天外魔境


▼天外魔境シリーズ


▼天外魔境シリーズ

【赤目村】
【永遠の太刀】
【鏡うつし】
【菊五郎】
【絹】
【ゲイシャロボ】
【極楽太郎】
【極楽蝶】
【地獄釜の肉助】
【全裸】
【ちゃぶ台返し(天外)】
【綱手】
【天外魔境3 NAMIDA】
【天外魔境ZERO】
【天外魔境2 卍MARU】
【天外魔境風雲カブキ伝】
【天神】
【NAMIDA】
【花火、まつり、みこし】
【はまぐり姫、蛤姫】
【火多】
【火の一族】
【百鬼夜行の箱】
【ペペ】
【マシャリ】

▼天外魔境シリーズ


●あかめむら【赤目村】
天外魔境2に登場する村。
伊勢周辺はエリアボスである菊五郎の手によって人から家畜まで植物化されてしまっているのだが
この赤目村は特にその被害が顕著に現れている場所である。
村には人の姿を失いか植物になりかけた母子がいるだけなのだが、
話しかけると

「最初は… 豆つぶほどの…
緑のシミが… 指先に できて…
それが だんだんと… 広がって…
うげっ…
この痛みが… 走るたびに…
少しずつ… 人間の時の…
記憶が 消えて… ゆく…
もう一度 もう一度でいい…
子供を… 抱かせて…
子供を… 抱かせて…」

と、悲痛な台詞をわざわざフルボイスで披露してくれる。
なお菊五郎を倒して暗黒ランを切れば救い出せるので結果オーライなのだが
寄らなくても救出できるし他に得するイベントもないので存在自体が罠な村とも言える。


●えいえんのたち【永遠の太刀】
天外魔境2に登場する武器。
ときどき壊れる。永遠…?


●かがみ-うつし【鏡うつし】
天外魔境ZEROのキャラ、テンジンが最初から使用できる特技。
使用すると敵の能力を半減しつつ2体に分裂させる。
本来は敵の能力を低下させる補助技なのだが、その目的で使用されることは少ない。
というのも、能力半減とはいえ敵が2体に増えることによって負担が増えるのと、
この技で増えた敵は経験値と金とアイテムを本体と同様に落とすためである。
そのため、自動戦闘の作戦に無制限に使える回復アイテムと組み合わせ、
オートレベルアップやドロップアイテム稼ぎなどに使われることとなる。

うっかり全体攻撃武器を装備したり作戦に攻撃を設定し忘れたりするのはお約束か。

☆関連語☆
オートレベル上げ 稼ぎ場


●きくごろう【菊五郎】
天外魔境2に登場する根の一族の伊達男。背中に蝶の羽のオブジェを背負っている。
密林城城主で、その正体は密林城そのもの。
人間の姿と、城本体で二回戦う事になるが、一回目は舞台上でやりあうことになる。
毒状態にしてくる上結構タフだが、踊りに熱中して何もしない事があるので割と楽なボス。
卍丸達が舞台に上がる際「切られ役の火の一族」と紹介してくるが、
菊五郎本人は愛くるしい笑顔を振り撒いて攻撃してくるくらいで、切りつけるような事は何一つしてこない。
絶倫で両刀使い(クリア後痔主になってる神主がいる)だったり、色々ネタに事欠かない御仁である。


●きぬ【絹】
天外魔境2卍丸に登場する仲間の一人。
鬼の父と火の一族の母を持つ14才の美少女。
仲間にした時点では純潔の鎖という自らの力を封印する鎖を付けているため、
直接攻撃及び攻撃術が使えないというすさまじいお荷物娘なのだが、
敵の吹雪御膳が絹の母親の顔の皮を使って母親に変身したことに激怒、
純潔の鎖をひきちぎり、吹雪御膳の頭を鷲掴みにして握り潰し覚醒を果たし、直接攻撃などができるようになる。
吹雪御膳惨殺血飛沫シーンはアニメーションになっており、清楚な絹のあまりの変わり様に全てのプレイヤーは驚愕した。
ちなみに絹の本名は鬼が怒ると書いて『鬼怒(きぬ)』である。


