サモンナイト


▼サモンナイトシリーズシリーズ


▼サモンナイトシリーズ汎用

【悲しみの連鎖】
【カルマルート】
【鮭】
【サモンナイト】
【都月マジック】
【眠り(サモンナイト)】
【はぐれ召喚獣】
【マタタビ団子】
【ラウスブルグ】
【リインバウム】

▼サモンナイト

【魔王(サモンナイト)】

▼サモンナイト2

【アメル】
【ケイナ】
【パニゲル】
【レイム】
【ロッカ】

▼サモンナイト3

【アティ】
【ギャレオ】
【キュウマ】
【ティンコ(サモンナイト)】

▼サモンナイト4

【空き缶】
【ギアン】
【クラウレ】
【ケンタロウ】

▼サモンナイトシリーズその他

【クソ】
【サモンナイト・エクステーゼ 夜明けの翼】
【サモンナイト クラフトソード物語】
【サモンナイトグランテーゼ】
【サモンナイト ツインエイジ〜精霊たちの共鳴〜】
【シュガレット】
【リゼルド】


▼サモンナイトシリーズ汎用


●かなしみのれんさ【悲しみの連鎖】
サモンナイトシリーズのキャッチフレーズの一つで
2以降の主人公と身近にいた人物がかなり重たい過去を背負っていたりするが
電波的シナリオとキャラが目立ってしまって「こいつらの頭はお花畑でできてる」と言われてしまってる。

☆関連語☆
アメル 3主人公 ミューノ


●かるまるーと【カルマルート】
サモンナイト2、3のもう一つのエンディングルートで、いわゆるバッドエンドに繋がるルート。
ゲーム中に設定されているカルマ値が一定値以上になると、話の途中からこのルートに移行する。
カルマ値はゲーム中は表示されず、主に選択肢、戦闘中に仲間が撃破される、
戦闘中に主人公が抜剣覚醒する(3のみ)と増加する。
このルートに進むとそれまでのほんわかムードはどこへやら、

2:パートナー達が異界で魔王と永遠の戦いを続け、主人公は彼らを助けるためあてのない旅を続けたり
3:暴走した主人公が敵を皆殺し、更に仲間すら殺すかもしれないと思った主人公は自ら遺跡にこもり、
 その生徒は何年も主人公を救う方法を求めて旅をしている。

という大変救いのないオチになる。
ちなみに1にもバッドルート(エンド)はあるが、こちらは魔王ルート(エンド)と言われている。

☆関連語☆
バッドエンド


●さけ【鮭】
サモンナイトシリーズの略称語(主に2ch)で「サモン」と英語の「サーモン」を掛け合わせた物で、
まれに「鮭騎士」や「鮭夜」と言う書き込みがある


●さもんないと【サモンナイト】
フライトプラン制作・バンプレスト販売のRPGシリーズ。
本編のSRPG作品以外にも、ARPGのエクステーゼや、
GBA作品のクラフトソード物語など派生作品も出ている。
作品のコンセプトは、『召喚術』をテーマに異世界リィンバウムと、
それを取り巻く4つの世界の住人達が織り成すファンタジーである。
戦闘は比較的簡単で、明るい雰囲気のシナリオのため、ライトユーザー向きの作品。
特徴的なシステムは、夜会話と呼ばれる話の節目にある特定キャラクターとの会話である。
好感度の高いキャラとともにEDを迎えるため、キャラゲーのような雰囲気も見られる。
しかし、ほんわかとした雰囲気に似合わず、衝撃的なシーンや悲劇的な結末を迎えることがあるので、
なかなか侮れない作品である。

追記:キャラデザには小説「キノの旅」の挿絵などで有名な飯塚武史(黒星紅白)氏が起用されている。

☆関連語☆
都月狩


●みやこづきまじっく【都月マジック】
サモンナイトのシナリオについて議論する際に良く出てくる単語。
シナリオライターの都月狩氏の名前からきている。
サモンナイトのシナリオの中での矛盾点や、
後付設定のような箇所について突っ込まれる時にはこの一言で片付けられる。
いわゆる「ご都合主義」のこと。

☆使用例☆
なんで召喚術ができる前の時代なのに最強の召喚師とか言われてるの?
また____か!


