該当する。
WAシリーズに登場するチュパカブラ、エルバッキー、猿人バーゴンなどもUMAからの出典である。
リアルにいてもおかしくないためか、現実離れした能力を持っていることは少ない。
●ゆうめいじん【有名人】
1)RPGの世界で、形は何であれ、世界もしくは一定の地域に名が知れ渡っている人。
大体個別の名前が付けられており、ほぼ何らかの形で主人公達と絡むことになる。
2)現実世界で、世間一般に知名度がある場合、ゲーム化されたり、製作に関わったり、
主題歌の歌い手や声優に抜擢されたりする。(例外あり)
ゲーム化された有名どころでは、たけしの挑戦状やさんまの名探偵、チャイルズクエストあたりか。
●ゆうれいせん【幽霊船】
ゲーム中盤あたりに出てくることがおおいダンジョン・イベント。
たまたま移動のため乗った船が亡霊達に目をつけられてしまったり、
もしくはもともと亡霊達の住処が新たな仲間を増やそうと港に寄港してたりする。
乗ったときは普通の豪華客船だが主人公達が寝床についたあたりで
亡霊の呼び声や他の客の叫び声をきっかけに一連の事件が始まり、
ゾンビや幽霊モンスターがはびこるダンジョンと化す。
船長室や甲板で亡霊の親玉と対決することになる。
●ゆうれいやしき【幽霊屋敷】
幽霊船と同じく、中盤ごろに出てくることが多いダンジョン。
ほとんどの場合、もともと家に住んでいた人が幽霊となって出てくるせいか
モンスターもアンデッド系である場合が多い。
無人となったことで蜘蛛の巣が張る、あちこちが壊れるなどそこはかとなく不気味な雰囲気になるが
ゲームによってはそれまでの経緯を記した日記があったりと、恐怖感を倍増させる。
そして、最終的には幽霊屋敷と化した元凶と対決(=ボス戦)、
幽霊は成仏するというパターンもよく見られる。
☆関連語☆
日記
●ゆうわく【誘惑】
1:人の心や欲求を刺激し、特定の行動を取らせるもの、またはその行為。
誘惑に落ちた人は、時間を忘れてのめりこんだり、誘惑されたものに意のままに操られるようになる。
2:プレイヤーをゲームに熱中させるために仕組まれるもの。
誘惑に落ちたプレイヤーは、時を忘れて熱中したり、寝不足になったり、欝になったりすることがある。
RPGにおいては長い時間遊んでもらうことが必須となるため、いかにうまくプレイヤーを誘惑できるかが重要となる。
3:魅了や混乱といったステータス異常を引き起こす技。敵が使うとほぼ8割は女性型。
演出は、ハート型の何かが飛び出したりするものが多く、まさに誘惑であっさりと魅了してくる。
たまに男が誘惑してきて、魅了された女性キャラが味方を全体攻撃で屠るのはお約束。
きっと、日ごろコロッと態度を変えて襲ってくる男性キャラに対して、何か貯まっていたのだろう。
この手のザコが攻撃の当たりにくい所に複数いたら、素直に逃げるのが吉。
☆ 関連後
魅了 女性型の敵
●ゆきぐに・かんれいち【雪国・寒冷地】
高山や極北に存在し、ほぼ一年中雪が降り積もっている地域。
土地柄上農業ができないため、工業(鉱業)国か魔法国家、及び軍事国家が多い。
そうでなければ未開の地域である。
生息モンスターは氷属性や巨体を持ったものが多く、
ダンジョンは氷の洞窟や氷の神殿、雪山などがある。
工業国 FF6 ナルシェ 、WA アークティカ
魔法国家 聖剣3 アルテナ 、WA2 シエルジェ自治領
軍事国家 SO3 アーリグリフ、サモンナイト2 デグレア etc.