●げいしゃろぼ【ゲイシャロボ】
「天外魔境 第四の黙示録」に登場し、主人公が操縦できる巨大ロボット。
潜水艦サシミマリン、戦車スキヤキタンク、戦闘機テンプラフライの三機が合体して完成する。
中国四千年の芸者パワーで動き、必殺技はゲイシャワルツ。
登場シーンには影山ヒロノブによるオリジナルテーマソング「.Get! Glory!」の流れるムービーが入る。
無駄に力の入った演出だが、このゲイシャロボはストーリー中盤で登場し、
天外魔境シリーズのレギュラー、マントーが巨大化した「キングマントー」と必ず相討ちになる。
そしてそれ以降は登場しない。つまり壮大な一発芸なのである。

なおゲイシャロボVSキングマントー戦は格闘ゲーム風になっており、イベント後もラスベガスで遊ぶことが可能である。
ただしストーリー進行によりDISKが替わると遊べなくなるのでそれまでに堪能しておこう。

ゲイシャロボ→ttp://vista.jeez.jp/img/vi7116609540.jpg


●ごくらくたろう【極楽太郎】
天外魔境2卍丸に登場する仲間の一人で、心も体もでっかい巨漢(1024歳独身)。
人並み外れた体力・高い初期攻撃力・他のメンバーより多いアイテム最大所持数
乏しい技力&素早さと絵に描いたようなパワーファイターである。
体格が規格外に大きいため装備が樽だのまわしだのとちょっと特殊。

千年前の大戦で現在まで生存している唯一の火の一族である。
恋人の人魚「千代」の涙を呑んだ為、1000年長生きできるようになるのだが
千代が死んでしまい人魚から誤解を受けて992年もの間幽閉される。
また大戦時に戦いより恋人を選んで引き上げたので火の一族からも腰抜け呼ばわりされたりと
中々ハードな人生を送っているが本人は全然気にしていない。

普通にプレイした場合、物語後半に絹が覚醒したり卍丸が自身の聖剣を手に入れると
長所である攻撃力で差をつけられ、「死ににくいアイテム係」位の微妙な立ち位置になってしまう。
が、低レベル攻略の際はその初期ステータスの高さが重宝する
・・・・・・というかラスボスに彼の攻撃以外ろくに通らない。

その心優しさから根の一族に生まれながら人として生きることを望んで死んだはまぐり姫には同情的で、
死んだ女のことを忘れられない「大馬鹿野郎」とは彼の言葉である。
エンディングでめでたく千代と再会することができるのだが
その千代がやたら幼く見える(極楽自体が巨大なのもあるが)ため「ロリコン」ではないかと言われている。


●ごくらくちょう【極楽蝶】
天外魔境ZEROに登場する火の妖精、スバルが召喚する事のできる最強のマもの。
「技(MP)を150消費して敵全体に防御力無視の500ダメージ」の効果を持つ。
次点の冷界グモの効果が「技を120消費して水属性で敵全体に約250のダメージ」である点から、威力の凄さが分かるだろうか?
しかもこのマもの、スバル加入の時点(二つ目の国、孔雀国攻略中)で入手する事が可能なのだ。
(ちなみに、冷界グモは五つ目の国、犬神国で入手可能なマものである)

具体的な方法は以下
1、スバル加入後、一つ目の国(火熊国)の火熊神社にある卵屋で、おおきな卵が購入可能になる。
2、おおきな卵を購入し、こころのエサ→からだのエサ→なぞのエサ→あたまのエサ、の順でエサを与える。
3、すると蛹になるので、現実時間で40時間〜50時間内に孵化させると極楽蝶が誕生し、入手となる。

天外魔境ZERO特有のPLGS(パーソナルライフゲームシステム)を活かした入手法である。
また、言うまでもなく序盤での入手はバランスブレイカーであるため、用法容量は正しく守ってお使い下さい。

☆関連語☆
天外魔境ZERO バランスブレイカー


●じごくがま-の-にくすけ【地獄釜の肉助 】
天外魔境2に登場する根の将軍の一人。通称地獄の料理人。
顔にペイントをした小太りなコックという姿に
内海賢二氏(北斗の拳のラオウなどの声優)の声でオカマ口調というイロモノ全開のキャラクター。
しかし外見に反して食に対して歪んだこだわりを持っていて、
人をさらってきては豚に変えそれを無理やり別の人に食べさせるという、
家庭用RPGでは他の追随を許さない残虐さを披露する。
家に豚が迷い込んで来てたのでそれを殺して調理して食べたらそれは、
肉助の元から逃げてきた妻だった、と話しながら涙を流して嘔吐している男や、
子供を使った「料理」を食べさせられた親などは、プレイヤーに強い衝撃を与えた。