●ねむり【眠り(サモンナイト)】
状態異常の一つ。眠り状態を誘発する攻撃や召喚術で発生させられる。
サモンナイトは眠り状態に陥ると微弱だがHPとMPが毎ターン若干回復する効果がある。
HPはともかくMPを回復させるアイテムは貴重品なので、この作戦は意外に有効である。
遠方にいる敵(主にボス)は近づかない限り動かないので、
睡眠をとって回復した後、敵の攻撃範囲外から召喚術で安全に駆除できる。
いくら攻撃ができない距離だからとは言え、
会話ができる距離で睡眠をとる主人公達を待っているサモンナイトの敵は大変律儀である。


●はぐれしょうかんじゅう【はぐれ召喚獣】
サモンナイトシリーズに登場する主を持たない召喚獣。通称はぐれ。
召喚を解くことは基本的には主人である召喚師か誓約者にしかできないため、
元の世界に戻ることができない。
人間でも例外ではなく、名も無き世界(=現実世界)出身である1の主人公も厳密にははぐれ。
サモンナイトの舞台となるリィンバウムにしか存在しない。

大半が人間の奴隷になるか野生に帰って人を襲うようになり、悲惨な末路を辿る。
仲間となるキャラにも何人かはぐれ召喚獣がいるが、彼らもまた不幸な境遇である。
実は元の世界に帰る方法がないわけではないが、その壁はひたすら高い。

サモンナイト最大のテーマであると言っても過言ではない。
実際、ほぼ全ての作品においてはぐれ召喚獣の問題が物語に絡んでくる。
一見明るい雰囲気のサモンナイトシリーズの持つダークな一面の一つといえよう。

余談だがフリーバトルで出現する召喚獣のクラス名もコレ。
「何故こんなに同じ召喚獣ばかり召喚した」「何匹逃がしてんだ」と言われることも。
はぐれの悲劇を嘆きつつ、今日も主人公達は彼らを狩ってレベル上げに勤しむ。


●またたび-だんご【マタタビ団子】
サモンナイト2から登場したアイテムで、ゲーム中に釣りで使用するエサ。
ミニゲームでこれを使って釣りを行うと、上半身が猫で下半身が魚の「ニャン魚」が釣れる。
戦闘中にも使えてHP回復アイテムになるが、店で売られている最安の回復アイテムよりショボいという理由から
最終的に使われずに溜まっていく代物である。

と、ここまでは2の話。問題は続編である3でのマタタビ団子。
アイテムは敵にも使用可能なのだが、なんと対象キャラを8ターン(敵フェイズも1ターンとカウントされる為、実質4ターン)
眠らせるという追加効果付き反則性能になっている。
これがあると戦闘がかなり有利になる為、戦場はしばしば魚のエサが飛び交う異空間と化す。

余談だが、サモンナイト3は1と2から20年ほど過去の話である。
どうやらその間に、人間には害が無いように品種改良されたようだ。
だがそれ以前に、戦闘中にマタタビ如きで寝るのか?敵から投げつけられたものを素直に食べるのか?など、謎は尽きない。


●らうすぶるぐ【ラウスブルグ】
サモンナイト4に登場した浮遊する城。『呼吸する城』という意味。
至竜が民を治め、その魔力を動力源とし、高い魔力を持つ古き妖精が舵取りを行う。
世界に張り巡らされた結界を越えて移動することができ、その能力から『船』とも呼ばれる。
召喚師に呼び出され、故郷の世界に帰れなくなった召喚獣達の拠り所だったが
サモンナイト4の本編開始前に敵に奪われ、敵の本拠地になっていた。
仲間である竜の子やその補佐をする御使いの故郷でもあり、この作品の鍵ともいえる場所。

この城の最大の問題は『結界を越えて世界を自由に移動できる』ことにある。
サモンナイトにおける世界と世界の間の結界は強固とされてきた。
そのため、呼び出され、自力では元の世界へ帰ることができなくなった召喚獣達は
・世界最高レベルの召喚師に帰してもらう
・自分自身が高い魔力を身につけて帰る
などの特別な手段を取る必要があった。
もちろん元の世界へ帰れる程の魔力は、ゲーム中でも稀とされており
誰もがホイホイと元の世界へ帰れるわけではない。
これまでのストーリーでもその点は強調されており、特例がない限り解決しない問題として扱われてきた。

しかしながら、この城の出現により、それまでのルールが覆される。
竜と妖精さえいればよいので本人の実力は関係ないし、城というくらいだから何人も乗れる。
更に住人達は皆召喚獣なため、居心地は最高である。
エネルギー源となる竜が異界へ向かうことを渋っていたが、EDでは多くの召喚獣が故郷へ帰った。
ともすれば召喚術に頼りきりのリィンバウムを崩壊させかねないシロモノである。
救いは舵取りをする妖精が極度のお花畑思考であることか。


☆関連語☆
天空城 マスタードラゴン


●リィンバウム【りいんばうむ】
サモンナイトシリーズの主な舞台になる世界
機界、鬼妖界、霊界、幻獣界の4つの世界のを輪廻転生する魂が、何らかの事情で
輪廻の輪から離れたときに集う世界、本来は世界そのものであるエルゴがいずれ自分と
並び立つ存在を生み出すために一定の精神の輝きに至った魂がやってくる楽園であったが
他の四世界からの侵攻などで争いの多い大変荒んだ世界と化している。

