●じー【G】
ゴキブリの隠語。そしてSHシリーズに登場するゴキブリ型の敵の事も指す。
●しゃどうはーつ【シャドウハーツ】
2001年にアルゼより発売されたRPGで、第一次世界大戦前の中国、欧州を舞台にし、ウルという青年が主人公の物語。
戦闘での攻撃時、目押しで成否を判定するジャッジメントリングと呼ばれるシステムが売りで、
これに失敗すると致命的な攻撃を受けることもあり、戦闘時は常に緊張感が漂うようになった。
しかし発売元がパチスロメーカーだったり、発売後すぐにFF10が控えていたこともあり、売り上げはいまいち。
それでもゲーム中に漂う微妙にホラーな雰囲気、グロテスクなモンスターや、
主人公のウルのキャラに魅了された者も多く、結構な数のファンを獲得した。
●しゃどうはーつ-つー【シャドウハーツ2】
2004年に発売された、シャドウハーツの続編。
物語的には完全に1からの続きなのだが、BAD ENDの続きだという事実はプレイヤーたちに衝撃を与えた。
主人公は引き続きウルで、世界は第一次世界大戦に移行。
システムやグラフィックは大幅に向上し、前作の売りであったジャッジメントリングもパワーアップした。
しかし何故か急激に路線変更をし、1の特徴であったホラー、グロな雰囲気はほぼ皆無に。
代わりにパロディネタやギャグ、そして濃いキャラクターたちのあふれる、どこか軽いノリのお笑いRPGへと変貌した。
ギャグは普通に面白かったり、感動できる場面もあったりで2からのファンを獲得することには成功したのだが、
その一方で設定の後付け、こじつけ、矛盾が多かったり、
急激な路線変更やパロディネタについていけずに離れていってしまう1からのファンも多かった。
ちなみに売り上げは、1に引き続きいまいち。
●しゃどうはーつ-ふろむ-ざ-にゅー-わーるど【シャドウハーツ フロムザニューワールド】
2005年に発売された、シャドウハーツシリーズの今現在での最新作。
「新世界から」というその名のとおり、舞台、メインキャラを一新。
主人公はジョニーという少年に代わり、舞台は南北アメリカ大陸に移動。
システムは2の時よりもさらに向上し、戦闘はさらに緊張感漂い、2で言われていた「戦闘のヌルさ」も解消された。
だがシナリオは、と言うと「2を薄くした感じ」で、
寒いパロディネタが減ったかわりにシナリオも全体的になんとなく内容が減少。
「一応面白いんだけどももう少し」が今のところの定評である。
シナリオも続編ではなく新作で、グラフィックやシステムも合格レベルなのでシャドハ新規にはおすすめ。
ちなみに売り上げは、2の時よりさらに減少。続編が出るかどうか危ぶまれている。
●ぶらんか【ブランカ】
シャドウハーツ2の仲間キャラクター。
れっきとした狼だが、ネット上では犬呼ばわりされ、関連イベントからロリコン狼ともよばれる。
物語冒頭、主人公ウルと共に戦火から村を守っていたが
飼い主の少女の死をきっかけにウルの旅に同行、以後ウルの相棒として活躍する。
人間並みに頭がよく、性格は冷静で知性派。というか色々犬離れした行動も多い。
性能は、魔法使いよりの万能戦士で、攻撃・回復双方に優秀な特技をもち最初から最後まで頼りになる。
ちなみにステータスはINT(知力)がパーティ中トップである。犬より馬鹿な人間達…
そんな彼が一番輝くのが、特技習得イベント「ウルフバウト」
世界各地の狼達と戦い世界一の狼を決めるというどこぞの機動武闘伝もどきの戦いで、
戦いの前後に短い会話イベントがある。
普段は鳴き声くらいで全くセリフのないブランカだがこのときはCV池田秀一で熱く吼える。
池田氏といえばガンダムのシャアだが、パロディ満載のシャドハの事、ウルフバウトでも
「坊やだからさ」
「地球の重力に魂を引かれたか」等の名セリフを吐いてくれる。
しかも犬が、というギャップが更なる笑いを誘い、人気の高いイベントである。
また、天下の池田秀一氏に犬を演らせるというので話を持っていくときはビクビクものだったらしいが、
逆に面白がって本番はかなりノリノリでやってもらえたとの事。
☆関連語☆
シャドウハーツ2 めたるぎあそりっど?