☆関連語☆
氷の洞窟
●ゆきやま【雪山】
雪の積もった山。
大抵はワールドマップの一部として存在するだけだが、
時々、ダンジョンそのものとして登場する。
また、ふもと〜中腹にかけてのどこかに【氷の洞窟・神殿】があったり、
ダンジョンの途中で【氷の洞窟】に切り替わったりもする。
主人公達は何らかのイベントで山の頂上(もしくは山越え)を目指すのだが、
吹雪の吹き荒れる場所や崩れやすい場所、雪崩イベントがあることも多い。
主人公一行に対する「お前ら寒くないのかよ」というツッコミはもはやお約束。
☆関連語☆
雪国・寒冷地、氷の洞窟
●ゆくえ-ふめい【行方不明】
生存がほぼ確実であること。誰かに「死体が見つからない」などと言わせると生存率アップ。
ここから物語冒頭から行方不明だった例
行方不明対象が母ないし姉妹だった場合、長い旅の末に感動的な再会を果たすことが多い。
(「実は敵に殺されていた」ということが発覚して主人公の復讐心に火をつけるケースも稀にあるが…)
一方、行方不明者が父ないし兄である場合、かなりの確率で敵側の人間だったり
地下組織の幹部だったりする。この場合、必ず一度は主人公と対立することになる。
多くは最終的に家族の絆を取って主人公の味方になってくれるが、
忠誠や組織の地位を選んだ場合、死亡フラグへ一直線となる…。
☆関連語☆
崖 滝 自爆
●ゆせそま【ゆせそま】
キャラメイクができるゲームにおいて勇者・戦士・僧侶・魔法使いで編成されるパーティー。
またはバランスがよく初心者向けとされるパーティーのこと。
DQ3が元だが、それ以前にもwizのFFFPTM(FFPTMM)がある。
ただゲームをクリアするだけなら問題ないが、必ずしもベストとは限らない。
ほかのゲームではFF1の戦士・モンク・黒魔術師・白魔術師などがある。
ちなみに「ダークキングダム」で、同じ構成の勇者一行がいる。
(しかも、全滅すると所持金半額で復活する)
●ゆだん【油断】
1)RPGに登場するあらゆるキャラが起こす行動のひとつ。
主人公達が油断すれば、敵の助けが来たりヒロインがさらわたりする。
敵が油断すれば、主人公の仲間が来たり新たな力に目覚めたりする。
名もなき兵士が油断すれば、大ケガ負ったり下手したら死んだりする。
名のある戦士が油断すれば、戦闘能力失ったりやっぱり死んだりする。
何らかの展開のフラグ(主に死亡・負けフラグ)になることが多い。
とりあえず死にたくなければ油断大敵である。
例)
王「兵士!どうしたそのケガは!」
兵「__しました・・・奴らあんな兵器を・・・グフッ」
王「兵士ーッ!!」
2)RPGをプレイするありとあらゆるプレイヤーが起こす行動のひとつ。
どうせ雑魚だろうと思って適当に戦ってたら、思わぬ反撃を受けて全滅。
どうせ楽勝だろうと思って下準備を怠ったら、思わぬ襲撃を受けて全滅。
どうせまだやめんと思ってセーブを怠ったら、停電し大事な時間が消滅。
どうせお使いだろうと思って話を無視したら、結構重要なフラグが消滅。
何らかの後悔を生むことが多い。
とりあえず後悔したくなければ油断大敵である。
例)
俺「まだ時間あるな・・・もう少し進んでセーブしよう」
猫「ニャー(リセット)」
俺「__したぁ!っていうかお前そこにいたのか!」
●ゆにこーん【ユニコーン】
伝説上の動物で、別名一角獣とも呼ばれる。
イメージとしては美しい角を持った馬、というのが一般的だが、
そんな甘い幻想を抱いてはいけない。
基本的に獰猛で好色といった性格をもち、
処女の女の子にしか近寄らない鬼畜野郎である。
なのに英国王家の紋章にはユニコーンが描かれていたり、
ヨーロッパ全土で聖なる力と純潔の象徴として認知されていたり
FF10のイクシオンはラムウ翁を差し置いて雷を司る召喚獣であったりと、
やたら待遇がいい。
お前ら目を覚ませ、そこにいるのは野菜畑を食い荒らし、
踏みにじってその上に糞を撒き散らすような最悪な伝説上の生き物だ。
ちなみに角はRPGのなかで薬の上級物として描かれていることが多い。
☆関連語☆
一角獣 薬
●ゆにっと【ユニット】
英語だと単位やセットを意味する言葉で、軍事用語では一個部隊を表す。
そしてSRPGでは戦闘マップ上にいる部隊一つ一つのことを言う。
ただ、ほとんどのSRPGではキャラ一人につき1ユニット=1部隊なので
あんまり「隊」という感じではない。(バハラグとかはちゃんと部隊してるが。)
☆関連語☆
SRPG
●指鳴らし【ゆびならし】
片手の人差し指で親指を弾くなどしてパチンッと鳴らすこと。