文明は、王政を長身としているが、工業技術が部分的に発展しているため
大体産業革命の手前ぐらいの科学技術があり、紡績工場などもすでに存在している。
所謂和製ファンタジーな世界観であり割とご都合主義的な面もあるが、ほかの作品との最大の差は
召喚術によるある種の奴隷制が採用されていることである。
この世界の召喚術は上に書いた四つの世界の住人を強制的に召喚する物であり、
召喚される対象の意思などは 基本的に関知しない。

召喚された対象が元の世界に返すことは、召喚した術者にしか原則的に出来ないため、
召喚された存在は 否応無しに術者の言うことに従うしかない。
個人で友好的な関係を結んでいる例も多いがそれ以上に悪用され
暗殺やら雑用やら、酷いときには巨大な列車をひかされて酷使されたりしている。

初めて書いてみた、リインバウムってもの凄い殺伐としてるよね・・・



▼サモンナイト


●まおう【魔王(サモンナイト)】
サモンナイト1の重要人物。ただし本人(本来の人格)は魔王ルート(バッドエンドルート)でしか登場しない。
敵組織「無色の派閥」の手で霊界から召喚されるが、儀式に失敗して存在が人格と力の一部の二つに分かれてしまう。
力のほうは敵方のとある人物に宿り、ラスボスとして戦うことになる。

では人格の方はというと、主人公に宿っており、主人公が悪行を繰り返す度にその精神と同化していく。
魔王ルートでは主人公の意識を乗っ取る。(正規ルートでは登場しない)
そして、力を取り戻すために(主人公の肉体を解放するという条件で)主人公の仲間と組み、
無色の派閥と戦う。しかし力を取り戻しても主人公の肉体は解放せず、そのままどこかへ消えてしまう。

と、まあ悪者といえばそうなのだが、
・セリフは不良っぽく、態度こそ悪いが憎めない。
・魔王状態の主人公はメチャメチャ強く、一人でラスボスを倒せるのに主人公の仲間と組む。(淋しがり屋?)
・メインエンドでは敵方の主要人物(ラスボス含む)が全員死ぬが、魔王ルートでは誰も死なない。
・ラスボスから力を取り戻す際に、彼が抱いていた憎しみをついでに取り込んで真人間に戻した(と思われる)。
・主人公に憑いたまま消え去った後、主人公を故郷の世界に戻してくれた。

…などいいことばかりしているため、実はいいヤツ、ツンデレといった扱いをされており、
遂にはキャラスレまで立ってしまった。



▼サモンナイト2


●あめる【アメル】
サモンナイト2に登場するヒロイン兼主人公のパートナー的存在の少女。
レルムの村という山奥の村であらゆる病や傷を治す奇跡の聖女として崇められていたが、
主人公との出会いと直後の村の惨劇などから騒動に巻き込まれていく…
とこれだけだとよくある設定なのだが、
主人公との食事の会話で「お芋さんはとってもすごいんですよぉ」と芋にさん付けしたり、
以降も芋関連の話がやたら出たりと2chや一部のファンサイトでは「芋」と呼ばれるようになった。
更に物語中で錯乱や空気の読めない発言
(ラスボスとの戦争で平原を燃やさなければならない作戦で、
「そんなことしたら動物達が可哀想」と言ったりなど)をしたり、
声を担当する声優の桑島法子の演技もあって相当な電波キャラとなっている。
そして極めつけにサモンナイトのシナリオ担当の都月狩氏の大のお気に入りキャラで、
ドラマCDや番外編、クラフトソードのゲスト出演などで主人公すら凌ぐ優遇を受けているので、
多くのプレイヤーにウザがられているキャラクターである。


●けいな【ケイナ】
サモンナイト2の登場人物。オープニング後、少しイベントを進めると仲間になる。
弓使いの女性で、ある時から記憶を失っており、
記憶を取り戻すために相棒のフォルテとともに旅をしている。
と、設定上だけならよくいるキャラ。
戦闘面では普通に運用すると、弓の攻撃力がイマイチだし、大して打たれ強くないし、
MAG(魔力)は戦士系としては高めなのだが、専門の召喚士達に比べると見劣りする。
と、能力バランスが平均的過ぎてどうにも使えないという印象が強い。

しかし、レベルアップ時のステータス割り振りで、
STR(力)だけを一点強化すると、数レベル後には一躍パーティーの主砲に化けてしまう。
これは他の戦士達にも言えるのだが、防御面無視の成長方法でメチャクチャ脆くなるため、
反撃を受けづらく、前線に出る必要もない弓や銃を使うキャラがよい。
加えて他の遠距離用武器の使い手たち(弓使い及び銃使い)が仲間になるのはことごとく中盤以降なので、
(一応最初に選ぶパートナーによっては銃も使えるのだがクラスチェンジ後にしか扱えない)
一話から仲間になり、初期レベルの低い彼女が最適。