●ないとめあ【ナイトメア(SHシリーズ)】
シャドウハーツ1,2で使用される、大変大きいゴキブリ型モンスターの特殊攻撃。
キャラクターには大ダメージあるいはHP1攻撃を与え、
プレイヤーには生理的嫌悪と精神的ダメージを与える技である。
特に「2」における表現がすさまじく、どこからともなく現れた大量の「バグス」が画面を埋め尽くす。
ある方法で味方が行使することができるが、
エフェクトはやはり同じであるため発動中はチャンネルを変更するプレイヤーが多い。
SHプレイ動画で「戦闘中グロ注意」と書かれている場合は
大抵G型モンスターを含むかこの技のエフェクトを含んでいる。注意されたし。
●なんじゃ、こりゃぁーーーーーっ!!【なんじゃ、こりゃぁーーーーーっ!!】
シャドウハーツ2の主人公「ウル」がヤドリギの杭を打ち込まれた際の叫び。
イントネーションは「な↑ん↓じゃっ(溜め)こりゃああああアアアアアアアア↑」。
元ネタはドラマ「太陽にほえろ!」にてジーパン刑事が腹部を撃たれたシーン。
後々ウルはヤドリギによって心を殺されてしまうのでパロディとしてのニュアンスは合っているのだが
そこまでが「キサマの命、我が武勲とさせてもらうぞ!」とか言っちゃうシリアスな展開であったため、
プレイヤーの想定斜め上を突き抜ける結果となった。
●ぶきひろいいべんと【武器拾いイベント】
シャドウハーツシリーズで発生する、
町中やダンジョンのオブジェクトを武器として拾うイベント。
それ自体は目新しい要素でもないのだが、問題はその武器となる物。
2ではロッカーやポスト、最高級本マグロなどおよそ武器と形容すべきではない物ばかり拾う。
特にマグロは入手時のイベントが屈指のネタっぷりを発揮、時期も中盤の山場であるため、
魔神や堕天使相手にマグロで殴りかかる姿がそのネタ度をより高めている。
Fはというと、2と違って忍者刀の刀身として武器を拾うことになる。
こちらもサボテンにおでん、カジキマグロと刀とは言い難いものばかり。
途中、某聖剣の如く台座に刺さっている伝説の剣を入手するイベントがあり、
ようやくまともな武器が登場するのかと思いきや、
台座を剣の先っちょにつけたまま振り回す姿があった。
ふつう武器って宝箱から拾ったり、お店で買ったり、イベントで手に入れたりするもんじゃないの?
☆関連語☆
マグロ ヨアヒム・ヴァレンティーナ 抜けなかった聖剣
●めたるぎあそりっど?【メタルギア・ソリッド?】
RPG「シャドウ・ハーツU」にて展開される一つのシナリオ
捕らわれた主人公達を助けに仲間のブランカ(犬)が助けに行くのだが
人に見つからないようにしなければ・・・と言う事で
人目につかないようにうまく隠れながら行動しアイテムを獲得してゆく
敵の気配が近くなると効果音が鳴るので上手く隠れる(ちなみに音は本家と同じ)
更に、犬なのに二本足で立ち上がり壁に身を隠すという犬と思えない行動を起こしまくる
ここまで、本家の方をそのまま起用して大丈夫なのか?と思いきや未だに何も起きていないので
大丈夫なようだ。
●もめんのしろぱんつ【もめんの白ぱんつ】
シャドウハーツ1、2において、条件を満たすとロジャー・ベーコンが提供してくれる装備品。
丈夫な生地で乙女を守り物理攻撃のダメージを半減する効果がある。さらに下着の色が白に変わる。
反対に特殊攻撃のダメージを半減し、かつ下着の色が黒になる「シルクの黒ぱんつ」も存在するが、
これは手に入れるのがちょっと難しい(1、2ともライブラリコンプリートが条件で2周目必須となるため)。
現代を基準に考えたら色気ねーよと思われるかもしれないが、この物語の時代は1900年初頭で、
やっと下着が上下で分割されてズロースが出てきたくらいの時代である。ショーツなんてもちろん存在しない。
にも関わらず、何故か女性陣はデフォルトでショーツを、しかも全員色つき下着を着ている。
その事実の前に、この白ぱんつは「神聖な一品」で「邪な目で見てはいけない」ものとなってしまうのだ。
こんな乙女のための装備品であるが、2においては装備できてしまう男性キャラがいる。
しかもそのキャラはジジイ(ゼペット)。
どんな性癖だ…と一瞬疑ってしまうが、
装備しているのは彼の娘がモデルの操り人形、コーネリアというオチがある。
(装備すると「人形の」下着の色が変わります。)
●よあひむ・う゛ぁれんてぃーな【ヨアヒム・ヴァレンティーナ】
シャドウハーツ2に出てきたシリーズきっての変態にして筋肉バカ
初登場時は「グランパピヨン」と言う正義の味方と言うことで出てくるが
蝶のアイマスクと言うどう見てもヤバイ人にしか見えない格好で出てくる。
この格好から、少年ジャンプで連載されていた「武装連金」のライバルキャラクター、
蝶野攻爵が元ではないかと言う話もあるが・・・実際の所は不明である。
キャラクターとしてはパワー系なので武器は鈍器・・・・なのだが
これも変な方向へ行く、最初は角材なのだが途中から、郵便ポスト、土管、冷凍マグロ
挙句の果てには潜水艦・・・と、どんどん訳の分からない武器?へ変貌してゆく
一部を除いてこれらが店に売り出されるのも謎だが、シャドウハーツだからこそなのだろう。
とにかく、戦闘においては強いが戦闘でさえ雰囲気をぶち壊すんで、シリアスなところでは気をつけよう?