しかしPSやGCへの移植の際に食人がまずいと判断され、
設定に大幅な変更が加えられてしまい、
PCエンジン版からのファンをがっかりさせてしまった。

補足:ニックはさらってきた人間の半分を豚に変え、残りの半分に豚(元人間)を育てさせる。
そうして育て方が良かった人間を半分選び出し、残りの半分を豚に変える。それを繰り返す。
なお、ニックのいる国(出雲)にある村(名前忘れた)では豚が沢山やってくるという理由で
豚皮の装備品が格安で売っている。

以下名言集、海苔巻センベイ(旧)の声でお楽しみください
「あたしの名前は地獄釜の肉助。ニック、って読んでね」
「(主人公達に鞭を振りながら)ニック様とお呼び!」
「いやだ……死にたくない……まだ、食べたことがない物がいっぱい残っているのよ、アタシ……
卍丸……死んでゆくアタシのお願いを訊いてちょうだい……アタシが……アタシが死んだら……
アタシを……アタシを……喰べて……」

☆関連語☆



●ぜんら【全裸】
1)
衣服を一切身につけていない状態。裸。すっぽんぽん。生まれたままの姿。ただし、多くの場合において人間型のキャラクター以外は含まれない。
主に悪魔・精霊など衣服の概念のないキャラクター。特にドット絵時代の敵キャラに多く用いられている。反面、3Dで描かれたキャラクターにはあまりいない。
衣服の概念を持つキャラクターがこの状況に陥った場合、話の流れをシリアスにもギャグにも持って行ける優れもの。極稀に、その姿を眺められる作品もある(もちろん、大事な場所は不自然な光などで隠されているが)。

2)
天外魔境ZEROにおいて、敵全体の防御力を10%下げる巻物(呪文)。
下げ率は低いが、重ねがけが有効なため使い勝手はそこそこ。
読んで字のごとく対象をすっぱだかにして防御力を下げるすてーきぃな術であるのだが、惜しいことに見目麗しい敵が非常に少なく、当たり前だが敵以外に使う機会もない。……主人公達は、ではあるが。
天外魔境ZEROの呪文習得は、世界各地に散らばる仙人から巻物を返してもらうという形式をとっている。
そして、この巻物をくれる全裸仙人。助けを求めてきた巫女にこの巻物を使うという暴挙に及んだのだ(意訳)。
どんな光景が繰り広げられたのか想像してみるのもいいだろう。

☆関連用語☆
天外魔境ZERO スターオーシャン4 ファイナルファンタジー5


●ちゃぶだい-がえし【ちゃぶ台返し(天外)】
天外魔境ZEROのキャラみずきの奥義の一つ。
某野球の星を思わせる音楽に続いて敵全体に向けてちゃぶ台返しを行うインパクト抜群の技。
体力の半分を消費するがその威力は通常攻撃の三倍とみずきの奥義中最強の破壊力を持つ。
ちなみにみずきの奥義は全て「〜返し」、その恋人であるテンジンの奥義は全て「〜うつし」という技名になっている。

☆関連語☆
つばめ返し どんでん返し


●つなで【綱手】
「天外魔境 ZIRIA」に登場するキャラクター。
火の一族の勇者の一人で、ナメクジ族の末裔の女の子。
由来は日本の古典「児雷也豪傑譚」に出てくるナメクジの妖術使いの女「綱手」だと思われる。
勇者といってもまだ子供だが、人外の血筋からくる怪力を生かし大きな斧を振り回して戦う。
おっちょこちょいでおてんばで思い込みが強いが根は優しく、とびきり明るい。
設定的には美人じゃないけどファニーフェイスってやつでかわいいらしい。
同じく火の勇者であるヘビ族の大蛇丸に惚れてつきまとうが、
ヘビは属性的にナメクジを苦手とするため大蛇丸も綱手が苦手で、逃げ回られている。
本編後の消息として、外伝的作品「風雲カブキ伝」にもちょっと登場したが、
めげずに大蛇丸を追いかけ回しているようだ。