慣れたプレイヤーなら彼女と数人の召喚士を育てるだけで、
20時間もかからずにエンディングにこぎつけてしまう。(このゲームのクリア時間は40〜50時間が目安)

追記:なお、このキャラ、一応、彼女の妹と再会し、記憶を失う以前はどういった人物であったのかは分かるのだが、
結局最後まで記憶が戻ることはないという前代未聞の終わり方をする。
続編のサモンナイト3でもクリア後の隠しモードで登場するが、そこでは「もう、どうでもいい」みたいな発言をし、
多分一生記憶喪失のままなんじゃないだろうか。中途半端な…


●ぱにげる【パニゲル】
サモンナイト2における最強の裏技の略称。パニック召喚ゲルニカのこと。
登場キャラクターのミニスが使うコマンド「パニック召喚 獣」を、
ミニスの称号を幻獣界の姫君にしてLUCを90以上にした状態で使用すると、
高威力広範囲の召喚獣ゲルニカを確実に召喚することができるというもの。
ゲルニカを通常召喚するには多量のMPを消費するのだが、
この方法で召喚すると半分以下の消費で済むためバランスブレイカーとなっている。
これに同作品に登場するアメルの豊穣の恵みを組み合わせると更に拍車がかかる。


●れいむ【レイム】
サモンナイト2の登場人物。
吟遊詩人で序盤から登場し色々な場所で出会い主人公とプレイヤーに昔話や伝承などを教えてくれる。
その優しげな見た目と話し方で主人公に信用され、
OPムービーで雨に濡れながら見せる儚い表情からこの人仲間になるんじゃね?とプレイヤーに思われていた。
が、中盤以降驚愕の真実が明らかになる。

・実は敵国の召喚師で吟遊詩人やってるのも各地でスパイや裏工作をするため
・かなり腹黒で信用しきっていた主人公とあっさり敵対する
・その正体はかつて封印の森に封印されていた悪魔、「虚言と奸計を司る魔王メルギトス」で
 その場所の調査に来ていた召喚師の体を乗っ取っていた。
・部下の悪魔使って敵国を裏から操っていた。
・ぶっちゃけラスボス。

一応カルマルートで仲間になるがプレイヤーの度肝を抜く展開を見せた。
どうやら主人公に近づいたのも※主人公の血筋とヒロインの前世のことを知っていたかららしい。

※主人公と兄弟子は戦争で召喚した天使や獣を使って兵器を作りメルギトスと戦った一族の末裔。
ヒロインのアメルはそのときに最終兵器として改造されメルギトスと相討ちになった天使の生まれ変わり。


●ろっか【ロッカ】
サモンナイト2に登場したキャラ。
ストーリーにはほとんど関係ない、特になんてことのない槍使い。
だが扱いが酷い。

・戦士系キャラであるにも関わらず攻撃力がびっくりするほど低い。
・習得するスキルも貧弱。
・使える召喚術(このゲームでの魔法)が直接攻撃系のものばかりで、
 MAT(魔法攻撃力)が低い彼が使っても役に立たない。
・使える槍使いは他にも複数人いる(イオス、バルレルなどに比べ、かなり見劣りする)
・続編の3でも番外編で登場するが、攻撃力の低さなど、弱点諸々忠実に再現されている。

と、散々な冷遇を受けている。
それに比べ、双子の弟「リューグ」がかなり優秀なユニットなことも
ロッカのヘタレ具合に拍車をかけている。
サモンナイトシリーズ有数の地雷。

☆関連語☆
ギャレオ



▼サモンナイト3


●あてぃ【アティ】
サモンナイト3の女性主人公であり、サモンナイト5の登場人物。
5でのみ声があり、声優は川澄綾子(PS2版3のときから、アティの声はこの人にすると決めていたようだ)

軍学校に特待生として入学し、主席で卒業したエリートだったが、とある事件をきっかけに帝国軍陸戦隊を退役した。
ゲーム開始時は、新米家庭教師。
目の前で旧王国軍に両親を殺され、精神崩壊に至った過去を持つ。
周囲の人の絶え間ない応援と努力によって回復し、この時の経験から
『心のこもった言葉は、力によって失われたものを蘇らせられる』
『力よりも、言葉と想いによってもたらされるものを信じたい』と思うようになった。
ここまでは、主人公共通の過去である。
違うのは軍への志願理由で、アティは帝国軍に伝わった医療技術を得るために軍人になった。

果物が好き(ご飯がなくても果物があれば満足できる程に)だったり、
タコの外見が苦手だから食べられないといった微笑ましい面や、
雨が降ったり台風が来たらテンションが上がる
(雨に降られて、ぬれるー、うふふうふ、フォフオフフフフフフフフ〜と奇声を発して
喜びながら走っている絵がある)コミカルな面、
それらに反して復讐を果たした後の後味の悪さを知っているという、暗い面も持ち合
わせている。