☆関連語☆
シャドウハーツ2 漢祭り
●りんぐのたましい【リングの魂】
SH2に登場。運命を司るジャッジメントリングの魂を名乗る存在。
フィールドのどこかに隠れており、見つけると攻撃回数を増やすアイテムを主人公たちに授けてくれる
初期は神秘的な雰囲気を漂わせ、威厳のある口調であったが、
主人公であるウルの独特のペースによって段々と本性が暴かれ
時に不貞腐れ、時に逆ギレし、そして最終的には友情を芽生えさせた。
実は妻子持ちらしく、奥さんの名前は雅、娘さんの名前は亜弥というらしい。
ちなみに、作中で奥さんの物真似を披露してくれる事もあるのだが、
それを見る限りでは奥さんは大分ブッ飛んだ口調の持ち主のようだ。
続編であるSHFには娘の亜弥が登場、
各地に散らばっているリングのかけらと交換で攻撃回数増加のアイテムをくれる。
徐々に意外な一面を見せてくれた先代とは違い、こちらは最初から友達感覚のフランクな口調で接してくる。
●るちあ【ルチア】
シャドウハーツに登場する仲間の一人。
イタリアはフィレンツェ出身の占い師にして踊り子。28歳。
その妖艶な雰囲気で多くの男性を虜にしている。
踊り用の扇子を武器に、アロマテラピーによる能力強化と、タロットカードによる占いで戦闘を行う。
もっとも、タロットカードはこのテのキャラには良くある「運次第でプラスにもマイナスにも成り得る」代物であり
アロマテラピーの方は、道中で入手できるアロマオイルの中から二種類を組み合わせることで様々な効果を生み出すのだが
効果が多すぎて覚えるのが大変だったりと、微妙に使いづらい。
キャラとしては間延びした喋り方が特徴の、のんびりお姉さんタイプ。
ポリゴンモデルの方は、そのキャラクター通りにエキゾチキックな雰囲気を持った美女なのだが
何故だか会話画面などで表示される顔グラが、異常なほど顎がガッシリとしたものになっており、そのギャップに戸惑わされる。
紆余曲折を経た後、主人公と敵対する組織に所属する姉弟子を止めるためにパーティー入りするが、
その姉弟子は中盤で死亡し、物語の舞台からは退場。
一応、最後まで旅には同行するが、旅を続ける理由自体が無くなってしまったためか、パーティー内での存在感は薄く、ほとんど空気。
そんな彼女の最大の見せ場は、シャドウハーツ名物「拷問イベント」だろう。
彼女の姉弟子も関わるイベントなので、その色っぽい声で悩ましく喘ぐ姿を思う存分堪能しよう。
追記:一応、フォローのつもりなのか、ディレクターズカット版では彼女絡みのイベントが2つ追加されている
もっとも、その片方もアナスタシアに食われてしまっている感があるのだが…
●ろじゃー・べーこん【ロジャー・ベーコン】
シャドウハーツシリーズの全てに登場する皆勤賞キャラ。
シャドウハーツとストーリ上の繋がりを持つクーデルカにも出て来ている。
イギリスのウェールズ地方で合体変形でもしそうな家に住んでいる700年を生きる魔術師。
見た目はミイラかガイコツのようだが、一応善人であり主人公たちの味方として
物質瞬間移動装置や、原子力で動く飛行艇といったオーバーテクノロジーで力を貸してくれる。
SH1では初登場時に名前入力画面があり好きな名前を着けられる(デフォルトでは「へんないきもの」になっている)
…と思いきや、それはトラップであり、入力完了すると本人から
「仲間になると思った!? ならないんだなぁ〜、これが」とカメラ目線で大はしゃぎされる。
この名前入力ネタは以降の作品でも受け継がれ、一種の定番ネタと化している。
ちなみに、どの作品でもそこで入力した名前は一切無駄となる。
他にも主人公の持つエロ本を欲しがったり(それと交換で重要な古文書をくれる)、
月まで飛ばされたり、女性物の下着をくれたりと何かとコミカルな言動が目立つが
物語に置ける重要人物の一人であり、決める所はしっかり決めてくれる。
こんな設定の彼ではあるがモデルは13世紀に実在した人物であり(名前もそのままロジャー・ベーコン)
モデルの方は近代科学の先駆者と言われている。
だが、時代に先駆けた過ぎた才能が異端の「魔術」とされ、
背びれ尾びれのついた「魔術師」としての伝説の方が強調されている。