主に敵側のキザな悪役なんかが合図として使う。
この合図の後には照明が落とされたり
トラップが発動したり、敵がワラワラ出てきたりなどいろんなことが起きる。
2Dのグラフィックでは細かすぎて表現しにくかったが
最近の3D化に伴って増えてきた演出。
稀にこの方法で手から炎を放つなんて人もいる。
例)VP1のヴァンパイア系モンスター
●ゆびわ【指輪】
指にはめる装身具。
ゲーム内で登場する場合、たいてい貴金属で出来ている。
武器防具以外の装備品や結婚の証、肉親であることの証明、恋人へのプレゼントとしてよく使われる。
古から伝わるものだと特別な「何か」が封じ込められていることが多く、
それゆえに命を助けられたり、魅入られて破滅したりする。
☆関連語☆
指輪物語
●ゆびわ-ものがたり【指輪物語】
イギリスの言語学者J・R・R・トールキンによる、全三部の長編ファンタジー小説。
原題「The Lord of the Rings(指輪の王)」、刊行年は1954年〜1955年。
創作神話としての詳細な世界設定を基礎とした同作は
ファンタジーは子供の読み物であるとの固定観念を払拭、
60年代の若者を中心に大人の鑑賞に堪えるファンタジー小説として広く読まれた。
同作のファンによる「作品世界での冒険を体験したい」という願望から
世界初のテーブルトークRPG「Dungeons&Dragons」が製作され、RPGの歴史はここに始まる。
本来は土着の妖精の意だった「エルフ」を美しく高貴な存在とする設定、ドワーフは頑固者という描写、
また、ホビット、オーク、ミスリルなどトールキンの創作した事物の多くは
孫引きの形で現在も多数のRPGに登場している。
なお、大作ゆえに不可能とされていた同作の完全映像化は2001年、ピーター・ジャクソン監督により映画として実現。
2001年〜2003年にかけて、毎年一部ずつ全三部作として公開された。
補足:指輪物語とLORの違い
映画板辺りの話になってしまうが、指輪物語は 映画化するに至って登場人物の性格や名前の変更の他、
端折られている部分が沢山ある。例を挙げると
・サムがLORでは敬語口調だが、指輪では田舎言葉。
・「二つの塔」LORのファラミアは指輪を奪おうとしてゴンドールまでフロド達を連行したが、
指輪では 「道端に落ちていても拾わない」と誓った。指輪の方が紳士。
・指輪では食事や歌が沢山出てきたが、ほぼ端折られている。
・指輪に出てくる「全ての父」トム・ボンバディルが出てこない。
・アラゴルンは旅の仲間結成当時からイシルドゥアの剣を持っていた。
などなど…。
原作、映画にこだわらずに広い心で楽しみましょう。
●ゆみ-つかい【弓使い】
名の通り弓矢を武器として用いる。
よくあるのは攻撃力は控えめで打撃にも弱いが
魔法に関しては若干優れているというような
戦士と魔法使いの中間にあたるパラメータに設定される。
弓使うというと男キャラでは沈着冷静、女性キャラは貧乳、
人以外だと非力な妖精などといったイメージが強い。
☆関連語☆
弓矢 FE弓兵
●ゆみへい【弓兵】
弓を使う兵士のこと。
本物を使った、あるいは使ってるところを見たことがある人ならわかると思うが、
弓は凄まじい破壊力を持つ。敵の防具を貫き、なお致命傷を与えられる程の威力。
弓を引くだけでも相当の腕力が必要で、基本的に男性用の武器。
実際、戦国時代では火縄銃とともに攻撃の要だった。
にも関わらず、RPGの世界では女性の使い手が多く、威力も平均を下回る。
遠距離攻撃できて、威力も高いんじゃバランスが悪いからだろう。
SRPGでは大抵高い場所を陣取って、遠くからチクチクと攻撃してくる。
また、SRPGでは矢が何故か放物線上に発射されることが多く、この特性を利用し、
障害物を飛び越えて攻撃できたりする。もはや神業である。
追記:ただし、上級職(一般的に狙撃手という職業が多い)になると一撃あたりの火力が
上昇する傾向が多く弓兵のアドバンテージである遠距離火力として強力になる傾向が強い。
または下級職で完成した火力を有する場合は防御力(主に回避力であることが多い)が強化される傾向にある。
●ゆみや【弓矢】
様々なRPGに限らずゲームに登場する武器。
柄を持ち矢をつがえ弦を引き弦を離したときの反動で矢を飛ばし敵を殺傷する。
傷を深くするため矢の先端に毒を塗ることもある。
剣などに比べると原始的だが、一般的な武器。
現実では剣や槍などよりもはるかに多くの人間を殺傷している銃が出てくるまでの戦場の主力兵器だが、