外見のエロさに定評があり、プレイヤーのみならず、
雨に降られて濡れた姿を見たソノラ(仲間の女海賊)に「ナニソレ! エロッ!!センセエロッ!!」と言われ、
その場にいたカイル(ソノラの兄)は鼻血を出し、2の女性主人公と服を交換すればセクシー女教師と
言われ、4の主人公達には「アレホントに教師? エッチすぎ!」「うん・・・」とまで言われ、
挙げ句の果てに飯塚武史氏曰く「アティセンセは描くたびに微妙に胸が大きくなっていく……」と、
ある意味悲惨な評価をされまくっている。
救いは、これらの評価がゲーム外でされていることだろうか?

と思いきや、PSP版の出撃前会話(フリーバトル)では、
成長したベルフラウとアズリア(共に貧乳)に反則と言われ、
アメルとトリス(共に貧乳)には島の食べ物に秘密があるのか、或いは帝国の軍事機密かと疑われ、
マグナはアティを見てドキドキし、ネスティには体の一部を凝視されたりした。
やっぱりアティ先生はゲーム内でもエロいようだ。


●ぎゃれお【ギャレオ】
「サモンナイト3」に登場するキャラ。女隊長アズリアに仕える副官。
むさい大男。見た目通りの典型的なパワーファイター。
隊長に密かに恋心を寄せているが口にはしない。
戦士としては優秀なのだが、いかんせんこのゲームは遠距離攻撃系ユニットが優遇されがちなため、
実力的には、『一般兵(銃使い、召喚士)>>アズリア>>>>>ギャレオ』。
一応敵だが、隠しキャラとして仲間にできる。
戦闘では役立たず、主人公に対して同情を求めるような発言、アズリアのおまけ、
同時参入のアズリアに大きく劣る、敵の一般兵に苦戦、味方が殺されて悲鳴を上げる、
「軍人をなめるなぁ!」といきり立って敵に襲い掛かるがあっさり返り討ち、声優の演技力が微妙…などなど、
とても副官とは思えないヘタレっぷりを見せてくれる。
サモンナイト系スレの人気者。

追記:公式サイトの人気投票では獲得投票数1票、最下位。


●きゅうま【キュウマ】
「サモンナイト3」に登場するキャラ。
サモンナイト3の舞台である「忘れられた島」の鬼妖界集落「風雷の郷」の護人。
非常に生真面目かつ滅私奉公的な性格の持ち主であるがプレイヤーからは外道忍者だの
汚い忍者だのいわれる。
なぜかというとサモンナイト3は大まかに2つのルートがあり片方のルートである
機霊ルートでは真面目なキャラなのだがメインである鬼獣ルートではその外道っぷりを発揮する。
具体的に言うと死んだ主の命令により主の奥さんと息子さんを元の世界に送り返すために
主人公騙して犠牲にしようしたり主の奥さんと息子さんが涙流して説得して諦めたかと思いきや
その後また裏切って主人公犠牲にしようとしたり失敗したら速攻手のひら返して戻ってきたりとやりたい放題。
おかげでもう一人のメインのキャラが空気になる始末。
機霊ルートでのキュウマポジションの人はラスボスに操られていたり最終的に洗脳に抵抗したりするのに
こいつの場合は素で裏切ってくる。

また戦闘面でも圧倒的外道な強さを持っている。
PSPリメイク前でも強いキャラだったがリメイク後はもはやチートキャラとかしている。
移動歩数が全キャラトップクラスの6(他のキャラは大体3〜4)
さらにリメイク前はクラスごとに一つしか覚えられなかったスキルを全部習得可能になったため
地形無視で高低差無視で歩数+1のサルトビの術、
相手に認識されなくなる隠密、死んでも一回だけ復活できる空蝉の術
範囲攻撃の必殺技など便利なスキルが山ほど。
弱点といえばスキルが多すぎて覚えるまで時間がかかることくらいである。


●てぃんこ【ティンコ(サモンナイト)】
「サモンナイト3」の男性版主人公「レックス」のこと。
イラストを見ると何重にも編み重ねたベルトで男性の大事な所をガードしているように見えるため、そう呼ばれる。
性格は一言で言えば完璧人間。完璧故に人気が高いが、完璧過ぎる故にアンチも多い。



▼サモンナイト4


●あきかん【空き缶】
1)サモンナイト4に登場するアイテム。
召喚獣育成用アイテム「サモ缶」の材料となる。
空き缶なんて拾ったり買ったりできるんじゃないかと思いきや、
イベントやボス戦でのみ入手可能という貴重品。
ミニゲームなどで主人公の経営する宿屋の評価を上げると、
宿屋のオーナーが援助と称してプレゼントしてくれることもある。
しかし、金持ちのくせに援助の中身が空き缶一つだけという仕打ちに、
「嫌がらせか」と憤るプレイヤーも多い。