しかし、ゲーム版ではそういう天真爛漫な綱手だが角川スニーカー文庫で出た小説版では少し趣が違う。
大蛇丸にさんざん逃げられることにだんだん悲観し始めたり、大蛇丸が力をつけて、
自分を恐がらなくなっても結局自分にかまってくれなくなったことに愕然としたり、
大蛇丸が好きだけど自分が近づくと苦しそうな大蛇丸の顔を見るのが辛いと感じたり、
結構いろんなことに心を痛める繊細なところのあるキャラとして描かれている。

ちなみに天外魔境の外伝的格闘ゲーム「天外魔境 真伝」での綱手は、
ドット絵の動きがやたらとかわいかったという。
その原因として「このゲーム全体として、本編の設定をよく理解していない節があるからそのせいだ」とか、
「ドッターがロリコンだったからだ」などの無駄な憶測が流れている。

☆関連語☆
斧っ娘 三すくみ 小説版


●てんがい-まきょう-すりー-なみだ【天外魔境3 NAMIDA】
事あるごとに波乱を振りまいた、天外魔境本編3作目。
主人公のナミダとその仲間達が強大な敵からジパングを守るために、
今の日本でいう九州地方を旅するという和風王道モノであり、
「玉」の話の1、「剣」の話の2に続く「鏡」の話として本編3部作の最後に位置付けられている。
当初はPCエンジンSCD-ROM2でのリリース予定で、
外伝物とは違い桝田省治氏が手がけるとあって大きな期待を集めていたが、
PCEアーケードカード専用→PC-FX用→開発中止という経緯をたどり、
そのつどハードを購入したファンに煮え湯を飲ませていた。
開発中止後、桝田氏も天外から手を引き完全にお蔵入りと思われていたが、
2003年にハドソンが天外復活宣言と合わせて新たな天外魔境3の製作を発表。
PS2版とGC版の両リリースを予定しながらGC版は中止になったりと地味に物議を醸しつつ、2005年4月に発売された。
いざ蓋を開けてみれば、ロード頻発地獄を筆頭にどこを取っても平均以下な出来で、
10年の歳月と2駄リメイクを乗り越えてまで残った10万人のファンを完膚なきまでに叩きのめし、
14800円の限定版新品が3000円程度になるほどの激しい値崩れで小売店に大打撃を与え、
天外ブランドの価値をどん底にまで引き落とし、
「色々な部分で涙NAMIDAな作品になった」と揶揄されることになった。
今では2005年ワーストRPGとの声も高く、
天外スレでは現在のシリーズ凋落における戦犯として忌み嫌われている。

幻のPC-FX版は「旧3」と呼ばれ区別されて脳内神ゲー化されることもあったが、
桝田氏の評価が下がってきた今日ではそれもあまり見かけなくなった。


●てんがい-まきょう-つー-まんじまる【天外魔境2 卍MARU】
1989年に第一作がハドソンから発売された「天外魔境」シリーズの2作目。
純和風RPGというジャンルで1992年にPCエンジンで発売された。
企画監修を広井王子氏、音楽に久石譲氏、開発スタッフに、
桝田氏、岩崎氏を起用した豪華絢爛な声優・スタッフであるRPG。
世界初のCD-ROMの大容量を生かした名作RPG。
およそ30分に一回イベントが起き、アニメが流れる当作品は、
当時のゲーム業界の常識を打ち破った大作ソフトとして発売された。
当時、PCエンジンはとても高価なものであったがこのソフトをきっかけに同ハードの火付け役となり、
一躍ブームとなった。売り上げはPCエンジンでは異例の55万本前後。
「火の一族」と呼ばれる人たちの活躍を描き、「根の一族」と呼ばれる魔物たちを
倒しながら冒険を進めていく。テンポが非常に良く大変ボリュームがあり、
普通にクリアするのにも50時間〜80時間程度は要する。
2003年、「天外魔境2」はリメイク作品としてPS2版・GC版で発売された。
しかし、テンポの悪さが目立ち、グラフィックもイマイチなものになってしまい、
売り上げは20万本で終わった。
故に、今現在「天外魔境2」はPCE版を強く勧める声が絶たない。
また全体を通しても天外魔境シリーズは同作品が最高傑作とされており、
評価も相当高い。


