Ultima


▼ウルティマシリーズ


▼ウルティマシリーズ

【アルテマ】
【Ultima】
【ウルティマ 恐怖のエクソダス】
【ウルティマ6 偽りの予言者】
【カルマ】
【シェリー】
【ストーン】
【葬儀屋】
【ハルマゲドン】
【モンデイン】
【ロード・ブリティッシュ】


▼ウルティマシリーズ


●あるてま【アルテマ】
1)Ultimaの別名。またはアルティマ。
外人さんの発音だとそう聞こえるらしい。
FFにパクられてあっちのアルテマのほうが有名に。


●うるてぃま【Ultima】
Wizardry、Might&Magicと並んで評される、今日のRPGの基礎を築いた作品の一つ。
異世界を救うため、地球の"あなた"が勇者として異世界に召喚されるというのが物語の大筋であり、
シリーズが進むごとに完成度を増していく。
その精密かつ壮大なシナリオにはファンが多く、現在までに1〜9がリリースされているシリーズは、
その全てが同じ時間軸を共有しているという特徴を持つ。
特に8つの徳と3つの原理という画期的な概念が生まれた4は、シリーズのその後の方向性を決定付ける転機となった。
また、このシリーズを語る上で欠かせない人物こそが、製作者リチャード・ギャリオットをモデルにした、
ウルティマ最強の存在と名高い、かのロード・ブリティッシュである。


●うるてぃま-きょうふのえくそだす【ウルティマ 恐怖のエクソダス】
1987年に発売されたファミコンソフト。
パソコン版「Ultima III」が移植されたものだが、タイトルに3の数字は入っていない。
当時はドラクエ(時代を考えるとII)ブームが巻き起こっており、RPGが大氾濫していた時代である。
そんな中、一見普通のRPGに見えるが斬新なシステムを多数搭載したこの作品が発売された。
以下そのシステムの具体例

・主人公を自分で作れる「キャラクターメイキング」システム搭載(ファミコン初)
・キャラだけでなく初期パラメータも自分で割り振ることができる。
・職業だけでなく、人間や妖精などの種族も自分で決められる。
・HP以外のステータスは神殿に金を寄付することで上昇する。
・その神殿は裏世界の奥地にあり、たどり着くのさえ難しい。
・宿屋は存在せず、HP回復は法力呪文を使うかダンジョンの泉で行う。
・泉には毒の泉やHP減少の泉も多数ある。
・「疲れたらダンジョンの水を飲め」と言う人もいれば、「飲んではならん」と言う人もいる。
・最初のダンジョンで最強ランクの敵が出現することもあり、戦闘から逃げることは基本的にできない。
・ほとんどの宝箱には罠が設置されており、罠外しの呪文を使うか器用なキャラで開ける。
・食糧の概念が存在し、なくなるとHPが減っていく。
・マップを移動することによって二つの月の満ち欠けが起き、その組み合わせによってワープゾーンが出現する。
・法則をつかまない限り、どこにワープするかは入ってみないとわからない。
・これを使わなければ行けない町やダンジョンも当然存在する。

パソコン版と違って戦闘から逃げることができないため、難易度はパソコン版以上とも言われている。
ウルティマの世界観を理解していればクリアは決して遠くはないのだが、ノーヒントだと・・・
結局のところ、パソコンユーザーより年齢層の低いファミコンユーザーには全く適していなかった。


●うるてぃま6-いつわりのよげんしゃ【ウルティマ6 偽りの予言者】
1992年に発売されたスーパーファミコン用ソフト。パソコン版「Ultima6」の移植版。
今回は年齢層を考慮してか、パソコン版より大幅に簡単にされた。
システムはかなり独特のものが多いが、理不尽といえるようなものは特にない。
ストーリー上「何をすればいいのかわからない」という人のために指針だけ示しておくと
序盤は各地の町を回って人々の話を聞いて「ルーン」を入手し、8つの神殿を解放する、
中盤は宝の地図を集めて洞窟の位置を特定し、それを攻略してタブレットを見つけ出す、
終盤はタブレットに書かれていた言葉に従い裏世界に行きイベントをこなす、
という感じである。

今回の敵はブリタニアに突然侵略を始めたガーゴイルという異人類。
正統派RPGならガーゴイルの親玉を倒して終わり、となるのだろうが、
ウルティマにはそんな常識は通用しない。
人間とガーゴイル、お互いの誤解を解き争いをやめさせるのが主人公の仕事である。
どこかの戦争好きな大統領もこのゲームをやったら考え方が変わるのではないだろうか。