2)サモンナイト4に登場する剣士、ルシアンの愛称。
発売前に公開された情報では、

・移動力が初期で4、クラスチェンジ後で5と高いうえに
(サモンナイトシリーズの移動力は平均が3、移動力5は超貴重)
・敵攻撃を回避しつつ反撃できる、シリーズ初登場の技能「ブロック」持ち
・必殺技を習得する

という反則まがいの性能を持つ強キャラと思われていたが、
いざふたを開けてみると

・ブロックの発生確率が非常に低く、とにかく回避しない
・防御力もHPも低いので、回避できなければ大ダメージ必至
・移動力のインフレが発生し、高い移動力も大して目立たない
・必死で最高レベルまで育てても、ステータスが低い
(戦士っぽく育てた魔法使いの姉にも劣る)
・ステータスが低いので、必殺技もそんなに強くない

と、発売前の期待をことごとく裏切る弱キャラだったことが判明。
そのあまりの弱さと頼りない外見、
さらに1)で触れているオーナーの息子ということもあってか、
「こいつの小手やゴーグルは空き缶でできてるんじゃないか」
というネタがそのまま定着してしまった。


●ぎあん【ギアン】
サモンナイト4に登場するラスボス。
無色の派閥という召喚師のテロリスト集団の一人で
自分の目的を果たすため竜の子を狙っている。
目的のためなら手段を選ばない男で暗殺者を派遣したり町に毒ばらまいたりと
かなりえげつない男でこれだけなら普通の敵キャラである。

しかしプレイヤーからはサモンナイトシリーズの中でも随一のへたれキャラ扱いされている。
そもそも彼の目的が自分の親父に復讐することというただの私怨でしかなかったり
しかもそれは誤解だったり親父はすでに死んでいるので復讐自体無意味だったり
部下からの信頼は薄く最終的に全員いなくなったり
主人公勧誘しようとして拒否されて狼狽したり
主人公に正論言われて逆ギレしたりとへたれまっしぐらである。

ラスボスになった経緯も竜の子が手に入らなかったので
儀式を行って自分が竜になろうとして失敗し
堕竜という世界に悪影響及ぼす存在になっちゃったからというへたれっぷり。
ついでに女主人公フェアで2週目以降ギアンEDが出来るが
15歳の少女に惚れるロリコンとなってしまった。

だが戦闘面ではストーリー上のへたれっぷりが嘘のような強さを発揮する。
というのもギアンには送還術というスキルがあり
これは自分の周囲の召喚術を無効化するというもので
簡単に言うと魔法攻撃が効かないのである。そのため魔法系中心のパーティ組んでいた場合
ギアンにダメージを与えることすら困難になってしまう。
さらに幽角の癒しというスキルで毎ターンHPとMPが回復するためとてもしぶとい。
ラスボス状態ではさらに送還術の範囲がマップ全体となっており
魔法系が完全に沈黙する事態になる。
そしてラストバトルは無駄にフィールドが広く
3マップにわたってギアンと戦うという長期戦の仕様も相まって
多くのプレイヤーを泣かせた。

なおPSP版のリメイクによって2週目以降ギアンを仲間に出来るようになったが
ボスの時の強さそのままに仲間になったためリゼルドと並ぶバランスブレイカーとして大暴れしている。


●くらうれ【クラウレ】
サモンナイト4に登場するキャラ。主人公達の仲間であるアロエリの兄である。
御使いという連中のリーダーで誰からも尊敬されているキャラなのだが
・登場して速攻敵に寝返る。
・4発売前に怪しすぎてもうすでに裏切りキャラであることが疑われる。
・寝返った敵組織がピンチになると主人公の方にまた寝返る。
・しかも裏切る前に敵の幹部の一人が主をころころかえるような変節漢は最低であると
 啖呵をきった次のシナリオで それに完全に当てはまり裏切る。
・妹のアロエリで毎回倒す、カルマ値(仲間が死ぬと上がる値)が低いという条件
 を満たすとと生き残って仲間になるのだが片方の条件だけ満たすとバグのせいで
 生きている展開のはずがなぜか死ぬ。もしくは死んだはずなのに何事も無かったように生き返る。
・仲間にしても戦闘では使えないサポートキャラであり能力も微妙なので
 死んでも気にされない。
・仲間になった後も改心すらしない。
・登場すればするほどだんだん弱くなっていく。
・攻略本についていた小説で敵に寝返った理由がかかれていたがその描写がホモくさい。
・4の敵キャラはほとんどいい人だったりするのに一人だけ裏切り者。
・鳥の亜人なのでプレイヤーには通称『焼き鳥』と呼ばれ炎の魔法でこいつを倒すのが流行る。
等の理由で嫌われたりネタキャラあつかいされている。