ゲームでは遠距離攻撃ができるというメリットと引き換えになんらかのリスクが課せられていることが多い。
例としては
1.矢が消耗品扱いになっておりコストがかさむ、持久戦に弱い
2.遠距離に攻撃できるが隣接距離には攻撃できない
3.両手持ちなため盾を装備できず打たれ弱い
4.純粋に剣などに攻撃力で劣るため器用貧乏になる
などがあり結果として主役級のキャラで弓使いは珍しいものになってしまっている。
余談だが昨今の演出が強化されたRPGでは、もはやどこが矢だというかんじのレーザービームを発射したり
弓をひくことに意味があるのか疑問なほどに大量の矢を発射する演出が多くなっている。
☆使用例☆
__は離れた敵も攻撃できる便利な武器です。
●ゆみわざ【弓技】
弓を使った技。連射するだけ、溜めて射るだけの単純なものから
何百本もの矢が画面を埋め尽くしたり、射撃というより砲撃といった方が適当な放物線を描いたり
何故か竜や聖獣やピラミッドが現れるような派手な技まで幅広い。
性能的にも多彩で、範囲攻撃や追加効果を持つ攻撃が多いのでなかなか使える。
その代わり剣技や槍技に比べて威力は劣る傾向がある。
☆関連語☆
弓 技 剣技 槍技 斧技
●ゆめ【夢】
1)未来予知の一種。
夢の中で、見たこともないような光景が広がっていたなら、近い将来、必ず訪れることになる、かなり重要な場所。
悪夢を見たなら、必ずその災いが起こることになる警告。
災いが降りかかる方々は迷惑この上ない。
また、毎晩同じ夢が繰り返される、仲間全員が同じ夢を見るといった場合もあり、
そういった場合、主人公達に第三者の特別な力が働いていることが多い。
2)人が寝ている時に見る(体験する)バーチャルリアリティ空間。余談だが、人によって白黒だったり、痛みを感じたりするらしい。
RPGの場合、主人公たちは何故かほとんど夢を見ない。見たとしても大半は予知夢だったり、誰かからのメッセージである。
稀に「この冒険は主人公の夢でした」というRPGも存在する。
3)将来実現したい願い。理想。空想的な願望。
現実世界では、凄い努力をした人か、かなりの強運を持った人のみが実現可能。
RPGの世界では、主要キャラの場合、後にも先にも何だかんだで実現可能。
稀にイベントなどで自分の夢を熱く語り、自ら死亡フラグを立ててしまった仲間キャラに限り、実現不可な場合も。
4)RPGにおいて、やたらと部外者の手によって閉じ込められたり、迷い込まされる空間(場所)。
☆使用例☆
「俺は、ここを知っている気がする・・・いつか_に出てきた場所・・・」
☆関連語☆
夢オチ
●ゆめ-おち【夢オチ】
1)その名の通り「全て夢でした」というオチの事。
週刊少年ジャンプのハイスクール奇面組が有名だろう。
ゲームでこのオチを使うとかなりの確率で駄作認定されてしまう諸刃の剣。
そうでなくてもオチの部分に非難を浴びる可能性は高い。
ただ、ゼルダの伝説夢をみる島など稀に傑作認定されることもある。
2)最近流行のRPGストーリー。
一般的には"物語全てが主人公の夢でした"というもの。
以下のバリエーションが確認されている。
1.主人公はラスボスの夢の中の人でした
2.登場人物は全てネットゲームの登場人物でした
3.ゲームをしている人、エンディングまでつれてきてくれてありがとう
ゲームではないが有名なのはコブラの最終回(すべてがヴァーチャルリアリティだった)
都市伝説になっているドラえもんの最終回(植物人間のびたの夢だった)
●ゆめ-の-なか-の-だんじょん【夢の中のダンジョン】
メジャーではないもののたまに登場するダンジョン。
心の闇や夢魔に取り付かれて眠りから覚めなくなったキャラの夢の中に入り、原因となるものを取り除く作業をする。
夢の中の風景は夢を見ている本人に馴染み深い場所、(カイエン→ドマ城、魔列車のパターン)
あるいは夢を見ている本人の精神状態(螢姫→砂漠のパターン)が現れることが多い。
イベント終了後にもう一度入るなんて都合のいいことは当然できないため、宝を入手しづらい傾向がある。
例 FF6のカイエン ロマサガ3のミューズ 聖剣LOMの螢姫など
☆関連語☆
夢 夢魔
●ゆうよくじん【有翼人】
翼を持つ人間、どちらかといえば竜や悪魔のような皮膜状の翼を持つ人間よりも、
鳥類や天使のような羽根のある翼を持つ人間のことを指すのが一般的である。
戦闘では魔力や素早さ、移動力が高いことが多く、
機動力に長けた軽戦士or魔法使いであることが多い。
キャラに属性がつく場合は高確率で風である。
☆関連語☆
天使 飛行能力 亜人 ニーナ