●てんがいまきょうぜろ【天外魔境ZERO】
1995年にハドソンから発売されたSFC用RPG。
天外シリーズ唯一のSFC作品であり、タイトルから分かるように舞台は他シリーズより大昔のジパングになっている。
封印が解かれた地獄の王ニニギを再び封印するために、
火の一族である主人公が旅立つ、という王道タイプのストーリーで、
戦闘も味方三人によるフロントビュー形式なので目立ったところがないように思われるが、
この作品を天外シリーズ最高傑作と評価する人も少なからずおり、
SFCソフトの中では「マイナーだが面白いRPG」とよく評価される。
このゲームの最大の特徴は、ソフト内に時計が内蔵されていて、
電源を切っても時間が進み、現実の時間と連動するPLGシステム(パーソナル・ライブ・ゲームシステム)が採用されていることである
一定の曜日しか開かない店や、時間帯により店の値段が変わったりする
また、現実において特別な日にち(元旦、七夕など)にはゲーム内の広場で祭が行われ、
最初に設定する誕生日にゲームを起動すると、仲間が祝ってくれるという徹底っぷりなのだ。
余談だが、ある特定の時間にゲーム内のある場所に行くと、
芸能人の今田耕司がいて、話しかけるとアイテムを売ってくれる
更に週刊少年ジャンプとタイアップした「ジャンプの章」という限定版ソフトもあり、
そのソフトでは集英社のビルに行けたり、火曜日にジャンプが買えたりする。


●てんがいまきょうふううんかぶきでん【天外魔境 風雲カブキ伝】
1993年にハドソンがPCエンジンで発売したRPG。主人公は天外魔境2の人気キャラ、カブキ団十郎。
ストーリーは数年前に天外1の主人公、ジライアたちに滅ぼされた大門教が、再びジパングに来襲、
その過程で数多くの女性が誘拐されて激怒したカブキが、大門教の本拠地である、
ロンドン王国(実在の英国がモデル)に乗り込んで大門教(ロンドンではデーモン教)を倒すというもの。

天外2でも評判高かったビジュアルシーンの更なる進化、ミュージカル演出などの新たな試み、
田中公平による前作に負けないほどの質のいい音楽と、かなり力の入った作品だったが、
前作に比べて移動スピードが遅い、戦闘をDQタイプの方式からより大容量を必要とする
FFタイプに変更したために戦闘の際に読み込みが入る、ヒロインを演じた牧瀬理穂の声が
すさまじいばかりの棒読みなどの要因で、前作に比べると劣化した感じは否めず、ワゴン行きに。

PCエンジンのRPG全体では出来のいい方の作品だったが、
前作が偉大すぎてなかなか正当な評価をもらえない悲運の作品である。


●てんじん【天神】
天外魔境ZEROに登場する、二人目の仲間キャラクター。ゲーム内では「テンジン」と表記される。
主人公達の敵である地獄の軍団と600年前にも闘った火の一族の一人。
容姿は町の人が褒め称えるほどのイケメンで、冷静沈着な剣士。
という設定だが実際は、
美女に見とれていた隙をボスに突かれ石にされたのを、主人公に治して貰うという初登場シーン。
戦士としては三人目の仲間であるみずき以下、
術(魔法)使いとしては__より前に仲間になるスバル以下、という微妙なステータスにより、
いまいちパッとしないヘタレキャラのイメージが拭えない。
パーティーが三人までのこのゲームでは、
ヒガン(主人公)、スバル、みずきの三人でメンバーを固定してしまう人が多数いるのが現実。
しかし彼の奥義(キャラ固有技)には、敵を分裂させ弱体化する技があり、
この技とちょっとした装備、それに連射機能付きのコントローラーがあれば、
放置レベル上げができるのだ!!!
だからどうした、と言われたら困るのだが・・・