●かるま【カルマ】
ウルティマ6以降に登場した概念。
簡単に言えば「人々からの信頼性」を表す。
元々は8つの「徳」に別れていたのが、1つに集約されて非常にわかりやすくなった。
ウルティマの主人公は勇者ではなく聖者であるため、
タンスから物を盗むなどの悪い行為を行うとカルマが下がり、信頼を得られなくなる。
カルマが低いと、イベントのときに他人の協力を得られなくなったりして困ったことになる。
下げるのは簡単だが上げるのは難しい。


●しぇりー【シェリー】
ウルティマのアイドル。ロード・ブリティッシュ城に住み着いているネズミ。
人間の言葉を話し、ロードブリティッシュ本人とも知り合いである。
狭い穴や鉄格子を抜けるという特技を持ち、彼女の力を借りなければ重要アイテムを取れない場面もある。
小さいネズミなので能力値が低く戦力としては向かないが、
レベルを上げて能力値をアップさせれば最強の武器も装備できる。
弱いキャラを鬼のようにレベルアップさせるのがマニア心をくすぐるのか、ラストまで連れ歩く人も多い。
人間以外の仲間は彼女だけというのも人気のひとつかもしれない。


●すとーん【ストーン】
ウルティマ世界の重さの単位。全てのアイテムに設定されている。
普通のRPGでは一人のキャラが持てるアイテム上限は「個数」で決まるが、ウルティマでは「重さ」で決まる。
ストーン値が低い(軽い)アイテムなら大量に持ち歩くことができる。
力のパラメータが低いキャラほど上限ストーンが少なく、多くのアイテムを持ち歩けない。
力の強い戦士系キャラなら、ボートや気球など相当な重さのものも軽々持ち歩ける。
その姿を想像すると笑えるが、そこで笑いをこらえるのが聖者というものだ。


●そうぎ-や【葬儀屋】
ウルティマに登場したことがある施設。
死んでしまった仲間を火葬にしてくれる。
しかし仲間は生き返りの魔法やヒーラーの復活で蘇生することが可能である。
いったい誰がこんな施設を利用するというのだろうか? 葬儀代もやけに高いし。
ちなみにコンシューマ版では、葬儀屋こそ存在するが火葬にすることはできなくなっている。


●はるまげどん【ハルマゲドン】
Ultimaに登場した魔法。
異界の生命体ウィスプに会うともらうことができる。
使うと、主人公とロード・ブリティッシュ以外のすべての生物を死滅させる。当然ながらゲーム続行不可能。
ロード・ブリティッシュに会うとめちゃくちゃ怒られる。
この魔法あんたが用意したんだろうが!という反論はできない。
使ってはいけないとわかっちゃいるが、詰まったときなんかはつい使ってみたくなる魔法だ。


●もんでいん【モンデイン】
黎明期のRPG、ウルティマ1のラスボス。
ライバル格と言えるウィザードリィのラスボス、ワードナに比べると日本での知名度が低い不憫な男。
だが、専用アイテムの不死の宝珠「ブラックジェム」を携え、
若くて美人の弟子であり愛人「ミナクス」(2のラスボス)
ミナクスと(いろんな意味で)共同開発した「エクソダス」(3のラスボス、正体はコンピュータらしい)
を家族にもつという、ある意味では幸せな奴である。


●ろーど・ぶりてぃっしゅ【ロード・ブリティッシュ】
RPGの金字塔「ウルティマ」シリーズの生みの親である、
リチャード・ギャリオット氏がウルティマシリーズに登場する時の姿。
地球出身で、ムーンゲートを使ってウルティマの世界に現れた世界の王。
ロード・ブリティッシュはRPG史上最強の王であり、
世界中のプレイヤーが彼に挑むも、ことごとく敗れ去った。
しかし事件はウルティマ・オンラインのβテスト中に起こった。
プレイヤーの前で演説をするロード・ブリティッシュは、
ついうっかりと無敵フラグを立てていなかった。
そのため、暗殺を試みたプレイヤーに殺害されてしまう。
(ちなみにこのプレイヤーのアカウントは罰として剥奪された)
彼が敗北したのは、この一瞬のみである。

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