●けんたろう【ケンタロウ】
サモンナイト4の主人公の父親。本名はダイバケンタロウ。
性格は一言で言うと「オレ様」(ちなみに一人称も「オレ様」)
主人公の双子の妹エリカの病気を治すために仲間と旅をしている。
と、これだけならアウトローな親父キャラに思えるが実際には、

・5歳未満の主人公に武芸百般を仕込むという虐待をする
・旅に出る際、当時5歳の主人公を一人で置き去りにする
・その後10年間音信不通状態
・音信不通だった理由は「嘘つきと言われたくない」
(妹の病気を治すと約束したのに、それを守れないで帰ると嘘つきになってしまうので)
・10年後(ゲーム開始時)に自分が関わったトラブルの後始末を主人公に押しつける
・二週目以降主人公を蚊帳の外で母親と妹と特殊能力で家族団欒をする

などの行いのせいで多数のプレイヤーに嫌われている。

ケンタロウが登場するのは話の終盤、主人公の住む町のピンチに颯爽と登場する。
そして、ここで初めて妹と二人旅だと思っていたのに、
実は仲間(妹の母親代わりの女性・乗り物に変形できる高性能ロボ)がいることが判明。
ケンタロウたちの旅の様子は二周目から各話の終わりに挿入されるが、
これが更にケンタロウが嫌われる要素になっている。



▼サモンナイトシリーズその他


●くそ【クソ】
サモンナイトクラフトソード物語の略称。
続編のサモンナイトクラフトソード物語2はクソ2と略される。
(たぶん)貶しているわけではないと思われる。


●さもんないと・えくすてーぜ よあけのつばさ【サモンナイト・エクステーゼ 夜明けの翼】
フライトプラン制作・バンプレスト販売のサモンナイトシリーズのアクションRPG。
1つの身体に、主人公・レオンとヒロイン・エイナ、2人の意識が混在し、
喪失した自分たちの記憶を取り戻すため、
なぜ自分達が2つの意識が混在しているのかを知るため、
自らの目的のために生きる「放浪者」として世界を旅する中で、世界の秘密を知り、
例の如く世界を救うという流れ。
「努力すれば報われる」の典型的なストーリー。

2つの意識が混在する、といっても、
相方の意識が表に出ると、身体も相方の物へと変身する。
どちらかでしか倒せない敵も現れたり、攻撃タイプも異なる。
召喚獣達も大いに活躍。どちらの主人公が使用するかで効果も変わってくるし、
ダンジョンの謎解きにも一役買う。

しかし、肝心の戦闘が生温く、早ければ10時間ほどでクリアでき、かなり短い。
登場するサブイベントを含むオマケ要素も少なく自由度が低い。
キャラが売りの一つであるサモナイシリーズだが、登場人物が少ない、
おなじみの夜会話も主人公同士で固定されているなど、
全体的に見て、作り込みの浅さが目立つ作品になってしまった。

余談だが、声優である「穴子」こと若本規夫氏が、
主人公2人を導く老獅子・ファイファー役を演じている。
本作でも穴子クオリティを存分に見せつけてくれている。


●さもんないと-くらふとそーど-ものがたり【サモンナイト クラフトソード物語】
サモンナイトシリーズの番外編にあたり、
1の主人公の一人がちょこっと出てきたりしたが別物に近い。
戦闘方式がテイルズシリーズと同じで
主人公一人で戦い召還獣は魔法の力を借りるだけ、と目新しさはなさそうだが、
鍛冶屋の話が基本となっているため、自分でダンジョンでアイテムを集め、
自分の武器は自分で作るなど、手軽ながらなかなかはまるゲーム。
武器のレシピを集めるのと、全召還獣でプレイまたは裏面ダンジョン制覇など、
そんなにやりこめねえよ、くらいやりこみ要素はあるかも。


●さもんないとぐらんてーぜ【サモンナイトグランテーゼ】
フライトプラン制作・バンダイナムコゲームス発売のアクションRPG。
フライトプランが関わった最後の作品にしてフライトプランに文字通りとどめを刺した
忌まわしき作品。

そもそもPS3全盛期なのにPS2で発売されグラフィックもカクカクの3Dで
操作性は最悪、ダンジョンが適当、絵が粗い、しかもヒロインの攻撃が全く当たらないなど
とにかくひどい。マップもとても分かりにくくどこにいるかすらわからない。
さらにサモンナイトのお約束である夜会話は1週目はキャラ固定であるため選べないなど
ひどい部分ばかり。

さらに致命的なのはサモンナイトシリーズの世界観、設定とはまったく関係ないのに
サモンナイトとタイトルがついている点。
唯一の長所はOPアニメと歌といわれゲーム部分はいらないと信者にすら言われる有様。