●なみだ【NAMIDA】
天外魔境3のテーマソング。
歌っている人はヒーリングミュージックの第一人者として世界的に有名なサラ・ブライトマン。
歌としては文句なしの出来だったが、いかんせん使われたゲームがいけなかった・・・
天外魔境という日本全開なゲームに
『何 故 英 語 の 歌 ?』
と天外ファンからの猛攻撃を受けた悲劇の名曲。

最高の食材と最高のスパイスを使っても、料理人がヘボならできあがった料理はマズいといういい例。


●はなび、まつり、みこし【花火、まつり、みこし】
天外魔境2に登場する伊賀忍者三姉妹。
花火はおしとやかだが、キレると見境がなくなり火筒をぶっぱなす長女
まつりは男勝りな性格の次女
みこしは優しく気の弱い三女
と、三姉妹のテンプレのような三姉妹である。
主人公卍丸達のサポートに徹するが、終盤に卍丸を助けるために全員死んでしまう。
カブキ丸の目の前に、岩に押しつぶされた花火の血まみれの火筒が転がってきた時はプレイヤーに多大な精神的なダメージを与えた。
さすがは欝ストーリーを作らせたら右に出るものはいない桝田マジック。


●はまぐり-ひめ【はまぐり姫、蛤姫】
天外魔境弐の越中国(現:富山県)にあったといわれる幻夢城の城主でヒーロー達と対立する。
この世とは思えぬ美女で、幻術を操るのが得意だが、
あまりにも美しいので倒すのがもったいない男性ユーザーや、
幻惑ストリップに見とれすぎて我に返ったらすでにゲームオーバー画面になった男性ユーザーが続出しただろう。
しかし、これらのユーザーはすでに彼女の幻術にハマッてるので、男性ユーザーにとってはある意味最強のボスだろう。
しかし、ある程度ダメージを与えると突然見解不能な怪獣に変身するので、
裏切られた気分で殺意が沸いたユーザーもいたらしい。
ちなみに幻夢城は富山湾の蜃気楼の中にあるらしい。

☆使用例☆
_____に会いに富山湾沖に行くのか? くれぐれも北の工作船には気をつけれ


●ひだ【火多】
天外魔境 卍丸に出てきた地名。
始めてみたときは「こんな地名日本にあったか?」と誰もが思ったはず。
現実には【飛騨】と書くから。


●ひのいちぞく【火の一族】
天外魔境シリーズの主人公たち。
超人的な戦闘能力を持つ。
自然治癒力にも優れ、歩いているだけで体力を徐々に回復したり、
一晩寝れば体力はもちろん毒などの疾病や呪いも回復する。


●ひゃっきやぎょうのはこ【百鬼夜行の箱】
天外魔境2で登場した恐怖の宝箱。
開けた瞬間から100連戦を余儀なくされるが、クリアすれば膨大な経験値やレアアイテムが手に入る。
なぜこのような宝箱が誕生したかというと、
プロデューサー広井王子の、
『一乗寺の下がり松の決闘みたいになんないかな? 武蔵が吉岡一門100名と戦ったやつ』
といった一言が原因。


●ぺぺ【ペペ】
天外魔境2に登場する、主人公卍丸の敵。
マッドサイエンティストの59歳。
執拗に卍丸に対決を迫り、負けるたびに自分の体を改造してパワーアップした結果、
最終対決の時には自分の顔しか残っていなかった。
しかもいつのまにか、卍丸に対する憎悪が愛にすりかわっていて、
最終対決には『愛してるよ!卍丸!』と卍丸に対する愛の告白という、
プレーヤーに対する大ダメージを与える必殺技を繰り出した。


●ましゃり【マシャリ】
天外魔境IIの最序盤に登場する雑魚モンスター。顔は青ざめたサイバイマンのようで、骨を担いでいる。
ゲーム冒頭、暗黒ランが生えてからフィールドに出現し始めるのだが
同エリアでは抜けたステータスを持つ上に複数で襲ってくる難敵であり、
初めての全滅理由が"マシャリ"というプレイヤーは少なくなかった。

堅実にレベルアップして装備を整えればそこまで強敵ではなく
元々死亡した際には再開ポイントに戻されるだけのリスクしかないのでさほど痛くはないが、
容赦ない攻撃姿勢・不気味な容姿・オシャレな名前が相まってプレイヤーの記憶に刻まれることとなった。



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