最終的売上は2万本と大爆死。このゲーム発売の数か月後フライトプランは業務を終了し
サモンナイトシリーズが別会社で復活するまでファンは6年待たされることになるのだった。


●さもんないと ついんえいじ〜せいれいたちのこえ〜【サモンナイト ツインエイジ〜精霊たちの共鳴〜】

2007年8月にニンテンドーDSで発売されたサモンナイトシリーズ作品。
あらゆる操作をタッチで行うことが特徴のアクションRPGである。

この作品が発表される前までは、携帯機におけるサモンナイトといえば「クラフトソード物語」シリーズであったため、
ファンも当然ニンテンドーDSではクラフトソードの続編が出るものと予想していた。
しかしその予想に反して発表されたのはタイトルもジャンルもキャラデザインさえも一新した完全な新作であり、
携帯機サモンナイトのファンは期待する者と不安視する者とに分かれた。

いざ発売された後の評価としては、操作性やテンポは◎、ドットはよく動きグラフィックも良い。
が、戦闘が大味で戦略性に欠ける、シナリオやキャラがイマイチ弱いなどの欠点も挙げられた。
同時期に発売されたFFCCの影に隠れてしまったこともあり、総じて地味な作品だというのが一般的な評価だろうと思われる。
続編でもっと面白くできるのではないかという意見もあったが、しかしクラフトソードシリーズの人気も根強く、
携帯機での次回作はクラフトソードなのかツインエイジなのかと注目を集めていた。

で、次に発表されたのはクラフトソードでもツインエイジでもなく本編1・2のリメイクであった。
なんか翻弄されっ放しである。


●しゅがれっと【シュガレット】
サモンナイトシリーズの派生作品であるアクションRPG、
「サモンナイト クラフトソード物語」に登場するキャラ。
ジニーという種族の女の子で、ゲーム冒頭で選べる4人の護衛獣の1人であり、昔は主人公の父の護衛獣だった。
主人公の父に、息子をお前にやると言われたことから、主人公の許嫁になろうとしている。

とまあ、ここまでは普通のキャラである。
このゲームは主人公の性別を選べるのだが、女主人公のプラティにしたとき、シュガレットは本領を発揮する。

初対面でいきなりキスしたり(男主人公の時はしない)
わたし女の方でも大丈夫ですとか、男とか女とかそんなことは関係ありませんとか言ったり、
プラティのことをダンナ様呼ばわりだったり、ラスボス戦前にこれが終わったら結婚式ですねとか言ったり。
後に発売された小説版ではプラティとシュガレットのコンビが主役なのだが、
小説の一番最初からいきなり挿絵付きで女同士で夜這いかます始末。

これによって、クラフトソードシリーズが百合ゲーとなった原因とか元凶と言われるのであった。

ちなみにサモンナイト10周年記念壁紙では、一番手前の位置でプラティに抱きついていた。
さすがシュガレット、歪みねぇな。


●りぜるど【リゼルド】
サモンナイトの外伝作品であるアクションRPG、サモンナイトエクステーゼの登場人物。

白夜という組織に属する機械兵士でメインキャラの一人なのだが、いかんせん他のメンバーに比べて空気。
何故なら、OPで戦闘シーンがあったのに本編内では戦闘シーンなしだったり、他のメンバーに比べてイベントが少なかったためである。
活躍といえば主人公を進ませるために「ここは俺に任せて先に行け」をやるときくらいと、あまり目立たないキャラであった。

しかし、サモンナイト4でおまけのやり込みダンジョンである無限回廊の一番奥で、他の白夜メンバーと共にまさかの再登場。
しかも、プレイヤーにトラウマを植え付ける程の強さを備えて、である。

原因は彼の必殺技、リゼルドバスターである。
この技はMP消費が激しいため、乱発はしてこない。
だが、射程が直線方向無限で貫通攻撃、距離による威力の減衰無し、という数ある必殺技の中でもトップクラスの性能を誇る。
そのためリゼルドの直線方向にキャラ数名配置すると、必殺技で一瞬にして葬られてしまう。
これにより多くのプレイヤーを撃沈してきた。

PSPリメイク版サモンナイト4にて、一度倒した後にリゼルドを仲間に出来るようになった。
だが、リゼルドバスターの性能は、敵として戦ったときと変化はないのであった。

MPの少なさも、MPを他人に譲渡するスキルを使えば解決し、1ターンに2回仲間を行動させるスキルも今作には存在する。
本人の能力の高さも加わり、あらゆる要素がリゼルドを怪物級のキャラに進化させた。
ほとんどのマップでボスを「こんにちは、死ね!」と瞬殺出来たり、場合によっては一歩も動かずに撃破したり。
故に、プレイヤーからは「リゼルドバスター、相手は死ぬ」「チート乙」などと言われるように。
砲撃型の名は伊達じゃない。



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